起立性調節障害ODの診断基準 |
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大症状 | 小症状 |
A. 立ちくらみ、あるいは目まいを起こしやすい | a. 顔色が青白い |
B. 立っていると気持ちが悪くなる、ひどくなると倒れる | b. 食欲不振 |
C. 入浴時あるいは嫌なことを見聞きすると気持ちが悪くなる | c. 臍疝痛をときどき訴える |
D. 少し動くと動悸あるいは息切れがする | d. 倦怠あるいは疲れやすい |
E. 朝なかなか起きられず午前中調子が悪い | e. 頭痛 |
【判定】
大症状が3つか大症状2+小症状1、または大症状1+小症状3以上で、器質性の心臓病や貧血などがなければ、ODと診断する。
A〜E、a〜fには、「しばしば」「ときどき」「たまに」の指標がそれぞれ規定されており、それに従って陽性かどうかを判定する。 | f. 乗り物に酔いやすい |
g. 起立試験脈圧狭小化16mmHg以上 |
h. 同収縮期圧低下21mmHg以上 |
i. 同脈拍数増加1分間21以上 |
j. 同立位心電図のTIIの0.2mV以上の減高その他の変化 |