受験生になってからのユイマはお父さんの特訓を受けているせいか、いつしか通っている塾のレベルと合わなくなっていた。今まで塾の先生のおかげで基礎は付いた。でもその上の応用レベル、難関校レベルを対象とする塾では、どうやらなかったらしいのだ。(先生が、という意味ではなく、通っている生徒達が、という意味ね)
そんなわけで、だんだんと塾に行っても時間の無駄的感覚を持ち始めたユイマ君。中3生は参加必須と言われてきた冬の講習を塾仲間の中でただひとりお休みし、家で過去問対策をすることとなった。
がしかし。 自分から絶対ここに行きたい!と思うような学校は特にないという(行ってもいいなーくらいに思えるところはあれども)ふにゃふにゃ受験生であるところのユイマ君は、ちょっと目を離すとすぐダレる。サボる。寝る。
そこで、お父さんが編み出した(?)新たな戦略は、親子過去問対決。
第一志望のT学園の過去問を2部コピー。リビングのテーブルに並んで座り、ふたりの間に大きな紙袋を置いて壁とする。タイマーをセットし、よーいどん!でふたり同じ問題を実際の試験時間と同じ時間で受けるのだ。
そんなもん、お父さんの圧勝でしょうーと思った私がバカだった。 お父さんはもう年を取りすぎて(笑)スピードがないの。圧勝できるのは英語のみで、数学、国語は良い勝負。一回目の勝負で、よりによって数学でユイマに負ける始末だ。 手加減してるのかと思ったけれど、実際の勝負の様子を見ているとそんな余裕は無い。お父さん必死!(笑)恐るべし高校入試問題!
今朝9時頃起き出してきたら、すでに過去問対決第3戦目に突入していた。国語。さて。結果はいかに。
ところで、T学園の過去問集には、各年の合格最低点が書いてある。どうやら最低点はわずかにクリアするところまで力をつけてきたようだ。平均点じゃないよ、最低点だよ。 でも、入ればこっちのものだ。がんばれユイマ!
(最低点で入ったら、入った後が大変かなぁ・・・・少しは力がついてきたとはいえ、いろんなことを心配してしまう母なのだった。)
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