あたしと彼のこと
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2002年05月31日(金) 彼女と呼べない理由

一昨日から引っ掛かっていた言葉・・・
「なにも知らない」ってどういう事?と聞いてみたら
「深い意味はない」という返事だった。
だから今は、それを信じる事にする。

すこしだけヘコんでたんだけど、実はいま、そんなこと小さいと思
えるような事態になっています。
とても深刻で重要なことがありました。

昨日の夜、彼の家にいって自宅に帰ってきたのは深夜の3時。
実はずっと二人でお話しをしていました。

とちゅう涙することも…いちばんショックだったのは「他にだれか
出来たらそっちにいってね」の言葉でした。

まだ全然まとまらなくて、何だかあんまり詳しく書けません。
ただ、今日の話しで分かったことを自分の記録として、箇条書きに
記しておきます。


……わたしのことを彼女と呼べない理由
彼に質問「いま彼女が居ると想像したらどんな感情が湧いてくる?」
答えは、面倒臭い、嫌だ、不自由になる・・・など否定的な回答。
(もしかすると、彼は曲がりなりにも(?)わたしの事が好きなの
で、こういったマイナスの感情を伴うポジションにわたしを置く事
が出来ないのかもしれない)

……なぜ、ありの侭のこの状態を友人に隠すのか
彼のトラウマとなるような出来事が数年前にあったらしい。
その事件の事を、わたしに説明したい気持ちはあるのだけれど
まだ言葉にして言えないらしい。そのくらい奧深い気持ちのこと。
(思い出そうとすると、嫌悪感、拒絶、裏切り、そんな感情が伴う
ようだ、これは彼にとって、とても大切で、でも辛いことなので
ゆっくりと見守ってゆこうと思う)

……いまの関係について
いまの距離での、友達と呼びあう関係に満足している。
(距離はいまのままを保とうと思う)

……結婚したい人
現在、彼には結婚したいと思える人がいないらしい。「いつか結婚
したいと思える人が表れるまで自分はこのままだ」と言っていた。
(相手が変われば気持ちが動くと思っているよう、これは一理ある
が何だかちょっと違うよな…、彼自身の心境が変わらない限り例え
私と別れて次の恋人が出来たとしても、同じ事の繰り返し。
なんせ上に書いたような問題が山積みだから、ある程度親密になっ
た時に必ずブチ当たる壁があるのだ、彼が変わらない限り結婚によ
る幸せはあり得ないのでは・・・)

以上。

そんな中、いまわたしが出来ることはひとつ。
彼がいつでもわたしに甘えられるよう、いつでも助けてあげられる
よう、穏やかにずっと見守っていくことだけ・・・。


2002年05月30日(木) あなたの事もっと知りたい

実は、きのう(水曜日)の日記には、続きがあります。

木の分析が終わった後、彼から「3年弱もつきあってるのにそらは
オレのことなにも知らない」と言われました。

なにも知らない…というのは、つまり知って欲しいの裏返しである
のではないか?と思ったわたしは

「うん知らない、でもだからもっと知りたいんだよ」とまぁそんな
ことを言いましたら「まぁ頑張ってね」なんてカンタンに返されて
しまいました。

なんだか思いっきり突き放された気分。

以前の彼なら「あなたの事もっと知りたい」と言えば「ありがとう」
と嬉しそうな顔をして抱きしめてくれたのに、その姿はもうない。
・・・彼は変わってしまったのだろうか。

こんな些細なことで、少しだけイライラしてしまった。

でも、イライラの真意が自分でもわからなくて、そのまま何も言わ
ずに自分の心のなかにしまっておいた。

また機会があったら聞いてみよう


2002年05月29日(水) 木の絵の分析

今日は心理学講座、先週描いた絵の分析をしました。

それによると、わたしと彼の描いた木は、幹や枝ぶり葉の繁り具合
などがほぼ均等で、どこを強調するでも無い平均的な絵でした。
それは、どうやら精神的人格的において比較的良いバランスである
という事らしいので、ちょっとほっとしました(^^;
あんまり変な結果が出ないように無難に描いたってのもありますが。

