良い子 ワルい子 かわいい子
〜〜ぱるたの子育て日記〜〜



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■…2006年06月28日(水).......初めての期末試験
中学校に上がると、試験は学期ごとに1〜2回になる。
その試験結果と、日頃の生活態度やら授業態度やら、提出物の出し具合やら、なんやらかんやらで、成績表ができあがるらしい。
少なくとも、ユイマはそのように信じている。

ユイマの入学したS中の1学期は、春に体育祭や修学旅行(3年)など行事が盛りだくさんなため、中間試験は無くて、期末試験1本だけ。ユイマにとっては初めての定期試験である。試験前2週間は、クラブ活動も無く、試験準備期間として毎日学校が終わるとすぐ帰宅していた。がしかし。時間が自由になるのを良いことに、最初の一週間は新しいお友達の家に行っては遊び三昧。どうするのかな、と思ってみていたら、勉強に身が入ったのは、試験直前の週末のみ。つまり、試験直前の数日間だけだったのだーーー!

たまたま、ジュンコが帰宅するというので、お父さんも帰宅していた土日。ちょっとだけお父さんに指導してもらって、やっと勉強らしい勉強をしたようだ。でも、もともと勉強の仕方からして全然わかってないユイマ君。試験という威圧感だけで、不機嫌になって、ちょっとやっては、終わんないよー、わかんないよー、なんでこんなのあるんだよー、といつものように、文句タレ全開。ウルサイことこの上なし。

どんなにユイマが文句たれようと、腹が立たないお父さんは、上手に文句タレをかわしつつ、つまらんこと言うんじゃない!と時にはは脅しつつ、伝えるべきことをちゃんと伝え、やらせるべきことをちゃんとやらせる。
どうやら「どんな風でもいいから、“自分で”まとめるんだよ。」とアドバイスしたようだ。理科とか社会とか、ただ教科書を棒暗記したって何にもならない。自分で読んで、自分の頭の中で再構成して、それをまとめて書いてみる、という作業を通じて、自分のものにしてくのだ。
・・・ということすら、ユイマは知らなかったんだよね。

土曜日はひたすら部屋にこもってお勉強。日曜日は、いきなり顕微鏡を取り出して、近所の公園に行って池の水を取ってきたと思ったら、それを顕微鏡で見る、ということをやっていた。が、これもお父さんからのヒント??実践して身につける?
私も池の水をみせてもらったが、ぶよぶよした太くて透明なミミズみたいなのがレンズの中でのたくっていて、気持ち悪かったー(笑)

夕食の時などは、ユイマが、虚像と実像がわからない、と言い出せば、いきなりお父さんの理科の講義が始まっちゃったり。少しでも興味を持ったことに関しては、すかさず対応する。興味が持てないことは、少しでも興味が持てるように、入り口(アプローチ)を変えてみる。都道府県名を全部覚える、というのも、ユイマが行った県、行ったことのないところ、行ってみたいところ、などと話題を広げていけば、楽しく覚えられるではないか!ユイマ君が素直だから(その気になりやすい)、というのもあるけれど、やっぱりお父さんがいると何となくそれだけで“学ぶ(学びたい?)雰囲気”になるのねぇ。さすが、ぷろふぇっしょなる。

もう少し長くお父さんが東京に居られれば良いのだけれど。早々にまた北見に戻って行ってしまって、ユイマはやっぱり大声で文句タレながら朝、夕過ごして迎えた初日の本日。
我ながら親バカだけど、気になって午後電話すると、試験でこんなのが出た、こういう間違いをしてしまった、と自分から話をしていた。中学に入ってから、いくら私が電話しても、ぶっきらぼうな返事しかしなくて、すぐ電話を切りたがっているみたいだったのにね。今日はよほど緊張して集中してがんばって疲れていたんでしょうね。

追記

試験期間の3日間を終えてのユイマの感想。
試験前の2週間はすごく短かったけど、試験の3日間は3ヶ月かと思うくらい長かった!




