ユイマ君、お父さんからもらえるご褒美は何だろう、そわそわわくわく。 お父さんが帰ってくるのを待ちきれず、電話で聞いたらしい。 でも私には教えてくれない。
私は裏から(ウソ)そっとnoripに聞いてみた。すると、norip、
お金でもないし、お金で買うものでもないものを考えなさい。
と言ったそうだ。
うわ、難しいこと言ったのね〜〜 ユイマ君どうするんだろう??
norip涼しい顔で(顔は電話だから見えなかったけど)「考えて何か言ってくるでしょ。」だって。
でも、もし私がそんなこと言われたらどう言うんだろう、と考えてしまった。
私だったら、そうだなぁ。今だったら、良い音楽が聴きたい、良い絵が見たい。何か芸術に触れたいなー。 でも、でも。 音楽を聴きに行くにせよ、絵を見に行くにせよ、チケットを「お金で買わなくちゃならない」じゃないか。 ダメじゃん!
そこで、私の思考は停止してしまった。
夜遅くnoripが帰ってきた。ユイマが全然教えてくれないので、noripにユイマの出した答えが何だったのか聞いてみると 「日本橋にあるポケモンセンターに連れて行ってもらって、某ポケモンのデータを入手する」ということだった。
ポケモンのゲームの入ったゲームボーイを持っていくと、その通信機能を使って、ポケモンのデータを入れてくれる。すると、今まで使えなかったポケモンが使えるようになるのだそうだ。しかも、そのデータ提供は無料。
なるほど〜〜良く考えたね〜〜と感心してしまった。(またも、親バカ)
で、noripに、私は上記に書いたこと、結局お金で買うものだから、ダメだなーとあきらめたんだ、ということを話すと、norip曰く 「それは解釈の問題だから何でもいいんだよ。チケットは確かに買うかもしれないが、音楽とか芸術とか、そういうものはお金では買えないものだ、と言えば、それはそれでいいんだ。でもそのために結局チケットを買うことになるから、やっぱりそれはお金で買うものだ、と思えば、そういう解釈はなりたつからそれはそれで正しい。」 と。
つまり、ユイマが「お金でもないし、お金で買うものでもないもの」と言われてどう解釈し、何を考えてくるかな、と思って、そういう「公案」を出してみた、というわけなのだった。
そして、ユイマの出した答えに関しては、「いやー、ちょうどよくそういうのがあったよね。でも、本人も、これだ!と思ったんでしょ。嬉しそうに電話してきたよ。」とのこと。 もー、ユイマ君ったら、私には何も話してくれなくて!!
でもいい。自分なりに考えて、満足のいく答えを見つけたんだからね。
で、いつポケモンセンター行けるのかな??
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