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2019年07月28日(日)
タオル

昨日、西京極に京都サンガ(サッカー)の試合見に行ったら、タオルを忘れた!
駅で気が付いて戻ったけど、座席にない。
ごみを回収してたスタッフさんに聞いたけど「ない」と言われた…。
映画「天地明察」のエキストラの記念品のタオルなんですよ。
ああああ。
なんでよりによって、大事なタオルを持ってったんだろう!



2019年06月24日(月)
三浦しをん先生トークレポ

2019.6.24、
三浦しをん先生と、書評家・永江朗さんのトークイベントが京都産業大学で行われました。
事前に、メールで質問を募集し、お二人はプリントアウトした紙を置いて、トークされてました。

■「風が強く吹いている」について■
詳細なプロットノートを、スクリーンに映して見せてくださいました。
1〜10区まで20大学、全ての選手のタイム表。
作中に出てこない選手まで、全て設定がある。ある年の箱根駅伝のレースを参考に作成されたそうです。


三浦:細かすぎて、頭おかしいと思われるでしょうけど、電波を受信したわけではないんですよ!
原稿の時点では、主人公の学校は「法慶大学」でした。法政大学と慶應大学を足して。
けど編集さんが『響きがちょっと』とおっしゃるので「寛政大学」に変えたんです。もちろん、私は読み方も計算してつけたんです!
誰がどこの区を走るのかは、実際に箱根駅伝を走った大学の監督にも「俺ならこの選手を一区にするね〜」等と意見を聞きました。
選手が10人しかいないので、往路1区の人が復路10区の付き添い、という風に、選手同士が全員、誰かの付き添いをします。それが時間的に可能なのか? 当時はジョルダンとかネットの時刻表がなくて、紙の時刻表を見ながら計算しました。

永江:「点と線」みたいだよね。

三浦:そうです。時刻表を片手に、清張先生は「点と線」を書き、私はかぜつよを書きました。
ハイジと走は一応仲良くて、ニコチャンとユキも仲良くて、キングは誰とも仲良くはない感じです。

プロットノートにキャラクター相関図がありました。
確かにキングさんは誰ともつながってない。双子と王子、ムサと神童はつながってた。
ハイジと走は「一応」ってつくの、なんでなんでしょうね? 活字倶楽部のインタビューでも「実際はそんなに仲良くない」みたいなことをおっしゃってましたね。
走のキャラ設定に「ハイジさんについていく」ってあって可愛い。
双子の説明で「一人だけに彼女が? 揺れる二人の心」みたいな記述がありました。
プロットノート、アオタケの見取り図の横に、大家さん家が描いてあったんですが、
ニラのイラストも手描きされてて、可愛かった。
必死でノートを覚えようとするも、次々と画面をスクロールしていかれる。
三浦先生が大学職員さんに「そんなに拡大しなくていいです。じっくり見てもらうようなものじゃないし」とおっしゃってましたが、私はじっくり見たいです!!(涙)


三浦:箱根駅伝って1年に1回なので、取材できる量は限られてて、書くのに時間がかかりました。DVDも出てないので、駅伝オタクにビデオを借りました。
書下ろしなので、最後まで書き終わっても、タイトルが決まってませんでした。箱根駅伝を見たら、アナウンサーの人が「風が強く吹いています」と言ってたので「これだ!」と。
母が小田原出身なので、よく沿道で応援してたそうなんですよね。私も箱根駅伝は前から好きで。
ドラマ性があるし、皆、箱根駅伝が大好きだから、私の小説も売れるはずと思って出版したら、売れなかったです(笑)
よく考えたら、関東の大会なんですよね。関西の皆さんは箱根駅伝は見てませんか?
私は裏番組があることにも気づかないくらい、日本人は全員、箱根駅伝を見てると思ってました。
箱根にも取材に行ったんですけど、寒くてお腹を壊して死にそうでした。

永江:作家さんはスポーツする人が多いよね、桐野夏生さんはボクシングとバレエやってるらしいよ。三浦さんはしないの?

三浦:運動したくないです! 絶対に嫌!

永江:このプロットノート、全部手書きなんだね。

三浦:原稿執筆はパソコンですが、取材のメモとかプロットは全部、手書きです。その方が頭が働くみたいです。

風強は、最初にきっちりプロットを決めて書くので、途中でラストを変えることはなかったそうです。
他の作品は、描いてる途中で、ラストが決まってないこともあるそう。
三浦先生が風強のプロットノートを出して話してくださったのは、
京産大の学生さんから「取材はどうしているのか? どうやって小説を書いているのか?」という質問があったからでした。ありがとう学生さん。

席は、関係者席と一般席に分かれてました。
一般席の前の方に座ってたら、開始前に、三浦先生が隣に座らはって、めちゃ緊張しました。
最初は大学関係者の挨拶があって、15分くらいお隣同士でした。うわー。
若々しくて女性らしい方でした。
三浦先生の履いてらしたスニーカーは、風強のコラボ商品(走モデル)でした。ネイルも靴とおそろいの紺色で可愛い。


**********
■かぜつよ以外の話■

永江:『ののはな通信』は書簡体小説ですね。なぜ書簡体で書こうと?

