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JIROの独断的日記
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2004年09月28日(火) ファルージャで連夜の空爆。毎日、女性や子供が死んでいる。

●記事:直近10日間の(日本語で伝えられた)イラク戦争の犠牲者はこれだけいます。

◆米軍攻撃で56人死亡 ファルージャ (9月17日)

 

【バグダッド17日共同】国際テロ組織アルカイダとの関係が指摘されるザルカウィ氏の武装勢力に対するイラク駐留米軍の16日夜からの攻撃で、イラク中部ファルージャの病院当局者は17日、ファルージャとその周辺で56人が死亡、45人が負傷したと述べた。死傷者には多くの女性と子供が含まれているという。

 この攻撃について、米軍当局は前日、約60人の戦闘員が死亡したと発表していた。

 米軍は16日夜に続き17日未明もファルージャ付近の武装勢力の拠点を攻撃した。(共同通信) - 9月17日20時33分更新


◆空爆で3人死亡 ファルージャ (9月18日)

 

【バグダッド18日共同】イラク中部ファルージャで17日夜、米軍機が2つの住宅を空爆。地元の病院によると、女性2人を含む住民3人が死亡、女性2人と子ども1人を含む5人が負傷した。

 米軍は同日、国際テロ組織アルカイダとの関連が指摘されるザルカウィ氏の組織のメンバー約10人が集まっている場所を狙って「精密爆撃に成功した」と発表。一般市民が近くにいたことを示す確たる情報はない、としている。(共同通信) - 9月18日16時50分更新


◆<イラク>自爆テロで20人死亡 キルクークの防衛隊本部前 (9月18日)

 

【バグダッド小倉孝保】AP通信によると、イラク北部キルクークの国家防衛隊本部前で18日、自動車爆弾による自爆攻撃があり、少なくとも20人が死亡、16人が負傷した。死傷者の多くは、入隊希望の列に並んでいたイラク人の若者だった。

 イラクでは、14日にもバグダッドの警察署近くで自動車爆弾が爆発して47人が死亡するなど、反米武装勢力による治安当局に対する攻撃が激化している。駐留米軍は、国際テロ組織・アルカイダ幹部であるザルカウィ氏の拠点とされる中部ファルージャへの空爆などで反撃しており、18日の空爆では20人を殺害したという。(毎日新聞) - 9月19日0時24分更新


◆イラク駐留米軍がファルージャを空爆、7人死亡  (9月25日)

9月25日、イラク駐留米軍がファルージャを空爆、7人死亡。写真は空爆後、負傷した息子を抱きかかえる父親 

 [バグダッド/ファルージャ 25日 ロイター] イラク駐留米軍は25日未明、イラク中部のファルージャの武装勢力拠点を攻撃したと発表した。地元医療関係者によると、この攻撃で少なくとも7人が死亡、13人が負傷した。死傷者の中には女性や子供もいるという。

 米軍は声明で、国際テロ組織アルカイダとの関連が指摘されるザルカウィ氏の組織の支持者が集合しているとみられる建物に正確な攻撃を行った、と発表。ただ、この攻撃で一般市民の犠牲者はいないとしている。

 また、バグダッド西部では同日、2カ所で攻撃を受け、米海兵隊員3人が死亡した。

 さらにバグダッドでは、ボランティアに応募するため、車で国家防衛隊本部募集センターに向かっていたイラク人のグループが武装集団に襲撃され、5人が死亡、2人が負傷した。(ロイター) - 9月25日19時55分更新


◆米軍が3度目のファルージャ空爆、死者15人に増加 (9月26日)

 

[ファルージャ(イラク) 26日 ロイター] イラク駐留米軍は26日、アルカイダとのつながりが指摘されているザルカウィ氏の武装組織の拠点とされる中部ファルージャで、過去24時間で3度目の空爆を行った。

  米軍は、市内中心部で会合中の武装組織の約10人が標的だったとしている。現場付近の病院の医師によると、8人が死亡、17人が負傷した。

  米軍による一連の「精密攻撃」による死者は15人、負傷者は30人に増え、女性や子どもも巻き添えになったという。

  米軍は空爆後に相次いだ2次爆発について、「現場がテロリストによって爆発物や武器の貯蔵に使われていた」ことを示すものだと述べた。

  米軍関係者は、ファルージャ市内で米軍の攻撃で死亡したり、米軍に身柄を拘束されたザルカウィ氏の支持者が、ここ4週間で100人を上回ったことを明らかにする  一方、一般市民の犠牲者数は誇張されているとの認識を示している。(ロイター) - 9月27日8時51分更新


