| 2018年07月28日(土) |
サイト17周年&本日の更新 |
おかげさまで、サイト17周年です。 前回の更新がサイト15周年の記念更新で、日記も覆面企画会期中以外はめったに動かないという開店休業サイトですが、管理人はネットにいて、ツイッターで創作仲間とおしゃべりしたり、投稿サイトでオンノベ読んで、たまには感想言ったりと、毎日楽しく活動してます。
創作も、していないわけではないのですが、紙の書籍のための改稿作業だったり、紙の同人誌(アンソロジー)のための短編だったり、覆面作家企画参加用の作品だったりして、サイトの更新に繋がりませんでした。
が、ちょうどいいタイミングで、アンソロ発行から半年経ち、掲載作品をネット公開してもいいことになったので、ちょうど17周年の節目に、久しぶりの更新ができることになりました。 あんまり記念更新にふさわしくない、暗めの小品ですが……。
というわけで、現代ファンタジー短編『私のヨル』をUPしました。
翼のある巨大黒豹を思う存分もふもふするという、ひたすら欲望に忠実な、猫(&猫科)好きの、猫(&猫科)好きによる、猫(&猫科)好きのための、ささやかな現代ファンタジーです。 ただし、児童虐待(ネグレクト)、動物虐待(捨て猫)の要素があるので、人によっては不快に思う部分もあるかもしれません。 扇情的な書き方はしていないつもりですが、苦手な方はご注意ください。
この作品を載せてもらったアンソロジー『夜の世界(まち)で君と遊ぶ』自体は、まだ在庫があります(好評により増刷したそうです!)。 参加時の日記でも紹介しましたが、私以外のメンバーが本当に豪華で、素敵な作品揃いなので、文学フリマなどのイベントで見かけたら、ぜひお手にとって見てほしいです。 また、通販もやっています。 特設サイトに試し読みもありますので、ぜひ!
覆面企画の参加作品は、加筆修正してからUPしたいので、サイトでの公開はもう少し先になります。 とはいえ、企画版も、未完成品というわけではなく、きちんと公開用に完成させたものですので、もし読んでくださる方がいたら、企画サイトからどうそ。 『プディヤの祈りは銀の蝶になって』、苗(ミャオ)族を主なモデルにした中国周辺高地少数民族風異世界ファンタジー短編です。
あっ……! もし、覆面企画参加者以外で覆面企画8の後書きを読んでくださった方がいたら、『後書き』だからとネタバレ配慮してなかったです、ごめんなさい……。 そもそも覆面企画参加者以外で最近私の日記を読んだ人は、まずいないだろうとは思いますが……(^_^;)
このとおり、二年も更新の間が開くようなのんびりサイトですが、管理人はネットにいて、楽しく創作活動を続けているし、これからも、状況が許す限りはこの同じ場所で、細く長く、のんびり楽しくマイペースなサイト運営を続けていきたいと思っています。 サイトを訪れてくださる皆様のおかげで、今までずっと、楽しく創作活動やサイトを続けてこられました。 ありがとうございます。 これからも、たま〜に思い出して尋ねてくれたりすると嬉しいです。
| 2018年07月20日(金) |
覆面企画8後書き(3) |
引き続き、覆面企画8の後書き(その3)です。
■あなたの作品だと推理された作品はありましたか?
02 月下鴨川、モノノケ踊りて、絵師が狩る。(2票)(正解:糸さん)
大好きなお話なので、嬉しいです! こんな『書籍化間違いなし』みたいなクオリティの作品を私が書いたと思ってもらえたなんて、恐れ多くも、光栄です!
他に、ファースト推理や途中経過では、
07 迷い子の手 (正解:はなふじマディ子さん)
もあちこちで候補に上がっていたようですが、最終結果では消えていました。
いずれの作品も、読み手としての私が狂喜乱舞するツボ作品で、書き手としての私にとっては書きたいけど書けない素敵作品でした。 ありがとうございます!
あと、盲管さんが、私が07を書いたら構成が違ったんじゃないかとおっしゃってましたが、自分でもそう思いました。 私だったら、たぶん、最後にもう一度、異世界パートに戻るでしょう。 私には書けない、思いつけない、思い切ったアクロバティックな構成だと思いました。 あと、私だったら、第一場から第二場にかけてのダルメイの立場の変遷を、『それからダルメイは〜』と時系列順に言葉で説明しちゃって、塔にいるダルメイに師匠が試練を持ちかけるところから次の場面を始めちゃって、ああいうダイナミックな場面転換はしなかったでしょう。 私より映像的・映画的な手法だと思いました。
■あなたの作品が他の方の作品だと推理された作者さんはいましたか?
私の作品の書き手だと思われた他の作者さんってことですよね? 上↑の02の作者の糸さん。 ファーストで3票、最終で1票入ってました。 ファースト推理では、はなふじマディ子さんのお名前も上がっていましたが、こちらも、最終結果では、いなくなっていました。
私の作品を書いたと思われたのも、私がその人の作品を書いたを思われたのも、両方、10人中でこのお二人だけなので、皆さんの頭の中でカテゴリーが同じ(『異世界ファンタジー書き』クラスタ?)なのでしょうか。光栄です。 実は自分でも、恐れ多いことながら、ブロックの顔ぶれを見た時に、かろうじて少し迷ってもらえるとしたらこのお二人かも……と思いました(^^ゞ
■推理してみて、いかがでしたか?
楽しかったです! 前回くらいから、ツイッターでわいわい情報交換する楽しみも増えて、探偵業がますます楽しくなりました。 あと、今回は、前回までみんなのフェイクがどんどんエスカレートしてテクニックを極めつくしてしまったせいか、歴戦の方でも、フェイクのために小細工をする人が減って、目立つ特徴を消すくらいで、普段と違うジャンルや傾向にチャレンジするという正統的な方向に回帰してたような気がします。
■あなたの正解率、どのくらいでしたか?
自ブロック(自作除く)含めて約86% 自ブロックを除くと83%くらいかな?
A〜Cブロックはパーフェクト達成だったのに、Dブロックでがくっと落としました(T_T)
■この企画に参加して、改めて気づいたことはありますか?
毎回改めて気づいているんですが、人様の様々な感性やテクニックがすごい。 自分には思いつかない展開、自分には書けない文章……。 自分とは違う、自分には出来ない、いろんな書き方が存在して、それを自在に操る人たちがいることの驚異。
あと、これも毎回書いてるけど、人の好みは様々ってこと。 同じ作品でも人によって好き嫌いがあったり、正反対の解釈があったり、同じ作品を好きな人でも、どうして好きかとか、どの部分が好きかが違ったり……。 どうせ万人に好かれる作品も万人に嫌われる作品もないなら、一人二人の低評価を恐れる必要はないし、みんな自分の好きなように書けばいいよね! って、毎回改めて思います。
また、一人で読んだ時にさほど印象に残らなかったり、いまいち理解が及ばなかった作品も、他の人の感想を読んでその魅力に気付かされたり、意味がわかると深かったりして、自分の好みの偏りや読み込みの浅さに気づいたりするのも、大勢で同じ作品を読んで感想を言い合う企画ならではです。
■参加作品の中で印象深い作品をあげてください。
主に探偵として企画に参加しているので、推理で苦労したブロックにあった作品のほうが印象に残りやすいですね。 特に最後の最後までさんざん迷ったような作品は、やっぱり印象に残りますね……。 E05『キズアト』とE06『幕張でバーチャルアイドルミゾレと握手』とか。 しかも、二作ともすごく好みの作品だったので、推理のために舐めるように読むのが何度でも楽しくて、お得でした!
あと、推理では全然迷わなかったけど、一読した瞬間、あまりのツボ直撃に衝撃を受けた、 A07『最果ての巫女』。 企画開始前に初参加の三樹さんのサイトを偵察に行ったら、あまりに好みの作風だったので、浮かれるあまり意気込みの『好きなWEB小説』に挙げてしまったくらいで、だから覆面作品にも期待していたら、期待通り、いや、それ以上のツボ作品が出てきて、読んだ瞬間、作者を確信しました。
そして、これも全然迷わなかったけど、一読した瞬間、『盲管さんがこんなものを!?』と『こんなの盲管さんしか書けない!』との両立にがつんと衝撃を受けた、 B10『ローマでも長安でも洛陽でもない、ある都の休日』。
そして、最後の最後に笑かしてくれた E10『夢の異世界ダンジョンへGO!』。
■参加作品の中で印象深いタイトルの作品をあげてください。
B10『ローマでも長安でも洛陽でもない、ある都の休日』 これが盲管さん作品のタイトルであることが、まず衝撃的!
C02『月下鴨川、モノノケ踊りて、絵師が狩る。』 詩情と幻想とユーモアとケレン味が感じらるし、『京都が舞台・モノノケもので、主人公は絵師』というセールスポイントが具体的に提示されてて興味を引く。
E01『銀の御手のサジタリウス』 ファンタジーの香気があるし、カッコいい!
E02『五月の庭、蕾の君は目を閉じたまま』 詩のようで綺麗だしオシャレ。
E06『幕張でバーチャルアイドルミゾレと握手』 これは興味を引かれずにはいられない……!
■参加作品の中で面白かった3作品&一言感想、お願いします。
全体で3作品なんて少なすぎて無理! ……なので、各ブロックから特に好みの作品を、なるべく1作、どうしても好き作品が多すぎるブロックだけ最大3作以内という縛りでいきます。 あと、感想がぜんぜん一言じゃないです。
覆面企画に参加してない人も興味を持ってくれたら読みに行けるように、作品へのリンクも貼りましたが、若干ネタバレあるかも……? 一応、あまり具体的には書かないようにしたつもりですが、ネタバレ度が高そうなものには注意書き付けました。
Aブロック
07『最果ての巫女』 上↑でも挙げたけど、とにかく好み。内容・設定も萌えるし、言葉が美しい……。 こういう、ちょっと古風で装飾的な美文や、そういう耽美な文章で描かれるに相応しい物語が、ほんとに好きなんです。 物語と、それを描き出すための文章が見事に調和していて、うっとりします。 ごちそうさまでした!
Bブロック
02『フーガには二つ星を連ねて』 言葉選びのセンスがすごく好き。隅々まで、言葉がファンタジーしてる……。 『ジュールノア』とか『古窪』とか、音の響きや字面がいちいち雰囲気あって、古い森の傍の鄙びた村の少し湿った空気が文章から立ち上るよう。 特に、最後の方の『やけに甘くリンゴの花が香る日だった。』から『 白いはなびらがこぼれるように頬を伝った。』に至る一連の描写は圧巻で、息を詰めるように読んで幻想の香りを味わいました。
10『ローマでも長安でも洛陽でもない、ある都の休日』 なんとも格調高い異世界転移・現代知識チートものにして、しみじみと人生の哀歓を描き出す奥深い文学……! 古代中国という舞台に持ち込まれた関西弁や大阪感が醸し出す軽やかなおかしみ、全くタイプの違う人間でも共感を誘われずにはいられない馬やんの哀愁ある人物造形(遺書まで書いた出立前の妻への態度、元同僚を庇う気概……なんていい人なんだ!(T_T))、清涼感のあるチャーミングなヒロイン、二人の友情の爽やかさ、人の縁の不思議さ、人生の儚さ、ほろ苦さ……いろんなものが短い物語に詰め込まれてます。 盲管さんはこれまでも毎回名作を書いてるけど、特に今回のこれって、覆面企画がなければ生まれなかった作品なのでは? 盲管さんにこれを書かせた覆面企画って、すごいのでは? この作品はもう、存在自体が、覆面企画の伝説となるでしょう。
Cブロック 02『月下鴨川、モノノケ踊りて、絵師が狩る。』 これ、絶対連作化して書籍化するに違いない……と思いながら読みました。 四季折々の京都の風情、四季折々の京都グルメを添えつつ、小さな事件を、100とは言わないまでも、いくつも解決しながら、幼馴染の二人の微妙な関係が少〜しずつ変わっていくんですよね!? 事情を知っているらしい同僚も、途中で登場してくるんですよね? きっと、二人の家系の過去の因縁が少しずつ明かされたり解きほぐされたり、そんな中で七森さんの心境の変化がほんのりと描かれて、最後の方では、もういちど絵を描こうかと思い始めたりするんですよね? ……勝手にスミマセン(^^ゞ それほど、単にオンノベ短編として質が高いだけでなく、長編化の方向性や商業化した時のセールスポイントまで妄想できてしまう、キャッチーな作品でした。 後書きによると、もともと長編用の構想があって、実際に長編化中とのことで、楽しみです! 07『迷い子の手』 これも、文章にファンタジーの香気があるタイプの作品で、もう、好き……! 特に、『旅人には旅人の暦があるものなのか、』から始まる一連の祝祭シーンがいかにも格調高い異世界ファンタジーでわくわくしていたところへ、唐突に来た塔のシーンへの場面転換の、読み手も一緒に虚空に放り出されて本当に視界が回るような見事さ。 この映像的な場面転換を文章で描き出すって、すごくないですか? さらにもう一度来る、思い掛けない大きな場面転換と併せて、初読時、鳥肌が立ちました。
Dブロック
06 ヴォストーク・デイ <ネタバレ?注意> のんびりしたですます調で描かれる日常から壮大なディザスターパニックへの静かな移行が、そくそくと身に迫って、息を呑むようでした。 休日出勤した会社で、同僚と 、あくまで日常の延長線上の言葉を交わしているうちに、窓の外にはいつのまにか荘厳なまでの破滅が忍び寄っていて、淡々と語られる事態の迫力が半端ないし、そんな異常な状況なのに、二人の会話や行動が会社で台風対策してるみたいな身近なノリなのが妙にリアリティがあって、その落差が、ほんとに怖い。 最後の最後まで、たまたま台風で帰れなくなって一緒に会社に閉じ込められちゃった同僚男女二人……特に親しかったわけでもない相手だけど、停電の中で助け合って連体感が生まれたり、もしかして恋だって芽生えちゃうかも?……みたいな、日常の中のちょっとしたアクシデント的な雰囲気のままで、唐突にペンギン、オーロラ……。 後書きによると、文字数が足りなかったせいで気象災害が起こった理由が削られていたらしいけど、そこがまた理不尽で怖かったです。
10『吾輩はルンタくんである』 可愛くて楽しかった!
Eブロック
01『銀の御手のサジタリウス』 これも、言葉のセンスが素晴らしいファンタジー。 ただストーリーが伝わればいいんじゃなく、隅々にいたるまで『この言葉で、この文章で書かねばならない』という、文章そのもの、言葉そのもので作品世界を作り上げる描き方をしていて、選びぬかれた単語や表現のひとつひとつにファンタジー魂を感じます。
05『キズアト』 <ネタバレ注意> これは良いディストピア……! 前半の、海外YA文学みたいな雰囲気もいいし、先生との禁断の関係を思わせるシーンはなかなかドキっとするし、そこからの、ちょっとギャグかなってくらい唐突なアクション全開シーンも痛快でカッコいいし(このシーン、クレアちゃん、リボン解けた制服姿なんですよね……萌える!)、超戦士として爆誕したクレアちゃんの颯爽としたたくましさ(まさにクーーール!)、特に、ラストのセリフが爽快! イメージとしては、鉄砲担いだ薬師丸ひろ子(@セーラー服と機関銃)的な……? 古くてゴメンナサイ(^^ゞ
06『幕張でバーチャルアイドルミゾレと握手』 これはすごい。近未来には本当にこういう玩具やイベントがありそう。 そして、おじさんが可愛い!
