良い子 ワルい子 かわいい子
〜〜ぱるたの子育て日記〜〜



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■…2005年11月28日(月).......お留守番の子供たち&タイ土産
11月23日から28日朝まで(約125時間)お母さんが会社の社員旅行でタイに出かけた。こんなに長期間お母さんが家を空けるのは出産入院以外でははじめて。
いろいろやりくりしたけれど、どうしてもお父さんの仕事の都合がつかず、子供だけでの留守番が最初の2日間、お父さんが帰ってきて2日間、そして最後の1日と朝までが、また子供だけで留守番だった。

私が帰宅したときには、子供らはそれぞれの場所にでかけていて家にはジュンコだけ。彼女から聞いた125時間の様子は・・・。

朝〜昼間
朝はユイマが妹たち二人を起こし、朝ご飯の世話を全部してくれたそうだ。シラスやタラコを解凍して、ご飯を電子レンジで温めてそれぞれに盛りつけて出してくれたらしい。(しょっちゅう私がやってることだ。やっぱり真似をするんだね)その後ぷみぷみと一緒に学校に出かけた。ノイノイは、ジュンコを起こし(!?)ジュンコと一緒に保育園へ。
昼間はそれぞれ小学校、保育園、学童クラブと通常通りの生活。
ノイノイの保育園のお迎えはジュンコ。(お父さんが帰ってきたときは送りはジュンコ、迎えはお父さんだったそうだ。)

夜(夕食)
最初の2日間は私が作り置きしていたものを食べ、3日目、4日目はお父さんに作ってもらい、最後の一日はジュンコがトマトソースのパスタを作って食べさせた。
しかし、トマトソースが上手にできなくてあまり食べてくれなかった、とか。
私の作り置きは初日はおでん。二日目はハッシュドビーフと野菜スープだった。おでんは普通だったけれど、ハッシュドビーフと野菜スープは超おいしかったんだって。ドミグラスソース系は作って少し熟成させた方がうまくなるに違いない。

夕食はいつもより常に早めだったので(ジュンコは早く食わせて早く寝かせてしまいたかった)夜8時半ごろには、子供ら3人は就寝。ノイノイは、いつもならお母さんと一緒じゃないと行かない!と言い張る寝る前のトイレに、一人でちゃんと行けていたそうだ。

とにかく5日間ずっとユイマが特にがんばっていたそうだ。朝も夜も。特に朝ご飯の世話はジュンコに頼んで出かけたのに、ほとんどジュンコは何もやらず、ユイマ一人で世話をしてくれたみたいだ。
ご褒美は、たくさんの賛辞の言葉と特別報酬3000円。ジュンコは、家にいる、というだけで役に立っているし保育園の送り迎えでもよくやってくれたので特別報酬5000円。
ぷみぷみと、ノイノイには、タイのおみやげだけだったけれど、お母さんからはたくさんお礼の言葉を贈った。

で、タイ土産は。

ジュンコには、思い出のハヌマンやヤックのブローチと13年前買ったのと同じようなブレスレット(壊れてしまったので同じものをリクエストされていた)。そして、私が旅先で必要に迫られて買ったベルト。



ユイマには、タイの郷土楽器?のカエル。そして、ジム・トンプソンの象柄が入った小銭入れ。



ぷみぷみには、アユタヤの土産屋で買ったポシェット。象さんの形をしていてかわいい。これはノイノイと色違いでおそろい。そして、ジム・トンプソンの象のぬいぐるみ。



ノイノイには、ぷみぷみと同じ色違いのポシェットに、ユイマのカエルを買ったときおまけでついてきた小型の赤いカエル(これも楽器だ)そして、ハヌマンのお面!