三浦:書簡体なら、相手に情報を隠すことができるというのが興味深いなと。三人称だと情報を隠すとフェアじゃないけど、書簡体なら全部書かないのは当たり前なので。

永江:参考にした本はある?

三浦:無いです。宮本輝さんの『錦秋』や、連城三紀彦さんの作品、書簡体は素晴らしい小説がたくさんあるので、読み返したら、自分は書かなくていいやって思いますから。

永江:『ののはな通信』は、島清恋愛文学賞と河合隼雄物語賞を受賞したんですよね。

三浦:そう。ところで、机に貼ってある肩書なんですけど、なんで『直木賞作家』なんでしょうね? 他の賞でもいいのに。

永江:可愛いだけの女子じゃない、怖い面もあるところが、女子高出身の三浦さんらしい描写です。

三浦:この世に可愛いだけの女子なんていません!

永江:タイトルのつけ方について、質問が来てます。

三浦:連載前に予告を出す時、まだ原稿を書いてなくて、けどそんなことは言えないから『鋭意、製作中です』みたいな顔をして『まほろ駅前多田便利軒、タイトルはこれしかないですね』と伝えました(笑)
『まほろ駅前多田便利軒』は、まほろ駅前で多田って人が便利屋をやってる話だから。そのまんまなタイトルですね。
私はタイトルつけるの苦手ですね〜。『内容そのまんま系』か『本文を読んでから意味が分かる系』(『愛なき世界』など)のどちらかでつけることが多いかな。
『舟を編む』は、私が舟という言葉を考え、編集さんが『編むはどうですか?』と言ってくださったので『いいね!』と。
私は、ネットで自分の本の感想を見るの大好きなんです。鋼のメンタルなので。
……うそです。気にします(笑)
『愛なき世界』は『最後まで読んだけど、タイトルの意味が分からない』って感想を見たんですよ! なぜ!? 私の書き方が悪かったのかしら。
夏目漱石は、合ってないタイトルが多いですよね。それから、門、彼岸過迄、とか。
森鴎外は、中身にぴったりなタイトルが多い気がします。阿部一族、高瀬舟。

永江:ラノベでは長いタイトルが増えたんですよね。『俺の妹がこんなにかわいいはずがない』くらいから。設定を細かく説明しないと、売れない時代なんでしょう。

三浦:タイトルも作品の一部と言いますから。短編は特に。

永江:質問。『取材はどうしてますか?』

三浦:『舟を編む』は、広辞苑と日本国語大辞典の編集部を1〜2回、取材しました。辞書作りの本はたくさん出ているので、本を読んで調べました。

永江:北原保雄さん(名鏡国語辞典を作った人)は『「舟を編む」は正確に描かれている』っておっしゃってましたよ。

三浦:それはありがたいです。『光』は取材してないんですよ。出てくるのも実際に知ってる街で。

永江:次は、装丁についての質問です。

三浦:ハードカバーは『こういう装丁にしてください』とイメージを伝え、装丁家さんも指定することがあります。文庫はお任せですね。

永江:『愛なき世界』はカバーを外した、本体に仕掛けがあるんだよね。

三浦:帯も編集さんが書くんですけど、人によって個性があって、寝言? っていうようなポエム書く方もいらっしゃって(笑)面白いです。

永江:講談社現代新書は、昔、カバー裏にまで文字を印刷してたんだよ! 価格との闘いだね。

三浦:私は本屋さんでジャケ買いすることもあるので、表紙は大事ですね。…あれ? 今の学生さんってもうジャケットが分からないかな? CDで音楽を聞かないですよね。
本文も大事。字組が読みにくいとか、余白が少ないとか、誤植が多いとか、雑に作られた本は『私に校正をさせてください!』って言いたくなります。中身が良いのにもったいない。

永江:次は、就活についての質問です。『Sという出版社を受けたのですが『格闘するものに〇』のK社のような面接でした。私は落ちましたが、主人公のセリフにスカッとしました』。
(※『格闘するものに〇』はデビュー作で、三浦先生自身の出版社の就活体験を書いた作品です)

三浦:許せませんね! それは怒っていいです。圧迫面接をするような会社はいずれ滅びます。間違ってると思ったら、堂々と世に訴えていいんですよ。

永江:他にも『『格闘するものに〇』でS社とK社をこき下ろしていましたが、作家になってから、仕事に不都合はありませんでしたか?』という質問が。

三浦:支障はないです!

