良い子 ワルい子 かわいい子
〜〜ぱるたの子育て日記〜〜



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■…2007年11月26日(月).......ついに教官から電話
不登校に陥っていたジュンコだが、今月初旬から東京のとあるクリニックに通い始め、薬も服用し始めているところだ。
社会不安とか社会恐怖などといった言葉が出てくる診断結果だったようだが、まだ確定したわけではない。また、大学の除籍問題もクリアされたわけではなく、来年度に向けてどうするのか、案を練っている最中でもある。

そうこうする中、大学のカウンセラーから、ジュンコの属する学部でカウンセリング経験のある先生(女性)を紹介してもらい、その先生のところで話を聞いてもらったところ、結局、学科所属で、ジュンコを担当する先生を任命してもらうことになったとのこと。それがF先生(男性)だということは風の便りで聞いていたが、今夜8時過ぎ、ついにそのF先生から親宛に電話が入った。

「ジュンコさんに会って、話を聞いたのですが、親御さんのご意向もあろうかと思いお電話しました」とおっしゃる。「怪我とか傷があるとか目に見えるものではないので、私もどうしたものかと思って。お母さんとしては、どうでしょうか?」と聞かれても、私は冷静にお話できる自信がない。

実は、社会恐怖云々の話をジュンコから聞いて以来、もしかして、ジュンコは予備校時代からこの病気(?)にかかり始めていたのではと思うようになった。あのときは、どうせさぼり病だろう、くらいに軽く考えて放っておいたのだが、もっと真剣に話を聞いてやるなり、医者にかかるなりさせていれば良かったのではないか、と。
しかし、一方で、そうは言ってももう大学生なんだから自分の始末は自分でつけろよ、という気持ちもある。
また、他方では、なんだかんだ言って本業以外はそれなりに元気にできているんだから、やっぱりただのさぼりなんじゃないか、とか、もう絵なんてやめちまえばいいんだ、と言いたくなる気持ちもある。
そんなこんなでとても私は先生と冷静に話せる自信がないのだった。

幸い、noripが仕事で今日まで家にいたので、「父親と代わります」と言って、noripに電話を代わってもらってしまった。情けない母親。

20分ほど話をしていただろうか。薬は飲み始めてまだ日が浅いので本当に効いてくるまで様子を見ていること。結局親としては、こうさせたいとかこうでなくちゃいけないなどの考えはなく、あくまでも本人がしたいようにするのがいいと思っていること。そうはいっても今の状態で大学をやめるよりは、なんとか続ける方向で考えた方が本人の得になるのではないかということ、実際に関わっている大学の先生たち(学科の先生、カウンセリングの先生など)と相談して一番良い方法を見つけたいこと、などを話したのだと思う。

電話を切った後、norip曰く。
俺もこういう仕事をしているから、ジュンコがどうのこうの、というより、先生大変だなぁ申し訳ないなぁという気持ちの方が先に立っちゃって、なんだかお互い、相哀れむ、というか何というか。

全くその通りだよねぇ。話には聞いていたけれど、ジュンコがそんな風になるとは・・・。

noripが言うには、親によっては、怒り出す親有り、オロオロする親有り、無関心な親有り、で様々なんだそうだ。先生としても、親の様子がわからずに動くのは動きにくいから電話してきたんだろう、とのこと。

F先生はnoripが大学の先生やっていて、やっぱり不登校だのひきこもりだのの学生の世話をしていることをご存じなのだろうか。ジュンコが話をしているだろうか。




■…2007年11月10日(土).......ふみみの悩み相談室
最近ぷみぷみが凝っている(?)本は、「はじめてのカウンセリング 心のたんけん」シリーズ。その第一巻であるところの「「好き」「嫌い」心ってビミョー」を読んでいたく感動したぷみぷみは、次々とそのシリーズを図書館で借り、読んでいるのだ。

