外国為替証拠金取引
JIROの独断的日記
DiaryINDEXpastwill


2003年01月22日(水) 我慢の大切さと我慢しすぎの怖さ

うつ病にかかっていることに気付かずに無理を重ねているのは社会人に多い。一方、メンタルヘルス関係の掲示板を見て回ると、若い人で、これはうつ病ではなくて、単に我慢が足りないだけではないかと思われる例もしばしば見られる。新しいアルバイトを始めて2日目には遅刻し、3日目には無断欠勤、などと書いてあって、さも自分が病気であるかのように書いているのを読むと、少々、腹が立つ。

新しい仕事を始めたら、慣れるまで少しぐらい辛いのは当たり前である。そこは、我慢するしかない。慣れようと頑張って、何ヶ月経っても上手くいかず、本当に辛くてどうしようもないというのならば、まだ、わかるが、三日でうつ病になるとは考えられない。ある精神科医が、自らの数十年の臨床経験で最近感じるのは、人々の我慢する力が非常に弱くなったということである、と書いていたのが印象的だった。

繰り返しになるが、これは主に若い人に関して述べているのであって、社会人になって既に、何年、或いは十数年、年十年もやってきた人はすでに、我慢する能力があることは証明済みだといってよい。そういう人が、最近とみに気分が落ち込む、疲れやすい、食欲が無い。眠れない(寝つきが悪い、途中で眼が醒める。朝早く目がさめて眠れなくなる。)、今まで面白いと思っていた事に興味がもてなくなる。などの兆候を感じたらば、それは、本当のうつ病か、抑うつ神経症である可能性が高い。こういう人には早めに精神科医の診察を受けることを勧めたい。


JIRO |HomePage

My追加