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2003年01月12日(日)
『チェ・ゲバラ―人々のために―』

『チェ・ゲバラ―人々のために―』@BOX東中野


新年明けて初の映画はゲバラのドキュメント。おお硬派だなー。

かつての友人、部下、家族たちの証言を主にしたもので、貴重な映像も多々集められていた。とりわけ印象的だったのは、あの有名過ぎる肖像写真を撮ったカメラマンの話。あの写真を撮った現場での50秒間、ゲバラはどう現れたか、そしてカメラマンはそれをどう捕らえたか。この写真、イタリアの出版社につい無料で譲ってしまったため、著作権料を全く貰えてない(で、その出版社は大儲け)って話は聞いていたけど、それが彼だったのかーと思ったり。

しかし常々思うのだが、ゲバラがこんなに人気あるのって、彼のルックスによるところもかなりあるんじゃないかなあ。だって格好いいもんね。功績は確かに素晴らしいし、英雄視されるのは判る。人間的な魅力もこのドキュメントにはよく語られていてそれもまたいい。でも、彼がすんごい不細工だったらここまで写真集が売れたりポスターが売れたりTシャツが売れたりしないだろうな。

それはカート・コバーンにも感じたことだ。NIRVANAは大好きですけども。本当のグランジだったからなあこのひと。風呂とか入ってないし、髪も洗ってなくてベタベタだった筈だ。勿論彼の歌はすごいもんだった。でも、彼がすんごい不細工だったらここまで写真集が売れたりポスターが売れたりTシャツが売れたりしないだろうな。

まあそれはともかく、ハリウッドでも何本かゲバラの映画化の話が進んでいるが、ハリウッドならやっぱゲバラは英語を喋るんだよな…そ、それはちょっとどうなんかね…ベニシオ・デル・トロがスティーヴン・ソダーバーグ監督と組んでやるやつは、『トラフィック』での仕事振りを考えるとそこらへん忠実にやってくれそうだが。『ラスト・エンペラー』で登場人物が皆英語で喋ってるの、結構おかしかったもんなあ。

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■サガラさんに『刑務所の中』がいかに面白かったかを話してもらう(笑)もう話聞いてるだけでも面白い。オモロ物販「網走刑務所キャラメル」を貰う。パッケージに“脱獄”とか書いてある。いいんか

■つうか話聞いてると「刑務所入りたいかも…」と思うよ!(笑)しかし「女囚の方はどうかわからんからな」「女囚はなんか怖そうだよな」と言うことで、やっぱり入るのはやめておこうと言うことに落ち着く

■帰りに例のフクロウ屋へ行く。たくさんいる。1羽が丁度ごはん中、ピンセットでつまんだ餌を貰っている。かわいいなー。が、くちばしのまわりに赤いものがいっぱいついている。血塗れですよ。ひよこかなねずみかな…。「閉店なんですよねえ」とお店のひとと話す。本当に急な話だったようで、移転するかもしれないけど、どこに引っ越すかとかも全く未定で、準備も出来てないらしい。「決まったらホームページにお知らせ出しますよ」と言っていたので期待しとこう。