永江:三浦さんは就活中に、小説家としてスカウトされたんだよね。

三浦:そうです。出版社の入社試験の作文を読んだ編集さんが『作家になれば?』って言ったんですが、当時は(こっちは何十社と落ちて、この会社に通らなかったら無職なんだ! いいから私を編集者にしろ!)と思っていました。

永江:コネ入社とか、なかったの?
(※三浦先生のお父様は、有名な国文学者です)

三浦:ないです!

永江:7月に川合隼雄物語賞の授賞式で、また京都に来るよね? 『ののはな通信』はKADOKAWAの本だけど、他の出版社の編集さんもぞろぞろ来るの?

三浦:私、そういうの大嫌いなんです! たまに、編集者にベビーシッターやらせたり、引っ越しを手伝わせる作家がいるけど、公私混同じゃないですか?
『物語全体に怒っている雰囲気を感じますが、怒りが創作のエネルギーなんですか?』という質問もきています。その通りですね!

永江:三浦さんって、小説は最初から順番に書くの?

三浦:そうです。小説を書く人にはわかってもらえると思うんですけど、冒頭って肩に力が入って『傑作書くぞ〜』ってなるんです。でも段々、力が抜けてくる(笑)

永江:高橋和巳さんはバラバラに書いてたそうだよ

三浦:私には無理ですね。凄いです。

永江:『愛なき世界』は、主人公たちが最後どうなるかは決めてたの?

三浦:最後、主人公がどういう気持ちか、どういう世界が見えるのかということは考えてましたが、くっつくかどうかは成り行きで。『ののはな通信』は、最後、二人がどういう気持ちになるのかは決めずに書いてましたね。

永江:『ののはな通信』は、最後、世界が広がりを見せて終わるよね。続編を書いてほしい。
ところで、最近読んで面白かった本は?

三浦:最近、本をあまり読んでないんですよね。EXILE一族のDVDを見るのに忙しくて。せっかく『読書の楽しみ』っていうテーマのトークイベントに呼んでもらったのに。

永江:僕が今日、ラジオで紹介したのは『日本人は「やめる練習」が足りてない』(野本響子)です。マレーシアは、学校も部活も仕事も、すぐやめてチェンジするんだよ。小学校に入るのも何歳でもいい。学校の先生もすぐやめる。日本も、いじめで悩むくらいなら、これくらいゆるい考え方の方が良いよね。

三浦:むちゃくちゃ良いですね。しなくていい苦労を強制するって、大嫌いなんです! よく『我慢や苦労が人を育てる』って言う人がいますが、そんなわけあるか!

永江:他には『我らが少女A』(高村薫)。これはまだ発売前です

三浦:合田刑事シリーズですね! 絶対読みます!

永江:高村さんって大阪にお住まいなのに、東京の地理に詳しくて、非常にリアリティのある描写だよね。凄い才能。

三浦:私が面白かったのは『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(ブレイディみかこ)です。
イギリスに住む、日本人&アイルランド人夫妻の息子の話。
イギリスは階級社会。主人公はハーフなので差別されて、でも白人でも自分より貧しいクラスメイトはいて。関係は複雑。
文章がエッジが効いてて上手くて、今の世界の状況を、中学校というフィルターを通してみることができる、優れたノンフィクションです。

永江:最近、中国の作家が日本で人気だね。『折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー』収録の短編が良かった。北京がおりたたみ式になってるっていう設定の短編。
北京の人口が増えすぎちゃって、上流の人はずっと地上に住んでるんだけど、中流・下流の人は、地下をシェアして住んでる。
映像化も決まってるんだ。作者は郝景芳(かくけいほう)。数学か経済学で博士号2つ持ってて、凄い美人なんだよ。
『ノースライト』(横山秀夫)も良かった。建築家の話。横山さんだから、どんな惨劇が待ち受けてるのか…とドキドキしたけど、良い話だった。
ドイツ在住の詩人が書いた『前立腺歌日記』(四元康祐)もいい。病気の話でもあり、詩でもある。

三浦:私はBLを読みますからね。前立腺という言葉になじみがあります。…こんなシモの話を、大学でしても大丈夫でしょうか?

