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2006年04月21日(金)
『とかげ』

『とかげ』@シネマート六本木 スクリーン2

ヌードカラーのネイルとグロス、流れるひとすじの汗、ノンストップ長回し手持ち撮影の49分。そしてやっぱりタンギング。ライヴ感満載なのに隅々迄仕組まれた演出。ビバロケハン!照明!

ワンカットではあるけど、編集はかなり詰めてるんじゃないかな…音効がとても細かいところ迄仕込んであった、しかも判りやすくテキストに沿って、丁寧に。

りょうさんの朗読は躍動感に溢れていて、テキストの内容からして意外だったんだけど、徐々にそれが生命力に感じられて好感を持った。で、やっぱり汗にドキッとしたな。生きてる!と思った。

撮影は塚本監督独特の、エロさがあるけど命を撮ってる画。ん?命あるものだからエロいのかな。

吉本さんの原作は随分前に読んだけれど、時々フッとこのテキストのフレーズを思い出すことがある。ぼそぼそ食べたとか、ぐにゃぐにゃ言ったとか。これをひとの声で聴けたのも楽しかったな。あと罪悪感はずっと持っていくしかないんだけど、それが連鎖になるのはまずい、ってことを思い出す。じゃあどうするかってのは、よく考える。

一緒に観た友人が葬式帰りだったもんで、真剣に(ここが面白いよ葬式!しきたりって…てのも含め)葬儀について話し込んで帰った。ひとのとか自分のとか。うーんなんつーかそれがきっかけで久し振りに旧友に会ったりするのも、亡くなったひとがくれた縁かもねとかね。難しいけど楽しく送れればいいなとかそういうの。で、自分がどう送ってもらうかってのには興味がないが、送ったひとが(いたとして)悲しむのは嫌だなあ。ま、迷惑かけないようにしときたい。

あーそれにしても塚本監督特集@シネマート、結局これしか観られなかったよー!(泣)