■…2006年06月25日(日).......遅れてジュンコの誕生祝い
本来なら6月17日だけれど、諸般の事情により、約1週間遅れでジュンコの誕生日祝い。今年で21歳だ。
先月から、書店でバイトを始めたそうで、そうそう家に帰れなくなったジュンコさん、家に戻ったのは、1ヶ月ぶりくらいかな。
久しぶりに帰ってきたジュンコの髪型がちょっとかわっていたせいもあって、ノイノイが照れている。お帰り、って言わないの?と言っても、後ずさりしてお母さんの後ろにかくれちゃったり。なんだか人見知りする赤ちゃんみたい。
ハッピーバースデーの歌も恥ずかしくて、歌えませんでした。




でも、ジュンコが帰ってきたのが嬉しくない訳じゃないのです。とっても嬉しいのです。
それが証拠に、ぷみぷみと二人、前の日からジュンコへの誕生日プレゼントを準備していて、ぷみぷみに代筆してもらった手紙もちゃんとあったのですよ!プレゼントは、ブースカのキーホルダー。あれ、それって、もしかしてアタシが買ってきてノイノイにあげたんじゃなかったけ??というジュンコ。ま、そのへんは気にせずに。ノイノイのお気に入りの品を、大好きなジュンコちゃんの誕生日プレゼントに選んだってことで(笑)

ジュンコは明日から試験だそうだ。夕食には、ジュンコのリクエストで、小さい頃によく食べていた、グリーンライス(ほうれん草のみじん切りとご飯をバタで炒め合わせたピラフもどき)に豚肉とコーンのクリーム煮をかけたもの。しっかり食べて、また竹馬に戻っていきました。





■…2006年06月24日(土).......ノイノイのビワの木
こちらの区では、子供が生まれると、お花の鉢植えか苗木をプレゼントしてくれる。毎年、春先に農協で開催されている植木市に、区から届いたハガキを持って行くと、いくつかの候補から苗木でも鉢でも好きなものを一つ選べるのだ。

ジュンコやユイマ、ぷみぷみのときは、家がアパートだったりマンションだったりで、苗木をもらったことはなかった。しかし、ノイノイが生まれる前に今の「小さな庭付き一戸建て(築25年・賃貸)」に引っ越したので、4人目にして初めて苗木をもらえる!そこで、張り切って赤ん坊のノイノイを連れて農協に行き、どれがいいか選ばせ(笑)、彼女が気に入ったと思われる「ビワの苗木」をもらって帰ってきた。もちろん、大家さんの許可を取って、庭の東側の角に大事に植えたのだった。

あれから早4年と数ヶ月。
桃栗3年柿8年、というが、ビワは実をならせるまでには10年以上かかると物の本で読んだことがある。ノイノイが16歳くらいになれば、実がなるかもねーと言っていた矢先。ユイマが、ノイノイのビワの木に実が1個なっているのを発見!!




すごーい!4年で実がなるなんて。でも本当にたった一個、あたかも、カラスや他の鳥たちに盗られないように、ちょっと見ただけではわからない場所に、ひっそりと、一つ、実がなっているのだった。良く見つけた!エライ!>ユイマ
ノイノイは、ノイノイのビワがなった、ノイノイのビワがなった!と大はしゃぎ。

でも、残念ながら、アリさんたちがもうビワの実を見つけて入り込んでいる様子だったので、取って食べることはしなかった。でも、実がなっているのをながめるだけで、十分満足そうなノイノイ。記念に写真を撮って、いつでもノイノイが見られるようにしてあげた。

来年はいくつなるんだろう。最初になる実ってたいてい一つだけなんだろうか。不思議だね。
そんな話を家族でした。



■…2006年06月20日(火).......久しぶりに発熱ノイノイ
ノイノイは本当に丈夫で赤ん坊のときから保育園に通っている割には、病気や発熱で休んだ回数は数えるほどだ。過去日記を読んでも、熱を出すのは年に2回くらいで、たいてい高熱である。つまり、熱に耐えられるだけの体力があるということなのだろう。(陰と陽で言えば絶対「陽」の体質だと思う)

今回の熱も同じで、38度から高いときで40度近くまで上がっている。昨日の夕方、保育園の外遊びを終えて部屋に戻ったときに妙に体が熱いので熱を測ってみたら38度8分の熱だったそうで、気付かなかった保育士の先生方が大変恐縮していた。

