水城せとな「窮鼠はチーズの夢を見る」 あちこちで大絶賛だったので、購入。…圧倒されました。単純に面白かったって言うより、凄いもん見たって感じ。 流されやすいダメ男に、執着しつづける男。ということで、木原さんっぽい?と思いきや、透明感のある絵柄で、印象が違う。でも、その執着の書き方が、暗いというか痛い。でも、胸にしみる。不思議な読後感でした。 女性が存在感のある、嫌な役で出てくるのも印象的。好きな男の元カノとの対立とか、背筋凍りそう。 「身体の中に隠し持ってる欲望と情熱、それを俺にください…!」の台詞で胸をかきむしられました。台詞が何だか、すごいなぁ。斬りつけられてるみたいな気になる。 レディコミに連載されてただけあって(注:BLです)女性が生々しくて、強かです。 水城さん、初めて読みましたが、心理描写に迫力のあるマンガ家さんですね。綺麗な絵なのに、仄暗い情念漂う描き方が、尾を引く。
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