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JIROの独断的日記
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2009年03月25日(水) 【音楽】恒例のMarch(3月)にはマーチ(行進曲)です。フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル

◆バッハ、モーツァルトも良いですが、たまにはスーザのマーチを聴きましょう。

ここ数年、March(3月)にはmarch(行進曲)です。という日を必ず設けております。

年度末で疲れている方も、ここは一つ、難しいことを言わずに、伝説のフィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルが、木管を加えて、

「吹奏楽」になって、マーチ王、スーザの曲を演奏したのを聴いて下さい。

昨年と同じなのですけれど、昨年は、お薦めCDとしてスーザ:マーチ集を紹介しました。

今ではAmazonでは新品がなくて、中古に高い値がついてます。

そこで、他を調べたら、HMVで輸入盤ですが、もっと曲数が多くて安いのを発見しました。

Marches: Pjbe, Band Of The Grenadier Guardsです。

PJBEは、フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルの略です。そして、Band Of The Grenadier Guardsは、

英国近衛歩兵グレナディア連隊軍楽隊です。この合同演奏です。純粋な金管アンサンブルじゃないけど、

まあ、五月蠅いことをいうのは、野暮でしょう。実によく音が溶け合っています。スーザをアメリカの軍楽隊が演奏すると、

勿論上手いですが、あまりにも景気よく吹きすぎてしまうことがあります。

このCDに収められた演奏はいずれも程良い抑制がきいていて、しかし、マーチの根源である生命力は失われていません。

スーザのマーチをこれほど、「芸術的に」演奏しているのは、非常に貴重です。


◆早速、マーチを数曲。

まずは、「キングコットン」という曲。全米農業博覧会でキングコットンという会社が展示場で演奏するために、

スーザに作曲を依頼したのです。どうぞ。


ダウンロード KingCotton.mp3 (2471.3K)



次は、「雷神」です。


ダウンロード TheThunderer.mp3 (2275.8K)



マーチを連続して演奏するときは、曲によってテンポを変化させないと、聴き手が退屈します。その辺、流石によく心得てます。

やっぱりいいですねえ。「血湧き肉躍る」とはこのことか、と思います。



「ワシントン・ポスト」今も存在するアメリカの大新聞が、「全米小学生作文コンクール」の表彰式で演奏するために、

スーザに作曲を委嘱しました。


ダウンロード WashingtonPost.mp3 (2266.4K)



何だか、元気が出てきます。

マーチの曲の構造は決まってまして、中間部に「トリオ」という、旋律、謂わば音楽の「横の線」を

重んじた静かなところが必ずありますが、今までの演奏を聴くとお分かりと思いますが、その部分が非常に

音楽的で、丁寧です。そのため、相対的に曲の終わりのクライマックスが余計に盛り上がります。


さて、最後は「アメリカの第二の国歌」、「星条旗よ永遠なれ」です。


ダウンロード StarsForeve.mp3 (3138.7K)



アメリカ人ではなくても、聴いていると、興奮します。それが音楽というもので、

「星条旗よ・・・」という曲名でも、音楽自体がアメリカと無関係に素晴らしいからです。

ピッコロ奏者の腕が鳴りますね。


◆フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルのYouTube映像。

マーチじゃないのですが、先日、1970年代に来日したときの映像を見つけたので、見て下さい。

ちょっと、画(え)は粗いですが。

ヘンデル:「シバの女王の入城」「調子のよいかじ屋」


懐かしいですね。35年前、上野の東京文化会館で、私は(この日じゃないですが)、PJBEをこの目で見て、この耳で聴いたんです。

最後は、PJBEのアンコールといえば、これ。思い切りふざけてます。


「ベニスの謝肉祭」



真ん中でトランペットを吹き始めるのが、既に故人のフィリップ・ジョーンズ氏です。

今や世界中にプロとアマの「金管アンサンブル」が星の数ほど存在しますが、それは、フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルが、

金管アンサンブルという演奏形態を確立してくれたおかげです。彼らがいなかったら金管楽器の表現力は世に知られなかったのです。

PJBEはとっくに解散していますが、あの頃ラッパ少年だった私たちにとって、

PJBEは永遠に不滅です。

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