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JIROの独断的日記
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2013年09月28日(土) 本も、音楽も、映画も、ドラマも、好きなら繰り返し鑑賞するのです。

◆「あまちゃん」は終わりましたが、ここからが「始まり」です。

NHK朝ドラ「あまちゃん」は、少なくとも私が感じる限りにおいては、脚本、キャスティング、音楽、演出、演技など

どれをとっても、文句が付けないようがない、稀代の名作です。これほど、多くの人に好かれて「アンチ」の声が

殆ど聞こえないドラマは珍しいと思います。


今日(2013年09月28日土曜日)に、最終回の放送がおわりました。

全く寂しくないといえば、ウソになりますが、週刊誌などで、「あまちゃん・ロス」症候群が心配だという声を

意識的にあつめていて、実際そういう方が多いのかもしれませんが、

一応、物語は、完結したけれど、作品そのものは媒体に記録されて残るのですから、それほど寂しがることは無いと思います。

以前、書いたことがありますが、私は、音楽でも本でも、映画でもドラマで、本当に気に言ったら、

何回、どころではなく、何十回でも何百回でも繰り返し鑑賞します。

本は、繰り返し読むもので、年を取ってから読むとまた、新しい発見がある、ということは昔からよく言われますが、

その他の芸術・娯楽作品でも同じ事だと思います。


◆クラシック音楽など、その典型です。

テレビドラマが終わって寂しいという心理からは、いささか見当違いかもしれませんが、

クラシック音楽などは、私達が聴き始めたときには、全ての作曲家は亡くなっています。

バッハなど300年も前の人です。当然、バッハの「新作」を期待することはできませんが、

だから「悲しい」という人はいません。既に残って、演奏され、それが何千回も繰り返されています。

そして、それを聴いても飽きません。本当に優れた作品はそういうものです。


◆テレビドラマとて、同じ事だと思います。

今は、殆どの人気作品はDVDやブルーレイ・ディスクとして発売されますから、何度でも繰り返し鑑賞できるのです。

昔、私が、無我夢中になって観た、毎週日曜日、TBSで山本直純さんの企画、司会による、

「オーケストラがやってきた」というクラシック音楽入門番組がありました。私が小学校5年のころから10年続きましたが、

その当時は録画装置など、この世にありませんし、人気の無いクラシック音楽の番組ですから再放送もありません。

一度見逃したら、永久に観られません。

現在、私がクラシック音楽、特にオーケストラに関して、自分が弾いているわけでもないのに知ったかぶりする知識の

殆どは、実はこの番組で得たものです。二度と見られないから、多分物凄い集中力で、観ていたとおもいます。

しかし、それでも絶対に記憶違いがあるはずで、DVDなどに記録されているのなら、もう一度見たいのですが、

できません。


それに比べたら、「あまちゃん」に限らず、最近の人は恵まれています。気に入った、そして世間でも評判の良い番組は

すぐに、DVDとして発売されます。買わなくても全話、最近のBDレコーダーなら余裕で保存出来ることでしょう。

最終回が終わったのは、事実ですが、既にあまちゃん 完全版 DVD-BOX1は、昨日自宅にとどきました。

11月8日にはあまちゃん 完全版 DVD-BOX 2が、

来年1月10日には、あまちゃん 完全版 DVD-BOX3が発売されます。


今の人にとっては、あまりにも当たり前のことで、有り難みが分からないでしょうが、

DVDやBDやHDDや、VHSや、とにかく「家庭で番組を録画し」たり、「ドラマ全体を収録した媒体で繰り返し見」たりすることが

出来なかった時代を経ている私共の世代からみると、ものすごく恵まれた、便利な世の中です。

好きな作品を(多少、おカネはかかりますが)、何百回でも繰り返し鑑賞できることは、素晴らしいことです。

本と同様に、映画でもドラマでも繰り返し見ると、絶対になにか新しい発見があります。

既に忘れている、最初の頃のセリフがずっと後で再現されていたり、既に他の方が、だいぶ発見なさっていますが、

藥師丸さんや、それぞれに役者さんの台詞の中には、彼らがかつて何らかの映画やドラマで発した台詞をそのまま用いていたり、

ひっかけているもの、様々です。「あまちゃん」の中で「分かる奴だけ、分かればいい」というのがありますが、

宮藤官九郎さんの脚本自体が、そのように出来ています。

ですから、むしろ、感情の高ぶりに流されているいまよりも、繰り返し見ることによって、一層多くの発見が出来る可能性があります。

とにかく、一回見たら、終わりだ。オンエアが終わりだ、というところだけを意識するから、ガックリするのです。

結論として繰り返しますが、全ての分野の優れた(好きな)作品は、何十回、何百回も見るものです。

それをしらないひとがあまりにも多いように感じます。

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