doo-bop days
ブーツィラの音楽雑記



 マイルスのブート購入


渋谷のシネ・アミューズで、モータウンの黄金期を影で支えたファンク・ブラザーズのドキュメンタリー映画『永遠のモータウン』をようやく観た。

チャカ・カーン、ブーツィ・コリンズ、ベン・ハーパー、ミシェル・ンデゲオチェロなどがヴォーカルを務め、ジェームス・ジェマーソンなどの亡くなってしまったメンバーの遺影とともに行われたファンク・ブラザーズの再結成ライヴは見事であり、感動的でもあった。ファンク・ブラザーズはジャズやブルーズが好きで、チャーリー・パーカーやマイルス・デイヴィスを敬愛していたというメンバーの証言もなるほどと思わせた。

だが、かなりの寝不足だったために、何度もうとうとする羽目となってしまい、記憶がない部分もあって残念。欲を言えば、ジェームス・ジェマーソンがベースを弾く姿をもっと見せて欲しかった。
映画に登場した曲の多くを知っていたのは自分でも驚いた。


Miles Davis / Unknown Sessions Vol. 3(1CD-R, So What!, SW-100)
  『Unknown Sessions Vol. 1』と『〜Vol. 2』というタイトルは、So What!の商品にはなかったはずだが、いきなり『〜Vol. 3』が登場(Kind Of Blueレーベルの商品には、かつて『〜Vol. 1』と『〜Vol. 2』があった)。
1. Big Fun / Holly-Wood(unedited long version 1)1973/7/26, 7分27秒、2. Big Fun / Holly-Wood(unedited long version 2)1973/7/26, 6分49秒、3.Untitled Tune(one of basic tracks for "TDK Funk")1974/11/6, 5分38秒、4. Jabali(unissued)1972/6/12, 11分29秒、5. Billy Preston(unedited long version)1972/12/8(Garnett out on this version)20分41秒
全52分12秒。すべてスタジオ録音&ステレオ・サウンドボード録音で、音質は文句なし。

Miles Davis / Lost Quintet In Vienna(1CD-R, So What!, SW-101)
 Live at Stadthalle, Vienna, Austria 1969/10/31
44分12秒。サウンドボード録音で、音質は多少こもり気味ながら良い方か。







2004年05月31日(月)



 マイルスのブート購入


Miles Davis / Miles Davis In Paris 1949(Long Version)(1CD-R, So What!, SW-098)
 Live recorded at Paris Festival International De Jazz, 1949
70分53秒。収録曲などはこちら
なお、最初の100セットは、2ディスク(74分47秒)となっている(→2枚目のジャケット収録曲等)。

Miles Davis / The Man Is Back With The Come Back Band(1CD-R, So What!, SW-099)
  LIVE AT AVERY FISHER HALL, NEW YORK CITY 1981/7/5(first concert)
61分23秒。ステレオ・オーディエンス録音による音質はまあまあ。

2004年05月19日(水)



 デヴィッド・ボウイのブートDVD『Tokyo 1978』


1〜2ヶ月前に発売された時から気になっていた、デヴィッド・ボウイの「ヤング・ミュージック・ショー」のブートDVD(プレス盤)を買った。
5/2にNHKで放映された「ヤング・ミュージック・ショー 〜 KISS初来日公演」を見たのが、直接のきっかけだった。

David Bowie / Tokyo 1978(Masterport DVD Masters-043)
  1978年12月12日、NHKホール公演

巷で言われている通りの高画質で、「ヤング・ミュージック・ショー 〜 KISS初来日公演」の画質と比べても遜色ない。
何年にも渡るコカイン中毒からようやく脱したボウイの、アーティスティックな面はもちろん、心身ともに好調さが窺えるライヴで、ボーナス・トラックとして、日本のテレビで放映されたヴァージョンの『Saturday Night Live』(1979年)も収録されている。

2004年05月07日(金)



