ぷみぷみの保育園仲間にしてピアノ教室の仲間だったコウヤ君が、2学期から別の小学校に転校してしまった。コウヤ君のお母さんにお電話すると、9月からミッション系の私立小学校に編入したとのこと。ちょっぴり寂しい。
それで、つい、私が子供たちの前で「アタシの初恋の人も、2学期になったら転校してて、いなくなっちゃってたのよねぇ〜」とつぶやいたのが運の尽き(?) 私の初恋の人話になってしまった。
初恋の人ってどういうのを言うの?とぷみぷみが聞くので、「初めて好きになった男の子のことじゃない?それもかなり自覚的に好きだなぁと思うことだと私は思うけど・・・どう?」とnoripに聞くと、「ま、そんなところだろう。」という返事。
するとユイマが「じゃ、お母さんが*2番目*に好きになった人はだれ?」と妙に興味深げに聞くので、「え〜〜?うーんとね〜〜ああ、2番目に好きになった人も転校しちゃったんだった!」というと、「へぇそういう運命なのかねー。じゃ、お母さんが3番目に好きになった人は?」とたたみかけるように聞くユイマ。まだ追及の手をゆるめない。
何でそんなに聞きたがるんだろう、と思いつつ、「ええ?3番目〜〜?う〜〜ん・・・」と返答に困っていると、noripが口を開いた。
「要するに、三十石船なんだよ、ユイマは。」
三十石船というのは、私は知らなかったけれど、有名な浪曲「石松三十石船道中」のことだそうだ。森の石松が、三十石船で乗り合わせた男に、東海道で一番強い組はどこか、じゃ、その中で一番強いヤツはだれか、2番目は誰か?と順々に聞いていくけれど、なかなか自分の名前が出てこない、そして・・・というような中身らしく。
つまり。
私はぜ〜〜〜〜〜んっぜん、ま〜〜〜ったく、ほんと〜〜〜〜に気付かなかったんだけど、ユイマ君は、一体いつ頃何番目にお父さんが登場するか、それを今か今かと待っていたという訳なのだ!
うへ〜〜〜!?そーだったのかーーーー!!
赤面。
気付かない私も鈍感だが、お父さんの出番を待つユイマ君、なんてけなげな!(笑)
自分の意図がバレてしまったので、さすがに順番に追及し続けることはできなくなったユイマであったが、それでもあきらめきれずに「でも、ホントはお父さんはいつ頃だったの?」とまだ言うので、「お父さんはね、別格だったの。中学一年の時に出会ったけど、私が好きになる男の子なんて、顔がいいとか、ちょっとカッコいいとか、足が速いとか、そんなのばっかりでね、でもお父さんは、当時、ほかの子と違ってすごく大人びて見えたから、好きっていうより、ずっとお母さんは*ソンケー*していたの。だから当時は恋愛対象にはならなかったけどね、でも、ずーっといつもいつも心の中にはいたのよ」と説明してやった。
それを聞いて、なんかうれしそうな照れたような笑みを浮かべたユイマ君であった。
| |