ユイマ君のクラスでも、昨日、自由研究発表会があった。
何と、この夏休みに立山に行った子が、クラスにユイマを含めて3人もいたんだって! もちろんみな立山関係が自由研究のテーマだったそうだ。
一人は黒部ダム。 ユイマに言わせると、内容は「あそこ(パンフや現地の掲示板など)に同じことが書いてあったんだよー」(同じ内容を引き写しただけでずるい、という感じではなく、全く同じことをその子が書いたのだと思っているような口振り(笑)) そして、(父)でも悪いけど、黒部ダムってさ、あんまり面白くなかったよね。それまでの景色や環境が、何というかすごいから、黒部ダムを見ると何だか単調なんだよね。(ユイマ)うんうん。そうなんだよね。自然の力には負けるっていうかなんていうか。やっぱり人工のものだなって感じ。(父)そりゃぁあのダムを造るために、結構な人が死んだり怪我したり犠牲の上に作り上げられたんだろうけどね。(ユイマ)え、そんなに死んだの?!そうだったの(ちょっとショック。この手の話にめちゃくちゃ弱いユイマ君)・・・などとお父さんと二人で会話してました。
もう一人は酸性雨の研究。 市販の酸性雨調査キットを使って、東京と立山を比較する研究だったそう。もちろん、東京の酸性雨の方がひどいという結論。 これについても、ユイマとお父さんで、酸性雨も問題だけど、むしろ立山の問題は温暖化なんだよ、と言い合う。これは、立山に行った直後に、某テレビ局でやっていた番組を見たからなのだが、それによると、温暖化により、以前はいなかった虫が立山に生息するようになり、その虫が運んできた病原菌のために、雷鳥が病気にかかってしまったりしている、というもの。自分がつい最近行ってきた立山の、知らなかった問題、見えなかった問題を取り上げている番組、ユイマ君は食い入るように見たのだった。
さて、そして最後はユイマ君。 ボクは、旅行のことしか話さなかったよ。どこを歩いたかとかそういうこと。 だそうで。研究というか、報告というか・・・。
後で見た番組のことも触れれば良かったのに、とお父さんに言われていたけれど、「いや、ボクはダメだよ」と首を振っている。研究発表なんてどうやればいいんだよ、と、ぷみぷみ同様、いやがっていたユイマ君。最小限の発言のみで終わらせてしまったらしい。
みんなの前で発表できなくても、この旅行と通じて、また、その後にあのようなテレビ番組をみて、そして更に他のお友達の発表を聞いて、色んなことを感じたり考えたりしたのは確か。だから自由研究をやって良かったんだろうなあとお母さんは思いましたよ、ユイマ君。これからも色んなことを見たり聞いたり体験したり調べたりして、色んなことを考える人になって欲しいなぁ。
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