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2006年04月22日(土)
ハシゴ

振り幅デカかった…。

『ナニー・マクフィーの魔法のステッキ』@新宿武蔵野館 3

やー、たまにこういうの観るとたのしー。おかーさんが死んで、おとーさんは暮らしの為に1ヶ月以内に再婚しなきゃいけなくて、それがヤなんで7人のこどもたちがいろいろするんですけど。大人の事情もあるけどこどもの事情もあるよね。我慢とか感謝とかの使い道は難しいなー!

終盤隣のおじさんがガン泣きし始めて、心情的に何か被るところがあったのかなと心配になりました…。人生いろいろある。

コリン・ファースって何となく白井晃さんにイメージが被る。髪型とか歯を見せないで笑ったりするとことか唇の薄さとか。

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『ホテル・ルワンダ』@シアターN渋谷 1

想像力ってのは何の為にあるのか。これ観て自分は関係ないしとか歴史を知らないから他人事ですとか言うひとの気が知れませんよ…。ホアキン演じるジャーナリストの言葉はとても痛かったし、彼がホテルを去る時に傘を拒否した気持ちも痛い。彼のやったことは、少しでも何らかの力になった可能性はある。しかし、その場では何も出来なかった。

じゃあ、こういう時ジャーナリストは何をすればいいのかな、と思った。

虐殺の場面を退きで撮っていたのがリアルでした。『ミュンヘン』ではここがひっかかったんだよね…どちらがいいとかってのとはまた違うんだけど。でこぼこ道を走っていて、変だなと思って降車したら、そのでこぼこは石ではなくて、夥しい数の死体だったってとことか。こういう方が怖い、自分は。

あーあとこれは役者さん本人に罪はないんだけど!あのー…ニック・ノルティさんって……顔がブッシュに似てるよね…。観た途端「あーブッシュに似てるー」と思ってしまったもので、「あっこの国連の大佐さん絶対役に立たない!」とか思ってしまったよ…ごめんごめん!実際はとてもがんばっていた!

てかノルティさん、『ホワイト・ジャズ』映画化の企画流れてなかったんですね。実現待ってますよー。