永江:昨日、書評を書いたのは『老いと記憶』。脳トレってボケ防止に効果ないらしいよ! ポケモンGOが脳には良いらしい。知らない場所に行くからね。
僕は慶應大学で授業をもってて、その生徒に、なんとか坂(欅坂か乃木坂?)がいるらしいんだけど、テレビ持ってないから、顔が分からないんだよね。

三浦:芸能人の名前、覚える以前に知らないわけですね(笑)

永江:20代の女性は皆、同じ顔に見えるんです。

三浦:私もEXILEにハマる前は、そう思ってましたよ(笑)でも、今は違うんだって分かりました。

永江:質問です。『どうして読書だけが推奨されるのでしょう。楽器やスポーツでも良いではありませんか』

三浦:本当にそうですよね。『大学生の読書時間が短い』って言いますけど、『大学生の1年間の楽器演奏時間が0時間』という新聞記事は出ないじゃないですか。

永江:『読書の楽しみ』ってお題で呼ばれましたけど、こんな楽しいこと、自分一人で独占したいです。
『大学生の5割が、1年の読書時間0』って記事が新聞に出ましたが、あれにはカラクリがあります。
医学部生・薬学部生が一番読書時間が短いんですが、一番多く勉強してるのも医師薬生なんですよね。逆に、一番勉強時間の短い文学部生が一番本を読んでいるという。

三浦:本当ですね。ただ、あえて読書の良さをあげるなら、自分の心を理解し、人の気持ちを想像するには、言葉が必要だということです。
言葉を知らなければ、モヤっとした情動があっても、自分の感情を把握できない。
それを身に着ければ、例えばスポーツで強くなることにだって、役立つのではないでしょうか。
ただ、私も実用書は読む才能がなくて、理解できないんですよね。
ドストエフスキーも読んでない。数年前、仕事の企画で読んだ『罪と罰』だけ。他は読んでないです。『罪と罰』はエンタメで面白かったですね。

永江:記憶に残ってる、小説の一文ってあります? 私は『完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね』(村上春樹)です。

三浦:春樹の主人公がいかにも言いそう〜! 私は『生が、そうであるように、死もまた永遠ではない』(丸山健二)です。

永江自分で描いた作品って読み返します?

三浦:全く。本になる時は、嫌になるくらい読み返してチェックしますけど、本になってしまった後は、読み返しませんね。

大学の方「10月発行の『リブ』(京産大の広報誌)にて、今日のトークを特集しますので、お楽しみください。webにも掲載されます。

****
身近にかぜつよ友達がいないので、トークイベントから帰ってからも、誰にも興奮を直接伝える機会がないです。
良かったら気楽に、質問等あればください。



2019年06月11日(火)
「マジカルグランマ」(柚木麻子)

すごーく面白かった。
白人にとって都合の良い黒人の登場人物ことを「マジカルニグロ」というそうです。
都合のいい「理想のおばあちゃん」にはならないぜ! という74歳の女性の話。
色々思うところがあって、感想が上手くまとまらない。

