良い子 ワルい子 かわいい子
〜〜ぱるたの子育て日記〜〜



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■…2008年12月31日(水).......親子過去問対決
受験生になってからのユイマはお父さんの特訓を受けているせいか、いつしか通っている塾のレベルと合わなくなっていた。今まで塾の先生のおかげで基礎は付いた。でもその上の応用レベル、難関校レベルを対象とする塾では、どうやらなかったらしいのだ。(先生が、という意味ではなく、通っている生徒達が、という意味ね)

そんなわけで、だんだんと塾に行っても時間の無駄的感覚を持ち始めたユイマ君。中3生は参加必須と言われてきた冬の講習を塾仲間の中でただひとりお休みし、家で過去問対策をすることとなった。

がしかし。
自分から絶対ここに行きたい!と思うような学校は特にないという(行ってもいいなーくらいに思えるところはあれども)ふにゃふにゃ受験生であるところのユイマ君は、ちょっと目を離すとすぐダレる。サボる。寝る。

そこで、お父さんが編み出した(?)新たな戦略は、親子過去問対決。

第一志望のT学園の過去問を2部コピー。リビングのテーブルに並んで座り、ふたりの間に大きな紙袋を置いて壁とする。タイマーをセットし、よーいどん!でふたり同じ問題を実際の試験時間と同じ時間で受けるのだ。

そんなもん、お父さんの圧勝でしょうーと思った私がバカだった。
お父さんはもう年を取りすぎて(笑)スピードがないの。圧勝できるのは英語のみで、数学、国語は良い勝負。一回目の勝負で、よりによって数学でユイマに負ける始末だ。
手加減してるのかと思ったけれど、実際の勝負の様子を見ているとそんな余裕は無い。お父さん必死!(笑)恐るべし高校入試問題!

今朝9時頃起き出してきたら、すでに過去問対決第3戦目に突入していた。国語。さて。結果はいかに。

ところで、T学園の過去問集には、各年の合格最低点が書いてある。どうやら最低点はわずかにクリアするところまで力をつけてきたようだ。平均点じゃないよ、最低点だよ。
でも、入ればこっちのものだ。がんばれユイマ!

(最低点で入ったら、入った後が大変かなぁ・・・・少しは力がついてきたとはいえ、いろんなことを心配してしまう母なのだった。)



■…2008年12月13日(土).......ユイマ15歳&私立高校個別相談会
今日でユイマは15歳。生まれた病院がキリスト教系の病院で、12月のその時期、薄暗い院内のそこここにクリスマスの飾りが施されていたことを思い出す。もう数日遅く生まれていたらクリスマスのイベントを見ることができたのにね、なんて話ながら退院したっけ。あれから15年も経ったのか。今日は、高校受験で「押さえ」(昔で言うところの「滑り止め」ってやつですな)になりそうな学校の説明会&個別相談会に出かけたのだが、それがキリスト教系の学校で、学校の中の飾り付けを見ながら生まれた病院のことを思い出したりしたわけだ。

さて、東京都の高校は公立も私立も入試は2月に入ってからだが、お隣埼玉県の私立高校は1月に実施する学校が多数派だ。最近は東京の子が埼玉の学校を、練習のため、もしくは先にとにかく合格を決めておくために受けるケースが増えてきている。少子化の昨今、埼玉の学校にしてみれば、受けてくれる人数が増えればそれだけ受験料収入が増えることだし、少しでも優秀な子が都内の入試に失敗して(!)自校に来てくれればこんなに良いことはない。ということで、県外の子もウェルカムなのだ。しかも埼玉の私立は、その子の実力(模試の結果や内申など)によって、あらかじめ「確約」をくれるところもあるいう。確約をもらっておけばあとは受験するだけでいいのだ。

ユイマは気が小さいので、必ず合格をくれる学校を押さえておいた方がいいのでは、というお父さんの考えで、家から通える範囲の学校で探したところが、たまたまキリスト教系のS学園だった。

S学園は、特別進学コース(「難関」国公立私立大学(東大、東工大、一橋大、お茶の水女子大、早稲田、慶應など)を目指すコース)と総合進学コース(GMARCHねらい(学習院、明治、青山、立教、中央、法政)のコース)の二つに分かれていて、受験するときにはそのどちらかを選ぶ。説明会では、特進コースの内容について相当時間を割いていたが、特進の中でも選抜試験の上位成績者には、学校が費用を出して、駿台の模擬試験を受けさせたりZ会の通信教育を受けさせたり、とにかく難関校合格のためなら外部だろうと何だろうと、良いと思うものはなんでも使っていくというなりふり構わぬぶり。
また、地方大会優勝レベルのスポーツ優遇もあるようだった(その場合は総合進学コースを受験)。体操やスケートや野球で実績があるという話もスライドで見せてくれた。

上位校で文武両道を謳う学校は多いが、それはひとりの人の中での文武両道だ。が、この学校の文武両道は分業体制なのだ。文の部分でがんばる生徒、武の部分でがんばる生徒、難関大学に入る生徒、中堅大学に入る生徒、いろいろいて、学校全体として評判を少しでも上げるべくがんばっている。

