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〜〜ぱるたの子育て日記〜〜



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■…2005年08月21日(日).......お姉ちゃんとは
もうハタチなんだから、今更子育てでもないだろう、ということで、今まで書かないできたけれど、実はジュンコがずっと低空飛行中である。結局、夏季講習には全く行かず、夏休みに入ってからずっと家にいて寝てばかり。一ヶ月以上、全く絵筆を取らない生活を送っていた。

どうしたものか、と親(主に私)は気をもむのだが、本人が描きたくない、(予備校に)行きたくない、というのだから仕方がない。
様子を見守ることにしていた。が、1ヶ月もこの状態が続くと、さすがに本人にとっても良くないように思えてきた。そこで(かどうかは分からぬが)主にnoripとジュンコとの間でいろいろと話し合いがもたれた様子。昨年末だったか、noripは、「どんな絵でも良いから、私に一枚絵を描いてくれ」とジュンコに発注していた。その約束は果たされず今日まで来ていたのをしつこく覚えているnorip。
細かいところは知らないが、とにかくその絵を家で描く、ということになったらしい。

話が決まってから数日後、やっとキャンバス作りに着手。ガンガンガン!と金槌の音が響く。
エスキースに水彩絵の具の色がついたのが昨日。
そして今日、久しぶりに油絵の具を溶いてジュンコが絵を描き始めた。

ジュンコが油絵を描くところなど、下の子供たちはあんまり見たことが無い。冷房が効く下のリビングをジュンコに開放したおかげで、子供たちも間近で絵を描くジュンコを見られるのだった。
珍しくきりりとした顔のジュンコ(いや、ホントに。顔つきというか、目つきがちょっと違っていた。私から見ても)に、下の子供たちはみな一様に羨望と尊敬のまなざしを向ける。もちろん、イーゼルも、キャンバスも、油絵の具や筆やナイフもみな物珍しく好奇心たっぷりで見つめる。
厚紙の上に絵の具をのせてナイフを使って油で溶く様を見て、ユイマが「紙の上でやるの?ナイフを使うんだ〜」なんて言っている。(紙の上でやっているのはたまたまらしいが)ノイノイとぷみぷみは、自分たちも紙を取り出してテーブルで絵を描き始めた。見るとぷみぷみは、キャンバスに向かうジュンコの姿をスケッチしているではないか!

やっぱり下の子にとって、自分たちができないことを厳しい顔してやっているお姉ちゃんはスターなんだなぁ。

夕食前まで作業は続いた。そして、下絵の段階の絵がイーゼルの上に。

タイトルは「羊飼いの絵」らしいんだが、しかし。

頼むから、ユイマよ、直接ジュンコに聞くのは失礼だと思う気持ちはよーく分かるが、だからと言って、お母さんに「ねぇ、これ何が描いてあるの?何の絵なの?なんで羊飼いなの?どこが羊飼いなの?」としつこく聞くのはやめてくれ。

私だってまだわからないのだから!!(^_^;。




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