自分の中の差別意識について考えさせられる小説だわ。
コミカルで楽しい物語なんだけど。
最後のオチに笑う。



2019年04月15日(月)
ジョカゲ2 大阪夜の会レポ

2018.6.21に行われた、舞台『ジョーカー・ゲーム2』トークイベント 大阪夜の会のレポです。

司会は、逸見役の宮下さん。
200人以上、お客さんが来てたみたいです。

宮下雄也(逸見役):さっきトークショーのリハーサルをしたんですけど、終わって、エレベーターに乗ったら、才川くんが上半身ハダカなんですよ!
才川コージ(神永役):鏡があると脱ぎたくなっちゃうんですよね。
宮下:今は服を着てくれて、よかったです。
君沢さんは何故か、ピンクのジャケットですね。井脇ノブ子?
君沢ユウキ(蒲生役):良いでしょ? ピンク。
宮下:君沢さんは人見知りなんですけど、僕たちが仲良くなるためにやったことは、なぜか大喜利。
君沢:「こんなジョーカー・ゲームは嫌だ」ってお題でね。
宮下:大阪で初めて見るお客さんが多いと思うのですが、ネタバレをします! 雪村役は3人で日替わりですが、演じてみてどうでしたか?
奥谷知弘(田崎役):他の2人にライバル心メラメラです。
才川:僕は、最初ウソだと思ってました。だからセリフも覚えてなくて。本当だと分かった時は焦りました。
山本一慶(甘利役):俺も、コージから聞いた時は、本気にしてなかったです。5月末にようやく本当だとわかって。
西田大輔(脚本):原作小説だと、登場するD機関員は一話で一人じゃないですか。でも、舞台だと全員出る。
どうするか悩んでると、マーベラスさんから、「雪村は全員の入れ替わりでどう?」って提案されました。
ただ、時系列的に無理な人もいるので、この3人になりました。
宮下:西田さんから見て、3人の演技は、どうでしたか?
西田:知弘は、他の二人と違うようにって細かいところまで考えている。コージは何も考えてない(笑)アクロバットは凄い。
宮下:今日の才川くんは、アメリカのゲーセンにいる子みたいだね。
才川:ニューヨーク・ユニバーシティです!
宮下:Tシャツに「NYU」って書いてあるけど、それニューヨークなの?(笑)
西田:一慶が一番、自然体。
宮下:僕は逸見役ですけど、3人の雪村と密に絡みますからね。全然芝居のタイプ違うよね。
谷口賢志(結城役):一慶が一番、上映時間が短いよね。尺がちょうどいい。
宮下:俺のせいもあります! 逸見のアドリブによって、時間が変わるんですよ。
才川くんとは一番長く絡んでる気がする。
才川くんは、トーゴーとシュテファンがドイツ語しゃべってるシーンも、ドイツ人にしか見えないよね。
君沢さんは、2で初めてジョーカー・ゲームに参加してみて、印象はどうですか?
君沢:稽古場がしっとりした雰囲気ですね。他の2.5次元の現場はもっと、きゃっきゃ若いので。
あと、皆が喫煙所に行ってしまったあとの孤独。
宮下:煙草吸う人、多いですからね。
西田さん、2を書くのに苦労したことは?
西田:1は原作リスペクトありきで作りました。けど2は、続編は駄作になるっていうセオリーがあるじゃない。だから、絶対そうしたくはなかった。2は、スケールを大きく、より欺くということに重点を置きました。
宮下:谷口さんは、結城を演じる苦労ってありますか?
谷口:ずっと足を引きずってるので、身体がずれますね。整体にいかないと治らない。義手を演じてると、手がつる。
西田:賢志は、イメージシーンでは、早く退場しないと次のシーンを始められないので、よーく見ると、早歩きではけてるんだよ。
谷口:ファンレターで「あのシーン、早歩きでしたね」って指摘されたことがありました。よく見てるな(笑)と。
宮下:岳くんの苦労は?
松本岳(波多野役):波多野は生意気っていう設定ですが、優しさもある。
そういう、感情のないスパイっていうだけじゃなくて、人間味もあるっていう面が表せたらいいなと思って演じました。
宮下:西田さんどう思います?
西田:D機関って難しいんだよ。2.5次元だから、どうしても分かりやすいキャラクターをつけたくなるじゃない。でも、スパイだからそれはダメなわけで。遠目に見てると、誰が誰か分からないのが理想。
だけど、もしおばあちゃんが見たら、何が何だか分からないだろうね。
お客さんへの挑戦状なわけです。しっかり見ないと分からないという。
宮下:座長の木戸くんはどう?
木戸邑弥(実井役):D機関ってカッコつけの集団ですよね。すぐタバコ吸ったり、ポケットに手を突っ込んだり。実井を演じるにあたっては、そういう仕草は減らしてます。
宮下:皆に聞きます。他の役を演じるなら誰がいいですか?
才川:僕は逸見さんを演じてみたいです。別の生物みたいだなって。
宮下:お互い様だよ!(笑)
俺は、マネージャーに、『他の登場人物は、矢沢あいの漫画から抜け出てきたみたいに線が細いのに、宮下だけは、漫☆画太郎の絵みたいだね』って言われたことがあります(笑)
山本:俺も逸見がいい。あれだけ自由なのはやってみたい。
宮下:一慶くんが自由だったら、芝居が終わらないよ!(笑)一慶くんは、楽屋で一番喋るんですよ。
山本:え? 俺、静かですよ。
宮下:一慶くん「このタオル、メイクがひとふきで落ちるんですよ!」とか言ってめっちゃうるさい(笑) 通販みたいだったよ! 知弘くんは?
奥谷:言っていいんですかね。ランゲです。セリフ少ないけど、重要な役でやりがいがある。
宮下:岳くんは?
松本:D機関だったら、全員やりたいです。
宮下:だったら結城をやりなよ!
松本:やりたいですね。
宮下:可愛すぎる結城ですね(笑) 君沢さんは?
君沢:波多野ですね。スパイなのに、記憶を失って、優しい部分が出てしまう。一方で、スパイとして冷酷非情な面もあって、興味深いですね。
宮下:岳くんはアクション凄いよね!
松本:そんなことないです。普通です(めちゃくちゃ照れる)
宮下:賢志さんは?
谷口:前回と違うところは、ナチスが出てくることですね。なぜD機関が動いているのかということが現実とつながって、それがテーマの一つになってる。ゲーリングをやってみたいですね。
宮下:西田さんは?
西田:自分が演じたいという気持ちはないんだけど、続編を作ることがあったら、全員入れ替わりでやりたいね。
才川:3人でパニックだったのに!(笑)
宮下:木戸くんは?
木戸:俺は波多野をやりたいですね。
宮下:進行表に「知弘くんのマジック」って書いてあるんだけど。舞台でやってるの?
西田:そう。お客さん、誰も気づいてないんだけど(笑)
宮下:一慶くんはかっこいいのに、マイクを膝に挟んで座ってたり、ちょいちょい変だよね。
あのメイク落とすタオル、何だっけ?
山本:メイクオフレスキューです。
木戸:一慶くんの隣の楽屋だったので、タオルを勝手に使いました。ごめんね。
山本:いいよ。
宮下:そういうやりとりはツイッターでやってよ!(笑)最後に、お客さんへのメッセージを。
西田:ジョーカー・ゲームという作品がとても好きです。木戸くんは、実井という役と自分が融合したような、素晴らしい演技をしてくれました。
君沢:昔、演劇をやってた時に、駅前でチケットを売っても、誰にも買ってもらえなくて、良いものを作ってるつもりなのに、悲しいなと思っていました。
今、その時と同じような、ストレートプレイの演劇をやっていて、こんなに大勢のお客さんに受け入れられて、とても幸せです。
宮下:僕は3人の雪村を攻略していく、恋愛ゲームのヒロインです! そういうところも楽しんでください。
才川:僕たち、いっぱいスパイしますから、いっぱい見に来てくださいね!
宮下:偏差値2やな!



