15's eyes
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2003年05月29日(木) 測れる距離と測れない距離

ある人の日記

その人は大好きな恋人と暮らしてるんだけど、
心の距離が最近あいていて寂しいという。


ふつうなら「そうなんだぁ。そういうこともあるよなぁ」と
同感できるかもしれない気持ちだったんだけど、
今の私にはすんなり同感できるものではなかった。



私には昔、自分の実家に1年近く住み着いた男と
暮らした以外は久しく好きな男と暮らしていないから、
そういう感覚がもうわからなくなっていた。




1 距離が離れていて心も離れている
2 距離が離れていても心は結びついている
3 一緒に生活しているが心は結びついていない
4 一緒に生活していて心も結びついている

上の4つの中なら
4が無条件に幸せで2なんかも幸せなカテゴリに入ると思う。


1みたいに、離れて住んでいて、心の距離があいてたら
一番寂しいよなぁ。


別々に暮らしているという、
測ることができる実際の距離よりも
心の距離がうめられないことのほうが
寂しいというのは間違いないとは思う。


離れていても、
心の距離が縮まってさえいれば、
そっちのほうが絶対幸せなのよ。

という考えはきっと、
万人がまるつけをしても、
正解とするだろう。



でもね。


セオリーというか。
道徳というか。


あたりまえの答えを自分の実生活にあてはめたら、
どうなんだろうね?
みんな
みんな
それで納得して過ごしていけるんだろうか?



納得して、
あたりまえに過ごしていけるわけなんて、ないんじゃないの?



最初の話にもどって。

大好きな恋人と暮らしてるんだけど、
心の距離が最近あいていて寂しいというきもちについて。



私は、この日記を読んで、
一瞬、この人は贅沢だと思った。


でも、あなたは結局は毎晩毎朝、
大好きな恋人の寝顔が見られるんでしょう?と思った。
それだけでも幸せなのよと思った。


こんなこと考えて、
とたんにヤな気持ちになったんだけど。


人と自分の幸せを比べてしまったって無意味なのにと。
毎日顔をあわせているからこそ、
感じてしまう悩みだってあるのをわかっているのにと。



けれど。

私の心の中に、
自分が恋人となかなか会えなくて、
不満がくすぶり続けている気持ちを再確認した。
それが私。
今の私。



結局どんな人でも、
どんなにおとなになっても、
どんなに心を鍛えても、
それなりの道徳は頭ではわかっていても、
未熟な心の一部分はかかえたままなのかな。


そんな気持ちと心の中で
みんな毎日戦っているのかな。



私はそうだよ。
いつもそうだよ。
今もそうだよ。








2003年05月26日(月) 後輩に言われた言葉。

飲み会で久しぶりに
「私なんて…」と公言する年下の女の子がいた。


みんな
みんな

私なんてって思うときあるけど。


がんばってほしいなぁと思った。

そうやって、自分のこと
決めつけるの、早いよ。



その子に私が羨ましいと言われた。
そして、その子に「15さん私のことキライでしょう?」と言われた。
「15さんは仕事も出来るし彼氏もいるし。」とも言われた。


わたし。
その子のことぜんぜんキライじゃなかったんだけどな。
どうしてそうやって言われちゃったんだろうな。


もしかして、その子は私とその子が磁石みたいに対極
の位置にいる人間だと思ってたのかな。


確かに、仕事で顔を合わせる人間に私は、
弱みをあんまりみせていないかもしれないけれど。

ここ数ヶ月あまりの忙しさに顔がひきつって人に接してたかも
しれないけれど。


その子より経験年数があるんだから、
仕事の見通しはたつかもしれないけれど。


めぐりあって大好きな
恋人もいるけれど。



あぁ
わたしだって何不自由なく何の悩みもなく生きてるワケじゃぁ
ないんだけどな。


まいにち日記読んでくれてるひとならきっと
「そうだそうだ」と言ってくれるはずだよね?