10夢の異世界ダンジョンへGO! 笑った笑った……(笑) ハンドルネームのセンスもいいし(みんなネトゲとかにほんとにいそう)、あと、キャラたちが明るく元気で楽しそうなのが良かったです。
あっ、Eブロックだけ作品数が超過してしまった! これでも我慢して絞ったんですが、やっぱり、推理で苦労したブロックの作品は印象に残りやすいらしくて、つい……。 Eブロックでは、他に、07『楽園の手』に出てくる『手』が、やけに美味しそうだったので、『美味しそうだったで賞』を進呈したいです。
しかし、こうして挙げてみると、私の好みは、はっきりしてますね。 美文で描かれた幻想的なファンタジーが、無条件で好きなんですね。
以上、後書きでした。
ご一緒してくださった皆さま、楽しい時間をありがとうございました! そして、長期間に渡る大規模で手間のかかる企画を運営してくださった主催様、技術面でご尽力くださったというだもさん、おかげで本当に楽しく遊ばせていただきました。 感謝してもしきれません。ありがとうございました!
| 2018年07月17日(火) |
覆面企画8後書き(2) |
後書きの続きです。
■ストーリーの構築において気を使った点、苦労した点などあれば教えて下さい。
世界観の構築。 作中には出す必要がなくても裏で設定を考えておかなきゃ書けなかった箇所がいろいろあって(建物の間取りとか結婚の制度とか)、結局、考えた設定で使ってないのとか、下敷きになってるけど表に出てきていないのとか、いろいろあります。
そして、反省点。 『主にミャオ族風+いろいろミックス』な異世界にしてしまいましたが、それって短篇には向かなかったかなあと思いました。 6000字の短篇で、その世界の風俗を、ストーリーに直接関係ないことまでいちいち全部描写すると煩雑になるから、あんまり独自の世界観にしてしまうと、読者に絵が伝わりにくいのではないかと……。 『なんちゃって中世ヨーロッパ』風だったり、中華風とか和風とか、あきらかにモデルの国がわかる感じだと、いちいち描写しなくても、読み手が脳内の知識に照らし合わせて、それらしい風景や衣装、小道具を想像してくれるじゃないですか。 それが、ヘタに独自の世界にしてしまうと、着てる服とか、建物とか、ちゃんと説明しないと、たぶん、絵が浮かばないですよね。 でも、枚数的にも、話のテンポ的にも、いちいち描写してられない。
というわけで、そのへん、ちょっと無理をしてしまいました。 結果、たぶん、絵が浮かばない、あるいは読み手ごとに脳内映像(服装とか建物とか)が全く違うことになってしまっているのではないかと……。 いや、たとえば読んだ人の脳内でプディヤが金髪だったり建物が洋風だったりしても、それはそれで一つの解釈なので別に良いのですが、映像を思い描こうとしても情報不足で思い描けなかったり混乱した人がいたら(たぶん、いたと思います)、それは私の失敗です。
■削ったエピソードなどありましたか? 作成裏話歓迎です。
エピソードではなく、書けなかったり書かなかったりした設定の供養ですが……。 ものすごく長いので、面倒な方は読み飛ばしてください。
炎龍鳥について詳しく描写できなくて残念でした。 『ネタを思いついたきっかけ』のところでも書いたけど、炎龍鳥は、ただの鳥ではなくて、何か始祖鳥とか翼竜的な、歯の生えた巨鳥なんです。 すごくデカくて、胴体が人間の胴体くらいあります。 攻撃的な性質で、家畜だけでなく、場合によっては人間も襲うので、神聖視される一方で害獣でもあり、被害が増えると駆除するのですが、普段は集団で、まず弓矢や投槍で落としたところで投網をかぶせ、よってたかって刺叉的なもので抑えて山刀で仕留める的なことをやります。 婚礼前の若者は、それを、一人でやるのです。 といっても、絶対に鳥を仕留めなきゃいけないわけじゃなく、羽を何枚か引っこ抜いてくるだけでも良いのですが(落ちてる羽を拾って『引っこ抜いた』と言い張る手もあるのですが、高山に住んでるので、落ちてる羽を探して拾うだけでも大試練)、やっぱり鳥を仕留めて持ち帰ったほうが、だんぜん男が上がります。 プディヤは兄さまを崇拝してるので、『きっと炎龍鳥を何羽も狩ってくる』なんて言っていますが、そんな人は実際にはまずいなくて、子供だから自分の兄を過剰に英雄視してるだけで、ユウアムも、きっと、良くて一羽、あるいは羽を数枚だけでしょう。 それでもプディヤは別にがっかりしたりせず、羽をかざして下山したユウアムの勇姿にうっとり見とれて、(ほらね、わたしの兄さまはやっぱりすごいでしょ!?)と得意満面で胸をときめかすでしょう。
あと、儀式用の戦装束について。 これ、表記を『戦袍』にしようか迷ったのですが、それだと完全に中華風になりそうなので、単に『上衣』にしておきました。 これの裾のひらひらがないのとか、こんなのみたいな感じ……かな?
で、作中にもある通り、ベースは藍染で、そこに、地が見えないほどびっしりと隙間なく連続幾何学文様を刺繍するのですが、『銀蚕糸』(←架空素材)という、とてもしなやかで強い希少な絹糸を五色に染めたものを何重にも刺し重ね、要所要所には金属片を縫い込んだりもして、布製のしなやかさや軽さはそのままに鎧に負けないほどの強度を出し、装飾であり魔除けであるだけではなく物理的な防具の役割も果たす……という設定です。
〈大屋根〉というのは、母系制の血縁コミュニティのことであると同時に、その大家族が住む建物そのもののことでもあります。 建物は山を背にしていて、石造りの二〜三階建が何棟も軒を接し、ところどころ渡り廊下で繋がれた構造で、階段は木製の梯子段。 福建土楼のような円形や四合院のような整然とした形式ではなく、必要に応じて建て増しを繰り返してきた不規則な配置で、たまたまできた隙間は中庭として作業場や子供の遊び場やみんなの交流&憩いの場として利用されていて、中庭か前庭のどこか一箇所以上に井戸があるでしょう。 井戸端には必ず銀蝶樹が植えられていて、その下には、きっと、水の精霊的なものが祀られていますね。 先祖の廟は、それとは別にあり、奥庭がそのまま山の斜面に続いている上のほうにある、神社やお寺の『奥の院』的な立地です。
プディヤの部屋は前庭に面した二階または三階で(『長屋門』的な立地かも?)、独身の娘たちの小部屋がずらりと並んでいる中の一室。 寝台と小さな作業机と椅子があるだけの小さな部屋(全部同じ広さ・造りで、跡取り娘だからといって特に広かったりするわけではない)がずらりとあって、女の子は10歳前後でその個室を与えられます。 娘たちの個室が表に面しているのは夜這い文化の名残りだけど、そのわりに個室が与えられる年齢が低めなのは、精神統一して刺繍をするための作業部屋でもあるからです。
一方、男の子は、12〜3くらいで、『家庭内若衆宿』的な大部屋での集団生活に入ります。 通過儀礼に失敗して結婚できなかった男は、一生この大部屋で、後輩の指導・監督的役割を果たして過ごします。 失敗は不名誉なことだし、いろいろと鬱屈もあるでしょうが、一応は年長者として尊敬される立場ではあるし、まあ、一生が男子校の合宿か修学旅行みたいな状態で、それなりに楽しいんじゃないでしょうか。 制度としての夜這いは廃れているけれど、恋愛にはおおらかなので、本人の頑張り次第では、お祭りの時などにいろんな女性と遊べたり、正式な結婚はしなくても、こっそり部屋に通わせてくれる女性を確保できたりするかも。 相手が同じ〈大屋根〉の女性だったり、夫のいる女性だったらスキャンダルで一族追放モノだけど、他家の未亡人や未婚者なら、そんなにうるさいことは言われません。
青年男女の結婚は、〈大屋根〉の当主以外は、完全に自由恋愛の結果です。 お祭りや共同作業等で他の〈大屋根〉の娘と知り合い、しばらく交際して互いの気持ちが固まったら、各自の〈大屋根〉の当主に申請して手はずを整えた上で、青年が炎龍鳥狩りの儀式を経て正式の求婚をし、婿入りします。
婿入りした後も生家の姉妹(〈糸の姉妹〉)たちとの絆は変わらず、〈糸の姉妹〉たちは彼のための衣装に刺繍をし続け、毎年の正月や男性の人生の節目節目に、婿入り先に新しい服を届け続けます。 男性が死んだときも、実家の妹たちが刺繍をした死に装束で埋葬されます。 ユウアムの言う通り、〈糸の兄妹〉の絆は神聖で永遠なのです
当主後継者の結婚だけは、単なる恋愛の結果ではなく、〈大屋根〉どうしの力関係のバランスとか、相手の青年の当主補佐としての能力が考慮されますが、そういうことを考慮した上で、本人が相手を見繕って打診し、同意を得て結婚します。 候補選びの際は現当主や年長の親族女性たちが助言をしますが、最終的な選択権は、あくまで本人たちにあります。 なので、プディヤが将来、意に染まない相手と結婚させられることはないので、ご安心ください(笑) たまたま好きになった相手がどうしようもないぼんくらのあっぱらぱあの極楽とんぼだったりしたら諦めなければならなくなるかもしれませんが、プディヤはそんな男は好きにならないので大丈夫。 プディヤは、同志として支え合い尊重し合える相手と結婚し、責任感の強い立派な当主になり、しわしわになるまで長生きして皆に尊敬されるでしょう。
■その作品の続編または長編化のご予定は?
長編化の予定ないですが、書いてる途中で思いついた続編を、いつか書いてみたいです。 とはいえ、書けるあてがないので、あらかじめ供養として、ここで披露しておきます。
当主になったプディヤが年老いた頃、炎龍鳥狩りで片足(かどこか)が不自由になって結婚できず若者部屋でくすぶってる男に、妹(実妹じゃなく従妹か又従妹くらいの親戚の女の子だけど、この村の人たちの認識では『妹』)が恋をして、この村では同じ〈大屋根〉のものは結婚できないけど外の世界では実妹以外なら結婚できるらしいと知って、駆け落ちする話です。 この村の人たちにとって、村が世界のすべてだから、外への駆け落ちは、世界を捨てるような覚悟でしょう。 老当主であるプディヤは、兄との結婚の許可を迫るひたむきなヒロインを厳しく諌めるけど、最終的には、建前上はあくまで許さないままながら、駆け落ちを黙って見逃します。 きっと、子供時代のくすぐったい想い出にしたはずだったユウアム兄さまのことを思い出しながら……。 そして、隔絶された高地で他の文化を知らずに過ごしてきたこの村の、伝統文化の崩壊が忍び寄っているのを感じながら……。
■その作品で気に入っている箇所はどこですか?
プディヤが、『もうすぐ十になるわ』と言うところ。 これ、別に、この村では十歳が何か特別な節目の年であるというわけではなく、単に、ずっと年上の兄さまに恋する子供として少しでも背伸びしたかっただけで、それがいじらしいと思って。 ちなみにユウアム兄さまは二十歳くらいです。
あと、銀蝶樹の森のシーン。 プロット段階ではプディヤが刺繍をやり直すのがどこか特に考えてなかったけど、調整の結果、花盛りの月夜の森なんて綺麗なシーンを作ることができて満足です。
プディヤやパドゥハという無国籍エキゾチックなオリジナル名前も気に入っています。 ……が、なんとなくアジア風な絵面を想像してもらうためには、メイリュウとか、なんとなく中華風の名前にしておけばよかったかな……とも、思います。
■推理期間中、褒められた点は?
綺麗、幻想的、キラキラ、プディヤが良い子、可愛い、いじらしい、世界観が好み、緻密な設定がありそう、心理描写が繊細、語彙力、文章や描写が丁寧、端正……など。 もったいないお言葉をありがとうございます。 過去と未来合わせて十年分くらい褒めてもらいました。 覆面企画様様です。
あと、タイトルを褒めていただきました。 後書きで『印象深いタイトル』にあげてくださった方も多数。
あと、褒められたというか……。 推理中に、塩中さんのツイートから突然ノイ兄さまがブレイク?したのは(……何が起こった?)と、ぽかんとしましたが、嬉しく、楽しく、大笑いさせていただきました。 アヤキさんのブログでの二次創作?なんか(アヤキさんのCブロック推理記事参照)、塩中さんは大笑いしてたけど、私は普通に萌えました!! これ、ほんとに書いてもらって読みたいです! 設定資料が必要なら提供しますから!
ノイに名前を与えたのは、単に、その部屋にいる人は全員『兄さま』だから、そのうちの一人に話しかけるなら名前を呼ばないといけないだろうというだけで、本当は、具体的なセリフにせずに『たまたま起きていた若者の一人に尋ねたらユウアムの行き先を教えてくれた』と書くだけでも良くて、そうしたら名前も、動作や表情の描写も必要なかったのですが、なんとなく私の頭の中にノイがいて、寝静まった雑魚寝部屋で何か道具の手入れをしていて、プディヤが戸口に立つと顔を上げて白い歯を見せたので、ただでさえ厳しい字数制限で余分に苦労してでもその描写をしたかったし、セリフも書きたかったのです。 その、『なんとなく頭の中にこの人が居た』というのが、伝わったんですね。 暗い中、目と歯だけが白く見えるイメージだったので、そうです、きっとノイは色黒です。<アヤキさんへ。
真面目に言うと、特に目立つ必要のないモブが必要以上に印象に残ってしまったというのは、作品全体のまとまりから見れば失敗なのかもしれません。 でも、私がそれを書いて楽しくて、読む人もそれをネタに遊んで楽しんでくれたなら、オンノベとしてwin-winですね! ありがとうございます!
■推理されてみて、いかがでしたか?
完全素顔参加で、最初から当ててもらうつもりでしたが、それでも、ブロック分けによっては多少は迷ってもらえるかも……と、ちょっとは期待してました。 が、ブロックの顔ぶれが発表されて、これはダメだ……と覚悟しました。 それでも、推理開始直後は、ちょっと迷ってくれた方もいて、もしかしたら……と期待したのですが、すぐに、覚悟した通りの鉄板状態に(^_^;)
でも、嬉しいです。 自分の萌えを渾身で詰め込んだ作品を、みんなに冬木らしいと言ってもらえて。
ただ、『推理をかわすための作戦』のところでも書いたように、今回、すっぴんだけど、タイトルだけは頑張って普段とちょっと違う感じにしたつもりが、みんなにタイトルが冬木っぽいと言われて、(あれ〜???)という感じでした。
あと、塩中さんに、ギネス級(笑)の長文がないと言われましたが、いつもあるわけじゃないんです、特に『サヌザ』とか『酔夢』は、フェイクのためにわざと長くしたんです! ただでさえ一文が長いのが特徴なのに、フェイクでさらに長くしたら、よけいバレやすくなるだけなんですけど、たとえフェイクのためでも短くすることはどうしてもできなかったので(『ヘブンリー・ブルー』の時にやろうとして冒頭だけで挫折した)、開き直って、もっと長くする方向のフェイクをしたのが『酔夢』。 つまり、短い文はどうしても書けないけど、長くしようとすればいくらでも長くできるのが私……というわけで、やっぱり、一文が長いのが私の最大の特徴ですね(^^ゞ 今回は、特に長くしようとも短くしようとも思わずに、素で書きました。
次回(その3)に続く……。
| 2018年07月14日(土) |
覆面企画8後書き(1) |
後書きテンプレ回答が長くなりすぎて、日記の文字数制限に引っかかるので、何回かに分けて連載します。 まだ全部書き終わってないので、全部で何回になるか不明です(^^ゞ なんでそんなに長いかというと、がっつり設定語りしてるから。
■作者名
冬木洋子
■サイト名&アドレス
カノープス通信 http://www.geocities.jp/canopustusin/
■参加ブロック、作品番号、作品タイトル、作品アドレス
C09『プディヤの祈りは銀の蝶になって』 http://hkmn.html.xdomain.jp/blockc/c09.html
■ジャンル
異世界ファンタジー
■あらすじ
苗(ミャオ)族を主なモデルにした中国周辺高地少数民族風異世界の、女系大家族の跡取り娘(9歳)が、結婚前の通過儀礼を控えた『兄さま(従兄)』の儀式用戦装束に守護の呪力を込めた刺繍をするけど、大好きな兄さまがお婿に行ってしまうのが面白くなくて、ささやかな針目の乱れ(=呪力の綻び)をわざと放置してしまい、でもやっぱり兄さまが大好きだからすぐに後悔してやり直させてもらうという、『異世界千人針』ストーリー。
■意気込みテンプレを使用された方は、URLを教えてください。
http://www.enpitu.ne.jp/usr6/bin/day?id=64893&pg=20180505
■推理をかわすための作戦は?