紙に包んであるお面をノイノイに開けさせると、喜んで開けてくれたが!ハヌマンの顔が見えたとたん、はっと息をのみ、無言で30センチくらい後ずさり、固まってしまった。コワイとつぶやくのが精一杯。みんなでハヌマンは良い猿でノイノイのことを守ってくれるよ。とか、ワーユの息子でとても力のある神様になったあのハヌマンだよ(絵本でよく知っている)などと説明すると、やっと元気が出てきたみたいで、仮面に近づくことができた。
でも。ノイノイちゃんが悪さをすると、ハヌマンは許さないよ〜〜コワイよ〜〜、というと、泣いちゃった。
ごめんごめん、ノイノイ!(笑)

好きだけどコワイハヌマンのお面はお父さんが帰ってきたら、釘を壁に打ってもらって飾る予定。

そして、今晩の夕食。お母さんは疲れているので生協のレトルトハンバーグで済ませるも、付け合わせのキノコソテーは手作り。キノコソテーを食べながら、ジュンコが「これだよ、これ。居ない間一番感じたのが食事だね。お母さんのごはんがやっぱりおいしい。」と言ってくれたのが、なんだかうれしかった。





■…2005年11月12日(土).......学習発表会(学芸会)
小学校の学習発表会(学芸会)を朝から見に行った。一昨年は、映像と音楽のコラボレーション、とか、音楽の演奏とか様々な演目があったが(決して成功したとは思えなかった)今年は全学年とも演劇一本槍。

ぷみぷみたち2年生の出し物は「おばけ地蔵」ぷみぷみはその一地蔵役。台詞は「どんなごちそうねらおうか!」の一言。



舞台上最前列の一番左がぷみぷみ




赤い帽子と前掛けは親が作ったのだ〜〜!そして下は、給食の割烹着!!


ユイマの学年は「夢から醒めた夢」を上演。45分ほどかかる本格的な演劇だ。ユイマは、といえば、彼はおもてには出てこない「美術係」

最後に、裏方の名前が読み上げられる。みな一列に並んで、名前が呼ばれるとちょっと会釈。さぁ、ユイマの名前は・・・(親はここぞとばかり身を乗り出す)・・と??

飛ばされた〜〜〜〜!!!!(怒)

なぜだ〜〜〜〜??!!??!!


でも。一瞬あれ?って顔をしたものの、そのままにこにこしてるユイマであった。

ちなみに、朝一番から見に行ったノイノイ、演劇に釘付け。やっぱり生身の人間、それも自分に近い子供が演じる舞台は、子供にとって至極、魅力的なんだろうなぁ。




■…2005年11月08日(火).......ノイノイ4才
11月8日はノイノイの4回目の誕生日。早いものでもう4才だ。
朝保育園にいくと、その日誕生日の子には、先生が特別なバッジをつけてくれる。フェルトで作ってあるそのバッジ、色とりどりのフェルトで誕生日ケーキが縫いつけてある。ろうそくまできれいに!
そのバッジをつけていると、一日いろんな人から祝福されるのだ。
しかも、お昼にはお誕生会もしてもらえて、お誕生カードももらえる。

連絡帳から想像する誕生会、主役はみんなの前の特別席にすわって、先生からインタビューされるらしい。
好きな食べ物は?「ピーマン」(これは去年と同じ)
大きくなったらなりたいものはなに?と聞かれて、うーんうーんと考え込んでしまってなかなか答えないので、先生が、花屋さんかな?それとも、ケーキ屋さん?と答えを促したところ、
「わたし、“屋さん”ってつくの、やなんだよね〜〜〜」
と答えて、顰蹙を買ったらしい(笑)。

結局「まだ考え中」だったそうな。

帰宅すると、今度は、おうちで誕生祝い。平日なので、ごちそうを作る時間はないので、みんなで近所のサンマルクへ。ここは、一度登録しておくと、誕生日や結婚記念日に特別メニューのダイレクトメールが届くのだ。ノイノイにもはがきが届いていたので、昨日予約しておいた。
塾から帰ってくるユイマを待って、7時に出発。
店につくと、6人がすわれるテーブルの上座、真ん中に一人だけ白いランチョンマット。そこがお誕生席。ノイノイはそれを見ただけでもう舞い上がっている。特別待遇だもの!
そして、子供二人はお子さまランチ風のプレートを頼み、大人とユイマはノイノイがもらったはがきにあったバースデーコースを頼む。料理が運ばれてきてしばらくすると、ピアノの生演奏タイムがやってきた。ピアニストのお姉さんがテーブルにやってきて、6曲ほど曲名が書いてある紙を見せて、お誕生日に特別演奏プレゼントするので、好きな曲を選んでください、という。ノイノイ、ますます舞い上がるも、字が読めないので、ユイマやぷみぷみが大騒ぎで、「星に願いを」がいいよ!とか、「ラピュタ」がいいじゃない?とまるで自分がリクエストするように騒ぐ。で、ノイノイが選んだのは「ラピュタのテーマ」。