 イギー&ザ・ストゥージズのDVD『LIVE IN DETROIT』


再結成されたイギー&ザ・ストゥージズのDVD『LIVE IN DETROIT』(2003年8月のデトロイト公演)が、思いのほか良い。
57歳の現在も、昔のストゥージズ時代と変わらぬロック・スピリットたぎるイギー・ポップの暴れっぷりと、ロックの原点そのものを体感させてくれる再結成イギー&ザ・ストゥージズのリアルなパフォーマンスには、見ているこちらも心の奥底が熱く焚きつけられてしまう。

本作にはボーナス映像として、ニューヨークのレコード店における、約50分におよぶパフォーマンスも収録。
イギー&ザ・ストゥージズ名義でのアルバムも制作中のようだし、こちらもとても楽しみだ。

ちなみに、私は4月初めに本DVDを『Amazon.co.jp』で購入したが、『Amazon.co.jp』のリージョン・コードの表記は間違いで、実際には日本の一般的なDVDプレーヤーでも見られるリージョン0だった。

2004年05月06日(木)



 ニーナ・シモンのファースト・アルバム


ニーナ・シモンの代表作といえば、『ニーナとピアノ』などとともに、1957年録音の1stアルバム(1958年発売)が挙げられることが多い。
1stの日本盤CDはすでに廃盤、海外盤CDも比較的入手しにくい現状のなか、ニーナ・シモンが亡くなってから1年経った今年の4月に、ニーナのアルバムが日本盤CDで数多く発売された。だが、1stアルバムは残念ながら発売されなかった。

先日、その1stアルバムの海外盤CDをタワーレコード渋谷店で買った。個人的にはあまり印象の良くないCharlyからの発売で、タイトルは『Jazz As Played In An Exclusive Side Street Club』(SNAP 216 CD, デジパックの背表紙は違う表記のSNIP 216 CD)。20ビット・リマスター、デジパック仕様、ボーナス・トラック4曲追加の全15曲収録となっている。
裏ジャケットには「2002」と書いてあるが、レコード店に行った時はニーナ・シモンのCD欄をほぼ欠かさずチェックしている私にとって、初めて目にするCDであった。最近再発されたのかと思いきや、ネットで調べたら、2003年1月20日に発売されたらしい。

ニーナ・シモンの1stアルバムのタイトルは複数あって、この『Jazz As Played In An Exclusive Side Street Club』の他に、『Little Girl Blue』、(『Nina Simone and Her Friends』?など、)邦題では『ファースト・レコーディング』や『ニーナ・シモン・イン・ベツレヘム』がある。
曲順も大きく分けて2通りあり、今回買ったCharly盤は1曲目が「Mood Indigo」となっているヴァージョン。ちなみに、私がすでに持っているニーナの1stアルバムのCDは、この『Little Girl Blue』で、1曲目が「My Baby Just Cares For Me」のヴァージョンだ。

個人的には、今回買った1曲目が「Mood Indigo」のヴァージョンであるCharly盤の曲順の方が、聴いていてしっくりくるし、このCharly盤を聴いて初めてニーナ・シモンの1stアルバムと向き合えた気がしている。

2004年05月05日(水)



 『ROOTS de DON!』

『ミュージック・ライフ』という廃刊となった音楽雑誌の企画に、ミュージシャンへのアンケートがあった。1982年頃だったと思うが、ジャパンのリーダーのデヴィッド・シルヴィアン(と、弟でds担当のスティーヴ・ジャンセン)が、「あなたの好きな曲を挙げて下さい」という内容の質問事項に回答した直筆の書面(サイン色紙?)が、『ミュージック・ライフ』に掲載されたのを記憶している。
デヴィッド・シルヴィアンが挙げていたのは、半分くらいがYMO関係。後は、ルー・リードの「The Bed」(or「The Kids」だったかも)、ロキシー・ミュージックの「A Song For Europe」、デヴィッド・ボウイの「Heroes」、キング・クリムゾンの「Matte Kudasai」、ブライアン・イーノのアルバム『Another Green World』など。
ジャパンの熱心なファンだった私は、当時の私の洋楽の好みとあまりにも似ていることもあって驚き、納得し、嬉しく思ったものだ。

