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JIROの独断的日記
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2002年10月19日(土) 身体に良い事を実践するほど高血圧になる。慈恵医大調査

所謂「健康オタク」には何とも皮肉な調査結果が出た。
 
 慈恵医大健康医学センターが同センターで人間ドックを受けた7000人を対象にして行った調査によると、カリフォルニア大学のブレスロー博士が72年に提唱した「7つの健康習慣」、すなわち、「適正体重を維持する」、「7〜8時間の睡眠を取る」、「朝食を毎日食べる」、「間食をしない」、「喫煙をしない」、「過度の飲酒をしない」、「定期的にかなり激しい運動をする」という7項目があるのだが、これを全て実践していた人の平均血圧が一番高く、実践した項目数が少ない人ほど血圧は下がり、一つしか実行していない人の血圧が一番低く、理想的な血圧値に入っているのだという。

 一方、慈恵医大が提唱する6つの生活習慣、「喫煙しない」、「一日の飲酒量が2合未満」、「定期的に運動」、「小食」、「月6日以上の休日を取る」、「仕事を離れた趣味がある」、については、逆に実行数が多いほど血圧が低かった。

 つまり、ブレスロー博士の7つの項目の実践者は、条件を守ろうと必死になりすぎて、逆に緊張して血圧が上がってしまう、ということらしい。人間の身体というのは、なかなか理屈どおりにはいかない。緊張が良くないからといってストレスが全く無い方がよいかというと、そうでもないらしい。ストレスが少ない単純労働の人は却って寿命が短いという記事を読んだことがある。ストレスが少なすぎると夜更かししてテレビを見たり、酒を飲みすぎたり、ドラッグに走ったりして身体を痛めてしまうというのだ。じゃあ、どうすれば良いのか困ってしまうが、あんまり「健康」を意識し過ぎない方が良さそうだということは、おぼろげながら、分かったような気がする。


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