15's eyes
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2003年11月30日(日) 価値観の押しつけはキツイんだよ

高校時代の友達Yちゃんと先週の水曜日に会った。

校種は別なものの、Yちゃんと私は同業。
違う町で働いているYちゃんが研究会出席のために
やってきたのだ。

夕方時間をやりくりして、私はかけつけた。
同じく友達のNちゃん(かなり前の日記に出てきたかな)も
勉強会を抜けてやってきた。

私たちは、カフェで久しぶりの甘いものに舌鼓を打って、
近況報告なんかをした。

週の半ばにこういう息抜きの時間があるなんて、
幸せなことだ。
やっぱり時間はつくってでも遊ぶべきだ
なんて思っていたんだけど…


話はうーむ
雲行きはあやしく、
帰る頃にはちょっとがっかりした気持ちになってしまった。


もう、10年以上ものつきあいになる友達なんで、
お互いのよさも悪さも知ってる仲なんだけど、
やはり人というのは、
年月の中で、
過ごした環境の中で、
微妙に変化してゆくみたい。


私がなににがっかりしてしまったかというと、
Yちゃんの決めつけた物言いだった。

わかってる
彼女にそんな悪意はないってね。

小規模校で新卒間もない頃から
大量な仕事を引き受けて、
ばりばりこなしてきているYちゃんは、
尊敬に値する。

私なんて
ある意味研究に没頭できるような学校で、
ぬくぬくと働いている身だから、
いつもYちゃんの話を聞くと頭が下がる。

しかし、
使えない新卒の子のプライベートな噂を愚痴るのはどうなんだろう。
いやぁ、
聞けば聞くほどいい年して「やだぁ」なんて言ってる女の子っぽいから、
よっぽど使えなくて腹立たしいかもしれないんだけどね。
気心の知れてる私やNちゃんの前でだから、
言うんだろうけどね…


一挙一動けなすことはないんじゃないかと
思った。

うーん。
ちょっと聞いていてあんまり良い気はしなかった。


さらに、
これには、前段があるのだけど、
Yちゃんはいつも再会すると、
決まって「結婚はいつするの?」と言ってくる。
それは、ゼンゼンかまわないの。
だって、仲良しだし、Yちゃんも旦那さんと
結婚するまではいつもいろいろと話してきた仲だったし。

ただ、いつもいつも
「好き、キライはどうでもよくって、
楽な相手と結婚するのが一番よ。」
と力説されるのには、
ちょっと辟易している。

私が、
「今の彼のことは、尊敬しているし、
私はたぶん、どんな小さいことでもいいから、
尊敬できる人とじゃないと一緒にはいられないと
思う」と頑張って言ってみても、

さっくりと、Yちゃんは否定する。
それはきれい事だといわんばかりに、
「楽な方がいいんじゃない?」
とまだまだ青いわねという表情を浮かべられる。

まぁ、最初の1.2回は戦ってみたものの、
所詮未婚の私に結婚生活を語らせたとしても
夢物語に近いんで、
「そうなんだぁ…」と最近は流すようにしていたものの…。


なんと、今回は、
「どうしてもそれを二人に言いたくって。」
と、わざわざ再び、
「好き嫌いはどうでもいいから、楽なのがいちばん。
そういう人を選びなよ。」
という説をとくとくと語るじゃないの。


はー
またか。

と思ったものの、Nちゃんはこの話を初めて聞いたらしく、
神妙な顔をしてしまったじゃないの!


あら〜

Yちゃん、
Nちゃんは私以上にまだ純粋に、
「好きな人と生活すること」に
夢を持ってる人なんだからさぁ…
もうちょっと言い方を考えなくちゃ…
好きとかキライとかどうでもよいって
斬りすぎだから!!

「まぁ、そういう考え方もあるよね。」
なんて、話題を変えようとしたけれど、
もう手遅れだった。


Yちゃんを見送った
帰り道、Nちゃんは、
「私には衝撃的な話だった」
と言い出すではないの。


私はあわてて、
自分の考えを言った。


「何が決め手かって、それは人それぞれだって思うよ?
経済力が一番の人もいるし、
食べ物の好みが合う人が一番だっていう人もいるし。
Yちゃんは、楽が一番っていうのも、
Yちゃんがそう思ってるんだけで、
Nちゃんの1番になるかどうかなんてわからないじゃない?
それでいいんじゃないの?」


するとNちゃんは、
「15は大人だねー」
と言った。


ちがうのようぅ!!


