幸せ記録帳
涼香



 

『心』と似た感じだけれど『魂』という言葉の方が、念が入っていて深いと思う。
どんな念なのかは場合によって違うけれど。

「心をつかまれる」経験は結構合っても「魂をつかまれる」経験は少ない。
例えば、心は大きく広がったり、小さくなったり、歌みたいに空に溶けたりいろいろなんだけれど、魂はひとつのカタマリで(形が決まってるとかじゃなくて、大きさが変わらない、という意味)それ自体が光ったり蔭ったりするもの、そういうイメージを私は持っている。

心がその人の性格をあらわしているとしたら、魂はその人の真実なんだと思う。
心は入れ物だから、優しい気持ちやあったかい気持ちだったり、嫌な気持ちが入ったりでたり忙しい。掃除する、整理するという表現もおかしくない。
でも、魂を掃除するとか整理するってピンと来ない。
魂はやっぱり磨くもので、人が持っている原石。

いつか、心という宝石箱に魂という石を入れたいと思う。

幸せをありがとう★

2002年08月29日(木)



 秋の夕方

秋の日の夕方。特に夏に近い秋の夕方は、心がワクワクする。
なんでだろう? と思っていたら、最近ようやくわかった。
夏休みが終わって、学校が始まって、すぐにやってくる学校行事。
「文化祭」
それを思い出してワクワクするんだなって。

合唱部をずっとやってきて、夏休みは、ほとんど、文化祭のための練習。
そして、段々と近付いてくる文化祭の気配。
学校に夜残るひとたちの数が多くなって。
普段は電気のつかない音楽室や美術室の電気がついていて。
日が暮れるのが早くなった帰り道を、まだ変わらない夏服のまま歩く。

そのみんなんでいるときの気分を思い出すのだろう。
秋の夕方は、視的にも綺麗だけど。
それよりも胸に残る思い出が、静かによみがえってきてわけもなく嬉しくなる。
秋という季節はあっと言う間に過ぎてしまうけれど、思いがたくさんある季節だと思う。

幸せをありがとう★

2002年08月27日(火)
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