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JIROの独断的日記
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2010年03月29日(月) 「地下鉄駅連続爆発は女性2人の自爆テロ、チェチェン勢力が犯行声明」←チェチェンとは何処か、から調べました。

◆記事:地下鉄駅連続爆発は女性2人の自爆テロ、チェチェン勢力が犯行声明(3月29日19時27分配信 CNN.co.jp)

モスクワ(CNN) モスクワ中心部にある2つの地下鉄駅で29日朝起きた連続爆発で、同市のルシコフ市長は同日、

女性の自爆犯2人が関与しているとの見方を明らかにした。連邦保安局(FSB)の情報としている。

自爆犯は列車が地下鉄駅に接近中、被害の拡大を狙って起爆させたとも述べた。使った爆薬は300─400グラムとしている。

ロシア南部チェチェン共和国の独立を目指す武装組織がウェブサイトで犯行声明を掲載したが、真偽は不明。

FSBのボルトニコフ長官は、チェチェン共和国も含まれる北カフカス地方に拠点があるテロ組織の犯行と明言。

初期段階の現場検証を受け、自爆犯の遺体に同地方出身者の特徴が見だされたと明らかにした。

ロシアの緊急事態省によると、爆発で少なくとも35人が死亡、40人が負傷。爆発は最初にルビャンカ駅で発生、

約30分後に同じ路線のパルククリトゥーリ駅で起きた。

チェチェンでは旧ソ連崩壊直前の1991年、イスラム教徒主体の同共和国が独立を宣言、

ロシアは94年と99年に軍事進攻し、交戦が起きていた。武装勢力はその後、北オセチア共和国などでテロを繰り返したが、

首謀者とされる独立派の最高指導者バサエフ司令官が2006年に殺害された後、組織が弱体化したとされる。


◆コメント:テロの背景となる歴史的・宗教的背景を説明したいところですが・・・

説明したいところですが、そもそも北カフカス地方とはどの辺で、更にチェチェンはどこら辺なのか?

多くの方は(少なくとも私は)よく分からない。

とりあえず、その基礎中の基礎から、説明というか自分の覚書の為に書いています。

チェチェンを含むカラカス地方の地図です。

私、GoogleMapとやらの使い方になれていないので、見づらいでしょう?

申し訳ありません。適宜、拡大したり、移動して、ご覧下さい。

青い目印で指している一帯が「カラカス地方です」

その中に、チェチェンも含まれています。

うんと引いて頂くと(広域を表示すると)分かるのですが、モスクワから、随分離れています。


より大きな地図で Caucasus を表示


そしてそのカラカス地方には驚くほど多くの民族がひしめき合っています。

詳しくはウィキペディアの説明をお読み下さい。カフカースこういう具合ですね。



こちらを見るとより詳細な民族の分布が分かります

カラカス地方だけで50種類の言語が存在するそうです。

BBCの北カフカス地方概観には、
ロシアの一部でカフカス山脈の麓の地域である。ヨーロッパとアジアの境界線だと見なされている。

何十もの民族・言語が混在しており、民族同士の揉め事が頻発し、また、モスクワのロシア政府にも、

敵愾心を抱いている。

と(大体そういう意味です)書かれています。

元々これだけ多様性があるのに、旧体制では、「ソ連人」でひとくくりにされてたから、

ソ連の崩壊後は、独立したがる民族が多いのですね。ただし、カフカス地方に関しては、

カフカス山脈の北と南では全然事情が異なりまして、南側のアゼルバイジャン、アルメニア、グルジアの

三つの共和国は旧ソ連から完全に独立したのですが、北側は、
ロシア連邦領の北カフカース連邦管区に属する諸共和国

という扱いなのだそうです(この部分ウィキペディア、丸写しです)。

なるほどね。それで、独立したいというのは分かりますが、改めて言うまでもなく、

テロリズムは民族独立の有効な手段ではありません。


◆テロリストはバカである。

キリスト教、イスラム教、いずれも自爆テロ、つまり「自殺」は認めていないのですね。

つまり、世界は神様が作ったもので、我々ひとりひとりもその「世界の一部」なのだから、勝手に

自分から自分を壊してはいけない、と。仏教は勉強不足でいい加減に書きますが、確か条件付きで可、

なんですよ。でも仏教徒の自爆テロというのは聞きませんね。


テロリストは自爆テロを含めてバカに相違ありません。

今まで何を見てきたのだ?と、いうことです。

アラブ・イスラエル紛争なんて、半世紀以上もテロの応酬が続いていますが何も解決しません。

テロリズムによって、それまで「平和ボケ」していた大衆が「目が覚め」て、テロリストに合流することはない。

今まで世界中で、一体、何千回、何万回のテロが実行されたか分かりませんが、テロリストが自己陶酔しているだけで、

革命など起きませんし、大衆とて、何の罪もない肉親が爆弾で一瞬にして肉片となり飛び散ってしまったのですから、

テロリストに対して恨み・憎悪以外の感情は抱けない。歴史をみてまだわからないのか、と思います。

この前冬季オリンピック終わったばかりですが、次の開催地「ソチ」は、正に北カフカス地方と、

ロシアとの境界ギリギリの場所にあるのですね。何だかテロリストの格好の標的になりそうですが、

大丈夫なのでしょうか。

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