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JIROの独断的日記
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2007年05月29日(火) 「農相の母、泣き崩れる 」←私は他のどの記事よりも、この一行に打ちのめされた。

◆記事1:農相の母、泣き崩れる

松岡利勝農相の母ハルコさん(86)は28日、熊本県阿蘇市の自宅で「自殺ですか?。ああっ」と泣き崩れた。

「ふだんは元気で、二週間ぐらい前に帰ってきたばかりでした。仏壇にも毎日、利勝さんが元気にとお祈りしておりました」

と声を震わせ、涙が止まらぬ様子だった。 [ 2007年05月28日 14:17 速報記事 ]


◆記事2:疑惑抱え突然の死・松岡農相、3日前元気なく「責任痛感」(2007年5月29日3時13分 読売新聞)より、抜粋

記事URL:http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070529icw1.htm

◆2〜1日前

26日土曜日。松岡農相は阿蘇市の実家を訪れた。

幼なじみだった同市議の阿部樹範(たつのり)さん(57)によると、

松岡農相は実家裏手にある父親の墓前で手を合わせた。

実家で一人暮らしをしている継母のハルコさん(86)には、

「体を大事にしてください」と声をかけたという。ハルコさんは「あなたこそ体を大事にしてください」と応じた。

親類などによると、実母は松岡農相が20歳の時に亡くなり、その後実父がハルコさんと結婚した。


◆コメント:「事件の真相」に関して世間は喧しい(かまびすしい)。プロが書いた記事を読まれたい。ただ、言いたいことがある。

松岡農水相が自らの命を絶った背景には、如何なる政治的な背景があったのか、

有名な、きっこの日記(リンク要らないでしょ?)、立花隆氏の「メディア ソシオ-ポリティクス」

田原総一朗が同じ日経ビジネスの田原総一朗の政財界「ここだけの話」で、それぞれの「分析」を書いている。

そちらをお読みいただきたい。ただひとつ、言いたいことがある。

この三人、常識が無い。死者が出ていて、そのことについて原稿を書いてカネを受け取る訳だ。

文章の始めか終わりに、お悔やみのひとことを添えるべきだと思うが。誰もやっていない。

「お悔やみの一言」とは、「謹んでご冥福をお祈り申し上げる」「お悔やみを申し上げる」という言葉である。

全然そういう発想が無いようだ。28日のきっこの日記に至っては、例の如く、「〜今日この頃、皆さん如何おすごしですか」と書いている。

不謹慎だ。


◆御母堂の気持ちを思う者はいない。

記事1と2を読めば分かるとおり、松岡農水相は地元熊本に帰り、

御母堂に暇乞い(いとまごい=別れを告げること)をしている。

「体を大事にしてください」

という言葉から明らかだ。

その時の松岡氏の心中を察すると、あまりに悲しい。

人間はパソコンではない。デジタルではない。0か1か、クロかシロか、善人か悪人か、単純に分類できるような存在ではない。

松岡氏の86歳の御母堂は実の母ではなく、実母は20歳のときに亡くなり、その後、現在のハルコさんと実父が結婚したという。

こういうケースでは、継母には冷たく当たる人間も多いが、ハルコさん(継母)によれば、松岡氏はハルコさんを
「実の母のように大事にしてくれた」

という。偉いじゃないか。だからこそ、記事1にあるとおり、母、ハルコさんも、
「仏壇にも毎日、利勝さんが元気にとお祈りしておりました」と声を震わせ、涙が止まらぬ様子だった

のだろう。

誰もこの年老いた御母堂の気持ちを思わないのか。


◆親の愛はありがたいものだ。

故・松岡氏と御母堂の記事を読んでいるときに、故・遠藤周作氏のエピソードを思い出した。

今や、皆さん他界されたので、いちいち「故」を付けることを省略する。

遠藤さんの御母堂は、まだ、遠藤周作さんと兄上が健在なウチに他界された。遠藤さんは既に「大作家」だった。

しばらくして、兄上(サラリーマンだが、見事な文章力)が遠藤周作氏の子どもの頃からのエピソードを

月刊文藝春秋に書いたことが、ある(勿論、出版社の方から依頼したのだろう)。

子どもの頃、兄は大秀才だったが、周作氏は劣等生で、イタズラをして先生に怒られ、

母親を心配させた。通信簿は当然、良くなかった。

ただ、小学生のあるとき、周作さんが書いた短い「詩」が地元の新聞に載った。

シュッ、マッチ。

ポッ、ケムリ。

タバコ、スイタイナ。


これだけである。

だが、次男の周作さんは一体どうなるのか、と、ずっと心配していた「お母さん」にとって、

この詩が新聞に採用されたことは、天にも昇る心地だったのだろう。

周作さんと兄上が、御母堂の遺品を整理していたらなんと、この「三行詩」が出てきた、という。

つまり、遠藤周作氏の御母堂は、この小さい新聞の切り抜きを財布に入れ、

一生、肌身離さず、大事に持っていたのである!

遠藤周作氏の兄上は、

「これを見たとき、弟は、泣いた。」

と書いていた。その言葉を読むまでもなく、私の両目からもポロポロと涙がこぼれた。

政治家の世界の汚い話は、今は書きたくない。

松岡さん、ただね。お母さんを悲しませたのは、悪いことしたねえ・・・。


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