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JIROの独断的日記
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2011年04月24日(日) これはいつまで続くのか・・・・。

◆地震の後、いつまで経っても憂鬱である。

私は、東京に住んでいるから、地震や津波による直接的「被災」を経験していないが、

今回は、地震による東北地方で犠牲になられた方の数が余りにも多く、

あの、すさまじい瓦礫の山をみると、甘いと言われるかも知れないが、

途方に暮れる。


その上に福島第一原発の問題は一向に進展していない。

政府は、原発は「とりあえず、落ちついた」かのごときコメントを発するが、

ビデオ・ニュース・ドットコム、ニュース・コメンタリー、

今週の福島原発:基本情報の公開なき楽観論には注意が必要

で小出裕章京都大学原子炉研究所助教のコメントを聞くと、

数週間前と全く同じことで、圧力容器に残っている核燃料は既に一部、崩れているが、

残っている部分が崩壊し、圧力容器の下に溜まっている水の中に落下したら、

水蒸気爆発が起きて、圧力容器も格納容器も破壊され、今よりも遙かに大量の放射線が

爆発的に噴出されるであろう、

という話を聞くと、皮肉ではないが、今、日本で地震前と同じ精神状態に戻った人、

あるいは、地震の前も後も大して気持ちに変化が無い、という人がいるとしたら、

私からすれば殆どそれは神秘的である。


地震のことを考えると憂鬱になるが、だからと言って働かない訳にはいかない。

仕事中は、他のことに集中するから、その間はやや、楽である。


だが、時々メディアで見かける
「被災地ではない場所の日本人が普段通りに過ごすことが、被災者支援になる」

というたぐいの言葉には非常に抵抗を覚える。純経済的観点からは

正しいが、そういう問題ではなくて、「被災地のことを考えない言い訳」に見える。

確かに日本全体が慨嘆し、何も生産しなくなったら、どうしようもない。

しかし、倫理的には、辛くても、被災者の方々のことを忘れてはならないとおもう。


そのようなことを考えていると、

普段の心のニュートラルな位置を何処にセッティングしたら良いのか分からなくなる。

それで、ずっと苦しんでいる。

これが、いつまで続くのであろうか。

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2006年04月24日(月) 「脱線事故 周りの言動で心に傷」←「アンダーグラウンド」(村上春樹)がとっくに指摘している。
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2004年04月24日(土) 「独裁者にとって最も恐ろしい兵器とは、何者かが住民たちに正確な情報を提供してしまうことだ」対北朝鮮情報戦略
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