2019年03月13日(水)
「風が強く吹いている」20話

「風が強く吹いている」、20話の感想がうまく言えない…。

「病気or怪我だけど頑張りました」っていうのを、何も頑張っていない周囲の人が美談にして消化するのが、苦手なんですよ…。

プリンセス駅伝の、怪我して這ってゴールした話に、感動している同僚を見て、引いてしまったこともある。
(1回の大会より、選手の将来の方が大事やん! と思うのです)

20話自体は、絵も綺麗で、演出も良くて、面白い話だと思うんですが。
神童の風邪が、アニメほどひどくなかったら、もっと素直に見れただろうに…。

最終回で来るであろう、ハイジの結末も辛くて、どうにかならんものかな…と思います。



2019年03月09日(土)
「健忘村」トークショー

2017年に、ヒストリカ用にレポを書いたのですが、HPに載らなかったので、こちらに掲載します。


********************
11月4日、京都文化博物館において映画「健忘村」上映後、本作の監督、チェン・ユーシュン(陳玉勳)さんによるトークが行われました。
聞き手は、ヒストリカナビゲーター・飯星景子さん。通訳は古川みちよさんです。

飯星:主役の舒淇(スー・チー)がとっても魅力的で可愛いですね!
今日は監督のファンが沢山来ています。来日されるのは、前作「祝宴!シェフ」以来ですか?

監督:京都に来たのは、「ラブゴーゴー」以来ですね。長い時間が経っています。

飯星:皆、監督の新作が拝見できて、とても喜んでいます。どうして、記憶というテーマを選ばれたのですか?

監督:「祝宴!シェフ」の前に、脳の海馬に関する短編を撮りました。それを長編にして撮りたいと思って、できた作品です。
台湾では、世間を騒がせたニュースも、一週間も経てば、忘れられてしまう。まるで健忘村のようです。
それで、このような映画を撮ったのです。

飯星:マシンを使って忘れるという設定にしたのは?

監督:ふつうは、辛いことがあっても、忘れたくても忘れられませんね。
マシンで記憶を消去できるなら、マシンを操作する者に、別の意図も発生すると思いました。

飯星:ホラーと捉える人もいます。

監督:今まで、コメディを撮ってきましたが、推理物やホラーの要素も加えられたら良いと考えるようになりました。
記憶を失うことが、良いことか怖いことかは、人によって違いますね。

飯星:マシンのデザインも印象に残りますね。

監督:時間をかけて、練りに練って作りました。ナチスが処刑に使った道具とか、いろいろなものを参考にしています。

飯星:マシンのデザインの一番好きな部分は?

監督:馬が回る部分です。

飯星:マシンはいくつか作ったんですか?

監督:3つくらい作りました。
一つは頭に乗る、動かないもの。二つ目は、三層になっていて、頭には乗らないもの。三つ目は緑のかたまりです。
緑色なのは、後でCG処理をするためです。
村民に叩かれて、へこんでしまいますから、素材はプラスチックでできています。
手の部分が落ちると困るので、大切に扱いました。
しかし、しょっちゅう壊れて、道具係は常に泣いていました。

飯星:出っ歯の人など、キャラクターが個性的ですね。

監督:歯はニセモノです。
あの村は、100年前の中国の西南方あたりのイメージです。
その頃の中国なら、変わった人がいてもおかしくないかと。

飯星:ホクロから毛が出た人がいなくて残念です。

監督:いるべきでしたね(笑)

飯星:個性的なキャラクターが大勢出てきますが、監督が頭の中で作りあげたものなのか、俳優さんやスタッフと相談して作り上げていくものなのか、どちらですか?