そんな平均的な二人の絵ですが、その中でも極めて違う点がひとつ
それは紙面においての木の位置でした。
木が位置する場所というのは、過去未来、外面内面、精神肉体を示
すのですが、わたしは現在、彼は過去の場所にありました。
その事を彼に告げると「なんで過去なんだー?」と身に覚えのない
結果が出たらしくすこし不満気。まぁ分析なんてそんなもんだ。
まぁそれにレシートの裏なんてとこに適当に描いたものだから適当
な結果が出るのは当然と言えば当然だしね(^^;
ま、もし今度機会があるならちゃんとした画用紙に、机に向かって
イスに座ってしっかり描きたいものです。


さて、わたしがイチバン気になっていた彼の1.5本の木。

これについて彼に「この1本はわたしかな?」なんて聞いてみまし
たら、本人いわく「違うよ、本当は廻りにもっと沢山の木があるん
だけど、たまたまこんなけしか描けなかっただけ」とのこと。
更に、木は自分であるようです。

「友達と居る自分や、会社での自分、そういうイメージが本数に出
たののかなぁ?と質問してみると「ああそういう感じは違和感が無
いからそれで良いかも」という事でした。
1.5本の木や、沢山あるはずの木はどれも同じ形をしているらしい
ので、彼はどのポジションに居ても自分というものをしっかり持っ
て存在しているのだと、そういう事にしておきました(^^;


そんなこんなで、自分達の木の絵を見せあいっこしてあーだこーだ
と見解を述べて、それは違う、わたしはこう思う、そんな話で盛り
上がりました。こんな事でもきっかけになってお互いの主観などの
話しが出来てよかったです。


2002年05月26日(日) 些細だけれど確かな一歩

今日は夕方近くから、友人、彼、わたしの3人で彼の家に居た。
ゲームしたり、映画みたり、車のメンテナンスをしたり、趣味のあ
うもの同志たのしく過ごした。

そういえば昨日、友人はポテトチップスを持ってきたのだけれど
今日は、わたしがカステラを持っていった。和菓子風のお菓子だっ
たのでお茶を入れて皆で食べた。

で、出来事はその後おきた。

昼間はしゃぎすぎたのか、7時半頃になってうたた寝しだす彼。
それを見た友人は「眠そうだから帰るとするかな」と言いだしたの
で、ならわたしも…と、そう言いながらテーブルの湯のみを片付け
だした。友人は、うたた寝している彼を起こすようなそぶりもなく
テレビとわたしの間で目を泳がせていた。
台所で食器を洗って戻ってくると彼は起きていた。
そして突然「いーからそれ置いといてくれる?」と言ってきた。

置いといて、とはつまり湯のみのこと。
そして食器を洗うな、もしくは片付けないでおけ、ということ…?

わたしは「ああ、マズかったかな…」と表情を曇らせた。
これが二人きりのときなら「ありがとう」と言ってくれる彼だけど
友人の手前だから…

でも誰の前でも、ありの侭を正直に見せていきたいと思って、私は
実行している。もう嘘をつくのは嫌だから。だからこそいつも通り
にしているのだけれど、もしここで彼のなかで反発する気持ちがあ
るのなら改めて話しをする必要がある・・・そう思うと、少し思い
詰めた表情になってしまい、彼はそれに気付いた。

「なんだ?」と聞かれたので
「あとで…」と応えておいた。

反発を持っているかもしれない彼に、友人の目の前で話し合いなど
できない。まして二人だけの問題だからこそ言えない。

わたしは、友人が帰るのを黙々として待って、帰ってゆくのをしっ
かり見送ったあと、彼に勇気を出して聞いてみた。

「さっきの置いといてってどういう意味?なにか気にさわった?」

そしたら彼は驚いて
「あぁ〜そんな事だったのか!違うよ、自分ちに居るのに色々用意
して貰ってお茶まで出してくれて悪いなぁと思ったんだ」
そう言いながら、わたしの頭をぐりぐりと撫でてくれた。