帰宅後、熱は下がることなく、夜中に何度も起きて冷たい麦茶を飲んだり氷をなめたり。これだけの熱なので、頭が痛いとずいぶん泣かれてしまった。明けて今日はやはり熱は下がらす38度5分のまま。早めにA村先生のところに行き、診察していただく。

「風邪・・・としか、ねぇ」との診断。でも今はヘルパンギーナやプール熱も出てきているので、一口に風邪といっても3種類くらいあるので、様子を見てくださいということだった。プール熱だったら熱は長引きます。3日たっても熱が下がらなかったらもう一度来てみてください、という指示であった。

ヘルパンギーナにプール熱。。。過去日記にも同じような記述がある。毎年同じなのね。。。

さて、A村クリニックの帰りに、公園そばのスタンドでソフトクリームをご褒美にたべさせてあげた。おいしいソフトクリームを食べれば、この通り、しばし熱が高いことも頭が痛いことも忘れられる。




でも、家に帰ると、頭痛いよ〜〜おかあちゃんがいいよ〜〜とベソをかいて甘えてくる。ほとんどずっとそばにいてやりました。

明日も下がりそうにない雰囲気。夜になってもまだ38度5分・・・

※ソフトクリームを食べたお店に関する記事はこちらにアップしました。良かったらご覧ください。



■…2006年06月18日(日).......情けない
サッカー、ワールドカップのクロアチア戦をどうしても見たい!というユイマの希望を入れて、夜9時過ぎだというのにテレビをつけた。
が、それがまずかった。

土曜日が授業参観で登校だったぷみぷみは明日は振り替え休日だ。だからだろう。ぷみぷみも見る!といって聞かない。こうなると、ノイノイも絶対に見たいといって聞かなくなる。

紙で旗を作って応援しようとぷみぷみが言い出して、裏が白いチラシ(新聞に挟まって届けられる広告の裏が白いのを集めては紙ばさみでとめて冷蔵庫にくっつけている我が家。いつでも絵が描けるように、と)を数枚取ってきて色鉛筆で日の丸の旗作り。別の紙を丸めてつなげて軸にして、セロテープでくっつける。
こんな良い旗ができれば、ノイノイだって欲しくなる。アタシにも作って〜〜!とウルサイ。一つくらいはぷみぷみだって作ってやるが、もっとステキに見える(私には同じに見える)旗をもう一本自分用に作り始めると、ノイノイは、そっちの方がいいなぁ、アタシにももう一本作って欲しいなあといってぐずぐずぐず。

試合が始まっても、旗が欲しい!だの、どうして作ってくれないの?だのノイノイがぷみぷみにまとわりついてぐずぐずいうけれど、ぷみぷみは無視を決め込んで、自作の旗を振って応援を始める。旗がじゃまで見えないっつーの!(-_-メ)
しかもしょっちゅうノイノイと小競り合いをしながら応援だ。
おちついて試合など見ていられない状況に、ユイマが怒り始め、私ももうイライラが限界に達してしまった。

うるさい!静かに見られないのなら、見るな!
見ても良いって言ったのは取り消し!!
もう寝なさい!!!!!
とっとと2階に行けーーーー!!

泣いて抵抗されたが、泣かれれば泣かれるほどこちらも意固地になって、絶対ダメ!早く行け!!と追い立てる。
結局、前半戦の途中でぷみぷみ、ノイノイを2階に追いやってしまった。

そもそも、前半戦見たら後半戦はビデオに録ってもいいしね、なんて軽い気持ちで、サッカーを見ることを許した私が悪いのだ。それなのに、騒ぐ子供らに腹を立てて、怒鳴り散らして前半戦も終わらないうちに寝かせてしまったワタクシ。情けない。

最近、イライラの限界点が低くなっているような気がする。そもそも、何となくイライラしてることが最近多い。こういうことをnoripに言うと、更年期ってこともありますしね、なんて言われちゃうから黙っているのだ。何が悪いのか。子供だけの生活になって何かバランスが崩れてしまったのか。

とにかく情けない。

ところで、ユイマは前半戦が終わったところで眠いから寝る、ビデオ録画お願いね、といってさっさと2階へ行ってしまった。お前が見たいなんて言い出さなければこんなことにはならなかったんだ、とイヤミを言ってしまったワタクシ。さらに、情けないかも。



■…2006年06月17日(土).......ジュンコ21歳
今日はジュンコの21回目の誕生日。でも、家には帰ってこられない。朝一番で、携帯にメールしてお祝いを伝えたら、こんな画像つきの返事が返ってきた。手作りケーキだって。なかなかおいしそう!





