2学期になって週に1〜2回英語の授業が始まったぷみぷみだが、どうも機嫌がよろしくない。
なにがあったの?どうしたの?と聞くと、とにかくもうやなのーと泣き出してしまった。
ピアノがうまくひけないから、なにもかもシャットダウンしてやだー!と泣いた姿と同じだ。
でも辛抱強く一つずつ聞き出していくと、話はこうだ。
英語の先生が、チャンツという男の子とサンタの会話を聞かせ、それを子供たちに真似させて音楽に合わせてお芝居をさせるという課題。
ぷみぷみの話から総合するに、聞かされた会話は以下の通りと思われる。
サンタ :Ho!Ho!Ho! Merry Christmas! チャンツ:Who are you? Who are you? サンタ :I am Santa, who else! チャンツ:I can't believe it. Where are you from? サンタ :I'm from Greenland. What do you want? チャンツ:Give me your reindeer. サンタ :No, I can't.
ぷみぷみが言うには、チャンツの2番目のセリフは、「あいきゃんびりーびん。」と聞こえるし、最後のせりふは、「ぎんみーよーりんでぃー。」と聞こえる。 しかも意味が全然わからないからそのまま聞こえたとおりに発音するのも躊躇してしまう。なのに、先生が分かった人は手を挙げて!と言う。わからないのだから手を挙げなかったら、隣の男の子や後ろの男の子に、手を挙げろよ!わかんなくても良いから手を挙げるんだよ!と脅されて、そして最後は泣いてしまった。 英語なんて大嫌い。意味が分からない。誰も教えてくれない。しくしく。
と、こういう訳だ。
みんなの前に出て、サンタ役の赤い帽子とチャンツ用の三角帽子をかぶされて、お芝居をさせられるらしいが、Who are you?のところを「ぷーあーゆー」と言ってる子もいるらしい。
小学校4年生の子に対して、これは一体どういう趣旨の授業なんでしょうか。 聞こえたとおりに言えばいいのよ、と言って、やみくもに喋らせて(歌わせて)、意味は全く知らせないってどうなんでしょうね。文法とまでは言わないけれど、単語の意味くらいは教えて欲しいものだ、と思う私は素人なのだろうか。 noripに言わせると、単語(つづりとか)、音(発音)はしっかり教えて、意味は教える必要は無い、この状況でなんなのか想像させればいいという考え。英語を日本語に置き換えることは辞めた方がいい、というのだけれど。
で、英語好きのユイマも加わって、この会話の解説を試み、ああだこうだと発音練習もしたところ、意味も分かり、音も分かって、泣いていたぷみぷみはすっかり機嫌が直った。 英語嫌いも直っていればいいのだが。
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