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2004年01月22日(木) 「自衛隊派遣を高く評価 米大統領が一般教書演説」←てめえに「評価」する資格はねえんだよ

◆記事:自衛隊派遣を高く評価 米大統領が一般教書演説

ブッシュ米大統領は20日午後9時(日本時間21日午前11時)から米議会の上下両院合同会議で、今年の施政方針を示す一般教書演説を行い、北朝鮮とイランを「世界で最も危険な体制」と名指しで非難、両国に核計画の放棄を強く求めた。

また、フセイン元大統領拘束などイラク戦争の成果を強調。イラク復興に部隊派遣で協力する17カ国の具体名を列挙。日本を英国、オーストラリアに次ぐ3番目に挙げ、自衛隊派遣を高く評価した。イラクへの主権移譲などで国連と協力していく姿勢も示した。

中枢同時テロ後の最重要政策となった外交・安全保障政策で、大統領は核、化学、生物兵器など大量破壊兵器の拡散阻止への決意と、対テロ戦争での実績を掲げ、今年11月の大統領選挙での再選を目指す姿勢をあらためて鮮明にした。(共同通信)[1月21日14時21分更新]


◆コメント:盗人猛々しい(ぬすっとたけだけしい)とはこのことだ。

アメリカ人の傲慢さは言語に絶する。今日の世界の混乱を招いた張本人はアメリカなのである。

アメリカはイラクを「悪の枢軸」と呼び、大量破壊兵器、特に化学・生物兵器を使おうとしている、と非難した。しかし、そもそも、1980年に勃発したイランイラク戦争のときには、アメリカはイラクを支持して、化学兵器を与えていたのである。

イギリスのテレビが入手した米国の機密文書によると、1985年から1989年の間に、米国からイラクに合計14種類の生物物質が入った貨物が輸出されたという。

その中には、炭疽菌が19個、ボツリヌス中毒を引き起こす生物、ボツリヌス菌15個も含まれていた。この輸出は米国務省が支持し、商務省からの許可を得たものであったと番組は報じた。また、イラクはこの他の有害物質も米国から購入し、バグダッドにある原子力エネルギー委員会は、人の遺伝物質や「培養基」用の大腸菌バクテリアも手に入れていた。1983年には何と、今のアメリカの国防長官、ラムズフェルドは、中東特使としてイラクへ赴き、フセインと握手をしている。

つまり、イラクを悪の枢軸と呼ぶなら、そうなるようにそそのかしたのはアメリカ自身なのだ。


◆ウサマビンラディンもCIAで訓練を受けた、元はアメリカの手先だった。

ビンラディンは、サウジアラビアの石油富豪の息子だ。1979年当時、アフガニスタン内戦があって、当時は冷戦構造がのこっていたから、アフガンをはさんで、ソ連とアメリカの戦いになっていた。当初、ソ連が無茶苦茶をやってどんどんアフガニスタンに侵攻していた。アメリカは、これはまずいというので、ソ連に対抗するためにアラブ義勇兵というものを組織した。そのリーダーがビンラディンだった。アラブの名門の出だから、人望を集めやすいということで、アメリカが目をつけたのである。

そして、ビンラディンにテロの技術を仕込んだのは、他ならぬアメリカのCIA(中央情報局)なのだ。しかし、その後アフガン紛争が収束するに至って、ビンラディンはアメリカから「もう、お前に用はない」と切り捨てられた。その憎悪がいまだにあるのだろうといわれている(それだけではないが)。

今、アメリカはフセインとビンラディンを世界で最も危険な人物であるかのごとく演出しているが、二人をそのように「教育」したのは、他ならぬアメリカ自身なのである。世界で最も危険な人間は、間違いなく、アメリカの中枢にいる連中である。

共同通信も、そんなやつらに「高く評価」された、なんて、嬉しそうな記事を書いてはいけない。アメリカに評価されるなんて、国辱なのだ。そして、今まで述べた事実を考えれば、アメリカのために自衛隊を派遣するなどという行為がいかに馬鹿馬鹿しいか、分かるだろう。


2003年01月22日(水) 我慢の大切さと我慢しすぎの怖さ

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