前回同様、ネタの時点で、隠れるのは諦めてました。 前回はまだジャンルフェイクが効いたけど、今回はジャンルも、普段の私ど真ん中の、フォークロア調異世界ファンタジーなので……。
意気込みに『サイトに傾向が近い話が複数ある』と書きましたが、短篇のために専用のオリジナル異世界・異文化を用意して、その中で、ものすごくささやかな個人の哀歓を、その世界の人の価値観に沿って描く……というパターンが、『恋人の石』や『森の民』と同じなのです。 あ、『セイレーン』もそうかも。
特に、『森の民』シリーズ中の『夏告鳥の頃』には、地下の木の根の先にある『根の国』『影の国』が出てきたりして、世界観が非常に近いです。 どちらも、死んだ人の魂が天ではなく地下に行くという発想がある文化です。 一族の中で年上の人は血の遠近の区別なく十把一絡げに兄/姉・おじ/おば呼ばわりであり、年下はみんな弟/妹扱いの母系大家族という点も似ています。 同じ母系制でも、森の民は婿入り形式ではなく、男女ともに自分の生家を離れない変則通い婚形式なところが違いますが。
そして、アジア風の異世界という点では、覆面4の参加作『サヌザと共に』にも通じるかもしれないし(山岳少数民族みたいな人たちも出てきて、しかも巨鳥も出てくる)。 あと、ロリコン丸出しという点で(笑)、前回のパンドラや前々回の酔夢と通じるものもあるしで、これはもう逃げ隠れのしようがないな……と。
実は、ここ数年、ずっとスランプで、何も新しいネタを思いつけずににいたので、なんとかネタをひねり出せただけで御の字、書けるものを書けるように書くだけで精一杯……という状態で、隠れることにまで気を回す余裕はなかったというのもあります。
でも、せめてタイトルを見ただけでは当てられないようにしたいと、いかにも私がつけそうな『プディヤの祈り』とか『銀蝶樹の祈り』とか『銀蝶樹の森で』とかのシンプルで安直なのはやめて、頑張ってちょっと凝ったタイトルをつけてみたつもりだったのですが……なぜかみんなにタイトルが私っぽいと言われました(^_^;)(ありがとうございます!)
あ、あと、前回指摘された、行頭の『――』の前に字下げがないのは直しました。
■作品のネタを思いついたきっかけは?
(手……手……何も思いつかない……えーっと、何か、手のつく熟語……手作業……手芸……手抜き……? そうだ、手作業(手芸)の手抜きをする話にしよう! 手抜きをしちゃって、それが何か重大な結果を引き起こすとか、引き起こすかも知れないと想像して後悔するとか? で、『手芸』って具体的には……?)と考えたときに、たまたま『ミャオ族の刺繍と民族衣装』という本を読んでいたので、(そうだ、刺繍にしよう!)と思いつきました。 そして、『防護の呪力がこもった刺繍』にすることも思いつけました。 (ミャオ族の刺繍は、先祖の守護を表す吉祥文様なのです)
ここで、千人針とか『妹(いも)の力』とか『オナリ神』とかを連想して、そこから、『多感な少女が、ちょっとした心の揺れから、戦いに赴く親族男性に贈る千人針的な刺繍を手抜きする』というストーリーの大枠が出来、これがガチに戦争とかだと、『多感な少女のちょっとした心の揺れ』なんていうささやかなものと、生命がかかった戦場というシリアスなものが釣り合わないので、通過儀礼としての狩り(完全に形式的なわけではなく多少の危険を伴うが、通常は生死にはかかわらない)にしようと思いつき、そこで、(せっかく異世界ファンタジーなんだから、なにか巨大な始祖鳥とか翼竜的なやつを狩ってくることにしよう! 嘴には歯が生えてるといいなあ……)と、自分でワクワクしはじめました。
こう書くと簡単に思いついたようですが、この、(何も思いつかない……)と呆然としたり、頭の中でひたすら手のつく単語を羅列しつづける段階に、たぶん数週間かかり、その間、(やっぱり何も書けないから参加できないかも……)と悲観したりしてました(^^ゞ
余談ですが、↑の本は、すごい労作です。オススメです! あと、関連本では、同じ著者によるこちらの『布に踊る人の手―中国貴州苗族 染織探訪18年』も良いです。
いずれも、何か直接参考にしたというほどではなく、イメージの元になっただけで、なので、この人たちはミャオ族というわけではなく、例えば建物とかはちょっとチベット寄りのイメージだったりと、いろんな文化のテイストがブレンドされてます。 名前も、現実の文化圏に当てはまりすぎないよう、どこかの国の名前から取るのではなく、プディヤとかパドゥハは、がんばって、検索に出てこないような珍名を創作しました。 (ユウアムだけはミャオ族の神話から取りましたが、響き的にあきらかに中国語っぽくはないので良いかな、と……。あと、ノイは、検索でいくらでも出てきそうだけど、端役だし、いろんな国に実際にありそうだしゲーム等でもたくさん使われてそうな名前だから、かえって文化圏を限定しなさそうで良いかな、と……)
そういうわけで、無国籍異世界ではありますが、樹木崇拝とか銀とか蝶々とか鳥とか羽とか、モチーフ的には、いろいろとミャオ族の文化から借りてきています。
ここから、ネタ元を語りながら、ついでに創作裏話に突入しちゃいます。
ミャオ族の聖木は楓香樹(フウノキ)という木だそうなのですが、銀蝶樹というオリジナル樹木に変えました。 これは、花が蝶の形だということは、たぶんマメ科の樹木で、だから、ニセアカシア(ハリエンジュ)みたいなイメージ……かな? でも、ひとつひとつの花がもっと平たく開いて蝶っぽくて、花がぽたぽた落ちるのではなく花びらがひらひら散る感じ(……だといいなぁ)。 途中で一度、マメ科じゃなく、辛夷みたいな木でもいいかもしれない……と迷いましたが(これも蝶がとまってるみたいに見えるので)、蝶が舞うような落花をイメージするならやっぱりマメ科かなあ、と。
そして、作中で先祖の霊が蝶々の姿をしているのは、ミャオ族に『蝶々が楓香樹の下の泉の水の泡と恋をして始祖が生まれた』という大変ロマンチックな始祖神話があるためです その蝶々が銀なのは、苗族が銀を神聖視して民族衣装に銀細工を使うところから。 鳥や羽というモチーフも、ミャオ族にとっては鳥も神話的なもので民族衣装の刺繍のモチーフに使われたり、お祭りの衣装に羽をあしらったりするから。(裾に鳥の羽をあしらった衣は『百鳥衣』というそうです)
あ、あと、もうひとつ、ネタ元。 『妹の力』を連想したときに思い出したのが、『もののけ姫』のカヤ(アシタカの元・許嫁)。 彼女がアシタカにあげる守り刀(アシタカが何の迷いもなさげにサンにあげちゃうやつ)について、スタッフ(宮崎監督だったか別の誰かだったか忘れた)がインタビューで、『あれは妹の力。でも、もちろんカヤはアシタカが好きなんですよ。じゃなきゃ面白くないでしょう?』的なことを語っていて、(ひどい……w)と思ったんですが。 『じゃなきゃ面白くないでしょう?』という一言が、(そうだよなあ……、ひどいけど、まあ、そうだよなあ……)と、印象に残ってて、ネタを考えてるときに、ちょっと連想したかもです。
というわけで、『兄さま』に恋してる血縁の少女という設定は同じですが、カヤがアシタカの許嫁だったらしいのと違い、こっちは、同じ〈大屋根〉内では同腹の兄妹じゃなくても実兄妹扱いで、結婚は考えられないので、もしユウアムがパドゥハと結婚しなくても、もし年が離れていなくても、プディヤにチャンスが回ってくる可能性はありません。 プディヤもそれは分かっているし、彼らの文化ではそれが常識なので、そのことに疑問を持ってもいません。 もしかしたら、プディヤは小さい頃、「大きくなったら兄さまをお婿にするの」とか言ってたかもしれないけど、それは幼女が「大きくなったらパパのお嫁さんになる」と言うのと同じで、プディヤにとっては赤面ものの黒歴史だし、ユウアムも当然、幼児の可愛いたわごととしか思ってなくて、まさかプディヤが将来ほんとに自分に恋をするかもなんて、想像したこともなかったはずです。
次回(その2)に続く……
| 2018年07月13日(金) |
覆面企画8・Cブロック推理その3(ファイナルアンサー) |
水面下で書き残してあった自ブロックの推理日記、三回目です。
↓↓↓
頭の中がごちゃごちゃしてきたので、いったん仮説をまとめます。
01 その手が隠したものは 久佐馬さん 02 月下鴨川、モノノケ踊りて、絵師が狩る。糸さん 03 死の手招き エコーさん 04 なにも宿らない 木菟みるくさん 05 鏡の中にいて私の中にいなくてあなたの中にいるもの 天菜真祭さん 06 憎たらしい愛にさながら 星宗介さん 07 迷い子の手 はなふじマディ子さん 08 ナインティーン・イレブン カイリさん 09 プディヤの祈りは銀の蝶になって 冬木 10 奇病と難病 財油さん 11 トゥルーエンド 彩真 創さん
おっ、これ、いい! 財油さん=10に無理がなければ、これでいけるんじゃない? 財油さん=10説は今急に出てきたわけじゃなく、推理再開の最初の頃から、ずっと候補の一人に上がってたわけだし。
……と思って、財油さんと10を見比べてみましたが、なんか違う……。 ぱっと見たときは財油さん=10はありだと思ったはずなのに、じっくり文章を見てみると、どこからともなく財油さんっぽくなさが立ち上ってくるし、財油さんの過去作品の文章もじっくり見直すと、やっぱり気配が違います。 たとえば10の中の彩真さんらしさとして取り上げた、特徴的な読点リズム。 財油さんの過去作からもいこれを検出できれば迷わず財油さん=10にできるのですが、財油さんからはその要素が検出できません。 だめか……。じゃあ、やっぱり彩真さん=10か。
それは別に構わないんだけど、そうしたら、財油さんが11になってしまう……。 なんども言うけど、それはない……。 あんなにたくさん分身していた財油さんが、一人もいなくなってしまった! 01は久佐馬さんだし、03はエコーさんに決まっちゃったし、10も違うらしいし。 03エコーさんはもう動かせないし、他に財油さんが書いてそうなものはないし……。 あえていえば06だけど、06は星さんだし。 となると、あとは、実はやっぱり01が財油さんだったというのが残された唯一の可能性?
財油さん01は、ぜんぜん無理がありません。 もともと、かなりありだと思ってました。 ただ、『銀行強盗!?』という表記を、財油さんなら「「銀行強盗!?」」と書くはずだというのが、これを財油さんにしなかった、ほぼ唯一の理由です。 でも、そんな記号の使い方なんて、絶対毎回同じと決めてるわけじゃなく、フェイクとまでいかなくても、その時の気分でいろんな書き方をすることもあるのでは? 少なくとも、私だったら、『こういうときは絶対この記号しか使わない』なんて、きっちり決めてなくて、その場その場でテキトーです。 あと、『マニュキュアのトップコート』から、女性作者ではとも思ったのですが、どっちみち、久佐馬さんも男性だし(たぶん)、よく考えてみたら、男性でも、同居の姉妹や親しい女友達や彼女や奥さんなど、身近に女性がいれば普通に知ってるかもしれないし、そうでなくても、プラモとかコスプレとかに興味があれば知ってるのでは? そして財油さんは特撮好きだから、模型系に詳しいのでは? じゃあ、01が財油さんではいけない理由なんて、ひとつもないのでは?
……が、そうすると、また、久佐馬さんがどこにもいなくなってしまう! そもそも、最初から思ってたことだけど、やっぱり久佐馬さんが曲者なんですよ。 普段の作品にあんなに特徴あるのに、それらしい作品がないんだもん!
……あれ? あったよね? 1つだけ……。 それは、02! 早々にみんなが糸さん認定し、私も最初から糸さん認定してた(だから久佐馬さんかもしれないないなんてちらっとも考えなかった)02が……。 02を読んだ時、全く久佐馬さんのことを思い浮かべなかったのは、久佐馬さんが初参加で、私の中で糸さんのイメージはあったけど、久佐馬さんの印象ままだ薄かったからで、その後、推理の中で久佐馬さんの作品にたっぷり触れた今なら、02を読んだときに、まっさきに久佐馬さんを連想したのかもしれません。 そう、久佐馬さんと親しいらしいウルさんが、02を読んでまっさきに久佐馬さんを思い出したらしいように。
えーっ! でも、だとしたら糸さんはどこに……? まさか07?
いや、いや、今はまだそこまで心配しなくていいので、まずは久佐馬さんと02を見比べてみましょう。
……と、思ったけど、02をちらちら読み返して、やっぱりこれは糸さんだよね……となる。 久佐馬さんが02を書くことがあっても、糸さんが02を書いてないということはない! 『瞼裏』とか、『花群れめいて』とか、いかにもな糸さん用語だよね……。
このへんで、ツイッターでおきさんと塩中さんがCブロック推理について語り合ってて、混ざりたくてしかたなかったのですが、そんななか、おきさんの『久佐馬さん=04』説に驚愕。 しかも、あれよあれよという間に、塩中さんも同じ結論に……。 うっそぉ!(←ツイッターでの推理談義に混ざりたいけど混ざれないから、ここでエア参戦) いや、久佐馬さんが04みたいなものを書くことはあるかもしれないけど、でも、あの04がみるくさんでないわけがない! だって、あの、体のパーツへのフェティシズム、首を締めたり切ったりする妄想への執着、女の子同士の微妙な確執、毒のある会話……。 それ以外に、これといった物証はないけれど……。
いや、でも、これはもしかして、みるくさんの前回作が『クビをキレ』でることを知っている主催さんが、撹乱のためにこの作品とみるくさんを同ブロックにしたという可能性も……? そして、たしかに11にもみるくさんっぽさはあるんですよね。 文章中で使っている−−という記号を、シーンの区切りにも使ってるとか(以前の参加作『千匹皮姫』でもシーンを ―― の連続で区切ってた)。
そして、もしみるくさんを絶対動かさないとなると、もう、久佐馬さんが11になるしかなくなってしまう……? 初参加の久佐馬さんが、ここまでの大フェイクをするでしょうか?
Cブロックの最後は彩真さんと財油さんという意外な組み合わせでの一騎打ちかと思ったら、それはまだ最後の戦いではなく、最後の戦いは久佐馬さんとみるくさんの一騎打ちだった!? (それもまだ最後じゃなかったりして……?)
……ここで行き詰まってしまい、なにか有益な情報はないかと、カンニングの旅へ。 おきさんのブログに行ってみるも、ツイートまとめと推理結果だけで、詳細は書いてない(T_T) おきさんは、私同様、久佐馬さんとみるくさんと一騎打ちになったあげく、最終的に久佐馬さん04、みるくさん11にしてるんだけど、その理由は……?
そして塩中さんのところにも行ってみる。 えーっ! 塩中さんも、ファイナルアンサー直前まで、私と同じみるくさんと財油さんの一騎打ちになって(作品の組み合わせは違う)、みるくさんVS財油さん、みるくさんVSはなふじさんについては経緯が書いてあるけど、肝心なみるくさんVS久佐馬さんについては、それらの間にいつの間にか解決しちゃったらしく、経緯がなにもない……。
でも、おふたりとも、久佐馬さんが04なんだ……? えーっ、でも私は、04はみるくさんにしたいなあ……。(←それは推理ではなく単なる願望だ!)
他の人の推理も見てみる。 えっ、アヤキさんは04カイリさん、11エコーさん? これって最終結果なのかなあ。 修正後って書いてあるけど……。
そして歩く猫さん。 猫さんは04みるくさん、11カイリさんか。 森崎さんは04カイリさん、11がみるくさん。 その推理材料はpixivの二次創作とのことで、いい情報ゲット! ありがとうございます!
→見に行った結果、特にこれといった新発見はなく、やっぱり04はみるくさんだよなあ……と思いながら帰ってきました。
現時点(6月24日)で推理終わってるのは、掲示板から辿った限り、この4人かな? 真北さんや菜宮さんも推理中らしいけど、まだ結果出てないみたいだし。
カンニングの甲斐なく、また行き詰まってしまったので、自分の推理記録を読み返してみました。 あれあれ? カイリさん=11説は、どこ行っちゃったの? 検証しないまま、他に気を取られて消えちゃってたんですけど。 カイリさんは相当フェイクしてるらしいし、 もしカイリさんを11にできれば、みるくさん04のまま、久佐馬さんを08にして丸く収まるぞ?