ほっとした。

「そうか…わたし心配だったのよ、いつも通りに居ても友人のまえ
だから余計な事するなって…気にさわったのかと思ったよ」

「違うよ、そんなんじゃないよ」

最後のこの言葉がいちばん嬉しかった。
ちゃんとした否定と、彼の本心、二人の歩み寄りを感じられた。
気持ちを聞けてよかった。言って良かった。


2002年05月25日(土) いつも通りで、そうでない日

夜、彼の家にビデオを借りに行きました。
ついでに麻婆豆腐を丼にして、差し入れ。

いつもながら美味しそうに平らげてくれる彼。すっかり食べ終わり
ふたりテレビを見ながらまったりしていると、ふいに彼の携帯にメ
ールがはいった。程なくして彼の友人が家にやってきた。

玄関をあけた友人はわたしを見るや「なんだぁそらちゃんも来てた
んか〜」なんて言って、フツーに上がってきたのだけれど、じつは
こういうパターンは今回で何度目のことか。

友人は、缶コーヒーを2本しか持ってきていないのを気にした。
でも彼がすかさず「そらは缶コーヒー苦手だから丁度いいんだよ」
と言った。わたしは黙ったまま笑って頷いた。

そして「お茶もらうね」そう言って、冷蔵庫からウーロン茶を出し
慣れた手付きでグラスにそそいでそれを飲んだ。

友人、彼、わたし、3人の会話のなかで、初めて彼の事を、堂々と
名前で呼んだ(いつもは名字)少しドキドキした。

帰りがけに、使ったコップを台所で洗い、さっき彼が食べた丼の器
も一緒に洗った。たまっていた食器もついでに洗ってあげた。

そう・・・いつもの二人の様子を、ありの侭を、友人に見せたのだ。

でも友人は何も言わなかった。なにも気付いていなくとも、気付い
ていたとしても、どっちでもいい。ありの侭の自分を彼以外の人の
まえで、普段通りに過ごせたことが嬉しかった。

友人はそのまま用を済ませて帰っていった。
友人が、心意気の広い人でよかった。野暮な人でなくてよかった。

その後すぐにわたしも帰った。
彼はいつもと変わらなかった。
いつもと変わらなかった彼が、特に嬉しかった。


2002年05月23日(木) 木を描きましょう

昨日の水曜日は、心理学講座の日でした。

でも実は、そのことについて今なんにも書くことが無いのだ。
というのは、今日からアートセラピーのジャンルになってしまって
ずっと画用紙にむかって色鉛筆でお絵書きをしていました(^^)

わたしは、もともと絵を描くのは好きなほうだから色塗り等とても
楽しく描く事が出来たんだけど、なかには辛い人もいたみたいです。
今日描いたのは、全部で2枚。
次回は、その絵の心理的な見解の仕方を学びます。


ふふふ、実はこの授業をやったあと(今日)彼の家に行って
「昨日は絵を描いたよ〜♪」って報告しに行ってきたんです。

で、前回(心理分析テスト)面倒臭いといってぜんぜん興味すら持
ってもらえなかった彼にトライして貰うべく、再度チャレンジ!

「ねーねーやってみる? 実の成る木を描くんだよ、でも描いても
まだその分析の方法とかは教えて貰ってないから、わたしも良くわ
かんないんだけどね〜」そう言ってお札くらいの大きなレシートの
裏の半分に自分の木を描いてから、それを見えないよう二つに折っ
て彼に渡しました。

そしたら「う〜ん、木を描くヤツねぇ、あるねぇそういうの…」と
言いながらも、するするっと描いてくれました!(^^)


実はここだけの話し、木は「自己」を意味するそうです。
わたしは1本描いたのですが、彼の絵には1.5本描いてありました。
1.5本とは分かりにくいですが、まん中に1本と紙に入りきらない
半分の木が1本のこと。

どんな結果が出るのかなぁ、次回講習が楽しみです♪


2002年05月22日(水) 仕事帰りのコンビニで

少し遅くなった会社の帰り、コンビニに寄った。

真っ赤な自転車を表に置いて立ち読みしてたら「やっぱりそうだ」という
声のもと、同じく会社帰りの彼がやってきた。

びっくり!珍しい!嬉しい!

