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JIROの独断的日記
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2010年10月28日(木) 【音楽】ベートーヴェンの3大ピアノソナタ「月光」「悲愴」「熱情」

◆今週は本当に疲れましたね。

私は、天候の変化が身体に来ることはあまりないのですが、今週は堪えました。

気温が低くなったこともさることながら、気圧がどんどん下がっていくと、首筋から肩にかけて、

あたかも鉛の板でも埋め込まれたかのように、ガチガチに凝り、すると頭が重くなります。

会社にいるときには、神経を張り詰めているので、さほどでもありませんが、帰宅するなり

疲れが、一挙に噴出し、スーツを脱いで着替える前に、椅子に座って眠ってしまったり、

ブログ更新しようにも、あまりの眠さにどうにもならず、サボったり散々でした。

あるドクターに訊いたら、今週は体調を崩す人が非常に多いとのこと。

皆様、ご自愛下さい。若い人も疲れるでしょうが、50歳の私ぐらいの年代の方、

ご無理をなさいませんように。


◆【音楽】ベートーヴェンの3大ピアノ・ソナタ。すっかり抜け落ちていました。

今まで色々と、クラシックの有名な曲。最も基本的な「名曲」を中心にご紹介しましたが、

オーケストラ曲に偏っています。ピアノ曲ではまだまだ、名曲が沢山あるのですが、

ベートーヴェンのピアノ・ソナタは、ちょっと堅苦しいかな?と思い、無意識に避けていたようです。


ベートーヴェンせんせいのピアノソナタは32曲あります。とりわけ有名なのが、

「月光」「悲愴」「熱情」です(他にも良いのが、沢山あるのですけどね)。

「悲愴」の第二楽章は載せたことがありますけれど「月光」と「熱情」(アパッショナータ)は

どうやら、まだのようです。

これらは、まあ、聴き易いです。昔「ベートーヴェン弾き」として高名だった

演奏は、ウィルヘルム・バックハウス(Wilhelm Backhaus)という人が基本(?)中の基本。

週末は、台風も来るようですし、如何でしょうか?


◆演奏をお聴き下さい。

最初は「月光」です。


ベートーヴェン ピアノソナタ第14番嬰ハ短調作品27の2「月光」 第一楽章



Sonata No. 14 “Moonlight” Adagio sostenuto



易しそうですけど、こういうアダージョとかテンポが遅くて、技術的に特に難しくない、というのは、

「サマになる」ように弾くのが大変です。バックハウスですから、悠揚迫らない堂々とした演奏ですが、

なかなか、こうはいきません。第三楽章は激しい音楽で、そのコントラストがベートーヴェン先生、上手いです。


次は、第8番の「悲愴」です。第一楽章の冒頭、いきなり思い和音で始まりますが、躍動感のあるアレグロになります。

不気味な短調で始まりますが中間は長調になります。盛り上がり方が好きです。



ピアノソナタ第8番ハ短調作品13 「悲愴」第一楽章



Piano Sonata No. 8 Pathetique 1st Movement



第二楽章は、歌詞を付けて歌っているポップス系の歌手がいたと思いますが、非常に美しい。

ベートーヴェンの全てのピアノソナタの中でも最も美しい楽章ではないか、と思います。


ピアノソナタ第8番ハ短調作品13 「悲愴」 第二楽章



Piano Sonata No.8 Pathetique 2nd Movement



綺麗でしょ?ちょっと聴くと易しそうなのですが、旋律を弾くのは右手の5の指(小指)でして、左手と右手の

他の指は、謂わば「伴奏」しているので、全然易しくないです。


最後は「熱情」です。これはですね。「アパッショナータ」と言った方がしっくり来ます。

いや、何故ってことは無いのですけどね、昔から、そうなの。


ピアノソナタ第23番 ヘ短調作品57 「熱情」 第三楽章



Piano Sonata No.23 in F minor, op. 57 Appassionata 3rd Movement



確かに如何にも「熱情」ですよね。悲壮感と激しさの同居。とても美しい。


と言うわけで、ベートーヴェンのピアノも悪く無いでしょう?お薦めいたします。

それでは。

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