実は初めて聞いた時には私もけっこうしょんぼり
したんだって。


こいつが現実なの?ってね。


あぁ、でもそれは違うって。
だって、
それじゃぁみんな型どおりの価値観で、
型どおりの幸せになっちゃうじゃない?って。


なぜその職業を選んだの?という理由と同じように、
なぜその人と生きていくの?という理由も
みんな人それぞれなんだと思う。
正解なんてない。

そして、
何よりもその人のそばにいる理由なんて
きっと移り変わってゆくもので、
きっとYちゃんだって最初から、
今の理由じゃなかったのかもしれない。
そして、
私だって、今はそうじゃなくても、
「好き」や「尊敬」が一番じゃなくなるかもしれない。
でも、
その時その時の自分の価値観を信じていけばそれで、
いいんじゃない?


まぁね。
でもね。



私はYちゃんの言葉に既に免疫を受けているから
こうやって自分は自分だと考えられるだけであって。


やっぱりよくある適齢期といわれる前後なんで、
何度も人の言葉に流されて、
環境にも流されて、
血迷った考えをしていたんだって。



けれども
Nちゃんは次の日メールで、
「未だショックから立ち直れず…」
って送ってきた。

まったく。

デリケートな独身女には、
もうちょっと優しく現実を語ってよね。



2003年11月29日(土) 相手がほしい事前情報ってどんなもの?

仕事もプライベートも書くことはまぁまぁ
あるんだけど、
書く気力よりも眠気がまさってたので、
さぼっていた今日このごろ…

えーと今日は仕事の話。
ちょっと専門的な話を書くんで
つまんない人は明日読んで。
明日は、プライベートなこと書く予定だから。


来週いよいよ
ほぼ1年やってきたことを
見ていただく授業をやるんで、
その準備なんかでハードな毎日。

それを学校の先生の間では、
「研究授業」という。
研究授業っていってもいくつか種類があって、
個人研究→個人研という単独で行っていくものから、
学年やブロックで行っていくブロック研、
全校規模で行う全校研までと幅広い。

まぁ、研究の種類があったとしても
子どもからしてみると何ら変わりない。

参観日と違って、
なじみの先生方や、
知らないおじさんたちがぞろぞろ見にくるわけだけど、
とにかく誰かが自分たちの勉強をみてるんだね
という状況には変わりない。

…それで、私が今回取り組むやつは、全校研。

来年度うちの学校で再び研究会をやるもんだから、
今は、その研究の方向性を探って確かめてる感じの状態。
こういう方向で授業やってるんだけど、
いいんですかね?
とまぁ、デザートの試作品を食べにきてくださいよ
に似た感じかもしれない。


その授業まずいでしょう
と言われるか否か…
うう…不安です


っていうのは、嘘。
実は、対して気にしてなかったりする。


授業の流れ方はもちろん、
板書の仕方から、
発問の仕方、
ヘタすると漢字の書き順までエライ人の中には
チェックしていく人もいるけど、
こういうの何回かやってると、
もう何とでも言ってくださいよという気分になってくる。
重箱の隅をつつくような人はどこにでもいるもんだしね。


むしろ、
今、いちばん気になってることは、
授業をみにきてくれる人たちが
授業を見る上で、
いったい、どんな情報がほしくて、
どんな情報があれば、授業をみやすいんだろう
よりダイレクトな意見を自分に言ってくれるんだろう
ということ。


実際に私と子どもと見にきてくれる人は、
授業の45分間という時間を共有するじゃない?

でも、45分なんて、あっというまで、
単元の一部を切り取ったもの。

そんな短い時間の中で、いったいどのくらい、
日々積み重ねてきてることが伝わっていくんだろう?と思う。
そして、
いったいどのくらい、
相手に意図って伝わるんだろうかと思う。

いや、
日々の積み重ねを45分間でみせるのがプロといえば、
それまで。
野球やサッカーみたいなプロスポーツだってそうだもんね。


そして、限られた時間であるからこそ、
その意図を説明するために、「指導案」という
教材の価値と、教師の意図と子どもの活動
がのった説明書みたいな文書を渡すわけだけど。


でもねぇ、
言葉でどのくらい時間の重みが伝わるんだろうね?