うれしくて抱きついてしまった(^^)
こんな奇蹟、わたしの計算によると2年にいちど有るかないか。
たぶん今日がその日。

でも何より嬉しいのは、思いがけずに会えた事やその偶然だけじゃなくて
彼がわたしを見つけ出して、歩み寄ってくれたのが一番のこと。

コンビニに入ってきた彼は、何も買わずにわたしと一緒に店を出た。

声をかけて貰ったわたしは幸せだ。
彼に恋をしているわたしはもっと幸せだ。


2002年05月20日(月) メッセージのスレ違い

一昨日の心理学講座からの気付き、です(2002.5.15参照
今日はちょっと恋愛方面でのセルフカウンセリング(^^)


一般的に男性はノンバーバルメッセージ(言語によらないメッセージ)
の受け取りが下手な人が多く、また男女に限らず人それぞれ受け取り
の「得意不得意」があるということです。


例えば、彼に愛のメッセージ(愛情表現)を伝える時わたしは「あな
たが好き」と彼の良さ好みを言葉で伝えます。なぜならそれは、わた
しがそうされると愛されていると強く感じられるから。

でも彼はそういうアピールを何とも思わなくて、態度(ハグとか)で
愛を強く感じられる人だとしたら、そうなると、わたしからのメッセ
ージは自分が思うほど彼に伝わっていない事になります(T-T)
これは、愛情表現である「メッセージ」の価値観のスレ違い…

スレ違っていることに気付いていないと、わたしは愛を伝えているつ
もりになっているのに彼に対して「なんで反応してくれないの?」と
なり「こんなに愛しているのに彼は何も言ってくれない、ちゃんと言
いなさいよっ」なんて不満さえ感じて、あげく「愛されてない!?」
と不安に思ってしまう。

そして彼も、態度で示しているのに返してくれないと思い、気持ちが
通いあっていない、なんて疎遠を感じる…かもしれない。

嗚呼、これこそドツボ…(-"-;

でも、そういうスレ違いがわたし達には、たくさんあった。
「あった」というか、じつは今でもある。たくさんある。
今回の心理学講座で、あらためて「たくさんある」と強く感じた。

すっかり思い込んで疑いもせずに「彼はこういうのを好む筈」とか
「何を求めている筈」とか「何を望んでいる筈」と思ってしまう。
そう思い込む事で、なにかしら自分の都合が良くなるのかもしれない
でも、そういう相手不在な思い込みは、彼を知らないも同然の事かも
知れない。それはあまりにも寂しすぎる。

もったいない、こうやって気付くまで、私は彼との大切な時間を気付
かないまま過ぎてきてしまった。

よし、ここはひとつもっと自分が、何を望んでいるか、求めているか
好んでいるかを自覚して、しっかり言葉にして彼に伝えなければいけ
ない時期なのだろう。このままではスレ違いを続けるだけになる。

でも、どうやって伝えようか?
「わたし、好きって言ってもらうととても幸せな気持ちになる」そう
言ってみようか。もしくは彼流にして、言葉のかわりに抱き締めてみ
ようか。

うーん、難しいぞ・・・。
とりあえずキャラにあった方法を考えて実践してみることにします。
なんか良い方法あみだしたら、また報告しますね(^^;


2002年05月18日(土) 旅に目覚める

「旅にいきたい!旅行じゃなくて『旅』に行きたい!」

どうやら彼は突如旅に目覚めてしまったらしい・・・
気候が良くなってきたからか、車が楽しくて仕方ないのか、出無精
な性格なのに「旅に出たい!」などと言いだしました。

嗚呼、そういえば二人で旅行したのなんて2年前1度きりの私達。

でも旅と言えばやはり『一人旅』じゃないかい?と聞いてみたら
案の定そうだった。
彼はまだ長期一人旅をしたことがないらしい。
ちなみにわたしは経験者(1度きりたった10日間だけど)
アレやコレやと一人旅の良さをふんだんに語ってあげた。

