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JIROの独断的日記
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2008年08月31日(日) 「<音コン>14人が第2予選へ ホルン部門」←「毎コン」の季節ですねえ。

◆記事:<音コン>14人が第2予選へ ホルン部門(8月31日18時56分配信 毎日新聞)

第77回日本音楽コンクール(毎日新聞社、NHK共催、特別協賛・三井物産)ホルン部門の第1予選が

30、31の両日、東京都文京区のトッパンホールで行われた。

応募の137人が課題のモーツァルトの協奏曲第4番を競演、西條貴人、竹村淳司ら11氏による審査の結果、

14人が第2予選へ進んだ。第2予選は1日、同ホールで行われる。

第1予選通過者は次の通り(演奏順、敬称略)。

村中美菜(武蔵野音大卒)、北山順子(同)、伴野涼介(東京芸大大学院修了)、中村一男(愛知県立芸大卒)、

安土真弓(東京芸大卒)、浜地宗(東京芸大)、永武靖子(京都市立芸大大学院修了)、日橋辰朗(東京音大)、

池田智美(愛知県立芸大卒)、余村亮太(東京芸大)、金沢未央(東京音大卒)、石川善男(東京音大卒)、

高橋将純(チューリヒ芸大)、根本めぐみ(東京芸大)(注:太文字は引用者による。)


◆コメント:「毎コン」の季節になりましたねえ。

「音コン」と書いてありますが、音楽関係者は皆、今でも「毎コン」といいます。毎日新聞が始めたコンクールだからです。

昔は「毎日音楽コンクール」という名称でした。だから、「毎コン」。今年で77回目。


毎コンのことは随分何度も書いたなあ。ココログよりも、「エンピツ」の方が検索しやすく、一覧性があるので、

自分の日記を「毎コン」で検索しました。その結果です

要するに日本で最も権威のあるクラシック音楽のコンクールです。

「毎コンに出る」というだけで、大変な覚悟が必要となります、というようなことが、

上で検索した記事に、繰り返し書いてあります。

各部門の課題曲、日程、歴代各部門入賞者などは、毎コン公式サイトに詳細があります。


◆昨日(30日)、今日がホルン部門第1予選でした。137名が演奏し、第2予選へ進めたのはわずか14人。

演奏部門は、いつもこんな状態です。

因みに今年のホルン部門の要項です。

ヴァイオリン部門、ピアノ部門だと、応募者が多いからもっと狭き門になる。

第1予選を通過するだけで、これほど大変なのですから、第2予選を通過して、本選に残り、

さらに入賞する、というのは大変な名誉です。


コンクールを受けなければ、プロの音楽家として通用しないということは無いのですが、

かなりのひとが敢えて、自分にプレッシャーを与え、緊張する舞台で自分の実力を発揮できるか。

また、それが人々(審査員だけではなく、最近では本選で一般聴衆が投票する、「聴衆賞」というのがあります)、

つまり、お客さんに喜んで貰える演奏が出来るかどうか、に挑戦します。

毎コンは、音楽を一生の道として選んだ人々にとっては、腕を磨く良い機会なのでしょう。

人を楽しませる、喜ばせる、感動させる。大変な仕事ですね。


◆ホルン部門、第1予選課題曲を、「ホルンの神様」の演奏でお聴き下さい。

今年のホルン部門、第1予選の課題曲はモーツァルトホルン協奏曲第4番第1楽章でした。

録音が半世紀以上前で、音質は良くありませんが、この曲を、カラヤン=フィルハーモニア管弦楽団の伴奏で

ホルンの神様、デニスブレインが吹いた録音があります。気のせいでしょうか、この盤は「レコード」の頃の方が、

音質が良かったように思います。CD化されたのは、どうも音が曇ったようで、今ひとつなのですが、

「再生音」の奥にあるデニス・ブレインのホルンの音。完璧なテクニックを聴いて下さい。

本当に奇跡的です。不世出の名手だと思います。


モーツァルト作曲。ホルン協奏曲第4番、変ホ長調、K.495より第一楽章です。

ダウンロード HornConcertoNo4First.mp3 (7543.7K)



全然、間違えそうにならないでしょ?危なっかしいところが全くない。

これほど完璧にホルンの音をコントロール出来る人は、デニス・ブレイン以外にいないのではないかと思います。

それでは。また。

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