たとえば、
今日初めてこの日記を読んだ人は、
私の今日の分の日記とプロフィールだけを読んで、
私がどういう日々を暮らしているかなんて、
つかみ取れるものなのかな?


ねぇ、どう?


私をもっとよく知るには、どんな情報があったら便利?



きっと私が今、授業で考えてることも
そんな感じ。


研究授業のための授業なんてしたくない。
毎日毎日やってることをただ、
見せるだけ。

じゃぁ、あたり前のように繰り返して、
積み重ねてきてる毎日を
少しでも多く感じてくれるためには、
何を準備しておけばよいんだろう?


きっとそれは、難しいことだと思うんだけどね。


ただ、自分が他の授業研究に参加して、
つくづく思うことは、
事前情報があるかないかで、ずいぶん
当日の授業から見えてくるものに差があるんだよね
ということ。

一度でもその人のクラスに入って教えたり、
その人の授業作りにかかわった後に
実際の研究授業を見るのと、
ただふらっと授業を見るのとでは、
ゼンゼン見る視点が違う。
当然自分の頭の栄養になる具合も違ってくる。


どうせ、授業みせるんなら、
お互いのためになった方がいいと思う。


私もいっぱい言ってもらって、
相手からもよりズバリとした意見を言ってもらう
ためにはどうしたらいいんだろうなぁ…


そういうのずっと考えてるんだけど、
悲しいな。
今回の授業でも間に合わなさそう。

仕方ない。
授業でできるかぎりの力を尽くすよ。

あ。
授業が一番大事かー

いけないいけない。


2003年11月24日(月) ぐるぐる

すごく久しぶりにブックマークをつけているいくつかの
テキストサイトに出かけた。

あぁー
なんというのか、人の日記を読んで
自分の日記が最近どうもくだらなくチープな
文章になってる気がした。


いや、
日記だからね。
自分の日常をつづっているわけだから、
毎日ドラマチックでなくてもよいわけなんだけど。

それに、
誰かに読んでもらって嬉しくはなるけれど、
誰かに褒められたくて毎日書いているわけでも
ないんだしね。


あぁー
でもねぇ
物事を感じる力というものが、
最近鈍っているのかもしれないなぁって思った。


それは、言葉の選び方もそうだし、
考える道筋もそうだし、
どこか鈍ってる…


若さはすりへってゆくものだと思うけれど、
感覚は経験と比例するように、
研ぎすまされてゆくと思ってたんだけどね…


おかしいなぁ…

おかしいなぁ…


リセットしなくちゃいけないっていうのは
わかってるんだけど…


けれども、
あと2週間ほどぶっちぎって仕事を
していかなければならないんで、
ゆっくりものを見つめる時間も、
すきなものをかわいがる時間も
とれそうにないな。


精神的な余裕が、全くナイ。


美しいものを眺めることも、
すきなものをかわいがることも、
ひとつひとつの物事を大事に扱ってゆくことも、
忙しい時だからこそ大切だというのに。


頭ではわかっていても、
それができないよ。


立ち止まって思いなおして、
でも、できなくて、
ため息ついて、
割り切って考えて、
無我夢中で働いて、
そういうの時計の針みたいに
ぐるぐる繰り返し…

時間を示す時計の針は未来に進んでゆくけれど、
私もぐるぐる考えながらそれでも、
未来に進んでるの?


わからないよう
しょぼん


2003年11月23日(日) 映画の話

とっても久しぶりに映画の話
最近みた映画は、
「キルビル」と「マトリックスレボリューションズ」
どちらをみにいけば損しないかと問われれば、
私は「キルビル」を選ぶかな…

いや、
血、だらだら、
首はふっとぶ、
ハンニバル並みの脳の画像あり
で、そういうの受け付けない人は
却下なんだけど。

でも、それ抜きにしたら、
外国人がつくった日本映画と言っても良いでしょう。

そうか。
客観的に日本をパロディにしちゃうと、
まだまだ侍文化で、
こんな感じなのかと思った。

これを観た外国人が、
おー日本のお店って、
日本のヤクザってこんな感じ
なんて思われたらそれは勘違いなんだけどねー

ストーリーとしては、復讐だから、
決してハッピーな話ではないんだけど、
笑えるし。

そう、
この映画は、ちょっと笑えた。
パロディ映画と考えれば、
センスあるなぁって。


久しぶりに恋人と帰りの夕食では、
この映画の話題で持ちきりとなった。
この映画は駄作か傑作かなんて
議論する術もない私たちは、
ただただシーンの一つ一つを思いだして、
笑い合っていただけ。