監督:キャラクターは、その人の持ってる個性を拡大して、作っていきます。
私は、私だけがまともで、周りの人は皆、変だと思っています。

飯星:逆に、監督こそが変なのかもしれないですよ(笑)
ところで、冒頭、スー・チーの足に鎖がついていて、女性がそのように扱われていることにショックを受けました。

監督:私の今までの作品は、子どもっぽかったですからね。
100年前、女性の地位は低かった。
夫婦間でも、男性が女性を虐げていることがよくありました。
「憂い忘れ」は権力の象徴でもあって、人々が記憶を失い、今までの秩序が無くなることによって、女性が権利を奪い返すという物語になっています。
支配する側、される側という力関係が、愛し合う夫婦の間にもある。
政治的なことをそのまま描くのは、恐ろしいことです。
権力の構図を、ラブコメディというオブラートに包んで描いています。

飯星:その塩梅がとても良かったです。ゆるさが魅力的。

監督:脚本はとても長かったのです。お正月映画なので長くない方がいいと言われ、大分カットしました。
結末も、最初に考えていたものから変えました。

飯星:元はどういう結末でした?

監督:スー・チーが独裁者になるというオチでした。明るい内容に変更したのです。

飯星:最初、鎖に繋がれてたヒロインが、最後「桃源郷はここだったのね」と言う。あの結末はスカッとしました。

監督:権力を得た人は、たとえ善意であっても、権力をタテに恐ろしい振る舞いをしてしまうものです。
ボスが部下に、夫が妻に対して、どうふるまっていくべきかということを示したかった。

飯星:歌って殺す、7人組の匪賊がユニークですね。アイデアはどこから?

監督:脚本を書いているとき、郵便配達夫は強盗になれるなと思ったんです。地理に長けていますから。
次に7人いたら、バンドを組めるじゃないかと思い付きました。
楽器を持っていたら闘うときに邪魔ですから、アカペラにしました。

飯星:俳優さんが実際に歌っているんですよね?

監督:そうです。
7人も俳優がいれば、リズム感が皆無の人、音感のない人、色々います。
だが、長い間レッスンすることで、上手くなりました。
匪賊役の俳優は、アクションスターではありません。何か月もかけて、体育・音楽の勉強をしました。
乱闘シーンでは、粉が目に入って痛いし、歌も歌わなくちゃならないし、人も殺さなくちゃいけないし、大変だったでしょうね。

台湾では、何十年も時代劇を撮っていません。
衣装は、大陸のスタッフを呼びました。
ロバは、アメリカから輸入しました。台湾にはロバはいないんです。
性格の悪いロバで、叱りたかったけど、英語が分からないので、叱れませんでした(笑)

飯星:馬ではダメなんですか?

監督:馬はお金持ちのものです。健忘村は貧しいですから。

飯星:ジョセフ・チャン(張孝全)の立ち回りが見事ですね。インド映画みたいです。
韓国のアクション監督を呼んだのはなぜですか?

監督:以前から、台湾の映画界でよく仕事をしている方で、仲が良かったんです。仕事熱心で皆から好かれてる方です。

飯星:アクションがスローモーションになるところ、見事でしたね。

監督:台湾でアクション映画を撮る人はいないんです。
田舎の村で乱闘しても、背景が美しくない。
そこで粉をまいて背景を隠し、高性能のカメラで撮影しました。
夜に撮っても、感度のいいカメラだったら明るく綺麗に映るんです。

飯星:匪賊のボス役、林美秀(リン・メイシュウ)さん。監督の映画ではお馴染みですね。

監督:彼女とは長いパートナーです。最初は、春花役(先生と不倫する主婦)をお願いしようと思っていました。
が、スー・チーに「いつも同じような役ね」と言われ、思い直しました。
匪賊のボスは、最初は男にする予定だったけど、女でも良いのでは? と思い、変更しました。
彼女は新婚だったので、怪我でもさせたら大変だと、撮影には気を使いました。

飯星:自転車で転ぶシーン、最高でした。

監督:笑った人を殺害するシーンですね。
あれは最初、スタントマンを使って撮ったんです。ところが、何度転んでもらっても、何か違う。
試しに、彼女にやってもらったら、1度でOKでした。

飯星:ユニークなキャラがたくさん出てきますね。どうやって役作りを指導しているんですか?

監督:前作の「祝宴! シェフ」はキャストが多くて大変でした。
ところが、今回の「健忘村」はもっと多い。更に大変でした。
各キャラの個性を出すために、俳優さんとは長い時間をかけて、話し合います。
「憂い忘れ」をかぶると、性格が変わってしまうので、ジョセフ・チャンは2つ、スー・チーは3つ、人格があります。
毎日、撮影が終わってホテルに帰ると、私自身が「憂い忘れ」をかぶって映画のことを忘れたいくらい、へとへとでした。

飯星:以前、インタビューで「コメディなら撮れる」とおっしゃってましたが、将来、作風の変化はあるのでしょうか?