でも、
私は自分のことを説明するのが面倒くさくて、
「そんなことないよ」と言うだけで、
私もいっぱい悩んでるのよという事実を事細かに話はしなかった。


そうしたら
「15さんはわからない人ですよね。
何を考えているのかぜんぜん見えないです。」と言われた。


そうかぁ

そうきたか。


「何考えているのかよくわからない。」
なんて言葉も昔からよく言われた苦い言葉だった。



私は、誰に対しても心がオープンな方じゃないしな…


自分の本心を自分の大切な人々だけに
わかっていてもらえばいいやというのは、
やはり人当たりが悪い印象を与えてしまうのかな…




2003年05月22日(木) 夢中になれるものって?

クラランス ホワイトプラス-ナイトクリームを買った。
コスメデコルテのナイトプロテクションの後釜にするつもり。
血行促進の効果もあるというこのクリーム。
使い心地はそのうちフォトビューティー日記に掲載します。



私の今年の雑誌に書いてあった占いは確か、
ここ2年ほど恋愛にしがみついて恋愛中心だった生活から
抜けることになるでしょう。それは仕事や、趣味など、
恋愛以外の他のことがおもしろくなるから。
っていうものだった。



確かに。



今の恋人と付き合ってから、
私の中ではどんなにいろいろな物事の円を描こうとしても、
常に恋人がコンパスの針というか、
どんなおむすびを食べてもいつもかじると
中身は恋人の味がするというか
そんな日々だった。



恋人のことが四六時中離れない日々。

もしも。
きっと私の前の恋人がそんな私をみてたら、
「頭がおかしくなったんじゃないか。」
と病院に連れて行ったことだろう。





ところが。
そんなだった私も、
少しずつだけど、
自分自身の変化に気づいてる。



占いがあたった?



彼のことをキライになったわけじゃなく、
好きが減ったわけでもないんだけど、
1日の考える量が少し減った気がする。



なかなか会えなくて、こっそりしくしく泣くという
行為もいつのまにか減った。


彼を忘れて何かをするという時間が増えた。


という気がする。


…それで、私は何をしているんだろう?

たぶん、今は仕事をしているんだろうな。


確かに
仕事はおもしろくなってきたけどさ…




総じて精神的にこれでよかったのだろうと思ってる。




でも。


でも。



私は心の底からこの状況を満足していないって思う。




私が夢中になりたいのは、仕事なんかじゃないわ。



仕事を愛するワーカホリックな女にはなりたくない。
だからといって
恋愛に没頭するラブホリックに戻りたくもない。



最近、心の底にわき出てくる思いは、
今、私が夢中になれることっていったい何なんだろう?
ということ。


昔やってた趣味を再び始めてみることで解決できるの?
何か新しいことを探すの?
それとも今持っている手持ちアイテムを充実させていくことが
答えなの?




私は、この答えを、探してる探してる。












2003年05月17日(土) とりとめもないはなし

今さら、サイドウォークオブニューヨークを観てきた。
NYカーたちの恋愛観とかセックス観が
インタビュー形式をとりながら物語が進んでいく設定。

ストーリー自体に思ったことはたいしてわき上がらなかったので、
あんまり自分の中でヒットしなかったってことだ。
恋愛やセックスについては、
日本もニューヨークも同じ。
世界共通の関心事で
世界共通の価値観が本当の根底にはあるのかもね。

いちばん皮肉だったのは、
やはり不倫を続けて、
結局は若い女の子にも奥さんにも逃げられた男だろう。
天罰が下ったな。

あと記憶に残っているのは、
その男の奥さん役で出てたヘザーグラハムのファッションでしょう。
彼女は不動産会社に勤めているという設定なので、
リアルタイムに活用できる着こなしが観られてよかった。

ところで、映画って、春と秋に恋愛物が多い気がするのは
私だけかなぁ?
冬や夏は長期休みがあるせいか、
アクション大作とかが多いじゃない?

春と秋は、みんなが恋愛したい気分になるんだろうか。


そういえば自分の今までの恋愛を振り返っても
春から夏にかけて恋人と出会ったり、
付き合うことになったりしたことが多かったような。


これはただの偶然??