まぁ、シニカルな笑いを取り払って、
すてきなシーンを言うとすれば、
斬るシーンで一度だけ暗闇をイメージした
青い影のシーンがあるんだけど、
それがね、
いい。


マトリックスはねぇ、
ビデオで復習しなかった私がいけないのかもしれないが、
さっぱりさっぱり
同僚とも話したけれど、
さながらある一部分はスターウォーズみたいな
シーンだった。
あの戦闘のシーンは、
あんなに長く必要だったのかなー
あれは、タイタニックの船が沈んでいく
シーンばりに退屈だった。

あ…私の感性が狂ってる?

しかし、観た人観た人に、
おそるおそる「おもしろかった?」
と聞くと皆一様に、
「…」という感じなので、
やっぱりなんでしょう。


うーん…
ちょっとがっかり。

映画は娯楽と割り切ってストレス解消に
観に出かける自分としては、
あのストーリーを解釈する頭を持ってなかった。
しつれい。

今月はもうちょっと観たい映画があって、
「ブルドッグ」と、
「キューティーブロンドハッピーMAX」と、
「阿修羅のごとく」に行きたいなぁ…

特に、「ブルドッグ」は、
「交渉人」「ミニミニ大作戦」
という二つのお気に入り映画をとってる、
監督が作ってるので、楽しみ。


2003年11月22日(土) アホ親の話

仕事関係の話

久々に保護者にキレた。
もー
なんていうかアホアホアホ!っていう感じ。


まったく、親というものは誰でもなれるんだよね。
なるだけならね。

あたりまえか。

保護者の全員が人格者であれば、
世の中、犯罪が起こらないか〜

私が何にアホかと思って呆れてるかというとね。


ある親たちが、
教師にあだ名をつけて呼んでいるらしいということが
わかったの。
しかもそのあだ名は、肉体的欠陥を指摘してるあだ名。


ここまででもじゅぶん、
「人を傷つける言葉を使ってだめなんだー」
と注意される、思慮分別もない小学生かよ、
と思うんだけどね。
でも、
そこまでなら、まだいい。
まだ、ね。


私の怒りの琴線にふれたのは、
そのことをあるアホ親が、
そのあだ名をつけられた教師の同僚に
「○○先生のこと△△って呼んでいるんですよ。」
ってにこにこ冗談話としてちくってきたことだった。


もう、このアホ親、頭おかしくない?


同僚にそんなことにこにこして言って、
ヘンだとか、間違ってるとか思わないわけ?


同僚は、
「私も何言われてるかって思うとぞっとするよー
やっぱり保護者の中には信用できない人もいる。」
って言ってるし。


はぁ、
親は、自分が言っていることがどれほど、
自分にとってマイナスになっているか
気づいていないんだろうか?

や、
きっと気づいていないから、
へらへらとこんなことを告げ口するんだろうし。


きっと女子中高生時代に先生にあだ名をつけて
呼んでいるのと同じ感覚なんだろうね。


そのへんの精神はいっこうに社会性が身に付いていない、
大人になってないってことなんだよね。

だって、立場を考えてみようよ。
これが、
たとえばその親が、
サラリーマンの営業の職についてるとしてだよ。
取引先の相手に相手先の同僚の悪口を言ってるみたいな
もんだよ?
信用失うでしょう!!


その親は、冗談のつもりでその同僚には、
関係のないことだと思って、ぺらぺらと喋ったんだろう。
でも、
その同僚も同じ現場で働く教師。
たとえクラス担任じゃないとしても、
同じ学校で、子どもを預かっている身分には
変わりないのだよ。

自分の子どもに、
「あぁ、いい年しても悪口言ってるアホ親の
子どもか」とマイナスイメージ
を持たれるかもしれないと、
考えもしないのかな?