→カイリさんを動かしてもいいかどうか判断するため、08を見直してみました。 ……うん、やっぱりカイリさんだわ……。 カイリさん=11説は、諦めました。
とりあえず、いったんまとめ。 再検証の結果、物証がありすぎて動かせなくなったり、最初から動かしたくなくなかった箇所に★をつけます。
01 その手が隠したものは 財油さん 02 月下鴨川、モノノケ踊りて、絵師が狩る。★糸さん 03 死の手招き ★エコーさん 04 なにも宿らない 木菟みるくさん 05 鏡の中にいて私の中にいなくてあなたの中にいるもの ★天菜真祭さん 06 憎たらしい愛にさながら 星宗介さん 07 迷い子の手 ★はなふじマディ子さん 08 ナインティーン・イレブン ★カイリさん 09 プディヤの祈りは銀の蝶になって 冬木 10 奇病と難病 久佐馬さんか彩真さん 11 トゥルーエンド 彩真 創さんか久佐馬さん
うーん、10と11は両方彩真さんで、久佐馬さんはどこにもいないような気がするんだけど、他に、もう、動かせる人がほとんどいない……。 10が意外と彩真さんっぽいのはわかったんだけど、だからといって11が彩真さんっぽくないわけじゃなく……。 10=彩真さんの理由になってる読点リズムも、10の文中にそれらしいところがそんなにたくさんあるわけじゃないから、偶然の可能性もあるので、10に他に候補が出てくれば、彩真さんはファーストインプレッションどおり11でもいいんですよね……。 あの特徴の出現は、彩真さんの作品の中でも、そんなに頻度が高くないから、たまたま出現のない作品もあってもおかしくないので。 というか、11は、見れば見るほど彩真さんっぽいし……。
もう動かせるところがないから、久佐馬さんを10にしちゃえ!(←それほどみるくさんを04から動かしたくない)
あっ、違う! 財油さんを10にすればいいじゃん! もともと財油さんは10の候補だったし、久佐馬さんは01の候補だったんだから。 01には確かに財油さんぽさがあるけど、それ以上に、10の久佐馬さんじゃないっぽさのほうがずっと大きいから、こっちのほうがまだ可能性がありそうな気がする……。
あと、10は一人称がいかにもフェイクっぽい『ボク』なんだけど、一ヶ所だけ『俺』になってるとこがあって、会話相手の一人称につられて間違っちゃったのかもしれないけど、そうじゃなくて、最初は主人公も『俺』だったのを後から直したんじゃないかと。 財油さんは覆面作で『僕』も書いてるけど、基本は『俺』ですよね。
というわけで、絶対どこか(具体的には、財油さん、久佐馬さん、彩真さんの中の二人以上)が間違ってる気がするけど、わたし的には、ほとんどの人がもう動かせないところに収まっていて、動かしたくないのを我慢して動かして結局間違ってるくらいなら自分の好きにして間違ったほうがいいから、これでファイナルアンサー!
01 その手が隠したものは 久佐馬野景さん 02 月下鴨川、モノノケ踊りて、絵師が狩る。 糸さん 03 死の手招き 不適合作家エコーさん 04 なにも宿らない 木菟みるくさん 05 鏡の中にいて私の中にいなくてあなたの中にいるもの 天菜真祭さん 06 憎たらしい愛にさながら 星宗介さん 07 迷い子の手 はなふじマディ子さん 08 ナインティーン・イレブン カイリさん 09 プディヤの祈りは銀の蝶になって 冬木 10 奇病と難病 財油雷矢さん 11 トゥルーエンド 彩真 創さん
……あれ? 一周回ってファースト推理に戻ってきた人がいたりして、案外納得のいく結果になってない?
ちなみに、ファースト推理からの変更点 。
01 その手が隠したものは カイリさん→久佐馬野景さん 02 月下鴨川、モノノケ踊りて、絵師が狩る。糸さん 03 死の手招き 財油雷矢さん→エコーさん 04 なにも宿らない 木菟みるくさん 05 鏡の中にいて私の中にいなくてあなたの中にいるもの 天菜真祭さん 06 憎たらしい愛にさながら 星宗介さん 07 迷い子の手 はなふじマディ子さん 08 ナインティーン・イレブン 久佐馬野景さん→カイリさん 09 プディヤの祈りは銀の蝶になって 冬木 10 奇病と難病 エコーさん→財油さん 11 トゥルーエンド 彩真 創さん
さんざんぐるぐる回ったけど、 結局、エコーさんと財油さん、カイリさんと久佐馬さんが入れ替わっただけだった!(笑)
……と、ここで掲示板に『ファイナルアンサー』を書き込んだのですが。 書き込んで戻ってきた瞬間、あれ?っと思いました。 何で私、どたんばで財油さんを01から10に持ってきちゃったんだろう? たいした理由はなかったよね……? そもそも財油さんを01にしてたのには、何かワケがあったはずなんだけど……。
あーっ、忘れてた! 01には『無い』があるんだった! やっぱり01が財油さん! 「ぐはぁぁぁぁっ!」ってセリフも財油さんっぽいし……。
あと、やっぱり彩真さんは10じゃない? なんで11にしちゃったんだろう。 いや、11は11で彩真さんっぽいんだけど、10が久佐馬さんはないと思うんだよね……。 久佐馬さんと彩真さんなら、彩真さんのほうが10だよね……。
でも、そうすると、11が久佐馬さんに……いくらなんでも、そんなバカな……。 やっぱり、カイリさんかみるくさんを動かすしかないのか? どっちも動かしたくないんだけど……。
04と08のどっちが久佐馬さんっぽいかといったら08だよね。 カイリさん=11はありえるのか? カイリさん=11はわからないけど、久佐馬さん=08はありえそうな……。 私がカイリさん=11の根拠にした特徴は、だいたい久佐馬さんにも当てはまりそう。 小文字以外。 そもそもカイリさん=08は、変換とかの細かい特徴は合ってるけど、内容的に……いや、ストーリー的には別にいいんだけど、なんというか、作風的に、いくらフェイクでもカイリさんじゃない気がしてました。 そもそも、08がもしカイリさんだったら、作風(? どう表現していいか分からないのですが、ストーリーでもなく文体そのものでもなく……)以外には全くフェイクがないわけで、相当フェイクしてるらしい意気ごみと矛盾しませんか? いや、本人は大フェイクのつもりでも端から見るといつもどおり……みたいなこともあるけど。
もしかしてカイリさんを11にして久佐馬さんを08にしちゃう? それはかなり思い切った賭けだなあ……。 でも、それをやって、やっぱりカイリさんが08だったら、(あんなにそれらしいと思ってたのに、なんで変えちゃったんだろう)と、後悔するよね……。 カイリさん08のままにしといて外れる方が、まだ後悔が少ないよね……。 うん……見れば見るほど、08はカイリさんだ……。
久佐馬さん=11は絶対間違ってると思うけど、カイリさんやみるくさんを動かして外れて後悔するより、どうせ間違ってると思ってた久佐馬さんを外すほうが後悔がなくてマシ!
あれ? もしかして彩真さんと久佐馬さんが逆でもいい……? もしかして、今の推理、一周回って元の状態に戻っただけ? 結局、10と11を巡って彩真さんと久佐馬さんの一騎打ち? この二作、どう見ても両方フェイク作……。 同じフェイク作でも、彩真さんなら両方書いてそう。 久佐馬さんは、どっちも書いてなさそう……。 そんなわけ、ないんだけど!
この状況、Eブロックの最後(だもさん対GBさんの膠着状態)と全く同じだ……(^_^;) この状況を打破するには、やっぱり、誰かもう一人、場に呼び戻さねばなるまい……。 ほんとはとってもとっても気がすすまないんだけど、しかたないから、みるくさんを召喚。 もうひとり召喚できそうな人だったカイリさんは、すでに検証して却下しちゃったから……。
みるくさん、現在04。 内容的には、すごくすごく、それっぽい! でも、それだけで、たしかこれといった物証はなかったのではないかと……。
……ここで自分の推理日記を読み返す……
うん、物証は何一つありませんでした。 この段階で、まだ、ファーストインプレッション時みたいな印象推理だけを頑固に貫き通してました……(^^ゞ
なので、今度は、内容は一切見ないで(内容を見ると、物証なんか関係なく問答無用でみるくさんになっちゃうから!)、機械的に文体だけを見比べてみましょう。 04をよく見ると、――使いが目立つ……。 みるくさん、そんなに――使うっけ。
う〜ん、使わなくはないけど、それほどたくさんは使ってないよね……。 対する久佐馬さんは、――○○――というセットでだけでなく、『自分の所感だけを述べたのか――この男は。』とか『君には――素質がある』とか『解釈――そう、解釈だ。』とか『しかし――』『だが――』みたいに、単独でも使ってて、これはたしかに、認めたくないけど04とそっくりだ……! がーんΣ( ̄ロ ̄lll)
久佐馬さん、さんざん疑ったけど、別にフェイクはしてなかったんですね……。 ただ、普段と違う題材を書いてみただけで。 勝手にフェイカー扱いしてすみません……しおしお……(;_;) 04をみるくさんと同じブロックにしたのは、主催さんの采配かな?
こうなった上は、みるくさん=11には何の疑問もないです。 もともと、11にもいろいろみるくさんらしいところがあるとは思ってました。 ただ、みるくさんは04だと思いこんでたから、当てはめてみなかっただけ。 まず、みるくさんは今回、隠れる気まんまんだったらしいし。 あと、*とか○とかのじゃなく、ダッシュなど文章中でも使うような記号を区切り記号に使うので、『−−』という区切り記号もそれらしい。 『――』じゃないのはフェイクでしょう。
というわけで、二度目の(笑)ファイナルアンサー!
01 その手が隠したものは 財油雷矢さん 02 月下鴨川、モノノケ踊りて、絵師が狩る。 糸さん 03 死の手招き 不適合作家エコーさん 04 なにも宿らない 久佐馬野景さん 05 鏡の中にいて私の中にいなくてあなたの中にいるもの 天菜真祭さん 06 憎たらしい愛にさながら 星宗介さん 07 迷い子の手 はなふじマディ子さん 08 ナインティーン・イレブン カイリさん 09 プディヤの祈りは銀の蝶になって 冬木洋子(私) 10 奇病と難病 彩真 創さん 11 トゥルーエンド 木菟みるくさん
みるくさんを本当は04にしたかった以外は、「この人がここって、さすがに変だろう」というところは全くなくなったので、今度こそ納得の結果です。
| 2018年07月12日(木) |
覆面企画8・Cブロック推理その2 |
水面下で書き溜めていたCブロック推理日記、長すぎて日記の制限文字数に引っかかったいから三回に分けた、その二回目です。 財油さんと彩真さんとカイリさんがあっちへいったりこっちへいったり、実はなんにもしてなかった久佐馬さんが理不尽に疑われまくったり、推理がものすごく右往左往しています……(^^ゞ
***
ものすごく雑なファースト推理しかしてなかったCブロックに戻ってきました。 ファースト推理の結果をぺたり。
01 その手が隠したものは カイリさん 02 月下鴨川、モノノケ踊りて、絵師が狩る。糸さん 03 死の手招き 財油雷矢さん 04 なにも宿らない 木菟みるくさん 05 鏡の中にいて私の中にいなくてあなたの中にいるもの 天菜真祭さん 06 憎たらしい愛にさながら 星宗介さん 07 迷い子の手 はなふじマディ子さん 08 ナインティーン・イレブン 久佐馬野景さん 09 プディヤの祈りは銀の蝶になって 冬木 10 奇病と難病 不適合作家エコーさん 11 トゥルーエンド 彩真 創さん
カイリさんが最後まで残ってて、カイリさんと久佐馬さん、01と08で迷った挙げ句、消去法で01になったのですが、どう考えてもこれはないよな……という組み合わせで(笑) (でも、カイリさん、今回は相当フェイクに自信がありそうだし……)と心の中で言い訳しながら配置しましたが、『最後の一人がどう考えてもそぐわないけど、きっとフェイクだから!』で無理やり当てはめた時は必ずどこか前の段階でボタンの掛け違いが起こっているんだという、いつもの敗北パターンが見え見えなので、時間切れで次のブロックに移動した後もずっと気になってました。
で、他のブロックを推理しながら思ったんですが、これ、別に大移動させなくても、カイリさんと久佐馬さんを入れ替えるだけで済むんじゃない? と。
なので、戻ってきて、まず、まだあまり作風を掴んでいない久佐馬さんの過去作品をチェックしてみたのですが、わかったことは、どうやら久佐馬さんはかなりの曲者だということ。 素の文章を読むとかなりいろいろと特徴があるのに、01、08に限らず、このブロックの作品に、その特徴が出ている作品は見当たらない。 初参加なのにしっかり特徴を消してきてるってことは、自分の特徴を自覚していて、かつ、それをコントロールできるだけの技量がある人ですよね。 これは探偵にとっては要注意人物……! 初参加と思って舐めてかかると化かされるパターン……!
なので、作品をしっかり読み込ませていただきました。 すると、中二病要素をネタにした作品があったり、同作品でネットに詳しそうだったりと、題材的には01を書きそうな雰囲気があるのですが、作品そのものには、やっぱり、特にこれというほどの類似が見つかりません。
そもそも、01は、感嘆符の後にスペースが無いなど、あきらかにフェイクを意識した作品ですね。 (追記:よく見たらスペースが抜けてるのは一ヶ所だけだったので、単なるうっかりミスかも……? でも、この段階では、そうでない前提で推理を進めています) それがフェイクでないなら、普段からスペースを入れない人がいることになりますが、このブロック、10も感嘆符の後にスペースがなく、普段からそれをやる人はエコーさんしかいないようなのです。 なので、これか10の、少なくとも片方はフェイクであるか、そうでなければエコーさんが二人以上いるのです(笑)
というわけで、ここを決めるために、先にエコーさんを特定してしまいましょう。
エコーさんは、ファースト推理では、感嘆符の後にスペースがないことや算用数字の使用を理由に10に当てはめてあります。 エコーさんは普段、行頭字下げ無しで文の途中に改行をいれるというポエム的な形式を取ることが多いようで(たまに普通の散文のこともあるけど)、書式がかなり特殊です。 でも、覆面作品にはそんなのないから、今回は一般的な書式に寄せてきているようです。 ということは……うっかりスペースが入っちゃってるとか詰まっちゃってるとか、何か、提出の際に事故がおきてる可能性も?
とりあえず10を精査した結果、『カケラ』という変換が共通だったり、『あぁ』などの小文字使い、『だから、ね /「別に怖くはないんだ。』という、句点無しで改行に続く文など、いろいろ共通点がありました。 あと、この作品、冒頭の字下げがちょくちょく抜けていますが、エコーさんは普段字下げしないことが多いようなので、今回は覆面のために下げてみたけど時々下げ忘れたとか、意気込みによると普段と違うツールを使ったようなのでミスが起こったとかじゃないでしょうか。 普段別のエディタを使ってる人(例えば『なろう』直書きとか?)がワードを使うと、よく、この現象が起こりますよね……。
ただ、『体』、『ような』の変換が『様な』でないなど、気になる点も多いので、10に仮配置のまま保留。 つまり、進展無し(^_^;) とにかくサンプル作品が少なくて(特にポエム風改行でないもの)、推理が困難です……(T_T)
でも、エコーさんが10かどうかはわからないけど、エコーさんが01とか08は、あまりなさそうな気がします。 03はあり得る気がするけど。 03も、ときどき行頭の字下げが抜けてるし、算用数字だし、あと、03なら『ように』は『様に』だし、エコーさんは『○●』とか『■■■』とかの伏せ字を使ってるし、こっちのほうがよりエコーさん度が高いかも。 あっ、そういえば、エコーさんにはおじいさんが出てくる作品があったぞ。
でも、エコーさんが03に行っちゃうと10は誰に……?