2003年05月14日(水) 悔しくなるツボ

連日外部での仕事が多くて、
早帰り。

外での仕事の方が早く帰れるなんて。


学校の先生という職業に就いている人々は
スポーツが好きな方々が多い。


仕事の合間にスポーツなんていうことはよくあること。
なんといってもお金を払わずに、
体育館を借りられるし、
道具だっていっぱい揃っているからね。

小太りはいても
おそろしく太っている人がすくないのはそのためなのかな?

やぁ、
よくわからないけど。



あ。
私はチームスポーツは専ら観戦のみ。

自分でするのはきらい。


ここらへん、
性格でるのかもしれないけど、
ボールゲームとか、
ラケット競技とかニガテ。


一人で走るマラソンとかは好き。
く、暗いかもしれないけどさ。


そういうわけで、
職場の人とスポーツするのはあんまり
好きではないのだった。


しかし。
年齢のカテゴリの中では
この職場でまだまだ若い部類に入るので、
強制参加…


はー


そこで、先日もわかものとして、
スポーツのつどいに参加してきたのだけど。


わたしよりも若いK先生と一緒に
あるスポーツの試合をしたのだけどね。

わたし&K先生のペアは弱っちく、
ことごとく相手チームにやられ続けた。

そこで、私が「せめて1ポイントはとろう。」
とかけ声のつもりでいったところ、
K先生は、
「はい。でもくやしいですね。」
とぽつりと言ったのだった。









くやしい!???




私はびっくりした。
K先生の「くやしい」って言葉が
めちゃくちゃ印象的だった。


そうか。
そうか。
くやしいんだ。


こういうとき、
くやしくなるんだ。


わたしは?


え?


わたしは?



私は相手チームのサーブをうけながら考えた。


*そもそもここで思考に入ってる段階でアウトなんですが。



わたし。


くやしくなってないんだけど。



私はまぁ、こんなもんかと思っていたので
さっぱり悔しい気持ちになっていなかった。
そんな気持ちとは、ほど遠かった。



試合は
結局負けちゃったのだけど、
私は試合が終わってからも続けて考えた。



「私はどんなときに悔しくなるんだろう?」と。


考えてみれば、小学生の頃からスポーツで負けて悔しくなる
なんて経験は掘り起こしても出てこなかった。


あれ?


そういえば、
そろばんの試験にあと5点で落ちたときは悔しかったな。



研究授業が思ったとおりにながれなかったときに悔しかったな。



人に嘘つかれたりしたときは、「悔しい」っていうより、
「ざんねん」とか「かなしく」なるからちょっと違うよなぁ…



…というふうに自分の悔しくなるときを洗い出して、
整理してみたところ、自分が興味のあることで、
自分自身によって成果が至らなかったときに
わたしは「くやしく」なるらしかった。


そうかそうかなるほど。


きっとK先生は運動すきだし、試合に燃えるタイプで
試合で自分の実力を出し切れなかったり、
実力がたりなかったから悔しくなったんだわ。

わたしは同じ試合にでてもその試合に興味のない
参加者だったから悔しくなかったんだわ。


ふむふむ
そうかそうか。

ひとによって悔しくなるツボは違うんだわ。


私は他の人の試合を観ながら、ひとりで納得した。



考えてる前に
強くなるよう練習しろよと
同僚に言われそうだな。




2003年05月13日(火) ともだちは教科書

まったく。
久しぶりの友達に会うと、いろいろなことを教えてくれる。

巡り合わせなのかなんなのか、
最近は、仕事やプライベートで久しぶりの人によく会ったり、
メールがくることが多い。
ちょうど転勤した挨拶状が届く時期だからだろうか。

Oちゃんは、私の古くからの友達だけれど、
なんとしばらく会っていないうちに
同じ彼と3回も復活していたらしい。

私はつい最近の片づけもののときに、
Oちゃんからの手紙を見つけて読んだ。
それは、
Oちゃんから頼まれてOちゃんの彼に貸した仕事の資料を、
郵送で返してくれた時の手紙だった。

「15には元彼がお世話になりました。
ありがとう。」


なんのことはない、資料を貸したお礼だったのだけど、
私が貸した時には、「元彼」ではなくて、
「付き合っている彼」だった。

そっかー
別れたのだね。


そういえば、この手紙いつのだっけ??


