白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2009年03月17日(火) 異国での子育て

お昼寝の後、娘は今日も「電車を見る旅」に出掛けた。

線路に沿って流れる川沿いの歩道を歩いて電車を愛でつつ、駅へ向かうのが定番なのだけど、今日は駅へは行かずに途中にある小さな公園へ立ち寄った。その公園は滑り台と砂場、小さなジャングルジムがあるだけのこじんまりとした公園で、あまり遊んでいる子がいないのだけど、今日は珍しく娘と同じ年頃の子が遊んでいて、どうやら娘もその子が気になって遊ぶ気になったようだった。

先客さんは1歳になったばかりの男の子とのこと。「外で遊ばせるのは今日がはじめてなんです」と言う彼の母親と色んな話をした。彼女は中国人で、父親も中国人とのこと。近くに同じ年頃の子を持つ知り合いがいないらしく、ものすごい勢いで子育てについて質問されてしまった。

質問内容は「離乳食は食べますか?」とか「ベビーカーを嫌がるんだけど…」等、はじめて子育てをする母親なら誰しも悩むであろう事だった。娘は彼女の息子よりも少しお姉さんなので、私も初めての子育てながら娘が通ってきたことならアドバイス出来るので「うちの子はこうでしたよ」なんて話をした。

知り合いの少ない異国で初めての子供を育てるって、どんなに大変なことだろう。

新米の母親にとって子育ては何もかもが分からないことだらけ。幸い、私の場合は近所に似た年頃の子を持つ人がいて、あれこれ教えてもらうことが出来るのだけど、そうでなければ娘との生活も今のようなものでは無かったかも知れないなぁ……と思う。

中国人の母親は「家では中国語で話をするのに、外では日本語で話をするので、どうもこの子は言葉に戸惑っているみたいです」と心配していた。「子供って柔軟だから成長して友達と遊ぶ中で日本語も身につけるだろうし、中国語はお母さんやお父さんから聞いて学べるんじゃないかなぁ」としか言えなかったのだけど、子供って案外逞しくやっていくんじゃないかと本心から思う。

「また遊びましょうね」ってことと「もう少し先の大きい公園には小さい子も沢山遊びにくるから行ってみたら?私達もいつもはその公園で遊んでいます」と言ってお別れした。

国籍は違えど同じ年頃の子を持つ母親同士。機会があれば仲良くしたいなぁ……と思う。「子育て中の母親」と一言でいっても色々な立場の人がいる。みなそれぞれ必死で我が子を育てているのだろうなぁ……なんてことを思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


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