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JIROの独断的日記
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2012年12月01日(土) 【衆議院選挙】安倍総裁、すっかり「気分は内閣総理大臣」ですが。

◆お見受けするところ、安倍総裁、もう気分は内閣総理大臣ですが。

何だか、前回総理だった頃よりも、躁状態なのが気になります。以前から思想は過激だし、

憲法の附属法と言われる教育基本法改正案や、憲法改正の手段となる国民投票のやり方を定める

国民投票法を強行採決するなど、独裁的・全体主義的、好戦的で、私は全然、安倍氏の政策に賛同できませんが、

今回、あの異様な躁状態を見ると、果たして冷静な意思決定能力があるのかどうか、という基本的なところが心配です。


◆今回の選挙の問題。各党共通。原発の今後ばかりではなく「福島第一」をどうするのか分かりません。

原発が選挙の最も重要な争点になってはいますが、各党とも曖昧です。

脱原発っていっても、原子力に頼らない電力供給だけ構想を練っても意味がありません。

全国に残っている福島をのぞいても、53の原発の原子炉圧力容器には核燃料が冷却水に浸かった状態で入っています。

いくら運転していなくても、何処かの原子炉の直下を震源とする地震が起きたら、震源の真上の建造物というのは、

耐震構造もへったくれも関係なくこわれますから、福島第一のように、核燃料が環境に対して剥き出しになる。


一刻も早く全ての原子炉を廃炉にするべきですが、それをはっきり言っているのは「日本未来の党」だけで、嘉田由紀子代表が

22年をめどに全原発廃炉を主張し、政策要綱で「大間原発も含めて原発の新増設禁止」などと踏み込んだ。

とのことですが、原発を廃炉にするのは現在東海原発がその作業の最中ですが、2000年に開始し、終わるのが2020年と。

普通20年かかるそうですから、22年って10年で全原発廃炉は無理です。

その他の党は、一応「脱原発」と言わないと、今回の選挙では「票を取れそうに無い」から何かいっていますが、

本気と思えません。

日本の国土がこれ以上放射能で汚染されたら、金融緩和も、消費税も公的年金もTPPも、憲法改正もへったくれも無いのですから、

まず、いまだに処理方法が決まっていない福島第一原発をどうするのか? に言及するべきですし

この問題がまず、最優先課題だ、ということは客観的事実なのですから、それを主張しない政党は問題外です。


◆安倍氏は2007年5月の党首討論で「年金台帳の突合5,000万件を1年で終わらせる」といったのです。

安倍晋三自民党総裁はすっかり、内閣総理大臣になったつもりのようですが、

そうなったら、前回の首相時代、2007年5月、民主党の当時の小沢一郎代表との党首討論で、

「宙に浮いた、年金明細5,000万件を1年で全件突合する」と約束し9月に首相を辞めました。

今回忘れたフリをしているし、有権者も忘れたようですが、あれはその後どうなったのか、

自分が言い出したことなのですから、言及するべきです。


◆北朝鮮拉致被害者の問題への安倍氏の関心が薄れているように感じます。

安倍晋三氏は、小泉内閣の内閣官房副長官や幹事長だった頃は、拉致被害者家族との面会も行っていて、

横田めぐみさんのご両親は、頼もしく感じたようです。今回の安倍氏の提言する政策に北朝鮮による拉致問題

は、含まれてはいますが、記者会見や党首討論での優先順位が、ずいぶん下がっているように思います。

不謹慎ですが、私は日本政府はこの問題に関して、はっきり言えば、ご高齢である横田めぐみさんのご両親たちが

お亡くなりになるまで、何となく、何か進展させようとするフリをして誤魔化そうとしているように見えます。

自国民が他国に連れ去られたというとんでもない問題なのですから、日米同盟、とか集団的自衛権うんぬん、

以前にこの問題に触れるべきなのに、安倍氏にとってはもはや「どうでもよい」ことのように見えます。


◆今の原発は、長期自民党政権時代に建てられたものですから、責任を明確にして頂きたい。

311の後、当時の自民党、谷垣総裁は、福島第一原発事故への菅政権の対応の悪さをしきりに批判していましたが、

元はといえば、今、日本に存在する原子力発電所は全て、政権交替前の何十年にも亘って自民党が与党だった時代に

「絶対安全だ」といって建設してものです。

しかし、実際には、いまさら言うまでも無く、福島第一原発は、東日本大震災の震央から178キロも離れた所に

建っていましたが、地震そのもので既に配管や原子炉建屋、あるいは原子炉そのものが壊れかけていたフシがありますし、

事後の調査で明らかになったところによると、大地震の津波が押し寄せた場合に福島第一は危険だと注意を促す報告が

あったのに、津波で全ての外部電源を喪失し、非常用の電池まで、地下に格納していたので、海水で使えなくなり、

核燃料を冷却できなくなり、あっさりこわれました。

くどいようですが、「原子力発電所は絶対安全」とか「原理力発電所の原子炉建屋ほど堅牢な建築物はない」

などと、長く続いた自民党政権は太鼓判を押していました。

それが、このていたらくなのですから、「安倍総理」が本当に誕生したら、まず、この問題を最優先するべきです。

国土自体が、人の住めない環境になってしまったら、どうしようもないのですから、

この問題を放置して、まず、金融緩和だ、憲法改正だ、という思考自体が間違っています。

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