でも、幸い、ほとんどの教師は、
子どもと保護者はつながってはいても、
別の人格として、捉えているから、
どんなに保護者がヘンでも子どもに
あたったりはしない。


ただね。
どんなにできた教師でも、
きっと、その保護者そのものへは、
ちょっとは失望するんじゃないかな。


少なくとも私はね。


私は基本的には、
どんな子どもの親たちでも尊敬してる。

だって、子育てという、
自分にはない経験をしている人たちだから。
特に、母親という人々はね。

ある意味先輩というか、
すごいなぁって思ってる。


だから、こういう話を聞くとちょっと悲しくて、
その悲しみが行き場を失って、
必要以上に怒りがこみ上げてくるのかな…


親はどんなに先生のことをキライだとしても、
それを態度で、示してはいけないと思う。
特に子どもの前ではね。

どんなに相性が悪い先生と出会っても、
ある意味子どもに社会勉強をさせるつもりで、
生活させないと。
だって、社会に出たら、
気にくわない同僚や、
上司なんてごろごろしてるわけだしね。


だいいちね。
子ども本人は先生と相性が悪くないかもしれないよね。

ところが、
子どもというのは、非常に忠実だから、
親が気にくわない光線を出すと、
その親の思いが伝染しちゃうのだ。

そうするとどうなると思う?

先生と信頼関係ができない。
その子が一日の大半を費やす学校で
生きにくくなってしまうんだよ。


そして、もう一つ。
その子の前に、
誰か気にくわない人が現れると、
その子も親と同じように、
悪口を言う子になってしまうんだよ。
自ら敵を作り出す子どもになっちゃうんだよ。
だって、親は子どもの見本でしょう?
悪口を言う親の子どもは、
必ず悪口を言うよ。


ねぇ、それでいいの?


いいかげん、
人付き合いの常識を身につけて欲しいよ。


それとも、
今時は既にそんな常識ないのかな?


それじゃぁ、私は、
古代に生きていた人なのかな?






2003年11月16日(日) 本の話と人のこといろいろ

今日から読み始めた
安野モヨコ「美人画報ワンダー」
おおたうにの「うにっき」といい、
私はこういう本も好き。

人の日常をくだいて書いてあるモノは、
リアル感があって好き。

書店で隣に並んでいたのは、
酒井順子の「負け犬の遠吠え」
買わなかったけど、今話題らしいよね。

本によると、
30代、独身、子ナシは、女の負け組という定義。
既婚、子アリは勝ち組なんですって。

結婚しましょうという気分にさせられそうになるって
誰かが言っていた。

まぁ、私は勝ちでも負けでもどっちでもいいや。
シアワセになれたらそれでいいや。

それにしてもどうして、
勝ち組とか負け組とか、
2極化にしたがるんだろう。

人は比較によって自分のレベルや、
シアワセの基準を求めがちだから、
こういう比較しやすい2択をつくりたがるのかな。


2大政党制といい、
比べやすいからって、
なんでも2つにしちゃうのはよくないぞう。

その2つが選ぶべき良質なものかどうか問わないうちに、
選択肢をつくるのはよくないって。

…なんてテストつくってる身としては、
思う。


昨日のつづき。
Tちゃんは結局、
相手の人がその人の上司に説得されて、
「子どもを選ぶから」という理由で別れたらしい。

いつかは結論が出るのだろうと思ってはいても、
それがあまりにも急だと人は調子が狂う。

それはTちゃんにとってもまさに急展開だったようだ。


「なんか疲れた」と電話で言っていた。
「結局男なんてそんなものよね。でも地味にショック。」
とつぶやいていた。


なにせ、あまりにもきれいなせいか、
今まで男がとぎれたこともなく、
初めてフラレたんだから、
ショックだよなぁ…


しかもきっと、
別れのカードは自分がきるのだと
思っていたはずだろうから。


私は、Tちゃんの話を聞いて、
電話を切り終わった後、
Tちゃんもこれで元サヤかなぁと思った。
だって、まだ旦那さんにばれてないらしいし。


それもチャンスかな?と。
すごく安易な考えかもしれないけど、
世間体からすると、
これで今の旦那さんと子どもでもできちゃえば、
また子どもを媒介にして、
仲良し家族に戻れるかもしれないしね。

まぁ、それは、大きな賭だけど。

旦那さんと元サヤにおさまるんなら、
Tちゃんも旦那さんを大切にしないと、
生きていく責任を全うしようと
腹をくくらなくちゃいけないだろうな。



それにしても、
「子どものところに戻る」結論を出した男。
私はその男の奥さんが哀れじゃないかと思った。

だって、「妻のもとに戻る」んじゃないんだよ?
子どもなんて所詮世の中の預かりもので、
あと数年したら、親元からさっさと消えてしまうんだよ?
そうしたら、あとは誰と生きていく?
大切なのは、夫であり、妻であり、
それが原型でしょ?


