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JIROの独断的日記
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2009年09月02日(水) 民主・鳩山氏「米紙論文、反米ではない」←説明が不十分なのです。

◆記事:民主・鳩山氏「米紙論文、反米ではない」(8月31日22時4分配信 読売新聞)

鳩山代表は31日、党本部で記者団に対し、米国のニューヨーク・タイムズ紙に掲載された鳩山氏の論文が

米国内の一部から批判されていることについて、「決して反米的な考え方を示したものではないことは、

論文全体を読んでいただければわかる」と強調した。

論文は、米国主導のグローバリズムや市場原理主義を批判し、アジア中心の経済体制の構築などを主張している。

鳩山氏は「寄稿したわけではない。(日本の)雑誌に寄稿したものを、抜粋して載せたものだ」と述べた。

論文は日本の月刊誌「Voice」9月号に掲載されたもので、英訳は鳩山事務所で行ったという。

同紙関係者は本紙の電話取材に対し、

「紙幅に合わせて短縮し、いくつか不明瞭(めいりょう)な単語を変えたが、内容で本質的なことが編集で変えられたことは断じてない」と強調した。


◆コメント:鳩山論文掲載までのプロセスがよく分からない。

ニューヨーク・タイムズに「鳩山論文」が掲載され、それを私が翻訳し、日記・ブログに載せたら、

何だか、週明けから(というか特に月曜と火曜だが)、私のブログにしては、ものすごい数のアクセスがあって、

至る所からリンクが貼られたり、転載しておられる方もいて、それは良いのだけれども、

所詮、一素人の翻訳であるから、日本語がこなれていない部分が多く、いささか当惑気味です。

本当は、プロが訳して下さると良いのですけどね。


それはさておき、少なくとも、読売新聞に載った、鳩山氏の「弁明」を読む限りにおいて、

鳩山さん、説明が足りない。

まず、「反米」云々、以前の問題。

「寄稿したわけではない」

という部分。もう少し詳しく話して頂きたい。

私の所に早とちりした(多分)若い人が、

「あれは、日本の雑誌『Voice』に載った鳩山氏の文章を、ニューヨーク・タイムズが勝手に引用して、鳩山さんは、

迷惑しているみたいですよ」と言ってきましたが、それはないでしょう。

もう少し考えてからものを言って頂きたいですね。

著作権に五月蠅いアメリカの新聞、しかも大ニューヨーク・タイムズが何の断りもなく掲載した、ということはないでしょう。

更に、記事には、こう書いてある。
論文は日本の月刊誌「Voice」9月号に掲載されたもので、英訳は鳩山事務所で行ったという。

ニューヨーク・タイムズに載ることを知らなかったのならば、何のために英訳したのか良く分からない。


つまり。私の想像ですけど、多分こういうことですよ。

「寄稿」という単語を「広辞苑」で引くと、
原稿を新聞・雑誌などに載せるように送ること。

とあります。鳩山氏が「寄稿したわけではない。」といっているのは、

鳩山側から能動的にニューヨーク・タイムズに英訳した原稿を送り、紙面に掲載するように頼んだ訳ではない、

ということでしょう。多分、「Voice」に載った鳩山氏の文章をニューヨーク・タイムズの日本特派員が見つけて、

これを、ニューヨーク・タイムズに載せたいのだが・・・

と、打診してきて、鳩山氏が承諾したのでしょう。それならそれで、

ニューヨーク・タイムズから「Voice」の記事を引用したい旨申し出があったので、承諾した

と、言わないといけませんね(最も日本の新聞も原発言をそのまま載せないことが多く、勝手に要旨を記事にしますから、

本当は鳩山さんは何といったかわからないですけど。

ニューヨークタイムズに掲載されたA New Path for Japan を見るとわかりますが

見出しの直ぐ下に、
By YUKIO HATOYAMA

と表示してあるのですから、「寄稿したのではない」というと、「???」状態になりますよ。

何か、段取りが悪いなあ・・・・。

それから、「英訳は鳩山事務所が行った」といいますが、英語のプロが鳩山事務所にいるのでしょうか。

アメリカの大新聞に、間もなく内閣総理大臣になることが確実(掲載されたのは選挙よりも前。26日。)である人物の

政治的思想が載るわけですから、誤訳が原因で、誤解されたら大変です。

私は、ニューヨーク・タイムズの英文を読んで感じたのですが、あれは、プロの翻訳じゃないかな。

天下の鳩山事務所ですから、そういうスタッフがいるのかも知れませんが、

私が英文を個人のブログに邦訳するのとは、社会的影響が違うのですし、アメリカの大新聞に載せる文章なら、

絶対、文法、語法上の間違いがあってはいけませんが、それは初歩的な段階です。

通訳・翻訳の専門家に依頼して翻訳しなければいけません。

私は、「鳩山事務所で英訳した」というのは、

「鳩山事務所が翻訳会社に依頼して英訳して貰った」、という意味じゃないでしょうか。

そうであることを祈ります。

英語国民ってのは、傲慢ですからね。世界中の人間が英語を話せるべきだ、と思っているのですよ。

自分たちは、語学の勉強しないで。

英語が間違っていると、それだけで、アホに見えるのですよ。彼らには。

通訳とか翻訳、或いは通訳者、翻訳者を軽んじてはいけません。

逆にいうと、高度な語学力があるのでなければ、公式な発言は日本語で行って、

それをプロに訳して貰わないといけませんよ。

「反米ではない」については、実際は鳩山由紀夫氏が何を言ったかわからないから、

何とも言えませんが、如何にも曖昧な言葉です。


鳩山氏が「反米ではない」と発言したとすれば、それは、好意的に解釈するならば、
アメリカという国は何もかもダメだといっているのではない。アメリカの市場万能主義と、

アメリカ式資本主義を世界に押しつけようとする「グローバリゼーション」を批判したのだ

という意味であると想像します。

ニューヨーク・タイムズに載った「論文」は選挙前のものですが、

かなりミス・リーディングな要素があります。もう少し様子を見ないと何とも言えないけれど、

内閣総理大臣になった後で、こういう事が重なると、

衆院選圧勝時の、民主党支持率はあっという間にガタガタと下がるでしょう。

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