そしたらなんちゃって旅人のわたしに感化されたのか、あそこ行き
たいなぁ、何食べようかなぁ、どの宿がいいかなぁ、ユースにしよ
うかなぁとか想像を巡らして喜びはじめた。

あぁ、わたしもっかい北海道行きたいなぁ
いやオレが北海道で、そらはやっぱ九州でしょ
やだよ、九州はもう行ったもん
じゃぁさ、二人で北と南を同時に攻めるのはどう?
最北端と最南端についたら、端っこどうし携帯でお話ししよう!
ああ、良いねぇそれ面白そうだねぇ
それか、別々同時に北海道に行って富良野あたりで落ち会ったり!
おお、それは豪儀だねぇ

なんて、現実味のまるで無い話しで意気投合してしまった(笑)
でもいざ行くとなると北海道はフェリーで、まる1日乗船しなくち
ゃならなくて、きっとそんな長期休暇なんてとれる筈ない。

やっぱ駄目かなぁ・・・よおし!わたしはひとまず近場を攻める!
1泊の旅でもいーや、いろいろ行くもんねー(既に自分が乗り気)

おーいいねいいねー♪
あっちこっち行くぞー!おう行くぞ行くぞ!
あっでも1回くらいは二人で行きたいなぁ(^-^) ←わたし
おーいいねぇ、じゃー計画してよ ←彼
いいよぉ、よーし楽しみにしててねーん♪

とまぁ、そういう事で、一人旅をすっとばして二人旅計画中(笑)

今までどっか行こうよと誘ってもウンともスンとも言わなかった彼
なのに、ここへきて旅づいたこの変化が、とっても嬉しいのさ(^^)

後で面倒くさいなんて言われませんよーに(^^;


2002年05月15日(水) 7%のメッセージ

今日は水曜日、心理学講座の日でした。

本日のテーマは「メッセージ」について。

「メッセージ」これは、言語、表情、声の調子、態度、目線、様々な
状態から相手に伝わる内容のこと……これらを心理学的に分類すると
バーバルメッセージ(言語によるメッセージ)とノンバーバルメッセ
ージ(言語によらないメッセージ)に分かれるそうです。

驚いたのは、この「言語によるメッセージ」というのはたった7%の
情報量であるという事らしいのですよ!少ないっ!
どうやって出した数字なのかは詳しく知らないので、何となく信じ難
いのですが(^^; まぁとにかくこの数値には驚きでした。

だって、身近な処で「言語メッセージ」に挙げられる、小説・メール
BBS等で、わたしはいつも喜怒哀楽をしっかり感じ取れているんです。
いつもよく読むエンピツ日記なんて「私も私も!」なんて共感するの
はしょっちゅうの事。なのにたった7%?


・・・その疑問の応えとして、どうやら、足りない情報を補うために
個々に備わっている想像力を働かせている、とのことでした。
想像力とはつまり、受け手の過去の経験や感情・世間常識・道徳観念
固定観念などのこと。

成程そうかぁ・・・想像力ねぇ(^^;
たしかに想像力豊かかもしれない、思い込みもだけど。

しかしながら、例えば小説や日記の場合、もちろん作者が上手ければ
読み手の感情もぐっと引き出せることは確かです。
でも同時に、どれだけ上手でも必ず作者の意図がすべて読み手側に伝
わる訳では無い、ということになるのですよね・・・。
しかも、受け手側の想像を作者が完全に操作することは絶対に不可能
であるのが「言葉」の難しいところ。。。

「しっかり伝えた」と思っていても「受け手」も「与え手」も全てを
伝えあえる状態ではないというのが、ネットの世界なのだなぁ。
まぁリアルな日常でも同じだけれど、本当に伝えたいことは、理解し
たかどうか確認して誤解のないようにしてかなきゃなぁ、なんて切実
に感じました。

