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2009年04月24日(金)
An Evening With SPARKS『Heavenly Creatures』

An Evening With SPARKS『Heavenly Creatures』@Shibuya O-EAST

東京1日目は『「Kimono My House」を中心に21枚のアルバムからお贈りする究極のイブニング【Exotic Kimonos】』、2日目は『「No.1 In Heaven」を中心に21枚のアルバムからお贈りする珠玉のイブニング【Heavenly Creatures】』、最終日大阪は『70年代から現在に至るまで21枚のアルバムからお贈りする華飾のイブニング【Then And Now】』と言う日替わりメニューだったがGW進行もろもろで東京2日目のみ。うわーん「Suburban Homeboy」聴きたかったー兄のタップダンス観たかったー!

しかし2日目だけでもちょう楽しかった。二部構成で、セットリストはこちら。

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EXOTIC CREATURES OF THE DEEP
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00. Intro
01. Good Morning
02. Strange Animal
03. I Can't Believe That You Would Fall For All The Crap In This Song
04. Let The Monkey Drive
05. I've Never Been High
06. (She Got Me) Pregnant
07. Lighten Up, Morrissey
08. This Is The Renaissance
09. The Director Never Yelled "Cut"
10. Photoshop
11. Likeable

NO.1 IN HEAVEN
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12. Tryouts for the Human Race
13. Academy Award Performance
14. La Dolce Vita
15. Beat the Clock
16. My Other Voice
17. Number One Song in Heaven

ENCORE
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18. Dick Around
19. Mickey Mouse
20. When Do I Get to Sing "My Way"
21. This Town Ain't Big Enough for the Both of Us

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最新作『EXOTIC CREATURES〜』と1979年作品『NO.1〜』を曲順通りにやるメニュー。一部はダンサー参加で華やかに、2006年の公演昨年のフジでも使った映像とロン兄のシンクロ演出(これは全編通して)ありで聴くのも観るのも盛り沢山。

ダンサーさんたちは5人、日本人。メンバーよりも衣装替えが多く(笑)イントロでは白いドレス姿でショッピングカートを押して登場。「〜Pregnant」ではご懐妊ロン兄コスプレ、「〜Renaissance」ではスクリーンに映し出されたボッティチェリ画『春(プリマベーラ)』と同じポーズをとり、「The Director〜」ではカチンコ出しと大忙し。YouTubeで観たロンドン公演とは別のひとたちのようなので、各国現地調達?と思っていたら、出演者さんのブログを教えてもらいました。

・天翔ゆうりさんのブログ
『sparksライブ1日目終了!!』
『ライブ終了!!』

ああーこのひととても印象に残ってた!監督さん役だったひとだー。宝塚出身の方だったんですね。他のひとたちもプロのダンサーさんたちだったようです。皆ストレンジでファニーでキュート!

そして勿論兄弟もストレンジでファニーでキュート。おにいちゃんがもー面白くて面白くて目を離したくないんだけど弟もダンサーさんも面白い上スクリーン演出も矢継ぎ早で、もうどうしろと!と狼狽して視界がぼやける自分のダメっぷり。途中である意味諦めて無意識で目が向いた方に焦点を合わせることにしました(笑)と言う訳で、いちばん近かったロン兄をガン見する比重が高くなりました。でもラッセル弟はよく動きまわって(元気だよねー!)、ロン側にも頻繁に来てくれて嬉しかったよー。てかラッセル、あのオペラティックヴォイスを始終ぴょんぴょん跳ねたりスキップし乍ら唄い続けられるその体力気力はどこから…すごいよー。

みるみる時間が過ぎてしまった。てかロン兄の「Ronald」key、「Ronald」だけにRolandだと思ってたらYAMAHAだった(笑)Rolandのロゴ書体で名札張ってるんだよね。なんかこう…無表情でロボつうか人形ばりのキャラでエレピを弾くおにいちゃんがそんな小ネタを細かく仕込んでるところがまたかわいいよー。一部では幅ネクタイ(パンツにイン)、二部では蝶ネクタイって細かい衣装替えもかわいいよー。ちなみにパンツはものっそいタック入りだよー。ヤンキーか!そしてアンコールでは白シャツ(これがまた何げにワイシャツから丸首シャツに着替えていた。それともワイシャツの襟を内側に折り畳んだか?って、そうだったらそれは何のために?)の上からバンドT着てしかもそれがパンツにイン!もう大ウケですがな。

そんな無表情で演奏し、無表情で映像のピアノを弾き、無表情で映像のさるとタイマン張るおにいちゃんがアンコールでにっそり笑ってお辞儀をしたのがもう…いやーん!ラッセルが「有難う、と彼は言っています」て通訳してた。キャー!その後アンコールでラッセルにマイク持たされたら喋った!喋ったよ!にっそりして「次に来た時にはもっと日本語が話せるようになっていたいです(ベルリッツに行くとか言ってなかったか(笑))。どーもありがとー」 って言ったよ!あーかーわーいーらーしーいー!

バンドは兄弟+G、B、Dの5人編成。こんだけバラエティに富んだメニュー、どんだけリハしたんだろうか。兄弟も数十年前の曲とか忘れてそうだし(笑)なんつうか…観客を楽しませるショウをやることが本当に好きなんだろうなーと思えるとっても楽しい夜でした。ありがとー!フジ効果か若いリスナーも増えたようです。老若男女に愛される奇妙で愛らしい神様の変種バンド、また来てね!22枚目のアルバムが出来たら、21枚のアルバムを全部燃やしちゃうパフォーマンスを見せてください!

と言えばこのパフォーマンスやってる時、燃やされるアルバムのアナログジャケットをその都度掲げてたお客さんがいました。何枚持ってきてたんだ(笑)ひょっとして全作品?すげー。