お友達を招いて食事を振る舞ったりしているらしいが、それが誕生日パーティだったのかな。

※注釈:↑は、美学生の作品です。少々×××ですが、芸術作品として大目にみてやってください(笑)




■…2006年06月01日(木).......傷ついたユイマ君
ここのところユイマは6月3日の体育祭に向けて毎朝、朝練。朝7時過ぎには家を出ていく生活だ。
そして、昨日は予行練習。予行練習だから朝練は無いが「ボク、整美委員だから倉庫前に7時50分までに集まらなくちゃいけないんだ。」と言って、人より早く出かけていったのだった。何をするのか知らないが、体育祭で、整美委員はたくさん仕事があるらしい。

で、昨日は7時過ぎに帰宅。遅い。
予行練習した上にクラブもやってきたのだそうだ。

疲れているのか、なんだか機嫌が悪い。どうだった?予行練習は、と声をかけるが、いやそうに、「別に。」
あまりの不機嫌さに、どうしたの、何かあったの?と聞くと「言いたくない。もうやだ。何もかもやだ」
何を聞いても、答えたくない、というので、聞くのをやめてそのまま放っておいた。
夕食も下を向いて何もしゃべらず食べる。ずっと黙ったまま食事を終え、歯磨きしてさっさと2階に行ってしまった。
寝る前に、「おやすみなさい」という声は聞こえたが。

そして今朝も朝練。6時に起きたユイマに起こされた私。眠いよー。
下二人はまだすーすー寝ている。
でも頑張って起きて、下におりて朝ご飯の支度をしてやり(昨日のカレーをもう一度食べさせただけだが)食卓に二人だけだったので、ねぇ、昨日はいったい何があったの?ともう一度聞いてみた。

そしたら、やっと話してくれた。実はこういうことだった。

予行練習中、整美委員の仕事があって、そっちに行っていたら、自分がエントリーしている400メートル走の集合に遅れてしまい、結果として競技をボイコットしたことになってしまった。お友達から、何で来ないんだ、バカだアホだ、なにやってんだ、とさんざんバカにされてしまった。それがすごくイヤだった。

なので、私は、ユイマは整美委員の仕事をちゃんとやろうとしたから、遅れたんでしょ?責任を果たそうとしたんだから、それはそれで偉いじゃない。さぼったわけじゃないんだから、人が何を言おうと関係ないよ。

と言うと、「関係あるよ。大ありだよ。」と答えるのが精一杯。人からバカにされて悔しいやら悲しいやら、そしてバカにされるようなことをしてしまった自分が情けないやらみっともないやら、いろんな思いが一気にあふれてきてしまったのだろう。下を向いたまま涙がぽろぽろこぼれ落ちてきた。

そして、

ボクはダメだ。
バスケだって後から入ってきた人の方が上手になる。シュートなんて全然決まらない。
社会や理科だって、ボクは頭が悪いからすぐ忘れてしまう。10点満点の2点くらいしか点が取れない。
他の人はできていることを、なんでボクは出来ないのか。本当にいやになる。
何をやっても楽しくない。

と、最後はなにもかも悲しくなってしまった。

こういうユイマを見ると私もいつも胸が締め付けられるような悲しい気持ちになる。
意外とユイマは自己評価が低い子供なのだ。そして、特にお友達からの心ない言葉には傷つきやすい。

しばらくユイマの悲しみの言葉数々を聞いてやった。そして、

確かに要領は悪いかもしれないけれど、ユイマは誠実な子供だよ。だから、競技に遅れたくらいで、バカにする奴らの方が悪いんだよ。小学校なら○○の選手はどこそこに集まれーとか放送で教えてくれたりするけれど、中学校は無いのねー、とか、本番はがんばればいいじゃない、とか、その合間にも、ごはん、ほら、食べなさい、と促したりしていたら、一応泣きやんだ様子。

7時35分集合だから、と7時15分には家を出ていったユイマ君。今日一日、楽しく過ごせただろうか。




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ぱるた