コミュニケーションは、相手がどう受け取ったかが肝。
特に、大切な人にだけは、なるべく正しく伝えていきたいです。


2002年05月14日(火) 理想の夫婦

私達の共通の友人で「妻」のことを「パートナー」と呼ぶひとがいる。
そう、去年の日記にもチラと書いたあの人のこと(2001.12.14 参照

その夫婦
「夫」のほうは結婚するまえもしてからも転職を何度となくして、また
趣味の学校に通い、自由かつバイタリティー溢れる生活を送っている。
そして「妻」の方は、自分の仕事を持ち、趣味に勤しんでいる。
つくづく二人して楽しく暮らしているよう。子供はいない。

見る限り、その関係は自立と協力のもと成り立っていて、信頼が厚い。

あの二人のことを、わたしは密かに憧れている。

とまぁ、そういったような分析と感想を、ナンの拍子だったか忘れたけ
れど、彼とのハナシの題材にしてみた。そして「わたしはあーいう夫婦
になりたいのよ、憧れなのよ」と彼に言った。

それは、貴方と結婚したいとか、貴方と一緒に暮らしたいという希望や
要求を全く含むつもりもなく、ただ「あのように成りたい」と言ったそ
れだけのこと。純粋にわたしの好みのおはなし。

そして彼はこちらの意図に気付いてか、そうでないのかは知らないけど
「そうだね、ひとりひとり独立完結している点が、とても良いよね」と
自分の感想だけを述べてくれた。

そういう会話があった。

そう、ただの会話だった。

そういうただの会話こそ、私達には足りなかったと、はたと気付いた。

思えば2年半前。
付き合いだしたあの頃、離婚したばかりのわたしを励まし献身し、二人
の絆を序々に深めようともせずに、急速に親密になり過ぎた私達だった。

どちらかの家にいつも入り浸りで生活を共にし、半同棲のような感じだ
った時もあった。あの頃のわたしは彼のことを何も知らないのに、一緒
に過ごす時間の密度で、まるで長年知り合っている間柄の気分になって
いた。

そんな気分のまま、ある日・・・約1年前に、彼から突然「友達に戻り
たい」と言われたのだった。

当時はとにかく慌てた。そして動揺した。
なにより、その真意が分からなかった。

でも月日が経った、いまなら何となく分かる。
「友達になりたい」は、離れたい、でも、別れたい、でも無くてきっと
「絆を築きなおしたい」だったのだろう。
たぶん言った本人にも、明瞭な目的なんて無かったと思うけど。

でも、だからこそ今「友達」のままでいるのに「恋人」と呼べそうな
関係で居られるのだと思う。徐々にだけど、恋人にも近付いている…。

そうかそうか・・・ホントはずっとまえから一筋の希望の光りが、しっ
かりと照らされてんだなぁ。やっと気付けたみたい。

これから、もっと、少しづつ彼を知る努力をしなくては
もっと、ゆっくりとゆったりと、彼を見て関係を深めなおしてゆきたい。


2002年05月12日(日) 秘密の関係、すこし脱出

連休に帰郷して母に言ったこと・・・彼に報告しました。

「今は結婚考えてないけど、まぁ彼氏というモノでもないけどお互い
生活を協力しあえる、親しい人はいる」(2002.5.8の日記参照

実家で母に言ったセリフをそのまんま、今度は彼に言った。

「やっと母にほんとうの事を話せて、良かった」そう付け加えて
すこし笑いながら彼の顔をみたら、その表情は怒ってはいなかった。

「ねぇ言い方間違ってないよね?・・というか、彼氏とかいう単語を
使わないと、ありの侭の関係って言葉にするとこんな風になるのね、
自分で言っといて後で思い返して、つくづく普通だなぁって思ったよ」
そう穏やかに伝えた。

そしたら彼は「うん」と頷いてくれた。
ちょっとだけ口もとが、ゆるんでいたように見えた。

なんとなく関係を認めあえた感じがして嬉しかった。
きっと、一歩踏み出した・・・のかもしれない。


2002年05月10日(金) セルフカウンセリング<無意識の…>

第三回目の心理学講座は『無意識』についてでした。

三回目にして突如、なんだかとっても専門的な内容になりました。
ユング、フロイトにおける無意識というものは云々…とかイロイロや
ったんですがあまりにも専門的すぎて理解しきれなくて、トライして
みたんですが、とても文章になんて出来ませんでした。
なのでわたし自身が感じたことを例に挙げたりして書いていきます。