この本の中で、著者「折原みと」あてに読者の小学生や中学生がお手紙で悩み相談をし、折原みとが答えるというコーナーがある。

すっかりこの本の虜になったぷみぷみは、自分の日記で「ふみみの悩み相談室」を開設。

こんな風に書いている。

*****

ふみみのなやみうちあけげんばー

こんにちは(ハート)ふみみで〜〜〜す。
今日は、「なやみ、かいてかいてかきまくって、すっきりさせちゃおーーー」というコーナーでーす!まずはAさんからのおたよりです。

ふみみさんへ

私、最近、なやんでることがあるんです。
友だちのことで…。
友だちのBさんは、とっても女友だちにすかれてる人気者です。でも、その子はあまり好きな人がいないっていってます。
最近CさんがBさんにくっついてて、ちょっと私しっとします。「でもまーいーかっ」てかんじでいつもゆるします。でもそれがだんだんと悪くなってきて、なんか私がBさんとちょっと話をしてると…。
次の日、そのBさんのところへ行って「昨日、Aとはなしてたでしょ。その話、全部のこらず私にいって。全部のこらずよ。」ってゆーらしーんです。あと、私とBさんってせがひくいから、せのじゅんでとなりになるんです。だから体育とかの校庭一周で、となりどーしで走るんです。それで、うしろでこっそり、「うわっさいあく〜〜」とか、「うざっ」とか、「いちゃついてんじゃねーよバーカっ」とかゆーんです。なわとびのときなんか、「ひかかっちゃえっ」っていったそーなんです。
それが友だちとして悲しくて悲しくて、「私って本トーの友だちいないのかな。」って思うんです。(ときどき)
どーすればいーでしょーか。
Aより

*************

これを読んだらすぐ分かると思うが、Aはぷみぷみ自身。Bさんはぷみぷみが大好きなお友達のTちゃん。そして、Cはぷみぷみが1年生の時から仲良くしているRちゃんなのだ。
この日記を書いてから、ぷみぷみは家族みんなにこの話をして、ね、Aさんが一番かわいそうでしょ??と聞いて回る。

でも、私もnoripも、うーんそうだなー。もしかしたらCさんが一番かわいそうといえばかわいそうなんじゃないか?と答えてしまったのだ。

不満顔のぷみぷみ。

もしかしたらCさんは自分に自信がなくて、Bさんを失いたくないばっかりに、ちょっと異常な行動に走っちゃってるんじゃないかしら。そうならないAさんはまだ余裕があるってことなんじゃない?
Aさんは、たしかに心穏やかじゃないけど、ほかにも友だちがいるようだし、まあいいか、って思える余裕があるわけでしょ?
それに、Aさんだって、ホントはCさんみたいにBさんを独占したいっていう気持ちはあっても、行動にまでは移さない、つまりまだ理性も働いているし、そこまでは切羽詰まってないじゃないの。それをやってしまうCさんは普通じゃないし、やっぱりかなり追いつめられてると思うのよ。

などなど。

そんな会話を通して、Aさんであるぷみぷみも、だんだんとCさん(つまりRちゃん)への気持ちを整理するようでもあった。
いままでぷみぷみとしてはRちゃんに対してかなり心を砕いてきたから最近の裏切り(?)にかなり頭に来ていたんだろうとは思う。

でも、それとこれとは切り離して考えようよ。Rちゃんの心をすこしよく観察してみようよ。
せっかく、心のたんけんシリーズも読んでいることだしね。






■…2007年11月09日(金).......ストロー王子
今週火曜日(6日)、ぷみぷみがジャングルジムから飛び降りるのに失敗して、唇を切るケガをした。たまたま、ジュンコが東京のクリニックで診察を受けることになっていたので、私は午後早退して、ジュンコとお昼を食べていたとき学校から電話があった。
急遽、ジュンコのクリニックはジュンコ一人で行き、私は学校へぷみぷみの迎えに。
学校で紹介された、隣町の整形外科へ連れて行くと、3針ほど縫うことになってしまった。

翌日は朝ジュンコに付き添ってもらって病院へ行ってから学校に行ったぷみぷみだったが、給食の時間、キズが邪魔して牛乳がうまく飲めない。それをとなりで見ていた男の子K君が、なんと翌日の8日、ストローを持ってきてくれたのだそうだ。

曰く「牛乳がうまく飲めなくてかわいそうだと思ったからストローを持ってきてあげたよ」
ぷみぷみは、学校に関係ないものを持ってきてはいけないんじゃないのか、と心配したが、Kくんは「大丈夫。ちゃんと連絡帳にお母さんに書いてもらったから!」というのだそうだ。

なんて素晴らしい!!