あっ! そういえば、10と同じ癖がある人が、もう一人いましたよ! 財油さんが『句点ナシでの改行〜セリフ』をする人でした。 そういえば冒頭注意書きの『あしからず』なんて、財油さんっぽいかも? ここは要検討。
ちょっとごちゃごちゃしてきたので、一旦整理します。
01 その手が隠したものは カイリさんか久佐馬さんか財油さん 02 月下鴨川、モノノケ踊りて、絵師が狩る。糸さん 03 死の手招き 財油さんかエコーさん 04 なにも宿らない 木菟みるくさん 05 鏡の中にいて私の中にいなくてあなたの中にいるもの 天菜真祭さん 06 憎たらしい愛にさながら 星宗介さん 07 迷い子の手 はなふじマディ子さん 08 ナインティーン・イレブン カイリさんか久佐馬さん 09 プディヤの祈りは銀の蝶になって 冬木 10 奇病と難病 財油さんかエコーさん 11 トゥルーエンド 彩真 創さん
今のところ、ごちゃごちゃになってるのは、カイリさん、久佐馬さん、財油さん、エコーさんの四人ですが、ちょっと行き詰まってきたし、この四人と四作品の組み合わせという前提がそもそも確定しているわけではないので、先に、候補が一人づつしかいないところを確定していこうと思います。
ただし、02糸さんはすでに確定。
04のみるくさん。 これは作風からのカンだけでの仮配置です。 検証開始。
04再読。……これはやっぱり、みるくさんでしょ……。(←まだ何も検証してない(^^ゞ) これじゃ検証にならないので、みるくさんのサイトに行ってみます。 あ、『おばけのピアニスト』って童話がある。 音楽室で人を怖がらせるためにピアノを弾くおばけが、みんな怖がって逃げちゃうから自分のピアノをちゃんと聴いてもらえないことを寂しく思うお話。 別荘でピアノ弾いてるあいだにみんな寝ちゃったヒロインと同じだ! でも童話だから、文章の見本にはならないかな……。
過去の覆面作品を読み返し、やっぱり文章もなんとなく似てるとは思いましたが、これといった決定的な物証は見つからず。 でも、みるくさんの短編は、冒頭がわりと突然始まって、最後も突然すぱっと終わることが多い気がして、やっぱり04がそれっぽいです。 あと、指を切り落とされる妄想! みるくさん、首を切る妄想によっぽど執着があるらしくて、前回の覆面はそのものズバリの『クビをキレ』だし、第五回の『透明な口付け』でも嬉々として生首の魅力を語っているし、サイトにも登場人物が首を締めたり切ったりするのを夢想する話があるんですが、04の最後の方で唐突に出てくる『指切り』妄想も、首じゃなくて指だけど、それと通じる気がします。 うん、あそこで突然、約束の指切りから指を切り落とされる妄想に入っちゃう人って、みるくさん以外に、あんまりいないんじゃ……?
そして05。 ずっと偽物の魔法少女に見えてしかたないんだけど、やっぱり、どうしても天菜さんですよね。 ブラック天菜さん? カクヨムで書いてる『天空海戦物』にも、キスを媒体に異能を発動させる的なのがあったし。(ちなみにキスしてるのは女の子同士ですよ! お好きな方は、ぜひ!)
そして06の星さん。 あらためて作品を拝見しに行ったら、お味噌汁が出てくる話があったような気がしたんだけけど見つからなくて、記憶違いかなあ……? ナスの話はあったけど、お味噌汁ではなかったですね。 じゃあ、私は勘違いで星さんを06に仮配置したってこと? 確かにこのブロックはファースト推理が一番雑だったけど、これはひどいですね(^^ゞ ちょっと、星さんは06から外します。 じゃあ、星さん候補はどれかな? 他に、三点リーダーの単独使用や行頭――の前のスペース無しのある作品って、あったっけ? あっ、03だ!(三点リーダー単独使用あり)
あれ? そんなことより、雰囲気的には星さん=08もありそうじゃない? 星さんは公開してる作品が少ない上に、ものによってはすごく古いらしいので、三点リーダーの単独使用なんて、そのときだけたまたまだったり、昔はやってたけど今はやってないとかかもしれないから、そのへんは推理の上であんまり優先しなくていい気がします。
さあ、ますますカオスになってまいりました……(^_^;)
あ、でも、もしエコーさんが03で、星さんが08で、財油さんが10だったら、あとはカイリさんと久佐馬さんで01と06を分ければきれいに収まらない?
いや、ちょっと待て。 そこにマディ子さんも混ぜるというのは? カイリさんも久佐馬さんも07を書きそうな気がしてきた!
エコーさん、星さん、財油さんの三人組で03と08と10。 カイリさん、久佐馬さん、マディ子さんの三人組で01と06と07。 よし! 道筋が見えてきました!
……と言いつつ、念の、星さんと06を、もう一度見比べてみると……うーん、やっぱり星さんじゃない? 私は味噌汁だけで星さんをここにしたんじゃなくて、ちゃんと内容を見てたらしいです。 星さんの作品、あんなに数が少ないのに、その中に何作も、死んだ女性の思い出が出てきて(『先日、妻が死んだ。』という一節も)、自責の念含みの妻恋いが描かれたり、夫婦の機微が描かれたりしてるのです。 �燹 ´瓩箸いΦ�号使いも一致。
あと、06の書き手は若い方ですよね。 爪に流行りの飾りってマニキュアじゃなくネイルアートのことですよね? 旦那さんがハット被ってたりして昭和っぽいけど、昭和時代にはネイルアートはまだ流行って無かったです。
そして07。 マディ子さんだと思うんだけど、カイリさんの可能性も一応検討しよう……と思ってカイリさんのサイトに行き、あらためて作品を読んでみたら、07ではなく08がカイリさんではないかと気づきました。 一文短め。特に冒頭は前回の覆面作品『イレーヌ』の冒頭と文章が似てます。 「 」という記号使い、体言止め多め、『さぁ』『ねぇ』という小文字使い、『ぎゅっと』等はひらがな、『囁く』『充分』『わかる』『体』『溜息をつく』『頷く』『ゆく』、そして最後の『終』。 全くフェイク無しのカイリさんだった! 意気込みではフェイクしたようなこと言ってたけど、題材フェイクかな? たしかに、すごく意外な題材だから、文章を細かく見なければ、内容・雰囲気的には、全くカイリさんには見えないです。 むしろ、星さんが先に06に決まっていなければ、少し星さんっぽいかなと思ったかも。
08がカイリさんということは、07はやっぱりマディ子さんですね。 今残ってるのは、01と03と07と10。 この中でマディ子さんが07以外だったら、驚きでひっくり返る……。 07=マディ子さんは、02の糸さんと比較したときに、ある程度検証したはずなので、そのまま07に。
そして、09は私で(笑)、あとは10と11。 残っているのは彩真さん、エコーさん、財油さん、久佐馬さん。 01と03と10と11を、この四人で。
彩真さんは、第一印象で、ぱっと11に当てはめてあり、確かに11はかなり彩真さんらしいのですが……。 主に、( )でルビなどの見た目的なことで。 内容的にも、彩真さん=11は、十分ありそうな気がします。 11をじっくり読んで、彩真さんらしくなさは、ほとんど感じません。 けど、決定的な証拠も特にありません。 ただ、彩真さんはいろいろと細かいフェイクをしている模様。 書式や漢字変換は物証にならないだろうから、決定的な物証が出てこないのはしょうがないことかも……。
でも、一応、10も、よく読んでみます。 ……と、あれ? 11では見つからなかった細かい彩真さんらしさが、いろいろと出てくる……?
11でもあった行頭が――のときに字下げが無い箇所があるのは、ところどころだから事故かフェイクかもしれなくても、一人称でセリフの続きを地の文が引き取る(例『「死がっ」/ 怖くないなんて、いうなよっ』)、『いう』とか『でる』が時々ひらがな、語尾の『っ』。 そう言えば、11の「俺は!」は、彩真さんなら『俺はっ!』と書きそう。 あと、何箇所か見つかった、独特の読点の打ち方。 例えば、彩真さんのサイト作にある『急いで、キッチンへ見に行くとそこには、〜〜』という文。 『急いでキッチンへ見に行くと、そこには〜〜』ではないんです。 10でも『間違っていたら、申し訳ないんだけどもしかして〜〜』という文があって、『間違っていたら申し訳ないんだけど、もしかして〜〜』ではないこのリズム、彩真さんっぽい。 たしか他にも何箇所か、ほんのりと、そのリズムを感じるような
あと、『そんなこと知らずに』みたいに、『を』とか『は』とか『も』とかを入れることもできる箇所でいれないことがたまにあること。 ?のあとにスペースがないのも、エコーさんを当てはめる理由にしてたけど、彩真さんは細かいフェイクしまくってるらしいので、彩真さんのフェイクである可能性もあります。 算用数字を使ってるのも、いかにもフェイク作らしい。 これはもしかして、もしかする……?
……えっ、でも、彩真さんを10にしちゃうと、11を書いた人が誰もいなくない? まさかカイリさんの大フェイク? ええーっ、やっぱり11が彩真さんじゃないと、困る……。 エコーさんや財油さんが11を書いたとは思えない……。
うーん、やっぱり、01久佐馬さん、03財油さん、10エコーさん、11彩真さんが、イメージ的に、一番順当なんだけどなあ……。
エコーさんはフェイクしてる感じじゃないですよね。 だから、!の後にスペースがない10が怪しいと思うんですが……。 そうなると財油さんが03になってしまうんですが……。 でも、前回も参加してる財油さんが本文にタイトルを入れてくるだろうかというのはあります。 じゃあ、03がエコーさん? 初参加だから本文冒頭にタイトル入れちゃいそうだし、サイトに行くと認知症のおじいさんが主人公のお話があって、『齢80』って言い回しも使ってるし、おじいさんだけど時々物言いが若くて、若い人が書いてる感じがするし。 物証としても、伏せ字のときにいろんな記号(特に他の人が使うことが少ない黒塗り系)を使うし、三点リーダーの単独使用もあるし、 算用数字使うし、【 】使うし、『無い』や『様に』も使うし、何一つ合わない点がありません! やったー! エコーさん=03!
そしたら彩真さんが10でも大丈夫。 えっ、でも、そしたら財油さんが11に……? ない、それはない! じゃあ財油さんが01で11が久佐馬さん……? うーん、でも、財油さん01説には『銀行強盗!?』問題が……(財油さんなら「「銀行強盗!?」」と書くはず)。 まさかカイリさんが11? そして財油さんが08?
それとも彩真さんは11で、財油さんが10で、カイリさんは08のまま? あっ、これが一番落ち着くかも!
***
第三回へ続く。
| 2018年07月11日(水) |
覆面企画8・Cブロック推理その1(ファースト推理) |
水面下で書き溜めていたCブロックの推理日記です。 他ブロックでは何回にも分けてUPしたものを全部まとめてUPしようとしたら、長すぎて投稿できなかったので、3回に分けてUPします。
まずは、ファースト推理。 (この部分だけは、企画掲示板にも非公開で貼ってありましたが、こちらにも転載します)
【ファースト推理】
自ブロックのコッソリ推理、ファーストインプレッションです。
01 その手が隠したものは カイリさん 02 月下鴨川、モノノケ踊りて、絵師が狩る。糸さん★ 03 死の手招き 財油雷矢さん 04 なにも宿らない 木菟みるくさん 05 鏡の中にいて私の中にいなくてあなたの中にいるもの 天菜真祭さん 06 憎たらしい愛にさながら 星宗介さん 07 迷い子の手 はなふじマディ子さん★ 08 ナインティーン・イレブン 久佐馬野景さん 09 プディヤの祈りは銀の蝶になって 冬木 10 奇病と難病 不適合作家エコーさん 11 トゥルーエンド 彩真 創さん★
★がついてるのは、わりと自信があるとこです。
01は、しょっぱなから、はっきりいって全く自信がありません。 一番最後に消去法で埋めました。 ファーストインプレッションなので、裏も取っていません。 正直、他の作品を埋めてゆくまえの、本当のファーストインプレッションでは、カイリさんである可能性なんて全く考えませんでした。 あまりにもイメージ違うし。 でも、カイリさん、今回フェイクに相当自信がありそうだったから、ワンチャンあるかなって。
もうひとり、これかなと迷ったのは、財油さん。 財油さんなら、すごくそれっぽい。 でも、財油さんはすでに他のところに当てはめちゃってたし『銀行強盗!』のところを、財油さんなら「「銀行強盗!」」にするんじゃないかなあ……と。 だから、やっぱり、カイリさんのフェイクと信じたい!
あ、あと、財油さんをこっちにしなかった理由は、もう一つ。 『マニキュアのトップコート』で、これは女性の作品じゃないかと思ったのです。 男性もマニキュアくらいは出すだろうけど、トップコートはあまり思いつかないんじゃないかと思って。
02は、第一印象からして糸さんらしいと思ったのですが、途中で、はなふじマディ子さんと迷いました。 その理由は07のところで述べますが、やっぱり糸さんと決断した決めては『瞼裏』。 この表現は珍しいです。 そして、糸さんの作品にこれを見つけました。
03の財油さんは、普段の作品に目に見える特徴があり、覆面作品にもその痕跡が残っていので、いままではほとんど迷わず当ててきましたが、今回はさすがに特徴を消してきたので、かなり迷いました。 この03も、最初からすごく財油さんくさいとは思ったんですが、10の可能性もありそうだし、01も財油さんじゃないと誰も01を書いた人がいなくなっちゃうし……。 財油さん、大増殖(笑) でも、10はすぐに他の人で埋まったし、あと残った中で、カイリさん=01はありえても03はありえないと思ったので、財油さんを03にしました。 サイトにある作品にはあまり(ぜんぜん?)似てないけど、過去の覆面作品と、ちょっと似てる気がします。
04は、もう、ファーストインプレッションで、みるくさんに。 何も裏は取っていないので、後日時間があれば検証します。
05は、今でも悩ましいのですが……。 見るからに、ものすごーく天菜さんっぽいのに、何か、どっか違う。 たとえて言えば、マフラーが黄色い偽者の仮面ライダーとか、敵が化けてる悪の魔法少女みたいな(笑) 『魔法少女ミコミコまつりん』のコスチュームを着てて、顔も同じなんだけど、目に悪の光があって、「お前、偽者だな!?」みたいな……。 もしかして誰か(みるくさん辺り)が天菜さんのコスプレで参加して、それを主催さんが配慮して天菜さんと同じブロックにしたのがこれで、本物の天菜さんは他にいるんじゃないかとさえ疑ったのですが、ブロック内の作品を全部読み終わっても、他の天菜さんはいなかった。 ということは、これはやっぱり天菜さんで、「外見はどう見ても天菜さんなのに何か違う」なのは、天菜さんの渾身のフェイクの結果なのでは? 普通はコスチュームのほうでフェイクするのに、フェイクの方向性が普通と逆方向?
06は、最初に埋めました。 ブロック推理の最初のうちに、見た目的に明らかに特徴のある数作品と、特にフェイクをしていなさそうな初参加の方数人を見比べてマッチングした結果、星さんがこれに。 サイトにお味噌汁の出てくる夫婦もののお話もありましたし。
07は、第一印象でマディ子さんだったんですが、途中、糸さんとも迷いました。 なんで途中から糸さんが参戦してきたかというと、イメージもありますが、この作品、『におい』がひらがななんです。 で、それこそ07がマディ子さんである証拠だと思っていたら、02にも『におい』があることに気づいてしまい、マディ子さんが02と07に分裂。 でも、『瞼裏』の件で、糸さんがやっぱり02に戻っていったので、マディ子さんはやっぱり07になりました。
08は、01、03と並んで最後まで残ってたのですが、セリフ中の『――』の多さから、久佐馬さんに。 久佐馬さんは中二系に詳しそうだったので01も考えたのですが、カイリさんと久佐馬さんを見比べたら、やっぱりこっちかな……と。 でも、まだ全然検証してないので、やっぱり逆かもしれないという不安があります。 とういか、01も08も両方久佐馬さんで、カイリさんはどこにもいないような気が……(^_^;)
10は、06と同時にマッチングして、エコーさんに。 でも、ほんとに軽くマッチングしてみただけなので、自信はありません。 後日検証します。
11は、これこそ一番最初に埋めました。 ぱっと目を引いたのは『−−』だったのですが、それで彩真さんと見当をつけて読み進めてみると、作風的にも、すごくそれらしい。 前回の覆面作品と通じる雰囲気があるような……。 いや、『−−』を抜きにしても、彩真さんでしょ、これ。
以上、ちょっと迷った数人以外、ほとんど何も裏をとっていないファースト推理です。 後で、他のブロックが全部終わって時間が残ったら、もう少しちゃんと推理したいですが、自ブロックなので、このままになる可能性も。
以上、掲示板に投稿済みのファースト推理、再録でした。 Cブロック推理日記、次回に続く!
| 2018年07月10日(火) |
覆面企画8・推理反省会 |
さて、ブロックごとの反省会です。 思う存分言い訳したり悔しがったり自慢したり負け惜しみを言うぞー!