『ROOTS de DON!』というサイトを最近知った。『J-wave』関係のサイトのようだが、私の興味を引いたのは、各ミュージシャンがお気に入り&影響を受けたアルバムを挙げたと思われる20枚のCDのリスト。
今までにエリック・クラプトン、デヴィッド・ボウイ、エアロスミス、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、レディオヘッド、ノラ・ジョーンズ、アリシア・キーズ、坂本龍一、SKETCHI SHOW(細野晴臣&高橋幸宏)などが、短いコメント付きで挙げている。
意外なアルバムや凡庸なベスト盤も散見するなど、いずれも個性的なリストとなっており、面白く読ませてもらった。

2004年05月04日(火)



 マイルスのブート購入


Miles Davis / Complete Friday Miles At Fillmore(1CD-R, So What!, SW-097)
 LIVE AT FILLMORE EAST AUDITORIUM, NEW YORK, 1970/6/19(FRIDAY) FROM THE MASTERTAPES
52分47秒。ステレオ・サウンドボード録音によるオフィシャル並みの高音質。

Wayne Shorter At Village Vanguard 1965(1CD-R, So What! Special Products, SWSP-019)
  Wayne Shorter(ts), Herbie Hancock(p), Art Davis(b), Tony Williams(ds), At Village Vanguard, New York 1965/8/1 Note: This Band Called "Miles Davis All Stars"
45分58秒。会場録音。音質はそこそこだが、当時の状況を考えれば良く録れているのかも。


Miles Davis / Miles In Stockholm '73(1CD-R, So What!, SW-095)
 Konserthuset, Stockholm 1973/10/27
56分06秒。サウンドボード録音で、音質は良好。

Miles Davis / Meets Branford Marsalis(1CD-R, So What!, SW-096)
  1983/9/6 Civic Center, Atlanta, Georgia[Soundboard]
The day before of"Decoy/Code M.D./That's Right" recording at Record Plant Studio. New York.
78分54秒。サウンドボード録音による音質は良好。

2004年05月03日(月)



 ヤング・ミュージック・ショー

5/2(日)23:10〜24:30、NHK総合テレビの『NHKアーカイブス』で、「ヤング・ミュージック・ショー 〜 KISS初来日公演」が放映された。
「ヤング・ミュージック・ショー」は、日本の伝説的な音楽番組の一つである。1971年10月24日放送のC.C.R.から1981年8月19日放送のクイーンまで不定期で放映され、NHKが独自に収録したロック・ミュージシャンの貴重な来日公演も数多い。
今回の放映内容は、1977年4月2日に行われたKISSの日本武道館公演をNHKが収録し、同年5月7日および年末に放映したものと、最近のKISSのライヴ、大槻ケンヂとROLLYによるコメントなどだ。

「ヤング・ミュージック・ショー」で放映された来日公演の放送用マスター・テープは存在しないと知っていた私としては、一体どういうテープを使用し、どの程度の映像クオリティーで放映されるのか、興味津々で番組を見た。
放送用マスター・テープに関しては、やはり「当時の放送用2インチテープは非常に高価だったために、放送が終わると次の番組に再利用されていた」(番組のアナウンサー)ので、存在しないらしい。ところが去年、関係者からの情報で3/4インチテープが発見され、「最新の技術で劣化した映像と音声の修復を可能なかぎり試みた」という。

放映されたライヴの映像クオリティーは、予想の範囲内といったところ。DVDとして正式発売するには画質が少し悪いかもしれないが、そうかといって貴重なライヴ映像をこのまま眠らせておくのはもったいない。
番組を見た限りでは、発見された3/4インチテープはKISS以外にもあるのかわからなかった。もしあるのなら、権利関係の問題をクリアし、劣化したテープを修復してテレビで放映、さらにはDVD化にも大いに期待したい。

2004年05月02日(日)
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