そして、今日金曜日、Kくんが持ってきてくれたストローだよ、とぷみぷみが見せてくれたので、見ると、ポケモンのカレンダーを上手に切ってノリではった封筒に、ストローが4本入っている。2本は使用済み。2本はまだ使用前だ。

袋まで手作りとは。

聞くとKくんのお母さんは日頃からビーズアクセサリー作りなどが趣味で、Kくんの筆箱はお母さんが作ったビーズアクセサリーがじゃらじゃらついているとか。

さっそくKさんのお宅に電話してお礼を伝えたことは言うまでもない。
お母さんは謙遜して「お節介でごめんなさい」なんておっしゃるので、そんなことはない、親も気づかないことに気づいて、さらにストローを持って行ってあげようと思いつくところが素晴らしくて感動しました、封筒づくりなど、お母さんにもお世話になって本当にありがとうございました。と重ねてお礼を言ったのだった。

以来、我が家ではK君のことは「ストロー王子」と呼ぶことになった。


ちなみに、ぷみぷみのキズだが、縫ったのは傷跡がのこらないように、との整形外科医の判断で、今はすっかり腫れも引き、抜糸は月曜日12日の予定。最初はびっくりしたけれど、あの程度のキズなら1週間で直るのだなー。さすが子供だ。




■…2007年11月08日(木).......誕生日と就学時健診
今日はノイノイの6歳誕生日だ。
しかも、S小学校の就学時健診。

午前中は、保育園で誕生会をやってもらい、お昼に迎えに行った私と今度は小学校へ。1時20分から受け付けで、15分ほど前に到着したのに、もうこんな行列。


健診は耳鼻科、歯科、内科までは親と一緒だが、その先は、付き添いの5年生と一緒に親と別れて行動する。それを知ったノイノイは、お母さんと別れるのヤダ、怖い、と不安げな顔に。



しかし、こんな顔をしたって、いざ、5年生の男の子に連れられて別室に行く段になれば、じゃねー!ばいばーい!とけろりとしたものだ。

聴力検査や視力検査、知能検査を終えて戻ってきたときには、ニコニコであった。

健康診断の結果は全く異常なし。健康で何よりだ。あとは、小学校入学を待つばかり!



■…2007年11月06日(火).......小さな恋のメロディ
ノイノイは、自分はずっと男の子だ、と言い続けてきた。だから名前は、のいのいじゃなくて、「のいと」だと言っていた時期もあったほど。
ところがである。
そのノイノイが急に「自分は女の子だということに気づいた」と宣言、着る服にも気を使い出し、髪型にも気を使い出したのだ。

こういうときは何かある。

そう。恋の予感!(笑)

保育園に半年ほど前に転園してきた男の子「リョウ」くんは、イケメンで、転園してきたとたんに女の子の人気者になった。確かに顔もいいが、性格もいい。女の子(含む母親)に対してちょっとしたヒトコトが優しくてぐっとくる。
ノイノイも例外ではなかった。

そこで、リョウくんに「誰が一番好き?」と聞いたら、なんと!!「ノイちゃんだよ」と答えてくれたのだそうです!!すっかりその気になったノイノイ。今日は、リョウくんが「のいのいちゃん、その服似合うね」と言ってくれたと報告。さらに自分の身なりに気を遣うようになりましたよ。

去年までは半袖半ズボンで一冬通したノイノイも、夏のような半ズボンを家族から、季節はずれだよ、リョウくんに笑われるよ!と言われるとすぐに脱いで長めのズボンに履き替える。
靴下だっていつも履かなかったのに、朝一人で靴下を出してはいている。

いつかリョウくんとケッコンしたい、という夢を抱き始めたノイノイ。
小さな恋のメロディの始まりというわけですな。




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