Aブロック推理結果
01 糸子教授の人生リセット研究所 川辺都さん ○ 02 アフロディーテーの手 すずさん ○ 03 導かれた先は 水城翼さん ○ 04 地面に手が生えていた 巫夏希さん ○ 05 現代人外住宅事情 御桜真さん ○ 06 魔女と秘密の88手 アヤキリュウさん ○ 07 最果ての巫女 三樹さん ○ 08 巡り巡って 骨平正樹さん ○ 09 手を貸した話 織人文さん ○ 10 ハンスと五本指の魔法 楠瑞希さん ○ 11 黄昏時にその店は開く 藤原湾さん ○
ここは全問正解!
このブロック、顔ぶれを見たときにはぎょっとしましたが(長文・文章びっしり派の面々がずらりと揃ってる!)、実際に推理してみると、フェイクをしている人が誰もいなくて、みんな漢字変換までそのままだったので、きちんと見れば分かるブロックでした。
それでも悩んだのは、アヤキさんと水城さん。 前回も苦労した、アヤキさんと水城さん。 このお二人、普通に読めば決してすごく作風が似ているというわけでもないのに、覆面企画に出てくると、文章の特徴や細かな漢字変換の癖まで、なぜかいろいろ一致してしまうという危険は組み合わせ……。 このお二人を一緒にしたのは、主催さんの名采配ですね。 最後の最後に入れ替えようかどうか迷って、結局やめといてよかったです!
Bブロック推理結果
01 ―― ス・ガ・ル・テ 於來見沙��さん ○ 02 フーガには二つ星を連ねて enuさん ○ 03 ジャクリーンの腕 Veilchenさん ○ 04 マリー・アントワネットの手を取って 篠崎琴子さん ○ 05 赤い手 白い手 三和すいさん ○ 06 手児奈物語 鶏林書笈さん ○ 07 イハンスにやらせろ 歩く猫さん ○ 08 花咲と白い犬 みずきあかねさん ○ 09 手の行く方へ moesさん ○ 10 ローマでも長安でも洛陽でもない、ある都の休日 盲管さん ○ 11 手探りカデンツァ げこさん ○
ここも全問正解!
ここも、フェイクのために小細工してる人がいなかったんですよね。 盲管さんは、フェイクといえば大フェイクだけど、小細工は何もなくて、ただ、普段書かない、ものすごく思い掛けない傾向のものを書いてくれたっだけで。 三和さんは永坂さんや碧さんになりきろうとしたみたいだけど(でも二人とも今回は参加してない!(笑))、やっぱり、傾向の違うものを書いただけで小細工はなかった気がするし。
ほとんどの人がファーストインプレッション通りで、迷ったのは三和さんとげこさんくらい。 それも、げこさんが初参加で作風をよく知らなかったから迷っただけで、よく見れば、なんで最初は迷ったのかわからないくらい明々白々でした。
なのに、なんでげこさんで迷ったかと言うと、げこさんを11にすると自動的に三和さんが05になってしまい、その組み合わせが疑わしく思えたからで(最終的には、試しに動かしてみようと思っても動かせないほど確信を強めていましたが)、三和さんは、他にフェイカーがいるブロックにいたら、下手すると逃げ切るくらい当てられなかったんじゃないでしょうか。 正直者ばかりのブロックに入ってしまったばかりに、消去法で当てられてしまいましたね。
そして自ブロックであるCブロック。
01 その手が隠したものは 財油雷矢さん ○ 02 月下鴨川、モノノケ踊りて、絵師が狩る。 糸さん ○ 03 死の手招き 不適合作家エコーさん ○ 04 なにも宿らない 久佐馬野景さん ○ 05 鏡の中にいて私の中にいなくてあなたの中にいるもの 天菜真祭さん ○ 06 憎たらしい愛にさながら 星宗介さん ○ 07 迷い子の手 はなふじマディ子さん ○ 08 ナインティーン・イレブン カイリさん ○ 09 プディヤの祈りは銀の蝶になって 冬木(私) 10 奇病と難病 彩真 創さん ○ 11 トゥルーエンド 木菟みるくさん ○
まだ推理日記を公開していませんが、ここは難航しました……。 その理由は、私がどうしてもみるくさんを04にしたがったから。 主催さんが意図的にみるくさんと04を同ブロックにしたとしたら、主催さんさんのブロック分け、まさに神がかってる……!(そうでなくても他のあちこちで神がかってるけど) ファースト推理段階からみるくさんを04に固定してしまったおかげで、『久佐馬さんがどこにもいない』現象が起こってしまい、特に小細工をしていたわけでもない久佐馬さんが、私にフェイカー扱いされてしまうことに……。 大変失礼しました! 最終的に、そのままではどうしても推理が立ち行かない状態に陥ったため、みるくさん=04説をしぶしぶ諦めたのですが、そこを諦めさえすれば、何の問題もなく久佐馬さんが04に当てはまり、他も全部、ぱたぱたと、それぞれ納得のいく場所に収まっていきました。
最後の数人の推理がどうしても難しいときは、先に確信を持って配置した(しかも、印象で確信しすぎたためにろくに検証もせずに当てはめてた)誰かが実は間違っているという、いつものパターンでしたが、ここではうまく回避できました!(D・Eでは回避できなかった!)
このブロック、自分もいたわけですが、私はどうせサービス問題だったので、自ブロックであっても、他の探偵さんたちと推理の難易度はあまりかわらなかったのではないかと思います。
そうそう、鉄板・天菜さんは、やっぱり、『変装するなら普通はコスチュームを変えるのに同じコスチューム・同じ顔のまま中の人の表情だけ変える』という謎の方向性のフェイクをしていたようで、しかもそのフェイクの効果を確信していたようで、そんなちょっぴり天然なとこがチャーミングな、通常運転の天菜さん……v
Cブロックの推理日記は、明日、公開しますね。
そして、今回、私のブロック別正解率の最低記録となったDブロック。
01 秘密が見える目の彼女 黒田渚さん ○ 02 神の庭 藤村由紀さん ○ 03 couturiere 松原冬夜さん ○ 04 子どもを助けたら勇者と呼ばれた件について 並木空さん ○ 05 夢を視ないという夢 せらひかりさん × (正解:連川宵也さん) 06 ヴォストーク・デイ 塩中吉里さん ○ 07 オズ ―知識の光をもたらした魔女― 五十鈴スミレさん × (正解:深海いわしさん) 08 嗚呼 美シキ兄妹愛哉 連川宵也さん × (正解:五十鈴スミレさん) 09 てとてとて 深海いわしさん × (正解:せらひかりさん) 10 吾輩はルンタくんである 桐央琴巳さん ○
最後の最後に、思い付きで、ろくに検証せずいわしさんと五十鈴さんを入れ替えたのが悔やまれます……。 もっとも、入れ替えても入れ替えなくても、五十鈴さんはどっちみち間違っていたわけですが。
五十鈴さん=08も、一瞬なら考えたんですよね。 理由は、前回から引き継いだ自分の推理メモに『兄妹モノが好き?』って書いてあったから(笑) でも、文体が違うと思ったんですよね……。 あと、それ以上に、連川さんが08っぽい気がした! これもブロック分けの妙でしたね……。
せらさんは、惜しかったなあ〜。 私、一時は、せらさん=09を真剣に検討してたんですよ。 今見直したら推理日記には一行くらいしか書いてなかったけど、ファースト推理終了直後から、戻ってきて推理を再開するまでの半月くらい、頭の中ではせらさんをそこに仮置きしてたはず……。 理由は読点のリズム。 でも、推理を再開した直後に、せらさんのサイトで『我輩』を発見してしまうなどのアクシデント(笑)が起こり、そのどたばたで、なぜか、せらさん=09 説はそのまま吹っ飛んでしまったんですよね(^_^;) なんであのとき、ろくに検証もしないまま、どさくさまぎれで09説を放棄しちゃったんだろう……。 今思えば、10じゃないことと09じゃないことは、関係ないのに!(^_^;)
それにしても、『せらさんちの我輩』事件は、わたし的に、今回の推理のハイライトの一つですね!(笑)
このブロックの、私にとっての難しさは、前回、藍間さんが逃げ切ったときの状況にそっくりでした……。 藍間さんが誰一人予想もしてなかった(少なくとも公開推理してる人は)作品で逃げ切ったため、ブロック推理の 最後に残った三人くらいが、誰をどこに当てはめても『似てるけどなんかちょっと違う』みたいになってた、思い出すだに恐ろしいあの感じ……。
そして、痛恨のEブロック!
01 銀の御手のサジタリウス ウルさん ○ 02 五月の庭、蕾の君は目を閉じたまま 青柳朔さん ○ 03 機械細工職人と機械義手 天崎剣さん ○ 04 飲み干す残滓 真北理奈さん ○ 05 キズアト GBさん ×(正解:森崎緩さん) 06 幕張でバーチャルアイドルミゾレと握手 だもさん ○ 07 楽園の手 菜宮雪さん ×(正解:GBさん) 08 それは手記にも似た 彪峰イツカさん ○ 09 夜の谷で 神儺さん ○ 10 夢の異世界ダンジョンへGO! 森崎緩さん ×(正解:菜宮雪さん)
森崎さーん! まさかの森崎さん!! これはやられました……。 森崎さんをだもさんと一緒にしたのは主催さんの名采配だったのでしょうか、単なる偶然でしょうか。 だもさん=05説は、正解発表後の今でさえ、「そうであってもおかしくなかった」「別の時間軸に属するもう一つの世界ではきっとそうなんだ!」としか思えません(^_^;) いや、前半はともかく、後半は、最初からありえないと思ってたんですけど、魂を売ったならアリかな……と(^_^;)
さらに、今回は、森崎さん逃げ切り事件だけではなく、もう一つ、『GBさんがどこにもいない』という大事件が重なって、私にとっては、このブロックの難易度が大変なことに……。
GBさん失踪事件については、菜宮さんをきちんと検証せずに07に当てはめてしまった私の自業自得なんですが、もしそうでなくても、GBさんと07を結びつけて考えようとは思わなかったかも。 それほど見事な隠れっぷりでした。 でも、小細工的なフェイクじゃないんですよね。 盲管さんと同じで、普段書かない系のものを書いてきたっていうだけで。
GBさん、どうりでどこにもいないわけだよ……。 どれを見ても、なんか違ったわけだよ……。 だって、実際、違ったんだもん……(^_^;)
外しはしたけど、私としては、むしろ、06も08も09も10もGBさんではない! と見破れた自分の『GBさん判定眼』を褒めてあげたいです。 (これも前回の藍間さん逃げ切り事件を彷彿とさせる……。最後に残ったそれらしいものが全部ちょっと違うので悩みに悩んだら、本当にそのどれでもなくて、あれらが藍間さんじゃないと見破れた自分の眼力を褒めてあげたかった) どれも、内容的にはGBさんが書きそうなものであっても、GBさんの文章じゃなかったんです。 じゃあ05がGBさんっぽかったかというと、『大フェイクとしてならありかも?』レベルだったので、だから最後の最後まで悩ましかったのですが。
でも、ずっと05にいただもさんを、最後の最後に思い切って06に移したのはラッキーでした! 土壇場の賭けで、良い目が出ました。 その時、時間があれば彪峰さん=05説を蒸そうにしてたけど、それはたぶん、もし本当に検討してても、もう一度08を読み返したらやっぱりやめていたことでしょう。
このブロックでの私の一番の失敗は、07をきちんと検証しなおさなかったことかも。 それをしていれば、もしかしたら、GBさんは当てられてたかも知れません。 もしそうだとしても、森崎さんはやっぱり当てられなかったと思いますが……。 森崎さんには完敗です。(しかも作品がすごく良い!)
なんか、EブロックよりDブロックのほうが外した人数は一人多いのですが、Dはもう、『どうせ当てられなかった。しょうがない』みたいな諦め感があるけど、Eは自分の検証不足が原因で推理の難易度が上がった面があるので、こちらのほうが、より悔しいです。 森崎さんはもうしょうがないけど(笑)、GBさんについては、もっとちゃんと検証してれば当てられたかも知れない……と、悔いが残って。
以上、後悔したり悔しがりながらも、とっても楽しい推理でした! 阿鼻叫喚も負け惜しみもまた楽し!(笑) 大事な作品を好き放題に推理対象にさせてくださった作者の皆様、神がかったブロック分けで推理を盛り上げてくださった主催様、ありがとうございました!
| 2018年07月09日(月) |
覆面企画8答え合わせ |
先日、覆面企画8の正解が発表されました。
私の作品は、C09『プディヤの祈りは銀の蝶になって』でした。 読んでくださった方、感想くださった方、推理してくださった方、当ててくださった方、ありがとうございました! そして、少しでも迷ってくださったり外してくださった数少ない方には、特別な感謝をv いくら隠れる気がなくても、誰も少しも迷ったり間違えてくれないのは寂しいので……。 おかげで推理されるドキドキも味わうことが出来ましたv
自作については、後日、後書きでいろいろ語りますね。 あと、Cブロックの水面下推理日記も、ちゃんと書き残してありますので、後日、公開しますね。 今日は、とりあえず、全ブロックの答え合わせです!
