幸せ記録帳
涼香



 真夜中

清少納言が、夏は夜 と言ってるけど、私も夏の暑い時期は夜が好き。
昼間はあんなにジリジリと照りつける太陽だとか、真っ青に広がる青空だとかが、静かになるから。

夏の夜は、不思議と落ちつくんです。
春の夜はなんだかそわそわしたり、冬の寒さが残っていて布団が恋しくなったりする。
秋の夜は、物悲しい気分に襲われたり、虫の音に耳を澄ましたり感傷的になってしまう。
冬の夜な長くて寒くて朝を待ち焦がれてしまう。
けど、夏の夜はそんなことがあまりなくて。
ああ、夜だな。と単純に思う。
月を見ても、ああ「夜」の月だ、と思うし、花火だって、終わった後は「夜」だなぁと感じる。
ある意味一番「夜」というものが、主役になる季節なのかもしれない。

今日もまた、その夜に夜を感じている。
幸せをありがとう★

2002年07月21日(日)
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