私がそいつの奥さんだったら、
こんな理由で戻ってくる夫を、
受け入れることなんてできるんだろうか。

あー
だめだな。
子ども産んでないからこういう思考なのかな…
私も子どものために自分のことを愛してない夫と
暮らしていこうとするんだろうか。

それとも自分が好きであれば、
愛情が少ない夫でも暮らしていこうと
するんだろうか。

わからないな。
そういう状況になってみないと。
うーん…


さて、
おそらく今週はTちゃんと飲んで、
今後を聞くことになるんだろうな。


友よ、肌がくすんでないことを祈る。
恋愛ダメージで肌がくすむことほど、
嫌なことはない。


せっかくの美人が台無しよ。






2003年11月15日(土) 浮気の定義

先日話したTちゃんがとうとうあの男と別れたと聞いた。
まぁ、浮気の結末を迎えたということだ。

この話はまだ自分の中でもやもやしてるんで、
明日書こうと思う。

まったく男というのは、
結局は気が小さいというかなんというか。
もう少し上手な切り方というものができないのかな。

ああ、上手過ぎたら、それは男じゃないか。
それに、上手すぎたら、たくさんの女の子を泣かせて、
世の中を悪くするか。


とにかく、Tちゃんがつきあっていた男は、
典型的な妻子持ち男だった。


浮気の話なんだけど、
ちょっとずれるよ。


何をもって浮気?

その判断はきっと人それぞれ。

私は前は、寝たら浮気かなーとか、
いや、恋人じゃない人のことを甘く多く
考えるようになったら寝ても寝てなくても浮気だろうとか、
考えていた。


先日男友達とそんな話しになったんだけど、
彼は私よりも堅い人間なのか、
1対1で飲みに言ったら浮気なんじゃないかと
定義した。

そっか。
そこまでキビシイ人もいるわけだよね。


ホントのところどこで浮気のラインがひかれるんだろう。

ちなみに目の前にある辞書でひいたところ、
「心を移すこと」
ってかいてあった。


むむ…
こころかよ。

こころを移すってことは、
戻さなかったら、
本気なんじゃないの?


まぁ、心を移すと考えるとして。

それじゃぁ、誰が心を移したって決めるの?


「わたしは心を移しました。」と自分が?

それとも

「君は心を移したな。」と恋人が?


たぶん、前の私だったら、
自分自身で心を移したと認めることが、
「浮気」だと定義してた。


でも。

今はちがう、かな…。


私はさらさら浮気だと思ってないつもりでも、
もしも、恋人が
「15は、他の男と出かけただろ。浮気だ。」
と言われたら、
「浮気かも。」と認めてしまうだろう。


恋人の「浮気ものさし」と私の「浮気ものさし」
が違うことだってあるはずだから。


私がちがうよーといったところで、
どう弁解しようとも、
他人の「浮気ものさし」のめもりは、
ずれないと思う。


生きてきて築いてきた価値観をそうそう
崩していけないというのが、
人というもの。



きっと
基準をすりあわせていくのが、
生活をともにするということにつながっていく
ことだと思うんだけどね。


ああ、うまく書けないな…
言いたいことがどうもうまく書けない…

もやもやもやもや


2003年11月11日(火) たびの計画

え、と。

生きてます。


扁桃腺が化膿して昨日あたりまで
かなりひきつってたんですが、
さすがに授業後、職場を早退して、
抗生物質をもらいに病院に行ったところ、
見事にその薬が効いた。

ありがとう。
おくすりよ。


最近何していたかというと、
仕事の合間に現実逃避で旅の計画をたてていた。


マイルがたまってるので、
往復の飛行機がただになるので、
1月に福岡・長崎に行くことにした。

友達が住んでるんで、
一人旅&友達夫婦にご案内してもらう
という日程になりそう。

あ、
ホテルどこにしようかなー
とりあえずおすすめは友達が、
いくつか教えてくれたんだけど、
まだ検討中。

あとは、
短い短い恋人の休みに合わせて、
12月末に二人では初の飛行機を使っての旅に出る。


最近のメールや、デートもほとんど、この相談ばっかり。
私たちはいきあたりばったり旅が得意なんだけど、
さすがに今度の土地は下調べした方が
楽しめそうなんで、
今から資料収集中。


