今日は1年生の授業参観と保護者会で午後から会社を早退して学校に出向いた。
授業参観は5時間目を使っての「昔遊び」。おはじきとか、お手玉とか、独楽回し、すごろく、カルタ取りなどの「お店」に分かれて、子供が4〜5人ずつグループを組んでいる。各お店のメンバーを二つに分けて前半遊んだ子は後半お店番、前半お店番をした子は後半遊ぶ。遊ぶときはどのお店に行って遊んでもよく、また、1年生の3クラスが同時に同じ活動をしているので、よそのクラスのお店に行っても良い。遊びのやり方がわからないときは、人に聞いたり、聞かれたら教えてあげたりすること、というのが注意事項で、親は、子供が店番をしているときは一緒に店番をし、遊ぶときは一緒に遊ぶ、ということになっていた。
ぷみぷみはお手玉のお店係だった。前半は遊ぶ方だったのだが、仲の良いお友達がお店番をしている紙相撲のところに長居。ほかのところで、あやとりを少しやったあとはよそのクラスを回って見物して終わり。後半のお店番で私が少しお手玉をやってみせてあげた。そのせいで、ほとんど店番をせずにお手玉の練習をしていたぷみぷみだった。
どのクラスに行っても良いことになっているのも面白かったが、そのせいで、なにやら子供はただただわらわらとした雰囲気で、何とも落ち着きが無いと言うか何というか、手持ち無沙汰なのだか忙しいのだか、よく分からない1時間だった。
帰りの会が終わると、今度は保護者会だ。
先生のお話の中で印象にのこったことをいくつか。
2学期の終わりにはほとんど出来ていた繰り上がりのある足し算、繰り下がりのある引き算を3学期になってやらせてみたら、ちゃんと出来る子と、何度やってもいくつか間違える子、時間のかかる子と、様々に差が出てきている。 これは、冬休みの間に復習した子と何もしなかった子の差である。 やはり家庭で毎日最低でも20分ほど勉強させてほしい。 昔遊びをやらせてみたが、こういったことも、是非家庭で伝承していってほしい。 最近の子は新しいことや知らないことに積極的に取り組む姿勢が足りない。 縄跳びにしろ何にしろ学校で何もかもはやってられないので、やはりもう少し家庭でもみてやってほしい。
こんなところ。
何でもかんでも全部学校でというのはムリがある、家庭でももっと見てほしい、とはっきり仰られたのは新鮮であった。 今まで私が会った先生方は、家庭の協力が欲しいときは、学校でもこうしますから、ご家庭でもこんな風にご協力ください、という言い方が多かった。 時代が変わってきたのか、それとも、単に言い方が違うということなのか。
また、質疑応答の時間には、ほとんどお勉強の話題だったのにも驚いた。何と教育熱心な親が多いことよ。それも、先生が指を使って計算するのはだめ、というようなことを仰ったからで、うちの子はまだ指を使っているがどうすればいいかなど、算数に関する質問が集中。それに対し、先生からは、指は10本しかないので、10より大きい数になってしまうとお手上げ、ブロックやおはじきなど具体物を使うのは良いという答えだった。質問をしたお母さんは「じゃぁ、ブロックにすればいいんですね。今日からそうします!」と答えていたが、私は小学校の算数は難しいと日頃から思っているので、そのやりとりを聞いても、あまり軽々とは納得できなかったのであった。
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