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JIROの独断的日記
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2009年01月22日(木) 【音楽】(サウンド・トラック)ドラマ「王様のレストラン」って覚えていますか?

◆14年前の三谷幸喜作品です。

これは、1995年にフジテレビ系列で放送されたテレビドラマで、

脚本が、今はすっかり大物、「古畑任三郎」などで有名な三谷幸喜さんですね。

テレビで放映されてから14年経った今でもすぐにDVDを入手出来る(レンタルしてないんです、残念ながら)、ということは、

今だに人気がある、というか、多くの方に「もう全て知っているのだけど、もう一度見たい」と思わせる芝居だということでしょう。

多分、三谷さんの最高傑作じゃないでしょうか。

何しろ、舞台は、狭いフレンチレストランのセットだけなのです。ロケは皆無。完全なセリフ劇なのです。

1クール、11話。台詞だけであれだけ面白い芝居というのは、あまり記憶にない。

私はロンドン駐在でしたが、一週間遅れぐらいで日本から、ビデオ(当時、DVDはありません)が日本書店でビデオ貸出をしている店に

届くのを心待ちにしていたのを覚えております。


◆服部隆之氏の音楽が素晴らしいのです。

服部隆之氏とは、祖父上が、服部良一さん(歌謡曲ですね)、父上が服部克久さん(あまりどういう音楽を書いたのか知りません)

に持つ、実に三代続けての作曲家なのですが、ちゃんと芸大の作曲で勉強した人ですね。


多くの方が賛成して下さると思いますが、あのドラマは、それ自体素晴らしいけど、それをより一層引き立てていたのが、

服部隆之の音楽です。1クール、11回のドラマの為に書かれた音楽としてはあまりにも立派でもったい無いぐらい。

何度も書いて恐縮ですが、私は当時海外にいたのに、どうしてもこのドラマのサウンド・トラックが欲しくて、日本に注文したほどなんです。

なんと、これも今でもすぐに手に入ります。DVDは高いけど、CDはまだ、マシでしょう。

王様のレストラン オリジナル サウンドトラックです。

今まで忘れていたけど、きっと若い方なんかご存じないのではないでしょうか。本当はDVDもお薦めですが、

今日はまず、音楽。1曲目。オープニングに使われていた、「勇気」(ホントはフランス語でBon Courage書いてある)という曲です。


BonCourage



懐かしいでしょ? 御存知の方は?ドラマご覧にならなかった方も純粋に音楽として良いでしょ?

次は、これが「王様のレストラン」序曲なんだそうです。原題 "Overture de Restaurant de Roi"



OverturedeRestarurantdeRoi



短いけど、キリッと引き締まった曲です。

次は、これも劇中何度も流れていましたが、「愛すべき客達」です。原題。"Gastranome aimable"。




GastronomeAimable



上手く、ほのぼのとした光景が音で表現されていると思います。

さて、最後、松本幸四郎が演じたのは、「伝説のギャルソン」でした。その「ギャルソンのボレロ」。原題、"Bolero des garcons"。


BoleroDesGarcons



作曲家だから当然ですけど、服部隆之氏は、オーケストラの楽器の特性を、とても良く把握しておられると思います。

タンバリン、カスタネット、トライアングルなど、小さい打楽器の使い方が非常に効果的だし、必要な所ではキチンと決めるティンパニ。

弦楽器の流麗な響き、木管の暖かさ。金管の猛々しさなど。

13年前のドラマの音楽として、埋もれてはあまりに勿体ない、と思って紹介しました。

と言うわけで、音楽だけでも楽しめますので、よろしければ、お聴き下さい。

それでは。

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