Aブロック
01 糸子教授の人生リセット研究所 川辺都さん ○ 02 アフロディーテーの手 すずさん ○ 03 導かれた先は 水城翼さん ○ 04 地面に手が生えていた 巫夏希さん ○ 05 現代人外住宅事情 御桜真さん ○ 06 魔女と秘密の88手 アヤキリュウさん ○ 07 最果ての巫女 三樹さん ○ 08 巡り巡って 骨平正樹さん ○ 09 手を貸した話 織人文さん ○ 10 ハンスと五本指の魔法 楠瑞希さん ○ 11 黄昏時にその店は開く 藤原湾さん ○
正答率100%! \(^o^)/
Bブロック
01 ―― ス・ガ・ル・テ 於來見沙��さん ○ 02 フーガには二つ星を連ねて enuさん ○ 03 ジャクリーンの腕 Veilchenさん ○ 04 マリー・アントワネットの手を取って 篠崎琴子さん ○ 05 赤い手 白い手 三和すいさん ○ 06 手児奈物語 鶏林書笈さん ○ 07 イハンスにやらせろ 歩く猫さん ○ 08 花咲と白い犬 みずきあかねさん ○ 09 手の行く方へ moesさん ○ 10 ローマでも長安でも洛陽でもない、ある都の休日 盲管さん ○ 11 手探りカデンツァ げこさん ○
正答率100%! \(^o^)/
Cブロック
01 その手が隠したものは 財油雷矢さん ○ 02 月下鴨川、モノノケ踊りて、絵師が狩る。 糸さん ○ 03 死の手招き 不適合作家エコーさん ○ 04 なにも宿らない 久佐馬野景さん ○ 05 鏡の中にいて私の中にいなくてあなたの中にいるもの 天菜真祭さん ○ 06 憎たらしい愛にさながら 星宗介さん ○ 07 迷い子の手 はなふじマディ子さん ○ 08 ナインティーン・イレブン カイリさん ○ 09 プディヤの祈りは銀の蝶になって 冬木(私) 10 奇病と難病 彩真 創さん ○ 11 トゥルーエンド 木菟みるくさん ○
正答率100%! \(^o^)/ (自ブロックだから自分を除いてだけど、除いても除かなくても数字は同じ)
Dブロック
01 秘密が見える目の彼女 黒田渚さん ○ 02 神の庭 藤村由紀さん ○ 03 couturiere 松原冬夜さん ○ 04 子どもを助けたら勇者と呼ばれた件について 並木空さん ○ 05 夢を視ないという夢 せらひかりさん × (正解:連川宵也さん) 06 ヴォストーク・デイ 塩中吉里さん ○ 07 オズ ―知識の光をもたらした魔女― 五十鈴スミレさん ×(正解:深海いわしさん) 08 嗚呼 美シキ兄妹愛哉 連川宵也さん × (正解:五十鈴スミレさん) 09 てとてとて 深海いわしさん ×(正解:せらひかりさん) 10 吾輩はルンタくんである 桐央琴巳さん ○
正答率60%
Eブロック
01 銀の御手のサジタリウス ウルさん ○ 02 五月の庭、蕾の君は目を閉じたまま 青柳朔さん ○ 03 機械細工職人と機械義手 天崎剣さん ○ 04 飲み干す残滓 真北理奈さん ○ 05 キズアト GBさん ×(正解:森崎緩さん) 06 幕張でバーチャルアイドルミゾレと握手 だもさん ○ 07 楽園の手 菜宮雪さん ×(正解:GBさん) 08 それは手記にも似た 彪峰イツカさん ○ 09 夜の谷で 神儺さん ○ 10 夢の異世界ダンジョンへGO! 森崎緩さん ×(正解:菜宮雪さん)
正答率70%
全体正答率(自分除く) 52人中45人で 約86%
【一人反省会】 森崎さんと五十鈴さんにやーらーれーたーーー!!(笑) いや〜驚きました。 お二人とも、すごい……。 それぞれ、ただ予想外であるというだけでなく、作品としての完成度も高く面白いのがさすがです。
そして、やっぱり、最後の一人か二人がどうしてもうまく収まらない時というのは、最後の一人・二人になる前のどこかで、こういう事件が起こっているということなんですよね……。 予想もつかない人が一人いると、そこからすべてがズレていって、その結果、あちこち合わなくなって、推理が難しくなる。 つまり、推理が難しかったブロックにはフェイカーがいるということ……。 今までの経験から、それは分かっていたのですが、それでも、誰が犯人か見極めることが出来ませんでした……orz バタリ
でも、A〜Cブロック全問正解は快挙で嬉しいです! 全体86%も嬉しいです! 今日はあまり時間がとれないので、ブロックごとの反省会は明日やります!
| 2018年07月06日(金) |
覆面企画8・全ブロックファイナルアンサーまとめ |
自分用のメモも兼ねて、全ブロックのファイナルアンサーをまとめました。 ★がついてるのが、ブロックごとに出した『ファイナルアンサー』から変更があったところです。(『ファイナルアンサー』とは、いったい……?(^^ゞ) 見直しの経過は、この日記の前二回分を御覧ください。
昨日、入れ替えを検討していたAブロックのアヤキさんんと水城さんは、結局入れ替えませんでした。
Aブロック
01 糸子教授の人生リセット研究所 川辺都さん 02 アフロディーテーの手 すずさん 03 導かれた先は 水城翼さん 04 地面に手が生えていた 巫夏希さん 05 現代人外住宅事情 御桜真さん 06 魔女と秘密の88手 アヤキリュウさん 07 最果ての巫女 三樹さん 08 巡り巡って 骨平正樹さん 09 手を貸した話 織人文さん 10 ハンスと五本指の魔法 楠瑞希さん 11 黄昏時にその店は開く 藤原湾さん
Bブロック
01 ―― ス・ガ・ル・テ 於來見沙��さん 02 フーガには二つ星を連ねて enuさん 03 ジャクリーンの腕 Veilchenさん 04 マリー・アントワネットの手を取って 篠崎琴子さん 05 赤い手 白い手 三和すいさん 06 手児奈物語 鶏林書笈さん 07 イハンスにやらせろ 歩く猫さん 08 花咲と白い犬 みずきあかねさん 09 手の行く方へ moesさん 10 ローマでも長安でも洛陽でもない、ある都の休日 盲管さん 11 手探りカデンツァ げこさん
Cブロック【7月8日追記】
01 その手が隠したものは 財油雷矢さん 02 月下鴨川、モノノケ踊りて、絵師が狩る。 糸さん 03 死の手招き 不適合作家エコーさん 04 なにも宿らない 久佐馬野景さん 05 鏡の中にいて私の中にいなくてあなたの中にいるもの 天菜真祭さん 06 憎たらしい愛にさながら 星宗介さん 07 迷い子の手 はなふじマディ子さん 08 ナインティーン・イレブン カイリさん 09 プディヤの祈りは銀の蝶になって 冬木洋子(私) 10 奇病と難病 彩真 創さん 11 トゥルーエンド 木菟みるくさん
Dブロック
01 秘密が見える目の彼女 黒田渚さん 02 神の庭 藤村由紀さん 03 couturiere 松原冬夜さん 04 子どもを助けたら勇者と呼ばれた件について 並木空さん 05 夢を視ないという夢 せらひかりさん 06 ヴォストーク・デイ 塩中吉里さん 07 オズ ―知識の光をもたらした魔女― 五十鈴スミレさん★ 08 嗚呼 美シキ兄妹愛哉 連川宵也さん 09 てとてとて 深海いわしさん★ 10 吾輩はルンタくんである 桐央琴巳さん (五十鈴さんといわしさんが入れ替わりました)
Eブロック
01 銀の御手のサジタリウス ウルさん 02 五月の庭、蕾の君は目を閉じたまま 青柳朔さん 03 機械細工職人と機械義手 天崎剣さん 04 飲み干す残滓 真北理奈さん 05 キズアト GBさん★ 06 幕張でバーチャルアイドルミゾレと握手 だもさん★ 07 楽園の手 菜宮雪さん 08 それは手記にも似た 彪峰イツカさん 09 夜の谷で 神儺さん 10 夢の異世界ダンジョンへGO! 森崎緩さん (だもさんとGBさんが入れ替わりました)
Eブロックについては、時間ギリギリまで、さらに変更の可能性があります。 変更した場合は、この記事に追記します。
おまけ:Eブロック移動の理由メモ
GBさんは06ではない! (文体がやっぱりどうしても違う。こんな主語省略の多い文はGBさんじゃない!) だもさんは05でもあるが06でもある!(笑) でもGBさんが06でないなら、必然的にだもさんが06になる! 05が空いたら、そこへ来るのはGBさんか彪峰さんである! なぜ彪峰さんかというと、彪峰さんは今08になっているが、わたし的には最初から全く不本意だったから! (不本意なのに08にしてたのは、細かくみてゆくと物証がありすぎるため) GBさんか彪峰さんのどちらにしようと双方のサイトを見に行って、彪峰さんの最近の更新作を読んで、彪峰さんに心の天秤が傾いた! 『肯く』などの物証も見つけた! そういえば塩中さんもキズアトは彪峰さんだと力説してたし。 よし、彪峰さんでいこう! そうするとGBさんは08になっちゃうんだけど、たぶんほんとはそこじゃない。 誰か他の人がここに来るはず。 でも、もう探す時間がない。 GBさんでいいや! どうせ他にGBさんっぽいのはなくて、GBさんはどこへ入れてもどうせ外れるんだから! ……えっ? あれ? 05なら、そこそこGBさんっぽかったんじゃなかったっけ? じゃあ、もしかして彪峰さんを動かさなければいいだけじゃない? GBさん08にはほとんど可能性がない気がするけど、彪峰さん=08は、気は進まないけど一定の可能性はあるのでは……? でも彪峰さん=05説にもかなり魅力があるので、時間ギリギリまで他に08に当てはまりそうな人を探して、いたら彪峰さんを05、いなければ08にしよう。(←いまココ)
| 2018年07月05日(木) |
覆面企画8最終見直し中(その2) |
全ブロック見直しの続きです。
Cブロックは、大幅移動の末、今度こそファイナルアンサーとして掲示板に書き込んできました。 (Cブロックカテゴリーに私が投稿した記事の、正解発表まで非公開のレスの一番下です。まだ読めないけど、正解発表前に推理したという証拠を残すために投稿してあります) 推理経過は正解発表後に公開します。 いつもは雑な自ブロック、今回は、めちゃくちゃ詳細に、丁寧に推理してますよー!
そして、昨日悩んでた五十鈴さんといわしさん。 結局、入れ替えることにしました。 五十鈴さんが07オズで、いわしさんが10テトちゃん。
五十鈴さん=07は、(なんだ、そっくりじゃん!)と気づいて、(エウレカ!)みたいな気分だったのですが、いわしさん=10に何も物証がなくて、ためらってました。 が、今日、いわしさんのところで、『真昼の月の物語』の番外編『ペーパームーン』という、童話調の作品を発見しまして。 その、漢字の開き方が、テトちゃんと似たパターンだったんです。 子供向けの童話なら、対象年齢である○年生までに習う漢字は閉じ、習わない漢字は開いたり、そこまで厳密じゃなくても、あんまり難しそうな漢字は使わないようにすることが多いと思いますが、テトちゃんは、そうじゃないですよね。 難しい言葉も画数の多い漢字も全く容赦なく使いながら、『わたし』とか『ひと』とか『さみしい』とかをひらがなにすることで、なんとなく全体的にひらがなが多そうな雰囲気(雰囲気だけで、よく見ると実はぜんぜん漢字率低くない)を出してます。 そして、『ペーパームーン』も、そのパターンでした。 『わたし、いいこにしているわ、と、女の子は女の人にいいました。』とか、テトちゃんと似てませんか?
というわけで、五十鈴さんといわしさん、入れ替え!
そして、もう一つ、昨日悩んでたアヤキさんと水城さん。 水城さん=03(電車兄妹)、アヤキさん=06(88手)を入れ替えるか悩んで、いったん入れ替え無しという結論を出したのに、また悩んでました。 というのは、ちょっと自分が推理材料の取り違えをしていたことが発覚しまして……(^^ゞ で、それを踏まえてもう一度見直し中ですが、これはどっちを選んでも苦渋の決断……。
だって、このお二人、本当に特徴がいろいろ似てるんですよ! どちらも文章長め、読点少なめ。 でも、水城さんのほうが、ときどき、ものすごく長くて、しかも場合によっては全く読点がない文があります。 アヤキさんも長めの文が多いけど、アヤキさんの長文は読点を打ちつつ繋いでいく文で、そこまで読点がないことは、あまりないように思います。
この特徴からは、どう見ても、水城さんが06になってしまうのですが……。 06がおねショタであることを考えても、水城さん06は、すごく妥当な気がするのですが……。
でも、03にも、水城さんらしい特徴が! 前にも言ったけど、『推理! 兄は推理と言ったのか!』という文、水城さんの過去の覆面作の『自宅近くに向けて走る――このままでは家に着いてしまう! 何かしなくては。』とか『脳裏に覚えのない風景が流れ始める――そう、風景!』と似てませんか? この特徴があまりにも強力で、これはもう03を水城さんにするしかない気がするのですが。 あと、会話中の伸ばし棒。特にバレー部の男の子たちの口調。
一方、06には、アヤキさんらしい特徴もいろいろ……。 『お化け屋敷――今は魔女屋敷と呼ぶべきかもしれない――に押し掛け続け』みたいな、――のサンドイッチ用法は、水城さんよりアヤキさんに多いです。 そして、昨日も書いたけど『一々』という変換。
でも、水城さんが――サンドイッチ――をやらないわけじゃないし、よくさがせば水城さんも『一々』を使ってるのかも知れないし、アヤキさんも会話で伸ばし棒使わないわけじゃないし……。 このお二人を同ブロックにしたのは、主催さんの超ファインプレーですね……(T_T) だって、子供が主人公のライトな現代モノで『である。』を普通に使う人って、わりとレアだと思うのに、このブロックにそういう人が二人いて、そういう作品が二作あるんですよ? 恐ろしい……。
内容的には、アヤキさん=03、水城さん=06のような気がするし(アヤキさんは兄弟ものが多くて水城さんはおねショタが好きらしい)、文体的にも水城さん=06のような気がするのに、細かい物証はいちいち逆を指している……。 これは悩みます。 しかし、物証は、探せば探すほど、これはアヤキさんの特徴だと思ったものが水城さんのところでも見つかるし、その逆もままあるので、一つ二つの物証にあまりこだわるのは、今回はかえって危険な気がします。 この二人に関しては、物証は裏切るものと思って、全体イメージで決めちゃったほうが良いのかも……?
明日、全ブロックの推理結果まとめを日記に上げる予定なので、それまでに心を決めておくことにします。 というわけで、アヤキさんと水城さんの一騎打ちの結果は明日の日記にて!
【7月6日追記】アヤキさんと水城さんは入れ替えなし(水城さん=03アヤキさん=06)で確定しました。
| 2018年07月04日(水) |
覆面企画8最終見直し中 |
先日、全ブロックについて一応のファイナルアンサーを出しましたが、まだ少し時間があるので、最終推理の投票はせず、検証が甘かったところや納得のいかないところを中心に、全ブロックあちこちの見直しをしています。
まずは、ちょっと気になってたBブロックの於來さん=01(ス・ガ・ル・テ)説。 自分が検証したあとにしたツイートを貼っておきます(書き間違い等修正済み)。
*** 大詰めにさしかかった探偵TLに、突然の爆弾を投げ込んで見る。誰か、『於來さんが01じゃない説』を検討してみる人はいませんか? 私、ちょっとだけ疑ってる。理由はいくつか。
まず作品自体だけど、B01、いろいろ特徴がありすぎて、フェイク臭がぷんぷんしますよね。『温和に調えられた』とか『部屋々々』とか『憤ろしい』とか、見れば見るほど特徴ある用語用法がザクザク。
でも、それらの単語を、於來さんが普段からよく使ってるかと言うと、探せばあるかもしれないけど、すぐ目につくほどは使ってない。そして大量のルビ。於來さんも普段からわりとルビふるけど(ルビタグではなく 《 》等で)、ここまで多くないような……?
そして場外推理。こないだの揺すぶり発言は別としても、以前誰かがBブロックの感想ツイートを流し始めた時、01を通り過ぎたあとで、於來さんが『○○さんがBブロックに来てる……ドキドキ』みたいなツイートをしたんです。まるでこれから自分の作品にさしかかるのを待ってるみたいじゃないですか?
あと他にも何かあったんだけど、忘れた……(^_^;)
というわけで、どなたか検証してみませんか?(笑) 私は、ちょっと考えたけど、やっぱりやめましたが(^_^;) ***
というわけで、書き込みの段階では既に自分は検証を終えて、やっぱり於來さんは01だという結論に達していたのですが。 理由は、於來さん=01の証拠が見つかったからではなく、もし於來さんが01でなかった場合の移動先として想定した05赤い手、11カデンツァが、再度じっくり見直した結果、それぞれ三和さん、げこさんであることが補強されてしまったから。
特にげこさん。 これを当てはめる時、なんでそれなりに迷ったりしたんだろう。 物証ありありの、どう見てもげこさんじゃないですか……。
なんで迷ったかというと、げこさん=11に疑問があったからではなく、もうひとりの候補として残っていた三和さんが、ここでなければ05になってしまうということに不安があったからです。 三和さん=05は、はっきり言って消去法でした。 が、今回、改めて見直して、最初は消去法でここにもってきたわりに、この組み合わせが意外と強力だということに気づいてしまいました。 そんなわけで、げこさん、三和さんの配置に自信を強めてしまい、他はもう最初からわたし的には動かせないので、於來さんは動かすところがなくなって、元の01に落ち着いたのでした。
結論。Bブロックは見直し後の変更はなし!