えーとえーと
2年前?



そしてその後、私は最近Oちゃんに会った。
「あれー?今どうしてるの?」
「それが、恥ずかしいんだけど、結局あの彼とつきあってるのよ。
3回別れたんだけど。」

Oちゃんは苦笑いしながら言った。



わお
3回もか。


「今回は復活する気はなかったのよ。ホントに。
でも、たぶん私、この彼と結婚すると思う。」




ひょー
なぜになぜに
復活する気がさらさらなかった相手と、復活して、
さらにさらに結婚なんて考えるの??

私は、驚いた。


Oちゃんによると、
3回目に別れたときに、
彼と半年の冷却期間を置いたそうだ。
会えない間、彼はいろいろ考えたようで、
Oちゃんに再度結婚を前提につきあってとお願いしたらしい。

Oちゃんは会えない間、
最初は本当に寂しかったけれど、
自分で自分の楽しみをみつけた。
忙しい彼の休みに合わせるだけだった自分の
生活を変えた。


やっと彼のいない生活に慣れてきた頃の、
彼の告白。


結局OちゃんはOKしたんだけど、
彼の告白の言葉は私にとって
覚えておきたい言葉だった。

「仕事の話は同僚にすればいい
趣味の話はその友達に話せばいい。、
ただ、なんでもない話をする相手が欲しい。」


この言葉。
人によっては、
きっと告白とはとられないものなのかもしれない。


でも。
私、この言葉を恋人に言われたら、
きっと心の中に幸せの波紋が拡がると思うわ。


とりとめもない くだらない話を気兼ねなく出来る関係。

それは何を言ってもつながっていられる信頼関係がなりたっているから。
自分が無意識にその人に話したくて、
自分の話を聞いてくれるその人は、
自分の心を占める人だと思うから。


こんな人がいないときっと、
利害がからまない、
飲み屋の人とか、
メル友とかに話すんじゃないかなぁ?


だって、今の私を振り返っても、
仕事の時は別として、
プライベートで
饒舌な時間は彼と過ごしているときに間違いなかった。

話題は泡になって消えちゃいそうなほど、
くだらなく、くだらなすぎて、
友達にも話せない内容のものばかりだった。


あー
そうか。

恋人と、
大事な話は必要なときはもちろんするけれど、
大半を占めるすぐに忘れてしまいそうな
他愛もない話をしていたことが、
どんなに自分の心を潤していたことか。


Oちゃんの彼の言葉を聞いて、
私はそれを実感した。



ホントに。
大人になってから、教科書で勉強することなんて
ほとんどないけれど、
自分が出会う人、
出会った物事で、
どれほど自分が振り返ることができ、
学べるのか。

友達はまさに吸収することが多くて、感謝。



なんか、
今日はキレイすぎる終わり方だな…




2003年05月11日(日) もやもや もやもや

あぁ、今日の休日が終わってゆく…

休みの日は、なんでこう早いんだろ。

そして私は今週末も結婚式でした…


ちょっとちょっと
ちょっと
最近多すぎなんですけどー


まぁ、今回ので一段落つくんですが。


今回の結婚式のことはそのうち書きます。
ちょっと、今書くと
あまりにも重すぎて、
おなかいっぱいで、
消化不良です。


敬語やめ。


書けない…


思わせぶりで嫌な書き方なんだけど、
私が今まで参加してきた結婚式のなかで、
いちばん考えさせられる式で、
その考えもまとまらず、
あたまが整理できないんで、
書けない。

今日、彼とランチを食べながら、
その話を話して、
自分の心がひとまず落ち着き、
晩ご飯を食べながら、
父にやっとの思いで再びその話を吐き、
それでも、少し消化したくらいなのだから。


とりあえず、今日はその話を葬ろうと思う。



…で、今回も大学の同期の子の式だったんで、
集まるメンバーは、ほぼ同じ。


私は先日の日記で書いた女の子と一緒に出かけた。



それでね。



それでね。



わたし、気づいてしまったのかもしれない。



なんか、結婚式も重苦しい雰囲気漂う式だったんだけど、
帰り道にその女友達の言動をみつめるなかで、
私は、嫌な予感がしてしまった。



ひょっとして。



ひょっとして。



この子、浮気してる?