あ、でもまず最初に「無意識」についての簡単な定義の説明。
(これくらいなら書けるぞ。ノートとってたし(^^;;;)

無意識・・・本人が自覚していない事柄、気持ち、感情、態度、咄嗟
の行動、または夢・瞑想の領域。日頃意識していない心の領域で催眠
によって意識化する事もできる。
これらは、本人において興味のないことだから意識していないだけで
なく『過去において意識上においておけない事だったから、無意識の
状態におかれている』場合も多々あるので、安易に探ったり暴いたり
しないように、という事でした。



ふむ、なるほど。そういうことだったのか。
なんだか意外にも簡単に思い当たってしまう自分が居たりして(^^;

実はここ数年「なんでなんだろう?」って疑問に思っていた事がある
んです!「?」と思いつつどうしようもないので放っておいた事が!

実はわたし「彼と食事に行って注文した品が30分たっても出てこな
いと無闇に不安と恐れを感じる」というのがあるんです。
変ですよね、だって品物が来ないときは怒って当然なのに、不安と恐
れを感じるなんて絶対へん。

つまり、講座で教わった「無意識」の『本人にとって意識上において
おけない事』が関係していると疑ってみました。なんらかの原因とな
るべき事件が過去のわたしに於いてあったのではないか・・・と

で、考えてみましたら、影響アリと思い当たる人物があっさり判明。
それは、わが父のみ、ひとりだけ。ええ、それ以外にありえない。

想像するに、家族で外食したときに「来るのが遅い!」と店中怒鳴り
ちらした事の一度や二度あったのかも知れません。残念な事に(?)
その事実は全く思い出せないから、ただの思い込みかもしれませんが。

でもそう思った途端、ちょっと違うことを思い出しました(-_-)


家族で夕食を囲んでいるとき、食べていたウナギが泥臭いと言いだし
た父、そして夜なのに買った店に電話して怒鳴りまくっている様子が
はっきりと蘇りました。

すごい剣幕で電話をして、一方的に喋って一方的に切って、その後も
父の興奮はおさまらず家族は大困惑。暫くしたら玄関のチャイムが鳴
って、店の人がわざわざ菓子折り山ほどもって平謝りしてきました。
そのとき、小学生だったわたしは、店の人が可哀想で気の毒で、うち
の父が迷惑をかけて申し訳ない、恥ずかしいとさえ思っていました。

そしてその後、ウナギだけでなく、他のものも(品物は思い出せない)
何度も同じような事があって、そのたびに「また父が怒鳴るかも」と
怯えて食事のたびに不安になっていました。


とまぁんな感じで、芋ヅル式にどんどん思い出してしまったわたし…
無意識って、恐い(T-T)

しかし成程こんな嫌な事件があったのか、道理でわたしは忘れていた
かったワケです。でも忘れていたのに、父ではない彼に対して恐れや
不安を感じてしまうなんて、おかしな話しだわ。
人間て、そういうことあるんだなぁ・・・。

でも、なんとなくコトの真相らしきものが解明されたのでとりあえず
納得。今度から同じ気持ちになったら「目の前にいるのは父じゃない」
そう言い聞かせて、穏やかにいられる様にしていきたいと思います。



さて、今回のわたしの記憶は、無意識におけるごく浅い部分のものの
様でした。というのも心当たりがあって、あっさり理解して、納得で
きたからです。

ほんとうに辛いのは、わからない事、わかってても止められない事。

わたしは、こういう事こそ本当の意味で「セルフカウンセリング」が
出来るようなりたいのです。講座ではそのためのコツのようなものを
勉強しながら見付けてゆきたいと思っています。
できれば、恋愛方面でね!だってせっかくの恋愛ジャンルだし(^^;

