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2009年01月17日(土)
フレッド・フリス×アマッド・コンパオレ×横川理彦トリオ

フレッド・フリス×アマッド・コンパオレ×横川理彦トリオ@東京日仏学院/ラ・ブラスリー

と、なってますが、横川さんがドタキャンですねん。マッドハニーの時にスーパーデラックス分のフライヤー貰ったんだけど(ジョイハイツが出てたからね)、それがフリス×コンパオレ×大友トリオとなってて、あれっとは思ってたんだよね…。

まあ横川さんのこうした仕打ちには慣れている(苦笑)。しかし残念。明日のスーパーデラックスのサイトには告知が出ていたけど、今日は告知もされておらず、会場でもお知らせ等見掛けませんでした。隣のふたりが「横川さんはいつ出てくるの?」と言ってたので知らなかったひとも結構いたのではなかろうか。そしてオノ・セイゲンを横川さんだと思ったまま帰ったひともいるのではなかろうか(笑)。そんな訳で横川さんとコンパオレのプロジェクト『AKIRA』はお預けとなりました。

50分、15分休憩、50分の二部構成で、ファーストセットはコンパオレ(G)とフリス(Drs)のデュオ、セカンドセットはコンパオレ、フリス、オノ(G)のトリオ。盛況。ファーストセットでは全くフリスの姿が見えず。デュオなのにやたら音数が多く聴こえる。ええどうなってんの!?と思うものの予想が追いつかない。絶対ギターだけじゃなかったよな!どうなってんの!休憩中はフリスのセッティングを写メしようと、ステージ前にひとだかりが出来ていました。エフェクター多数と、あとなんかシンセのようなものもあったような…あー明日は前で観よう、これは手元と足下も見たいわ。

多分全編インプロ。基本主導権はコンパオレだったかな。リズム、ビートが主導だと曲の形が見えると言うか、どう曲が展開、構成されていくか受け取りやすいので、インプロにありがちな探り合いが続いて眠くなる、と言うことはありませんでした。しかもアヴァン寄りなのにとてもポップだった。明確なメロディーがある訳ではないんだけど、楽器が唄うし、音も多彩。コンパオレのセッティングも、ドラムス以外に鈴やベル各種、ゴミ袋?と様々なものが並び、色とりどりの音を出していました。50分があっと言う間。オノさんはギターの低音をメインに出しており、途中でシェイカー等も演奏。

しかしフリスはすごかったなー。姿が見えたのはセカンドセットのみだったけど、まるで食事をするかのようにゆったりと演奏していた。なのに音はみるみる姿を変える。と思ったらいきなり大声で叫んだりするし。ヴォーカリゼーションも面白かった。

名前の通り飲食出来るライヴスペースなのですが、音がよかったー!微細なギターの音も激しいドラムの音もバランス良く聴こえた。場所柄か、フランス人と思われる家族連れが結構いた。おにんぎょさんみたいなかわいい子がプリン食べ乍らおかあさんと仲良く聴いてたりして微笑ましかったなあ。いやあ、でも実際こどもも食い入るように聴いてしまう程の面白いステージでした。大友さんが加わる明日はどうなるかな。