いや。
浮気という言葉遣いが正しいかどうかは別として。
とりあえず、世の中の言葉遣い通りに使うと、
結婚して旦那様がいる彼女が、
他の男と旦那様に内緒で二人きりで約束して、
会っていたら、
「浮気」とか、「不倫」っていう言葉、使われるんだよね?



だったら、たぶん、「浮気」してるのではないかと思った。



それは。
「かもしれない。」というあくまでも憶測なのだけど。



10年来の友達になる彼女の言葉の節々が、
どうしても不自然で、
今までの会話と照合すると、
私は疑わざるを得なくなった。



あー


こんな疑い持つの嫌なんだけどさ。



正直、
彼女の今までの私が知ってる限りの恋愛遍歴を
思い出す限り、
確率的にも浮気の可能性は高い。


ひとって、
今までの経歴で物事を判断してはいけないのだけど。

そういう考え持ってしまう、
私が嫌なんだけど。


「待ち合わせがあるから」と言って
途中で別れた彼女の後ろ姿を
私はぼうっと見送りながら、
「まさかなぁ」と何度も頭の中で繰り返した。


まさかであってほしい
というのは私の願望



恋愛にはどんな形もありうると
今まで思ってきた私だったけれど。

人の恋愛に口出しする気も
今までなかった私だったけれど。


この、今でも残る後味の悪さってなんなんだろう?


友達が浮気しているかもしれないという気がしたら、
どうしたらいいの?


たとえ、事実を確かめても私には、
こうしたらいいという考えがはっきりと
言える自信も立場もあるわけでもないのに。



相談されていない立場だったら、
きっと見過ごすのが一番なんだろうな…。


彼にその話を言うと、
「触れられたくない部分も人にはあるかもしれないからねー。」
と言われた。

触れられたくないこと、かぁ。
友達関係にも、やっぱりあるよなぁって思った。

触れられたくないことが出てくるって、
やっぱり大人の友人関係にはあるのかもしれないなぁと思った。

確かに友達っていくつになっても
個と、個のつきあいだけど、
夫婦や子どもという問題に関しては、
たとえ親友でもずけずけ踏み込むのには、
難しいことだってあるはずだ。


彼の言葉に、「そうだよなぁ」
と思いつつ、
レストランでコップの水をごくごく飲んでも、
なんとも言えないこの口の中のまずさ、
胃もたれしそうな胸の中のもやもやは
消えなかった。

きっとあの結婚式のこともあったから、
ダブルだったんだろうけど。


私は、
彼女が今の旦那さんと不倫しているときに、
最初に彼女にその話を告白された時の
ことを今でもはっきりと覚えている。

あの、
なんともいえない
ふくざつな表情の彼女。



でも、

きっと

今度は私には話してこないような気がする。


なんとなくなんだけど。



このことは、ちょっと私の中にしまっておこうと思った。



あー

ただの勘違いだったらいいんだけど。











2003年05月07日(水) 男友達に一瞬惚れた瞬間

先日の連休にまたしても結婚式があって出席してきた。

今度は大学の友の結婚式。

それで、久しぶりに研究室の同期が集合した。
楽しかった楽しかった。

私が所属していた研究室の同期はけっこう身を固めるのが
早くてもう半分以上が家庭持ちになっている。
こどもはまだな人がほとんどなんだけど。


それで、結婚式の2次会で印象に残った話を。

2次会にはYちゃんがきていた。
私も同期の中では、荒れ模様の恋愛を展開していると
思われているんだけど、私以上に過去、
嵐みたいな恋愛を経験したYちゃん。

今はそんな彼女も結婚3年目。
世間でいう略奪婚をやってのけ、
そこまでしたんだから、
さぞや今もらぶらぶな生活を送ってるんだろう
と思いきや、
Yちゃんは「今はもうただの同居人よー」
と笑っていた。


は?
ただの同居人なんすか?