説明会の後の個別相談会で、ユイマは塾で受けていた模試の数値と英検準2級の合格通知、そして内申点を見せて、内申はちょっと足りないけれどこれだけの実力(模試での偏差値と英検準2級)なら特進コースで合格圏です、と二重丸をいただいた。確定という言葉をつかってはいけないので合格圏という表現を使っているとのこと、これで一校は合格をいただくことができた。

ところで、キリスト教の学校に行くのは初めてだったが、印象的だったのは説明会の最初に礼拝があったことだ。チャプレンの先生(アメリカ人の先生だ)がクリスマスのことについてお話くださり、最後にだれにも道が開けますようにとお祈りしてくださった。5分ほどの短いお話なのに、親も心が洗われるような気持ちになったのは、ひとえにこの先生のお力なのだろうと思う。特進コースの説明を熱くしてくれた先生には悪いけど、このチャプレンの先生がいらっしゃることが、この学校のもっとも価値ある点なのでは、と思ったのだった。



■…2008年12月12日(金).......アタマジラミ騒動
先週水曜日(12月3日)、ノイノイが学校から封筒を持ち帰った。学校のネーム入りの封筒に差出人の名前が入っていたのでこのMさんって誰?と聞くと保健室の先生だという。ノイノイはときどき朝礼で気分が悪くなったり、ケガをしたり、良く保健室のお世話になっているようなので、その関係かと思って開いてみてびっくり!

「お子さんの頭髪にアタマジラミの卵らしきものがみつかりましたのでご連絡します」

えーーー!?アタマジラミーーー!??!??!??!!

アタマジラミが世間で話題になることはあっても、我が家でアタマジラミがとりついた子は今まで一人もいなかったのに、なぜノイノイに??

ネットで調べて卵の写真など見て、ノイノイの頭髪を調べるけれど、老眼が入った私の目には全然見つからない。見つけたくないという気持ちがそうさせていたのだろう。翌日木曜日、朝日が当たる洗面所でもう一回髪の毛を調べてみたら、あるある。髪の毛の途中に0.5ミリほどの小さな白い点。

その日は会社を早退してノイノイを皮膚科に連れて行く。先生がノイノイの髪の毛から卵らしきものをつまんで顕微鏡にセット、しばらく覗いてから私たちの方に振り向いて「間違いありませんねー」とニコニコして言う。そんなことで喜ぶなよ>先生(-_-メ)

ノイノイは全然かゆがっていなかったが、かゆくなったときのかゆみ止めの塗り薬と飲み薬を処方してくれた。対策としては、スミスリンシャンプーというシラミ殺傷薬が入ったシャンプーでよく洗って成虫は殺し、卵についてはお母さんが見つけて取るのが一番ですね、とのこと。卵に効く薬はないらしい。

薬局に行って処方された薬をもらうとともに、スミスリンシャンプーを購入。2600円なり。説明書には3日に一度使うと書いてあるけれど、1日おきに使わないとダメと先生がおっしゃってますからそのように使ってください、泡立てた後、そのまま5分おいてください。そうしないと虫は死にませんから、と薬剤師さんが言いながら、紙を取り出して、スミスリン、シャンプー、スミスリン、シャンプーと書き込む。シャンプーというのはふつうのシャンプーを使って髪を洗うことだ。そして、お母さんは大丈夫?と言って、いきなり私の髪の毛をつかんで調べ始めるから驚いた。お母さんはいないようね、でもすぐうつるから、お母さんも使っておいた方がいいわよ!・・・だそうだ。げっそり。

家に帰るとノイノイが手近の紙を使ってカレンダーを作った。
日にちの数字の下に、スミスリン、シャンプー、スミスリン、シャンプーと書いている。「分からなくなったときにこれを見ればいいでしょ?」と私に渡してくれた。なんだか妙に張り切っているのは、なぜ?(笑)

木曜日、スミスリン、金曜日普通のシャンプー、土曜日スミスリン、日曜日普通のシャンプー、月曜日スミスリン(月曜は私がヨガ教室で帰宅が夜10時すぎていたが、ノイノイはスミスリンのために寝ないで私を待っていた!)、火曜日普通のシャンプーときて、やっとノイノイの頭に卵が見つからなくなった。

が、しかし。

私の頭にどうやらシラミがお引っ越ししてきたらしい。えーん。

スミスリンシャンプーはニオイがきついし、肌に悪そうなのであんまり使いたくない。(子供には使っていて何を言うかってかんじだけど)なので、更に調べると、
アタマジラミドットコムというサイトがあり、そこに掃除機につける専用アタッチメントを売っていたので早速購入。さらにアタマジラミはティーツリーに弱いというので、私はそちらで駆除することにした。シャンプーをするまえに、ティーツリーの入ったエッセンシャルオイルを頭につける。しばらく置いてからシャンプー。シャンプー後はドライヤーで念入りに乾かし(卵は60度で死ぬんだそうだ)、その後は、やはりアタマジラミドットコムで購入した目の細かい櫛でブラッシング。

こうしてやっとアタマジラミ騒動が収束したのであった。

次にアタマジラミが来たら、子供にもティーツリーと掃除機と櫛で撃退したいと思っている。だって、殺虫剤を頭に塗るのはやっぱりイヤだもの。



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