お姉さん、ピアノのところに戻ると、まずは「ハッピーバースディ」を弾きはじめた。料理を運んでいるお店の人たちが全員、仕事の手を止め、曲のあいだずっとノイノイの方を向いて立ち、曲が終わると同時に「お誕生日おめでとうございます!」と口々に言って一礼そして拍手。私たちも一緒に拍手して、おめでとう!と言って一緒にお祝いした。 ノイノイはびっくり!ほおを紅潮させて、緊張の面もち。それもまたかわいい。
店の人たちが動き始めると、今度は、ノイノイのリクエスト曲が始まった。

お料理もおいしかったし、ピアノの生演奏というプレゼントもあったし、ノイノイはすごく満足した様子。途中から、何度も、「お父さん、お母さん、ありがとう!」とお礼を言うのだった。誕生祝いで、こんなにお礼を言われたのは初めて。ふだんいかに特別待遇されていないかがわかるというものだ(苦笑)

帰宅してからは、誕生日プレゼントタイム!
私とnoripで話した結果、少し大きめのおままごとセットはどうだろうか、ということになり、品物を見て買ってくるのはnoripということにしていた。私が最初にイメージしていたのは、子供のご飯茶碗くらいの鍋釜のセットがあること、食器類はそれよりも小さくていいけれど、確かに食器であることがわかること、であった。が、お父さんの買ってきたセットはこれだ!

組み立てが必要なほどの大きな本格的な(?)キッチンセットに私がびっくりだった。(何しろ箱が大きくて自転車にのらないので、かついで帰ってきた!)組み立てにはお父さんとユイマが大活躍。組上がって今度は、ノイノイとぷみぷみが早速遊び初めて、10時頃まで夜更かししてしまったよ。




ノイノイは本当にうれしかったようで、今日は何度も何度も「お父さん、お母さん、ありがとう」というのが印象的だった。
こんなに礼儀正しい子は、我が家初かも、というか。やっぱり何度も言うが、ふだんいかにぞんざいに扱われているかが知れる。よほど嬉しかったのだろうなぁ。寝る前のトイレでも、もう一度「あ、おもちゃ買ってきてくれたからお父さんにありがとう言わなくちゃ」と言って、トイレを済ませるとまた急いでお父さんのところにいって、「おもちゃ買ってくれてありがとう!」と言っていた。うう。なんてカワイイんだろう。
礼儀正しいノイノイ、4才おめでとう。これからはもう少し大事に扱うからね。


箱の中に入って遊ぶこともできるよ




■…2005年11月03日(木).......公立中学選択制
明日11月4日は、ユイマの公立中学選択制に伴う希望進学先の提出期限である。
もう一ヶ月以上も前から説明書と記入票をもらってきていたのだが、結局ぎりぎりまで提出しなかったのだ。

それというのも、親は、ユイマには小さくて手厚く見てくれるアットホームな中学が合うんじゃないかという思いがあるのに対し、ユイマ本人は多くの友人が行くだろう大規模中学(ジュンコの出身中学)に行きたいという希望があったからだ。

そこで。

アットホームな中学といえば、今年去年も足を運んだM中学。
ユイマの行きたい大規模中学といえば、ジュンコも卒業したS中学。
本来の学区域にある中学は、N中学。

この3つにとりあえず絞って、情報収集。

塾の先生に電話してご相談。
先生は開口一番、その3つの中でしたら、S中学はとにかく人数が多いのでちょっとしたことですぐに雰囲気が悪くなる可能性がある、今はずいぶん落ち着いたと言われますけれどね、芽はまだあるんですよ。と私が心配していることをズバリおっしゃった。
M中学は落ち着いていてなかなか良いですよ。N中もいいですけどね。
ただ、お母さんにM中が良いという考えがあるのなら、私の方でも、ユイマ君と雑談ぽく話してみますよ。もしも自分の息子だったらここがいいなぁとか、Sだったらこんな可能性も考えられるとか。
でも、お母さん。最終的には彼本人に決めさせないと、ダメですよ。こうしなさいって上から言ったってね、あの子はダメですよ。結局どこを選んでも良いところ悪いところあるわけですから、決まったところで精一杯のことをすればいいんですから。お勉強の方もあの子は大丈夫ですから、あまり心配しすぎないように。