そうか。
風化していくということはおそろしい…
と、私はいつものように時の魔力にふるえそうに
なったんだけど、
そこで、同期の中では2番目に結婚した男、
Kくんが話に割り込んできた。
「おまえ、それは、空気みたいな存在ってことだろ?
夫婦にとってお互いが気にならない存在になることって
やっていくのに大事なことだろー。」と。


私はKくんが口をはさまなかったら、
おそらく、Yちゃんの嘆きの言葉を誘い出すような
話を投げかけていたかもしれなかった。


ところが、このKくんの言葉で、
Yちゃんは夫との関係に何か新しい位置づけをみつけたのか、
「そっか。まぁ大事なことだよね。
考えてみれば、私、好きなことやらせてもらってる。」
といい、今の旦那さんとの関係を肯定的にとらえたのだった。


なるほどね。
空気みたいな存在か。


恋人同士でも使われるこのセリフ。

でも、きっと一緒に暮らす夫婦が言ってこそ
深い意味を持つんだろうなぁ。


ここからさらにKくんの話は続いた。


「まぁ、おれもいろいろあるけどよ。
外で好みの女の子みつけたって、
結局は、帰る家はここなんだなぁって最近思うよ。」

「あ。それわかるわぁ。」
Yちゃんもすぐに相づちを打った。

「私も、やっぱり老けたくないし女でいること忘れたくないし、
かっこいい人見つけてときめくっていうことは捨てたくないよ。」

「だろー?
結婚したって好みのタイプっていうのはなくなるわけではないし。
でも、それって浮気したいとかそういうことではないんだよな。
結局は相手が一番だっていうことにかわりはないし。」
KくんはYちゃんの言葉に返事した。


なるほどね。
ちょっとほんの一瞬のよそみなのだ。
きっと。


でも、よそ見ってさ。
ホントに見てる対象があるから、よそ見ができるんだよね。

ホントにいつも見つめているもの、
焦点はいつも一番大切な人なのだ。




どんなに寄り道をしても、
結局は、帰巣本能のように自分の家に帰る。
それは自分の居場所があるから。
愛すべき我が家
愛しいひと。



なんだかさぁ。
もっと大人の人が聞いたら「あたりまえのことじゃない。」って
思うのかもしれないけどね。

わたし、大学の頃のKくんよりも
ずっとずっとKくんが大人になったようにみえた。

それは、
「自分が守るべきものや、築き上げていくものを
しっかり知っているんだな。」
って思ったから。


同時に「なかなかよい男じゃないか。」と思った。
惚れたな。
一瞬だけど。


結婚て。
やっぱり、独身の私には見えてない何かが見えるものなのかもしれないな。
器が広がるものなのかもしれない。
Kくんは間違いなく結婚して男としての器を広げたと思う。
大事だと思う誰かと一緒に歩くこと
を自分の生き方の中でプラスに考えてる人だから。
時間でかわりゆく関係をも肯定的に考えていくことって
夫婦には大切だし。
そんな考え方を早くも持っている彼をすごいなって思った。


きっとこれって結婚経験のある男の魅力なんだろうなぁ…
独身の男がこんなこと言ったって説得力小さいもんなぁ…


私もこういう男と一緒になりたいわぁ。
あ。
人のものをとる気はないわ。
さらさら。


願うべきは、
私の未来の旦那様がこういう考えの持ち主であってほしいということだな。
うん。


















2003年05月05日(月) つきあってもうすぐ2年目を迎える頃に気づいたこと

しばらくぶりに自分の恋愛のことを。
以前の恋愛系HPで、
毎日彼のことをかいていたなんて嘘みたいだ私。
よくもまぁ、毎日毎日考えることがあったと
今では思うんだけど、
それは時の経過がそうさせるのか、
なんなのか。


