◆新作◆ ■Lucianoの『Tribute To The Sun』 ミニマル/クリック・ハウスの代表的アーティストが、ワールド・ミュージックや民族音楽的な要素をも大胆に取り込み、制作に4年をかけて発表した2ndアルバム&問題作。プリミティヴなリズム、グルーヴを基軸に据えつつも、音の楽園へと緩やかに昇天するような感覚に誘うトラック2を始めとして、音の細部や展開、曲の多彩さ、アルバムの構成に至るまで手が込んでおり、リスニング向けの作品として聴ける。2009年の新作のなかでは個人的ベスト。ミニマルという枠から前人未到の領域へと突き抜けるスリルも味わわせてもらった。セネガルのコラ奏者Ali Boulo Santo、スイスのハング・ドラム奏者Bruno Bieri、イスラエル出身のパーカッショニストOmri Hason、イギリスの女性歌手Martina Topley-Birdなど参加。ヴォーカル/ヴォイスのサンプリングのネタとして、アフリカ音楽とハウス/テクノを混交したFrederic Galliano Presente "Frikyiwa"、日本人の会話のフィールド・レコーディングという珍品もあり。 ■ハレド(Khaled)の『リベルテ Liberte』 ■ティナリウェン(Tinariwen)の『イミディワン〜アフリカの仲間たち Imidiwan: Companions』 ■ハリス・アレクシウ(Haris Alexiou)の『I Agapi Tha Se Vri Opou Kai Na'Sai(Love Will Find You Wherever You May Be)』 ■Vandermark 5の『Annular Gift』 ■Ken Vandermark、Barry Guy、Mark Sandersの『Fox Fire』(2CD) ■ホーコン・コーンスタ(Hakon Kornstad)の『Dwell Time』 ■スモーキー・ロビンソン(Smokey Robinson)の『Time Flies When You're Having Fun』
【次点】 ■エル・グラン・フェジョーベ(El Gran Fellove)の『マンゴ・マングェー Mango Mangue』 ■オルケストル・トラディショネル・ドゥ・ラ・グアドループ(Orchestre Traditionnel De La Guadeloupe)の『黄金のビギン Album D'Or De La Biguine Guadeloupe Musique D'Autrefois』 ■ラティモア・ブラウン(Lattimore Brown)の『Nobody Has To Tell Me』 ■アレサ・フランクリン(Aretha Franklin)の『Just A Matter Of Time Classic Columbia Recordings 1961-1965』 ■ピーター・アイヴァース(Peter Ivers)の『Terminal Love』 ■キング・クリムゾンの『Live In Zurich』(2CD, King Crimson Collectors Club 41) ■パブリック・イメージ・リミテッド(Public Image Ltd.)の 『Metal Box』 (3CD Vinyl Replica Edition) ■白川軍八郎の『津軽三味線の神様 初代・白川軍八郎』(CD-R) ■岩波新書『琵琶法師―<異界>を語る人びと』付属のDVD(「最後の琵琶法師」こと山鹿良之師による琵琶弾き語りの映像を約21分収録)