監督:僕はかなりの歳なので、この先、たくさん映画を撮るのは難しいでしょうね。
撮りたい題材はありますが、製作には時間がかかります。
映画が、人から「良かったよ」と言ってもらえたり、賞をもらえたりすると自信になります。
この先も、規模が小さくてもいいから、個性を生かせる映画を撮れたら良いですね。

■会場からの質問

質問者:映画の企画段階から、主役はスー・チーと決めていたのですか?

監督:脚本を書いてる時、難しい役だから、スー・チーしか無理だろうと思いました。
しかし、彼女は大スターですし、ギャラも高い。彼女をキャスティングするのは困難です。
プロデューサーに相談したところ、彼も「スー・チーしかいない」と言ってくれました。
そこで思い切って、スー・チーにオファーしたところ、快く受けてくれました。

質問者:先ほど、権力についての話をされていましたが、日本人である僕には、監督のお話が完全には理解できていないのかもしれません。詳しくお聞かせください。

監督:日本は自由な印象です。創作の制約が少ない。
国によっては映画を検閲します。
台湾は、大陸ほど厳しくはないのですが、市場に受け入れられるかどうかという問題はありますね。
皆に受け入れられないといけないという問題があるので、何でも自由に作れるわけではないのです。




2019年01月05日(土)
あけましておめでとうございます

昨年、日記やツイッターを見てくださった皆様、ありがとうございました。
去年は、虫歯になって歯を削ったのがショックでした…今年は歯を大事にしたい。
今年は、「風が強く吹いている」の二次小説と、
オリジナルの小説を書いて投稿したいです。




2018年12月30日(日)
アニメ「風が強く吹いてる」

アニメ「風が強く吹いてる」のカケル×ハイジにハマって、
原作読み返したんですが…

★ネタバレ★
ハイジは、箱根駅伝を走ったあと、足を故障して、もう走れなくなってしまうんですね…。あああ。すっかり忘れてた!
ハイジがもう走れないことがショック過ぎて、しばらく茫然。

カケルは、箱根当日まで、ハナちゃんへの気持ちに気づかないし、
カケルとハイジをくっつけようとすると、箱根後?
そんなん、ハイジ入院中だし、恋愛どころじゃないよな。




2018年12月15日(土)
ガラケーから格安スマホに

ガラケーから格安スマホに変えました。

元々入ってたauが、2年縛りがあり、更新月以外に解約すると9000円以上取られるので、
更新月を調べました。

MNP(番号引継ぎ)をしたいので、ezwebから申し込み。
申し込んだはいいけど、どうやって番号の通知がくるのか分からず、ググる。
ezwebにもう一回入ったら、見れました。

余裕を持って、20日くらいに手続きを開始すればよかった。
格安スマホはネットから申し込みなので、審査→発送に1週間くらい見ておいたほうが良いです。
(店舗もあるけど、少ないので)

MNP予約番号が分かったので、格安スマホのサイトから申し込み。
使用料は1500円/月くらい(3G)です。

2年縛りがないので、1年たったら、いつ抜けても、解約料を払わなくても良い。

26日夜に申し込んで、30日に届きました。
SIMをスマホに入れたら、開通。その時点で、auは解約になります。
SIMが小さすぎて、自分で入れるの、ドキドキだった。

メールアドレスの変更お知らせメールを友達に出したのですが、戻ってきてる。
キャリアメールが使えないので、gmailで送ったのですが、迷惑メールだと思われて拒否されてる。
前のezwebのメアドが生きているうちに、アドレス変更メールを送れば良かった!

前からパソコンでLINEをやっていたので、アカウントを引きつごうとして、四苦八苦してました。
前のトーク画面は消えちゃうので、保存。



2018年10月12日(金)
入江明日香展

「入江明日香展」に行ってきました。
グラデーションが凄く綺麗でした。
発色がすごく良くて。銅版画のインクだそうです。
和紙に銅版画を刷って、切り抜いてキャンバスに貼って、筆で彩色してるそうです。
どこが切り張りか分からないし、新鮮な感覚を覚える絵ですね。

桜の絵が良かった。
小人さんみたいなのが沢山いて、可愛い。
女の子のコートの釦が全部ネコ、とか、猫キャラも可愛い。
水滴が凹凸で描かれてたり、金や銀で彩色した部分が、光を反射していたり、
生で見ないと、本当の美しさが分からない絵ですね。

恩田陸さんの小説の表紙絵も、描かれてる方だそう。
若くて才能があって羨ましい!
15日まで、京都高島屋で開催。43530803_1158701157617427_2253495488248545280_n