◆ファルージャで2人死亡 米軍、連夜の空爆 (9月28日。本日)

 

【バグダッド28日共同】イラク駐留米軍は28日未明もイラク中部ファルージャを空爆、ロイター通信が伝えた地元病院当局者の話では、子供1人を含むイラク人2人が死亡した。

 米軍は声明で、国際テロ組織アルカイダとの関係を米国が指摘しているザルカウィ氏勢力の拠点に対して「精密爆撃」を行ったと発表した。

 イラク暫定政府のアラウィ首相は27日放映の中東の衛星テレビ、アルアラビーヤとの会見で「ファルージャで政治解決できなければ、軍事的解決を図る」と言明。来年1月の国民議会選挙前に情勢が沈静化しなければ、ファルージャで武装勢力の徹底的な掃討作戦を行う考えを強調した。(共同通信) - 9月28日18時42分更新


●この戦争をブッシュ大統領は、正当化しようとしており、小泉純一郎内閣総理大臣は、それを支持している。

◆大量破壊兵器なくても攻撃 米大統領、イラク戦正当化

 

【ワシントン17日共同】ブッシュ米大統領は17日、イラク戦争の大義に掲げた大量破壊兵器が見つからないことに関し「フセイン(元大統領)にはこれらの兵器を造る能力があった。仮に存在しないことが分かっていても同じ決定をしただろう」と述べた。選挙遊説先のノースカロライナ州シャーロットで語った。

  同兵器については、パウエル国務長官が13日、事実上の発見断念を上院公聴会で表明したほか、イラクが兵器開発に着手していた証拠はないとの米紙報道もあるが、大統領はあらためて攻撃を正当化した。


◆<小泉首相>「イラク戦争支持、判断正しかった」(毎日新聞)

小泉純一郎首相は20日、記者団に対し、パウエル米国務長官がイラクでの大量破壊兵器発見を断念すると発言したことに関連して、「イラクは過去に大量破壊兵器を使い、国連決議に反していないと証明しなかった。(イラク戦争支持の)日本の判断は正しかった」と述べた。(毎日新聞) - 9月21日11時40分更新


●コメント:私は、ブッシュ大統領も小泉純一郎内閣総理大臣も戦争犯罪人だと思います。

 

世の人々がイラク戦争の事を考えないのは、映像を見ないからだと思う。インターネット、しかもブロードバンドが普及しているのだから、多くのひとはBBCとかABC(前者は英国、後者は米国の放送局)や、アルジャジーラ(カタールの放送局。中東のCNNと呼ばれる。アルジャジーラを何かの武装集団と勘違いしている人がいるが、違います)の英語のサイトにアクセスしてみるべきだ。

 英語が読める読めないの問題ではない。画像を見るのだ。

 これらのサイトへ行けば、日本の新聞やテレビが載せたり、放送しない、戦争がもたらす惨状を目の当たりにすることができる。動画では、爆撃で大けがをして、或いは大やけどをして、「痛いよ!痛いよ!」と叫ぶ幼子の声が聞こえる。

 そんなものは、出来れば見たくないというのは、誰しも同じだ。しかし、見ないから、戦争の悲惨さがいつまで経っても分からず、何の正当性もない、この戦争を続けているブッシュと、それを支持している小泉という男の非人道性が分からないのだ。

 怖いものは見たくないだろう。が、イラク人は、実際に明日殺されるかも知れない、恐ろしい環境で暮らしている訳でしょう。それにくらべれば、戦場の写真を見る怖さぐらい、我慢するべきだ。

 ブッシュも小泉も、これらの悲惨な映像を見ないようにしているに違いない。

 もし、この悲惨な現状を認識し、それでもなお、この戦争が正しいという人は、人間と云うよりも、悪魔に近いと思うのである。


2003年09月28日(日) 「イラク大量破壊兵器の証拠発見できず」米調査団報告へ ←アメリカ合衆国大統領は全世界へ謝罪せよ

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