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2013年05月02日(木)
『忌野清志郎 ロックン・ロール・ショー 日本武道館 Love & Peace』

ブンブンでぬけがらと言うか燃えカスみたいになっていて、記憶もとんでおります(書いてるのは9日)。

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『忌野清志郎 ロックン・ロール・ショー 日本武道館 Love & Peace』@日本武道館

仕事で遅刻してミッチーの最後の曲(の後半)から。と言うかミッチー観たの何年振りか、十数年振りくらいじゃないか。ミッチーワールドで武道館を染めあげており、一瞬「あれ、これオリジナル曲だっけ?」と思った程でした。うう、このショウマンシップ!ちゃんと観たかった。転換時、真心やトータスがもう出たと教えられる。ガクリ。

そんなこんなで清志郎さんの曲を聴くひととき。ハウスバンド(バンマスはDr.kyOn)にyukarieさんがいて驚き、嬉しかった!相変わらず格好ええ。このバンドにゲストヴォーカルが加わる構成と、ゲスト本人らのみで演奏と歌をやる構成でした。(3日にここ迄書いて力尽きていた。以下自分用メモ)

セットリスト、プログラムはこちらから。ここの「88年10月13日、フジテレビ『ヒットスタジオR&R』より」は89年の間違いだそうです。

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セットリスト

01. ドカドカうるさいR&Rバンド/トータス松本
02. 不思議/トータス松本
03. トランジスタ・ラジオ/佐野元春
04. 黒くぬれ!/ムッシュかまやつ&浜崎貴司
05. たとえばこんなラヴ・ソング/ムッシュかまやつ&浜崎貴司
06. お墓/真心ブラザーズ
07. Johnny Blue/真心ブラザーズ
08. 強烈ロマンス/及川光博
09. 涙のプリンセス/及川光博
10. いい事ばかりはありゃしない/泉谷しげる
11. スローバラード/細美武士(the HIATUS)
12. デイ・ドリーム・ビリーバー/細美武士(the HIATUS)
13. 日本の人/細野晴臣+坂本龍一 with 青葉市子
14. 多摩蘭坂/ハナレグミ
15. サヨナラCOLOR/ハナレグミ
16. 甲州街道はもう秋なのさ/佐藤タイジ&曽我部恵一
17. スローバラード/佐藤タイジ&曽我部恵一
18. セラピー/矢野顕子
19. 恩赦/矢野顕子
20. ひとつだけ/矢野顕子
21. Soul Man/サム・ムーア
22. That Lucky Old Sun/サム・ムーア
23. サラリーマン/奥田民生
24. あきれて物も言えない/奥田民生
25. ダーリン・ミシン/増子直純(怒髪天)
26. ブン・ブン・ブン/増子直純(怒髪天)
27. 雨あがりの夜空に/出演者全員(※佐野元春、細野晴臣、坂本龍一、矢野顕子、サム・ムーアは参加せず)

[忌野清志郎ダイナミック・ライブ映像!!]
01. 僕の好きな先生/RCサクセション(73年11月7日、tvk『ヤングインパルス』より)
02. 海辺のワインディングロード/RCサクセション(85年『SPADE ACE』より)
03. タイマーズのテーマ〜デイ・ドリーム・ビリーバー〜タイマーズのテーマ(エンディング)/THE TIMERS(88年(本当は89。テロップ間違いとのこと)10月13日、フジテレビ『ヒットスタジオR&R』より)
04. 孤独な詩人/忌野清志郎(06年1月27日、NHKホール『どんと紅白』より)
05. HB・2B・2H/忌野・泉谷・スパイスマーケット(02年8月31日、日比谷野外音楽堂『最期の悪夢 Part1』より)

[忌野清志郎バンド]
小倉博和(ギター)、斎藤有太(キーボード)、TOKIE(ベース)、Dr.KyOn(キーボード)、古田たかし(ドラム)、山本拓夫(サックス)、yukarie(サックス)

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・細野晴臣+坂本龍一 with 青葉市子(偶然にも?HIS!HosonoIchikoSakamotoで)にはサポートでユザーンがいたのよ!スーツ着てたよ!初めて見たユザーンがジャケット着てるの。そしてジャケットとパンツのサイドに白いラインが入っていたので、礼服かしらと

・それにしても細美くん(the HIATUS。わあごめんtwitterでは細見くんと誤字してしまった)の「スローバラード」はすごかった。あの素直な声。このときの武道館の静まり返りっぷりも印象的でした、あれは彼のこと全く知らないひとでも「誰あれ?」と聴き入っちゃうよ

・矢野さんはあの「ブーツ」で。こちらも静まり返る場内。やっぱり、やのさんは特別、壮絶な特別

・民生は流石の貫禄、そして誰の曲でも民生のものになってしまうのがすごい。しかし俺色に染めてやるぜとかそういう強引な感じはしないんですよね。元の楽曲にこういうよさがあったんだ!と言う新しい発見と、そうそう、こういうところがこの曲のいいところなんだよ!と言う旧知を分かち合う感じと。経緯と探究心が両方あると言うか

・増子兄ィが卑屈キャラになっていたのにウケた。格好よかったよ素敵だよ増子兄ィ!

・タイマーズの夜ヒット映像、リアルタイムで観てたので、えっこれってアレだよね、アレも流すのかな…とドキドキしていたが、そこはカットされてた(苦笑)
・『どんと紅白』は2006年。そうか、2006年には清志郎さん生きてたんだよな、とあたりまえのことなのに不思議な気分になった
・しかし話逸れるがどんととアケミ、そしてアラーキーの愛妻陽子さんは同じ命日。そして清志郎さん、青ちゃん、HIDEが同じ命日。なんなんだろうなと思う。ひとりの話題が出ると数珠つなぎで出てくる。このひとも、このひともだ、と

清志郎さんの曲は、詞は痛くて刺さる。あの声がもうこの世に存在しないことがまだ信じられないし悲しいけど、楽曲はこれからも聴くことが出来る。音楽が残るとはこういうことなんだなあ。

明日はここでブンブンか……と会場を見渡してから帰りました。