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JIROの独断的日記
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2005年10月19日(水) 靖国神社は何故問題になるのか 「入門編」

◆神社とはどういうところですか?

 

 普通、故人にお参りするとき、私たちは、神社へ行きますか?

 違いますね。お墓へ行きますね。お墓は普通、お寺にあります。お寺というのは仏教の施設ですね。

 小泉首相とか政治家たちは、太平洋戦争で国のために戦死した英霊に敬意を払うために行く、と、しばしば発言しますね。

 神社とは、「神様」を祭祀している場所なのです。つまり。

 靖国神社は戦没者を神様と見なしているわけですね。人間を神様にしてしまっているのですね

 神様とみなすということは、軽蔑していては出来ませんね。尊敬しているということです。

 それで、国内、国外から色々意見が出る訳です。


◆A級戦犯というのは、戦勝国から見た概念です。

 

 新聞の社説などはよく「A級戦犯が合祀されている」といいますね。

 戦後、東京裁判(極東国際軍事裁判)で有罪になった東条英機を含む25人をA級戦犯というのですが、この概念はあくまで相対的なものです。

 日本が負けたから、戦争犯罪人というのですが、倫理的にはどの国も罪を犯しています。それは、間違いないです。

 そもそも、裁判とは紛争とは関係の無い、中立的な第三者が、当事者双方の言い分を聞いて、刑事裁判(東京裁判も敢えて言えば刑事裁判、つまり犯罪の認定とそれに対する刑罰を確定するための裁判のこと)ならば、無罪か有罪か、有罪ならば被告人にどのような刑罰を課すか、を決める制度です。

 東京裁判は戦勝国であるアメリカが敗戦国である日本の軍人を裁いているので、裁判の本質を完全に逸脱している。

 本当は裁判とは言えないです。

 東京裁判で有罪とされた人たちは「平和に対する罪」、「人道に対する罪」を犯したかどで死刑にされるのですが、それは、アメリカの「勝てば官軍」というだけです。

 連合国(米英)も「平和を乱し」、特にアメリカは、ご承知の通り、広島と長崎に原爆を投下して、24万人もの非戦闘員を殺戮したのです。

「人道に対する罪」がない訳が無いじゃないですか。

 原爆投下を許可したトルーマン大統領は超弩級大戦犯だと思います。その意味で極めてアンフェアです。

 ところが、1951年に締結されたサンフランシスコ講和条約というのがあるのです。

 これで、一応戦争のことはおしまいにしましょう、というような条約です。非常に大雑把に言えば。

 そして、日本は、その11条で極東国際軍事裁判の判決を受け入れることに合意したのです。

 だから、形式というか、合意した以上、戦争犯罪人と連合国が認定した人をそのように呼ばざるを得ないのでしょう。公式な声明として、あるいは新聞報道としては。 


◆外国の意見を無視したとしても、やはり、日本を戦争に巻き込んだ責任はあるでしょう。

 

 我々、日本人が何が腹が立つかというと、あたかも「日本だけ」が戦争犯罪という違法行為をしたような言われ方をするからで、それは確かに不公平です。

 「平和に対する罪」、「人道に対する罪」という言葉を文字通りにとれば、

 アメリカもイギリスも中国も、戦争に加わった全ての国は他国の人間を殺しているのだから、同じように罪がある。

 それは、言っても良いと思うのです。条約がどうあれ、倫理的、道義的な罪は戦争に加わった全ての国に存在する筈です。人を殺しているのだから。

 ただしですね。

 日本国内だけで見た場合でも、東条英機ら陸軍軍人を中心とした、三国同盟締結を推進した人々がいるわけです。

 そして、陸軍に反対するのが面倒になって、三国同盟にOKを出した、嶋田繁太郎海軍大臣などにも、戦争を始めてしまった責任というのがあるとおもいます。

 昭和天皇にも有るとおもいます。

 何故なら、これらごく一部の人たちの決断のせいで、300万人の日本人が死んだのですから。

 戦争に日本を巻き込んだきっかけを作った人を、神社で「神様」にしてしまうのか?という議論。

 そして、それを国政の最高責任者が畏敬の念を持って拝みに行くのはどんなものでしょうねえ?という議論があるのです。

 中途半端で申し訳ないが、くたびれてきたので、今日はここまでで終わります。


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