(父のことはとりあえず放置。アクション起こしてきた時に対応して
いきます。とりあえずゆっくりと、ね。一筋縄ではイカンのよ)


2002年05月08日(水) 実家でのわたし

心理学講座の事を書こうかと思ったんだけれど、100行以上になる
長文になってしまったので困ってしまった。もうちょっと簡潔にまと
めてから日記に記したいと思います(^^;


ということで、今日は実家に帰った時のことを・・・

実は実家に滞在中、父はずっと旅行に出ていて家には居ませんでした。
父が居ないということはつまり、何も警戒せず伺わなくて良いという
ことで、つまらない戯言を聞かされる迷惑も心配もない。
実家が、わたしにとって安全で開放された場所になるということ。

なので、とっても楽しかったですよう♪
女ばかりでワイワイと賑やかに居て、一緒に夕飯の買い物に行ったり
御飯を作って食べたり、テレビを見てこの俳優さんはどうのとか話し
たりして穏やかにくつろいで来ました。
実家であんなに穏やかにいれたのは、ホントに久しぶりだったなぁ(^^;

で、そうそう、さいごの日の夜のこと。

母と二人きりになったとき、私の結婚についての話になりました。
あらたまって聞かれたというのではなく、女同志の「結婚てさぁ〜」
なんていう感じでのこと。
ひとつ加えておくと、わたしと母とは、父とのようなカタクナな関係
ではなく、対等な関係。わりと何でも話している。

で、そろそろ良いかなと思い、ずっと黙ってきた彼の存在を少しあい
まいに濁しながらだけど話しました。
「今は結婚考えてないけど、まぁ彼氏というモノでもないけどお互い
の生活を協力しあっている親しい人がいるのよ」そう言っておいた。

母は「あらーそうなのー」なんて嬉しそうに相槌をうっていた。

真実を打ち明けたら、とても晴れ晴れした気持ちになれた。
母には秘密にすることでは無いな…と思いながらも、ずっと言えなか
ったから、言えた事がとても嬉しかった。
これで更に母といろんな話しができる。もっと理解しあえる。
いろんな事を分かちあえる様になれる。

そういえば彼が帰郷したとき、私のことを母親に言えなかったのは
2002.4.27参照)彼に迷いがあるのだろうなと、ひらめいた。
そして納得してしまった。腑に落ちた、そんな感じ。

ありのままを認められないから、誰にも言えないんだろうなぁ。
どうでも良いことじゃないから、気軽に言えないんだろうなぁ。
なんでも話す親子であるからこそ「言えない」それだけのこと。

わかってよかった、こっちもすっきりした。
ありのままの状態を、しばらく見守ってゆこう。そう思えた。


2002年05月07日(火) 妹の子

妊婦だった妹が、無事に子を出産しました。
なので連休は、子供の顔と妹の様子を見るために珍しく長期の里帰り。

日記を暫くお休みしておりましたが、実家にネット環境がなかったの
で更新できませんでした(^^;
でもまた今日からぼちぼちと復活しますので、よろしくです。


さて妹の子。
めちゃくちゃ可愛いかったんですよう!

日頃、他人の子はそんなに「可愛い」とは思わない方なのですが血縁の
子はやはり別ですね。しかも妹の子ときたらとっても桑田家のお顔なん
ですよ。自分にも似ているその赤ちゃんに、もーでれでれ。

小さい手、小さい爪、ふっくらした頬に、まるいおしり。
ほんとかわいい、とにかくかわいい、ひたすらかわいい。

しかもあの笑顔!!!
守られるべき存在で、愛情を与えられて当然だと知っているかのような
安心しきった子供の笑顔は、たまらなくかわいい、いとおしい。
理屈など無く絶対の信頼関係が成立しているのでしょうね、母子という
ものは…。

嗚呼わたしもいつか、子を生み、育てたい。
しあわせを感じている、そのすぐ傍には父親になった彼が居て欲しい。

いつか・・・


桑田そら |MAILHomePageBBS

読んでくれてありがとう。

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