そして、検証の甘かったAブロックに戻ってきました。 アヤキさん本人に『ワタクシを捕まえてごらんなさい』的に煽られたことだし(笑) そういえば、アヤキさんと水城さんは、ほとんどまともに検証してないんですよね。
前回のAブロック推理日記に、
*** 私、前回も水城さんとアヤキさんの判別にさんざん苦労したんじゃなかったっけ……。だからAブロックの顔ぶれ見た時、ぎゃーっと思ったんだ……(^_^;) 今、水城さんの意気込み見てきたら、「またアヤキさんと一緒だから探偵さんを惑わせることができそう」と書いてらした。はい、惑ってます……(T_T) ***
とまで書いておきながら、アヤキさんを06にした理由は、ほぼ、『問うた』一点だけなんですが……。 これ、水城さんも『問うた』を使ってたら一発アウトじゃない?(^_^;)
……と思って、調べたら、あった……Σ(゚д゚lll) 水城さんのとこにも、『問うた』が……。 ファンタジーだけど重厚古風なやつじゃなく、わりと現代的でライトなやつで。 なんてこった。 そして、水城さんのサイトのトップページには、おねショタアンソロに参加しているというアナウンスが……。 えっ! 今アヤキさんにしてある06は、まごうことなきおねショタ! アヤキさんの発言は、正直、あんまり本気にとってなかったけど、こ、これはちょっと本腰入れて検証せねばならない……。
そう思って水城さんの意気ごみとサンプル集を見る。 一人称のサンプルとして出てた作品を見ると……えっ、この一文長めの文体……。 小四の男子の一人称で『確実に健康に害が及んでいるように思う』……? えっ……。
本気で物証集めからやり直します……。
というわけで、物証にあたった結果……やっぱり、入れ替えは無しにしました。 アヤキさんは03でもおかしくないのですが、でも、06のほうに、強い物証が出てしまったので。 『いちいち』を『一々』と書く人って、レアじゃないですか? そうでもない?
一方、水城さんも06でもおかしくないのですが、でも、03の台詞回しが、すごく水城さんだったので……。
よって、Aブロックも変更無し。
そして、自ブロックであるCブロックで、再検証の結果、大幅な入れ替えがありましたが、これは正解発表後に推理日記を公開します。
そして、一番納得がいっていないDブロック。
どこに納得がいかないかというと、いわしさん=07オズです。 滅んでるけど、一見ファンタジーに見えるSFだけど、なんか違う……。 文章に、『角の丸い四角』(←私のいわしさんの文体イメージ)感がない気がする……。 もしかして、やっぱり塩中さんといわしさん、逆なんじゃない!? だって、07の冒頭の情景描写が、すごく塩中さんっぽい。 そして、私が07は塩中さんじゃないとした理由は、『塩中さんはこんなまともな倫理観の作品は書かない!』という失礼な決めつけだけで、何も検証してないんです。
そんなわけで、塩中さんのサイトを再訪して、あちこちぱらぱらと読み返して見たところ……逆に、塩中さんがやっぱり06ヴォストークであるという確信が強まってしまいました。 (理由は語り口の個性)
じゃあ、他に、どこなら動かせるかな……と見回して、あり得ると思ったのは10、てとちゃん。 今、五十鈴さんになってますが、これははっきり言って消去法です。 なんとなく読点のリズムがそれっぽいとか、ラストの余韻が特定の五十鈴さん作品に通じる気がするとか、その程度です。 そして、てとちゃんといわしさん、そんなにかけ離れてはいないような……? 07よりはこっちのほうが『角の丸い四角形』に近いような……。 よしっ、検証開始!
07と五十鈴さん作品を比べるなら、前回の覆面作、シリアス異世界ファンタジーの『龍呼舞』、それも、フェイクのための行詰め・文詰めを元に戻したと思われるサイト版でしょう。
……あっ。似てる……!? まず見た目が似てますよ? あ……書きぶりも似てる。 えっ、すごく似てる……。 なにが似てるって、これだけの壮大なストーリーを、この文字数で、全く不自由なさげにあっさり書いちゃうところですね。 漢字変換も、特に決め手になるほどの一致はないけれど、特に大きな差異もない。 これは、そもそも、あんまり特徴のある変わった変換がないので仕方ないです。
特に決め手になるような物証は出なかったけど、こちらのほうがてとちゃんより五十鈴さんぽいような気もするので、もし、いわしさんとてとちゃんを見比べて問題なさそうなら、入れ替えてもいいかも!
てとちゃんはどう見てもフェイク作だから漢字変換とかを調べてもしょうがないと思われるので、あとはもうフィーリングだけですが、うーん、ヤンスを、ひらがなと改行を多くしたら、ちょっとこんな感じになるのでは……? 二回続けて童話フェイクはないだろうけど、一回、全くテイストが違うものを挟んでいるし、10=いわしさん、アリなのでは……??
うーん、てとちゃんとオズのいわしさん感は、正直どっこいどっこいな気もするんだけど、でも、五十鈴さんのほうは、てとちゃんよりオズのほうが似てる気がしてきてるんですよね……。 物証がないことにかけては、五十鈴さん07いわしさん10でもその逆でもほぼ同じなので、フィーリングで違和感がないほうにすればいいのでは? せっかくの於來さんとの全一致を捨てるという危険な賭けになるけど、自分のフィーリングを信じて、いわしさんと五十鈴さんを入れ替えようかな……。 フィーリング推理なんてファーストインプレッションでやることで、いまさらやることではないのは分かってるんだけど、ここはフィーリング以外に根拠が見つからないので……。
でも、ここがたぶん最後の迷いどころで、まだもう一日余裕があるので(最終日は7日だけど私が推理できるのはたぶん明日まで)、あと一日悩んでから決めようと思います。
| 2018年07月03日(火) |
覆面企画8・Eブロック推理その4(ファイナルアンサー) |
最後の二人まできて長らく保留にしたままだったEブロックの続きです。 最後のブロックだから急いで確定しなくてもいいやと、途中で別のブロックの見直しに入ったまま、ずっと保留にしてましたが、さすがに推理日記の続きだけはupしておこうかと。
というわけで、最後に残った二人、だもさんとGBさん、05と06で、ずっと悩んでいました。
前回の日記から今までのリアルタイム推理ログです。
だもさん=05は、もともとすごくだもさんっぽいと思ってたからいいとして、GBさん=06がどうしても納得いかない……。 一応、前にGBさん=10説を検討したとき、(これはなんか違う……じゃあどこだ?)と見回して(むしろこっちだ!)と思ったくらいにはGBさんっぽいポイントも見つけているのですが、やっぱり、なんとなく違う……。 それに、これ、幕張メッセだけど、GBさん、関西の方では? 関西弁のお話も書いてますよね。
そして、06も、塩中さんが言ってたけど、たしかに端々がだもさんっぽいんですよ。 両方だもさんなんじゃないの?(笑)
というわけで、どうにもすっきり収まらないので、青柳さんと森崎さんを場に引っ張り戻してくることに。
森崎さんちで高校の同級生と同棲するお話見て、また森崎さん=02に心が傾く。 02と、テーマが似てるんですよ。 02は『さやさやと』も『我侭』も使ってるし、森崎さんらしさはいっぱいあるんだけど……。 でも、じゃあ森崎さんをここにしたら、青柳さんが06か10ってことで、どっちもぴんとこない……。 あと、02が森崎さんの場合、今まで書いたことがないものを書いたという意気ごみと矛盾する……。 やっぱり青柳さんは02から動かせない……。 『ふぅん、と小さく零す。』という強力な物証もあるし。
そうすると、また、森崎さんとGBさんで10と06をとりあうことになるけれど、これはもう、前に検討して、大学生の口調から10は森崎さんだろうってことになってる。
というわけで、どうしても、どーうしても、GBさんが06に来てしまう……! それ以外でGBさんがいけるところは05だけ……。 結局、何度考えても、だもさんとGBさん、05と06という、今回の出発点に戻ってしまう……。
どうにも行き詰まってしまったので、とりあえず放置して、自ブロックであるCブロックの水面下推理にとりかかることにしました。
……そして戻ってきました。(6月27日)
06の『幕張メッセ』が、どーしても気になって、誰かGBさん以外にここに持ってこれる人はいないだろうか……と。 見渡してみたところ、動かせるのは彪峰さんしかいません。 なので、彪峰さんと06を比較してみようと思いましたが……彪峰さんも関西弁作品ありじゃないですか! というわけで、検証しても意味ないので、そのまま諦めました。
そしてここで、ツイッターでアヤキさんと話して、10=GBさん説を再検討するといいう課題をいただきました。
ところで、06ミゾレに出てくる『ケータイ』って、もしかしてスマホのことだよね? 時代的に近未来なんだろうし、チケットを呼び出して……とかあるし。 06の作者さんは、スマホのこともケータイって書く人? GBさんの作品の中では、みんな『ケータイ』を使ってるけど、それは作品がどれも少し古いからで、みんなガラケー使ってるんだと思うけど、もしスマホ使っててもケータイって書くんだろうか……。 新しめの現代もの、ないかなあ。
……と思って、見に行ってみましたが、一番新しくて2011年でした……。 でも、GBさんが携帯のことを地の文で『ケータイ』と表記する人であることには、間違いありません。 GBさん=10説を検討するに当たって比較対象になる森崎さんも、携帯(こちらも古い作品が多いので、たぶんガラケーのこと)を地の文で『ケータイ』と表記するようなので、推理の役にはたちませんでしたが、一応、GBさん=06の否定材料が1つ潰されたことにはなるかな。
そして、私はやっぱり、GBさん=10説には食指が動きませんでした。 GBさんは、コメディでも地の文は翻訳調でカッチリしてますよね。 それが10とはちょっと違う気が。
このへんで、もうあきらめてGBさん=06でいこうと覚悟を決め、ツイッターでみんなの推理状況の表(通称:塩中表)を作ってくれた塩中さんに、そのことを宣言しました。 (塩中表で、私はまだ確定してないからと、だもさんとGBさんの列の05と06の二箇所ずつに私のアイコンがあったので……)
ところが、ここで、もう一波乱が! 28日、塩中さんが、彪峰さん=05説を打ち上げたのです。
そのときのツイート。
*** あーっ! たしかに、05を彪峰さんにすると、私のこれまでのいろんな部分への違和感がすべて解消します……。05の、遠目で見るとだもさん感だけど近くで見ると細部がいちいち違う感じ、06のGBさんじゃないっぽさ(と『幕張メッセ』の存在)、彪峰さんが医療ネタという違和感、08の『モニタ』表記……。
彪峰さんの医療モノでは『モニター』なんですよ。他の作品(それこそ『神は機械を〜だったかも)で一ヶ所『モニタ』もあったので、まあいいかってことにしてましたけど。
で、私、彪峰さんが05ならGBさんが08なんですが、GBさんは、伸ばさない人なんです。気づきの提供のお礼に物証でお返しですが、メモリ、サマリ、プロジェクタ、ベルトコンベア、なのです。
だもさんも「 」(←理解できない外国語)はやる(※『墓標に名を刻む』)ので、私はむしろそれをだもさん=05の唯一の物証と考えていたんですが、そういえば、だもさんはSF用語にルビ振りませんね。最初からカタカナですね。
これで文体変換を検証して納得できそうなら、私も転向するかも。その場合、05彪峰さん、06だもさん、08がGBさんで。GBさんっぽい作品が1つもないのが一番困ってたことなんですが、08だとしたら、どこにもGBさんがいなかったのも頷けるから。 ***
GBさん06には、まだいろいろと納得いかない点があったんです。 細かい変換の不一致の多さ、GBさんは関西の人なのに幕張メッセが出てくるというところ。あと、最初にフルネームを紹介してルビを振るところがGBさんっぽいと思ってたけど、よく見ると、06は、ルビが名前の初出時じゃないし、主人公は名字より名前のほうが難読なのに、会話の中で呼ばれる名字にしかルビがないんですよね。 長江くんにルビがついたのも、初出時ではなく、その後、会話中で名前を呼ばれたときなので、もしかして、声に出して呼ばれる時にしかルビを振らない法則になってる? そして何より、全体の雰囲気に、なんとなく、あんまりGBさんっぽさを感じない……。 特に、主人公のおじさんの、どことなくトホホな感じの可愛らしさが、あんまりGBさんっぽくない気がします。
でも、じゃあ他にGBさんっぽさを感じる作品があるかというと、他に無いし……と思ったけど、見るからにフェイクっぽい08なら、ありえるかも!
そもそも、私は彪峰さんを08にしたくなかったんですよ。 彪峰さんが医療ネタを出してくるとは思いたくなくて……。 でも、『モニターは少しの間揺れていたが、やがてフラットになった。』と『心電図はフラットになった。』という、そのものズバリの文章を見つけてしまったので、しぶしぶ08にしたのでしたが、そのときにも、
*** 『フラットになった』くらい、別に医療関係者じゃなくても、自分や身内が入院したことがある人とか医療ものを読んだり医療ドラマを見てる人なら誰だって書けるでしょ……とは思いますが ***
なんていいながらで、いかにも渋々でした(^_^;)
というわけで、はりきってGBさん=08説を検証しようとしたのですが…… 残念! やっぱりだめだった! というか、08をあらためてじっくり読み込んだことで、やっぱりこれは彪峰さんであるという確信を強めることになりました。 繰り返しや並列を多用する文章テクニックとか、『多分』『勿論』など、開く人も多い副詞は閉じるし全体に文面硬めで漢字率が高いのに『みどり』とか『やさしい』とか『うれしい』とかは開きがち(いつも開くわけじゃない)とか。 『海辺の街を。花咲くみどりの丘を。都会の喧騒の中を。』みたいな列挙も、彪峰さんはよくやってるし。
こうして、またしても、05と06、だもさんとGBさんの一騎打ちに戻ってきてしまいました。 うーん……。 やっぱり、両方だもさんじゃ、ダメ……? ダメに決まってますよね!(笑)
でも、だもさん=05をためらわせる05の漢字変換は、もう、すべてフェイクと思っていいですよね。 だって『或る日』ですよ。 時代ものとか重厚系異世界ファンタジーならともかく、学園モノSFで普段からそんな変換する人、いないでしょ。 なので、これに関しては、漢字変換は無視で! あと、GBさんと彪峰さんはああいうルビを振るけどだもさんはやらないという問題も、普段はやらなからって今回もやらないとは限らないし!(←酷い言い逃れ!) だから、やっぱり、だもさん=05で。
だもさんとGBさんと逆の可能性もあるけど、逆なら逆でいろいろ合わないんだから、もう、どっちでも同じ! どちらもフェイクしたようなことを言ってるし!(←いつもの敗北フラグ……(^_^;))
いくら双方フェイクしているとはいえ、最後に残った二作と二人がどうしてもすっきりしないときというのは、どこか別のところで大きなボタンの掛け違いが起こっている可能性が高いのですが、他はみんなもう動かせないので、それはもう、あきらめます。
GBさんとだもさんが逆である可能性だけは今でも捨てられて無くて、正直、『だもさん05GBさん06』説と『GBさん05だもさん06』説は私の中で6:4くらいだし、正直、今でも06もだもさんな気がしてて、本当は両方だもさんにしたいです。 『このブロックにはだもさんが二人いてGBさんはいない』という結論にしたいです。 なので、ここが入れ違ってる可能性は大いにあると思うのですが、同じ外すなら、だもさんを06に動かして外すより、05のままにして外すほうが悔いがない気がするので、そうします。
Eブロックファイナルアンサー!(←たぶん……)
01 銀の御手のサジタリウス ウルさん 02 五月の庭、蕾の君は目を閉じたまま 青柳朔さん 03 機械細工職人と機械義手 天崎剣さん 04 飲み干す残滓 真北理奈さん 05 キズアト だもさん 06 幕張でバーチャルアイドルミゾレと握手 GBさん 07 楽園の手 菜宮雪さん 08 それは手記にも似た 彪峰イツカさん 09 夜の谷で 神儺さん 10 夢の異世界ダンジョンへGO! 森崎緩さん
【7月8日追記】 その後、推理を位置b変更しました。 ここへの追記は正解発表後ではありますが、7月6日の『全ブロックファイナルアンサーまとめ』には変更後の推理を掲載していました。
Eブロック・今度こそファイナルアンサー!
01 銀の御手のサジタリウス ウルさん 02 五月の庭、蕾の君は目を閉じたまま 青柳朔さん 03 機械細工職人と機械義手 天崎剣さん 04 飲み干す残滓 真北理奈さん 05 キズアト GBさん★ 06 幕張でバーチャルアイドルミゾレと握手 だもさん★ 07 楽園の手 菜宮雪さん 08 それは手記にも似た 彪峰イツカさん 09 夜の谷で 神儺さん 10 夢の異世界ダンジョンへGO! 森崎緩さん (だもさんとGBさんが入れ替わりました)
Eブロック推理の記録 その1 その2 その3 その4(←ココ)
その後の見直しの経過 『全ブロックファイナルアンサーまとめ』の下の方に追記。
|