上のお兄ちゃんをS中学に通わせているお友達お母さんにS中の様子を聞く。
昨年、区内33校ある公立中学で募集人員を上回る応募があって抽選が行われたのは4校だけ。S中学はその4校のうちの一つであった。Sには学区域外40人の枠に70人以上の応募があったのだ。しかしそのお母さんが言うには、ユイマの通うS小学校からS中学を希望した子は結局みんなS中に入学したんですよ、抽選に漏れた子も、抽選後色々運動して、結局入学を許されたんです。学区域通りにN中に行った子はたしか一人か二人だったと思う。と聞かされた。 通っているお兄ちゃんの様子からは、特に荒れているということはなく、結構良いですよ、とのこと。結構楽しく過ごしている、という話は他のお母さんからも聞かれた。設備も良いとか。(ジュンコのときに破壊の限りをつくしたからなあ。区も予算を投入して新ピカにしてくれたのかしら。そうすればなかなか壊すにも勇気がいるってもんだし。)

N中学に関しては近隣のSS小学校の子が全員入学する学校であること以外に特に情報は無かった。しかしSS小の子ばかり行くというだけで、Nだけには行きたくない!というユイマ。一応、私が単独でN中学の学校公開および説明会に出席した。規模的には、M中学とさほど変わらないN中学(Mは1学年2クラス、Nは3クラス)。しかし、なんだか、暗い。どことなく抑圧されたような、息苦しい雰囲気に満ちている。子供の顔も、思春期の明るさとわざとひねたような様子とが同居している。
そうだ、思い出した。私が中学校の時に感じていた重苦しさだ、これは。
少ない人数だけれども、制服の着方やら髪型にはじまって、生活全般にわたって中学生らしい生活を送るようきちんとした指導をしているという説明に、納得した。これだ。重苦しさの原因は。
ということで、なるべくならN中学はパスしたい、と私が思った。(それにしても、M中学っていうのは奇跡のような学校なのね。1学年2クラスと3クラスの違いがこれなのか。一体、M中学のあのかわいくて素直そうな子供の顔と、N中学のちょっとすねたような顔と、この違いは何??でも普通の中学生の顔っていったらN中みたいだよねぇ。そして、noripと二人で分析するには、おそらく、M中学の規模だと、保育園なみの人間関係が作れるんだよ。一人一人に手も目も届く。でも3クラスになると、管理とか抑えとかが必要になってくる規模なんじゃないか。そうか〜〜きっとそうなんだね!と私。)

最後はお父さんとユイマが話し合った。M中学についてはユイマも2度も行っているし雰囲気は分かっている。良いところだっていうのは分かるけど、でもボクはS中学に行きたい。だってあそこは広いでしょ?立派だし。すぐよこにS公園があって緑が多くて。4年生くらいのころからあそこの横を通るたびに、ああ、ここに行くんだなぁ。行きたいなぁって思っていたんだよ、と言う。

その言葉を聞いて、お父さんがこういった。

「そうか。それなら、いいよ。お前がそう思っていたのなら、いいよ。Sにすれば。」

拍子抜けしたのは私。あんなにMが一番向いているんじゃないか、Mでいいよ、と言っていたお父さん。ユイマの言葉にころっと態度が変わってしまうんだもの!

「だけど、抽選に落ちたら、Nに行くんだぞ、それでいいんだな。」

この区の学校選択制度は、第二希望というものがなく、ひとたび抽選に漏れたら、もれなくみなさん、定められた学区域の学校にいかなければならないのだ。

希望票にS中学と記入して、ユイマに持たせた。たぶん今年も抽選になるね。落ちたときには、学区域のNにいくことになるけど、それでいいね、と念押しした。それと、Sに行ったとして、もしも学校が荒れたとしても、ユイマ君はユイマ君らしく、きちんとしっかり勉強はするってことを約束してちょうだい。私からはそう話をした。

落ちてもSには行ける、とユイマは踏んでいるのか。
よくわからないけれど、すんなり抽選に通ることを祈る。






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