いつ出かけるかとか、
どこにでかけようかとか、
どのツアーパンフにするかとか、
ホテルをどこにしようかとか、
費用はどれくらいかかるかなとか、
もういろいろ話しているけれど、


希望を言い合って
違いを認め合って、
相談できることって楽しいな。


いくつか恋人と旅には出かけたことあるけれど、
旅には好みや生活スタイルがかなり響くので、
この旅行もけっこうおもしろいことになりそう。


違いを楽しめるってことは、
私のものさしでは、すごく大事なめもりかな。

違いを楽しめないっていうのは、
無理してる、欲張ってるってことだと思うから。


2003年11月03日(月) やっとわかった納得した

えーとこの連休は恋人には会えなかった。

私もカゼごほごほ状態&授業研究の資料作りのため
家にこもっていたしね。

それでも、夜ごはんでもどうかなと思って、メールすると
なんと先週会ったせいか、恋人も全く同じ症状のカゼを
ひいている上、週明けの治療の勉強会ということで、
会うのをやめた。


のどいがいがじゃ、
食べるものもおいしく食べられないしね。
これは、お互いカゼ治して会えってことか〜と思った。


最近は会えないの残念だとは思っても、
寂しいとはあんまり思わなくなった。
結局、
今は、お互いがお互いのことに力をつける時期なのかな
って思い始めたからかなぁ。


たまには、
自分で自分を褒めてやってもいいかな。

きっと自分は去年の自分よりも、
恋人のこと信じている。
そして、恋人の良いトコもダメダメなトコも
客観的に考えられるようになってきた。

それでも、なお、
引力のように恋人のそばにいるんだよね。

確か、前の自分は「彼がそばにいる」
「彼が自分を好きだ」という確証が欲しかった。
日記を読み返すとやっぱりそういう時期が
何度も波のように訪れていた気がする。

うん、でもその波がかなり穏やかになってきたかな。


恋人を大切にしてもらいたいのなら、
信じていきたいのなら、

まずは、
自分が恋人を大切にしていけばよいのだし、
自分が恋人のことを信じればよいのだって
ようやくようやく納得したから。

そして、自己責任で恋人を好きでいること。
そのためには、
自分自身の足でたってなくちゃ、
責任はとれない。
恋人によりかかっていたら、
いつか彼のせいにする。
惨めな心配性な自分になる。
責任なんて負えないんだよね。


私はばかだから、
このあたりまえのルールを知ってはいても
守り抜いてはいなかった。


あぁ
でも、これをきちんと学習できたのは、
やっぱり恋人のせいかもしれないな。

この恋人と向き合うことなければ、
気持ちの葛藤がなければ、
手に入れることができなかったはずだから。


そう考えるとね。
一緒に暮らすのも、もうちょっと先でいいかなって。

前に暮らすことを考えたときに、
私は恋人の役に立ちたいって思った。

その方法はどんなだろう?
ベストってなんだろう?

考えるのも面倒だったけれど、
話していく中で、
みえてきたことは、
やっぱり私も彼も相手に対して、
依存しないで、自立していくことで、
好きでいられる関係かなということが
わかってきた。


今の私が一人できちんと立って、
自信がもてる上向きな自分になるためには、
今の仕事にかかってると思ってる。
恋人と暮らす前に、
自分で乗り越えたいことが出てきた。


ムリヤリ趣味を見つけ出す必要もないかなって
思うようになった
仕事中毒になる気もないけれど、
夢中でいられる時間は、結局今は、仕事だとわかった。
仕事したいから、それでいいや。



そうすると、不思議だね。
たまにの連休も、
片づけですら楽しくなったよ。


恋人にも、会えなくても心から、
まずは、体と仕事大切にしてねって
伝えられたの。


そうしたらね。
不思議だな。


ここ最近自分から滅多に言葉にしない恋人
だというのに、
体も仕事も大切だけど15も大切だ。
だからできるだけ時間つくって一緒にいよう。
という甘い言葉が返ってきた。

