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JIROの独断的日記
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2007年05月30日(水) 「<党首討論>年金支給漏れ、社保庁改革法案で攻防戦」←安倍首相は自分の立場をわきまえていないことが良く分かった。

◆記事:<党首討論>年金支給漏れ、社保庁改革法案で攻防戦

安倍晋三首相(自民党総裁)と民主党の小沢一郎代表は30日、国会内で党首討論を行った。

首相は年金支給漏れの問題について「私は現在の政府の責任者。大きな責任を感じているのは当然だ」と述べ、

自らの責任を認めたうえで、与党が提出した年金時効停止特措法案などにより被害者救済を急ぐ考えを強調した。

小沢氏は社会保険庁改革関連法案と同特措法案の31日の衆院通過を目指す政府・与党の方針に「採決を急ぐ必要はない。

多少時間がかかっても議論が出尽くすまで審議をやるべきだ」と反対した。

首相は冒頭、松岡利勝農相の自殺について「痛恨の極みだ。任命権者として責任をかみしめている」と述べた。

松岡氏の不透明な光熱水費などの問題については「厳しい指摘は私も十分に承知している。

国民の(批判の)声に真摯(しんし)に応えたい」と述べ、今国会で政治資金規正法改正を目指す考えを改めて表明した。

小沢氏は松岡氏の自殺について「死を選ぶならば、国民に事実を明らかにする勇気を持っていただきたかった」と述べた。

小沢氏は討論のテーマを年金支給漏れ問題に絞り、社保庁改革法案を

「特殊法人になり、純粋公務員の身分ではなくなるが、実態はほとんど変わらない。

ちょっとした衣替え、化粧直しにすぎない」と酷評した。

これに対し、首相は「当初、不明なケースは2億件あった。照合しながら5000万件まで絞ることができた」と釈明し、

実態調査を行う方針を強調した。

具体的な救済策を巡り、小沢氏が「確実に保険料を払ったという申し立てを基本的に尊重すべきだ」と迫ったのに対し、

首相は「親方日の丸のように何年も前の領収書を持ってこいという姿勢は取らない。

第三者機関で判断してもらい給付する」とかわした。

一方で、首相は社保庁の実務のあり方について

「現場でどういう労働慣行が蔓延(まんえん)していたのかという問題がある。

かつての国鉄(現JR)労組の問題があり、私たちは改革してきた。(社保庁に対しても)待ったなしの改革を行わなければならない」と強調

。民主党支持の社保庁労組「自治労国費評議会」を強くけん制した。

5月30日21時28分配信 毎日新聞


◆コメント:首相は国政の最高責任者である。

憲法第65条により、行政権は内閣に属する。同時に、66条第1項は、

第六十六条  内閣は、法律の定めるところにより、その首長たる内閣総理大臣及びその他の国務大臣でこれを組織する。

読めば明らかで、首相は行政府たる内閣の「首長」である、と憲法が定めている。

だから、内閣総理大臣は国政の最高責任者である。


◆党首討論を聞くと、安倍首相は自分の立場を本当に分かっているか疑いたくなる。理由その1

冒頭の記事を読んだだけでは分からないが、党首討論の始めの方で、民主党の小沢代表が正しい意見を述べた。それは、

「先週、与党は社会保険庁改革法案を強行採決した。議会制民主主義であるから最終的には多数決原理を取ることに異存はない。

だが、今回の社会保険庁の問題は国民も大きな関心を寄せている。野党は、まだ審議するべきことがあると言ったのに、与党は強行採決した。

納得がいかない。法案は成立していない。もう一度審議に戻す気はないか」

と訊ねた。安倍首相は
「最終的な(採決するか否かの)判断は各委員会の委員長、運営委員がきめることだ」

と答えた。これは、おかしい。

内閣総理大臣は、行政府の長であると同時に国会議員であり、多数党の党首である。

従って、国権の最高機関、国会の本会議、及び全ての委員会の運営で、強行採決という非民主主義的な行為があった場合、

責任がある。安倍首相の答弁は「委員会のことなど知らないよ」と言わんばかりだ。

あなたがすべてに責任を負っているんだ。安倍さん。

なお、社会保険庁改革法案は、全然意味のない法律で、社会保険庁を特殊法人にするということだけである。

今のダメな社保庁の役立たずの木っ端役人を全員クビにして、新たに優秀な人材を雇うというのなら、まだ多少期待できるが、

今の「社会保険庁改革法案」は改革でも何でもない。


◆安倍首相が自分の立場を分かっていないのではないか、と疑う理由、その2

安倍首相のダメぶりを指摘する前に、はっきり記録しておきたいことがある。記事にもあるが、

今、社保庁に行くと、てめえらが記録を無くしたくせに、年金受給資格者が事務所を訪れると、

「30年間、年金掛け金を支払っている、というのなら、領収書をみせろ」

と信じがたいことを言うらしい。盗人猛々しいとはこのことだ。

私は自分の耳で聴いたが、皆さんも出来ることなら、

大臣の自殺、社保庁問題・・・荒れる永田町で安倍首相 vs. 小沢代表!「党首討論」全部

を聞いていただきたい。

安倍首相は、はっきり、

「今後は、『領収書を持ってこい』などということは(社保庁の職員に)言わせません」

と断言した。いいですね?皆さんも覚えておきましょうね?


さて、首相が自己の立場を分かっていないのではないか、と疑うに足る発言は、
「社会保険庁の(体質的な)問題もあるとおもいますよ」

というものだ。

そんなことは、安倍君に言われなくても分かっている。そして社会保険庁で起きた全ての問題の最終責任者は、

内閣総理大臣に帰する。何故なら、内閣総理大臣は行政府たる内閣の首長だからである。

社保庁の問題は安倍晋三氏が内閣総理大臣に任命される前から存在していたのだから、

自分の責任じゃない、と言いたげだ。

違う。

あのね、安倍さん。内閣総理大臣は、部下の起こした問題の発端がいつだったか、とは無関係に、

今現在、実際に問題が起きている以上、その全てについて責任を負うことぐらい分かっているでしょ?。

そんなことも分かっていない安倍氏は自衛隊の最高司令官であり、日本を戦争の出来る国にしようとしている。

そのほか、色々な問答を小沢代表と交わしているが、ネットテレビを見れば分かるが、安倍氏は、

聞かれたこと以外にもベラベラ喋る。それが如何にも「肚が据わっていない」ことを伺わせる。

改憲論者の方。やっぱり、止めた方が良いと思うよ。実際に戦争になったら、

多分、安倍晋三内閣総理大臣はパニック状態に陥り、まともに戦略を考え、決断できないだろう。

ま、百聞は一見にしかず、である。



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