気づくと彼と3週間ほど会っていなかった。
4月は1回しか会っていなかった。
それもようやく都合をつけて2時間居酒屋で飲んだだけ。


や。
メールはお互い一方通行の日がありながらも
毎日なんとかなんとかつなげてたんだけど。


そうやって会っていない中で
ちょっと頭をもたげていたことが、
二人とも会えない状況に慣れてきたのではないかということ

彼も仕事で
私も仕事で、
会えなくて、
寂しいっていう気持ちはあったとしても、
そう思う濃度が「慣れ」というもののせいで、
薄くなってきているのではないかという不安。


事実毎日のメールだって
ラブラブな内容とはほど遠いし。


私もついに
マンネリのやまいに取り憑かれてきたのかな…
と怖々思っていたところ、
彼から先週連絡が入り、
4日と5日出かけるから、支度しておいてね。
というメールが入った。





このひとは、
いつのまに。





や。
きっと計画的な人ではないので、
あわてて宿を探してとったと思うのだけれど、
いつも突然に提案してくる。




それで、この連休は3日は先約があったため、
4日5日と彼と出かけてきた。




マンネリは遠ざかった気がする。


久しぶりにずっと一緒にいて、
私はこの人がそばにいて安心したし、
ツインの部屋をとったにもかかわらず、
当然のように一つはきれいなままにして、
私のベッドにもぐりくんできたあの人がやっぱりすきだと思った。
彼のあまりの寝相の悪さに
夜中に2回ほどベッドから落ちそうになったのは
私なんですがね…。


それでも朝起きて
大好きな人がそばにいるという安心感と
この肌のうるおいはなんなんだろう。



でも、安心は一時のものだった。


やっぱり彼が好きだと自分の気持ちを確認したら、
次は、彼はどうなんだろう?という新しい不安が生まれた。


あー
めんどうくさい。
自分の思考回路…


私は好きだけど、
あなたはどうなの?
以前みたいに、ちゃんと好きだって確信してるの?
病院の通院みたいに
ただ、予約して惰性で会ってるっていう
わけじゃないよね?



私は帰りの彼の車の中で
彼の横顔を時々盗み見ながら思った。



結局私もまだまだ自信が持てなくて
時々言葉で、態度で
この人と正面で向きあって
確かめたい窮屈な女なんだなぁと。



ま。
今回は寸前で言葉を飲み込んだんですが。
そういうの、
1年に1ぺんくらいの希少価値程度でとどめておかなければ。
自分が相手に尋ねられると重たく感じるときがあるしな
と思い直して聞くのをやめた。




けれど、私は帰りに食事した店で、
自分の自信を少し取り戻したのだった。


食事をしながら私が、
「行ったことのないところに連れて行ってくれてありがとう。
すごく楽しいたびだったよ。」
と言ったことがきっかけだった。

彼は、
「なんだぁ、初めて行った場所だったの〜」
と何回か言った。
すごくにこにこしていた。
そのあと彼が行ったことのある、あちこちの土地の話や
しばらく先の夏休みの話をした。



あ。
そうか。



この年になって近隣で未だに過去の恋人と言ったことのない場所
っていうのはなかなか探しにくいものだ。
そんな中で、
私がはじめて行った場所だったっていうことも
嬉しくなる要因かもしれない。

でも、
私がたのしくて、
その気持ちを彼に伝えて、
いろいろたびの計画を考えた
彼も嬉しくてもっと楽しくなったのかな?と思った。


良い関係をつくるためには、
あれこれ思い悩むんじゃなくて、
相手の気持ちを確かめるんじゃなくて、
自分が楽しい気持ちを彼の前でたくさん表現していけばいいのかな、
と思った。


私が彼にそうされたら嬉しいなぁ。
そうか。
忘れてた何か大事なことを思い出せたような気がした。


あんまり会えないけれど、
私はあなたといて、
とてもとても何をしてても楽しすぎて、
幸せすぎること、
これからも伝えていくよ。





帰り際、
車から降りて、荷物を抱えた私に
彼も車から降りてきて、キスをした。




そうそう。
だからおねがい。



それでも時々不安になる私に
態度で言葉で時々でいいから
自分の気持ちを伝えてね。







































My追加
15(ichigo)