うー
その言葉だけで、
今はじゅうぶんよ。
シアワセ

明日から、またがんばれる。



2003年11月02日(日) 最近の美容生活

連休2日めのネタというわけでもないんだけど、
しばらく自分の美容のことを書き留めていないので
書くことにする。

最近ますます自分の美容が簡素化になってきた。

ただ、それは手抜きしてるつもりでもなく、
気の持ちようと言うか、
美容美容美容…
と戯言みたいに考えなくなったということかな。
それよりもできること続くことをやってみる、みたいな、
そんな感じ

やってることを書き留めてみると…


1 朝のヨーグルト生活
私はここ数年自分で選べるときには、
糖分が入っているヨーグルトは食べていない。
もう、「低糖」って段階で、
「甘い…」と顔が歪むほど敏感になってしまったので、
専ら砂糖と別になっている大きいブルガリアのみ購入。
腸内の善玉菌をかわいがってやらないとね。


2 野菜ジュース
ついにパワージューサーを買った。
テレビショッピングでやってるじゃない?
にんじんまるごとすりおろせるやつ。
あれ、買ったの。
私はネット通販で買ったので定価よりも
5千円ほど安く購入したんだけど、

これがまたいいの。
冷蔵庫にある野菜と果物で毎日つくってる。
よく使う野菜と果物は、

にんじん、ほうれん草、パセリ、
セロリ、きゅうり、アボカド、
りんご、オレンジ、パイナップル、
キウイ、レモン、トマト

これらを3、4種類適当にまぜてつくってる。
甘みがほしいときは、果物を多めにしてつくってるんだけど、
コップ1杯ににんじんなら1本ほどすりおろすから、
けっこうな野菜の量だよね。
これも腸をよくするせいか、
週末の食事を何食か野菜ジュースのみで生活すると
体がすっきりする気がする。
何よりもいいのは、
その後の食事の時に味覚がするどくなって、
薄味好みになるということがわかった。

とてもお気に入りになったので、
当分作り続けると思うよ。


3 美顔器

えーと、実は今は基礎化粧品をほとんど使ってない。
洗顔料ですら、ぬるま湯洗顔に変えてるので、
使ってない。
使ってるのは、オイルクレンジングだけかな?
もう少し寒くなってきたら乾燥対策として
ミルククレンジングに変えようと思ってるんだけど、
まだシュウウエムラのオレンジ色のオイルが残ってるんだよね。
あと1月はもちそうだし。

…でなにやってるのかというと、
今年の自己投資に、美顔器を買ったんだよね。
けっこう今まで化粧品にお金費やしてきたんだけど、
毎月デパートに通いつめるのもなんだか疲れてしまって、
やめた。
必要最小限でよいかな?と。

それで普段はクレンジング重視にして、
週1で超音波美顔器とイオン導入をしてる。
これで8月から今のところ肌は元気。
毎日しすぎると肌が慣れきってしまいそうだから、
週1またはハードワークの日にあてるぐらい。
あてた翌日は化粧ノリがとってもいいんだよね。
ツヤが自然にでるというか。

顔はそれくらいの間隔なんだけど、
この美顔器は体の方にたくさん使ってる気がする。
何よりも良かったのは肩こりがほとんどなくなったんだよね。
筋肉がどうも柔らかくほぐされたみたい。
脚もむくんだ日にあてれば、速攻楽になるし。
それなりに値段したけれど、
まぁ、頭痛がするほど悩まされていた肩こりと、
自分でもんで「イタタタ…」ってなってた
脚のむくみがとれただけでも、
買ってよかったなぁって実感してる。
やっぱり体は資本だからね。


4  ストレッチ&ヨガ

眠る前と、起きてから軽く体を動かしてる。
運動好きじゃないから、最低限。
ヨガも犬のポーズと太陽礼拝くらいだし、
ストレッチも腹筋と脚力と胸筋をきたえるやつのみ。
きいてるかどうかよくわからないけど、
体がほかほかしてくるから、きいてるってことかな?


まぁ、飽きずにしばらく続いているのは
この4つくらい。
もっと時間をつくって運動でもすれば、
さらにひきしまるかな?って気もするけれど、
いっぱいいっぱいになってしまう気がして、
やっていない。



さて、いつまで続くかな?
続きは何ヶ月か後に。



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