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■ ターミネーター4観賞
私の中の評価は二転三転。 で最後に残った感想は、オチに対して「え? なんで?」だ。
「T2」信者であるところの私的に続編とゆー存在そのものがない。ないない。だってあれはもう完結してるから。でもファンですもの。ダメだと分かっててもシュワちゃん本人が出てるなら雰囲気だけでも観る価値あるやろ! と思って見に行って粉々に打ち砕かれた「3」。 あれ以上のダメージはもうないだろうからと期待せずに観に来た「4」。
「3」の失敗は、「2」と同じ現代を舞台に、「2」と張り合ったからいけなかったのだと言わんばかりの近未来編。ついにシュワちゃんがメインではなくなったこともあり、スカイネットが支配する、いわゆる「審判の日以後」を舞台に、リーダー=ジョン・コナーの戦いの一端を描いている。
映画批評サイトとか読んでそこまで酷くはなさそうとうっすら期待したり、あーだめだこの人3面白かった派の人だ私とは相容れないと絶望したり、でも渋いと言ってもいいくらいの重厚なバトルシーンに唸ったり、CG技術が進んで完全描写が可能になった「機械支配の未来」に感慨深かったり、でもだからといって別にこれターミネーターじゃねえよと思ったり(笑)、でもふざけたパロディ作品になり下がった「3」よりかは、重厚なバトルとで無味乾燥な荒野にシリアス極まりなく描かれる世界の方が、なんぼか真摯で、というか、別段ターミネーターじゃない映画として上品に作ってあるって感じ(笑)。ターミネーター続編の正シリアルナンバーを名乗んな(笑)。スピンオフだ。つか要するに公式同人誌だ。 とはいえ途中からは結構楽しんで観れて、「うーんこれはよくできた同人誌だ! 思わず続編かと勘違いしてしまいそう!」とかなんとか訳わからないホメ方をしつつ見てた。 しかし、私の神であるところの「T2」の溶鉱炉でのラストバトルへのオマージュと思わしきバトルシーンに、ずいぶん私の中では点数があがった。
んでも。
ラストのオチが。 オチというか、え? なんで? なんで彼がそこまでするの? という気が。
(以下ネタばれ)
マーカス・ライトがなんでそこで自分の生命をジョンに譲る必要があんの? まあ、死刑囚の彼は、犯した罪への罰たる死刑をすでに受け入れていて、かつ、自分がこのような形で生き残っている説明も得たし、生きていく目的もないのかもしれないけど。 そもそもカイルに肩入れする必要だってそんなに感じやしないんですけど。ま、「いい男」だから当然のように目の前の困ってる子を助けた、その流れで、って感じでもいいんですけど…。
「2度目のチャンス」=「罪の償いの機会」ということだとして、罪深い自分は、そしてすでに死を受け入れた自分は、そのチャンスが与えられるのなら、行使しようと思ったのだろうけど。スカイネットに自分が利用された結果としてスカイネットの思い通りジョンを死なせるのは腹立つし。
なんとなくでもその決断が、え? なんで? と感じたのは、結局のところその彼の罪がなんだったんか、彼が諦念というか観念するに至るまでの一体どんな出来事があったのかというところが、ぼやかしたままで終わってるからなんだな。彼の中の理由が見えてこない。
そういやそもそもなんの実験の献体になったんだ奴は。超最先端ターミネーターなわけだよなあれ。いやそうでもないか? どちらにしてもいじくられたのは最近ってことだよね? それまではどうしてたの??
ところでこの映画、公開前に、オチがネット上でリークされた、みたいな話がありましたよね。結局のとこ、そん時言われてたオチがほんとだったのか嘘だったのかほんとだったから慌てて変えたのか(笑)わかんないですけど、私的にはあれは禁じ手と思いつつも非常に衝撃的なオチではあったと思う。美しくすらある。 ちなみに内容は、最後に戦闘でジョンが死に、ターミネーターとして生き返る、みたいな話だったと思うんですけど。人類の救世主ジョンは、実はそれ以後ずっと機械なんですよと。「4」の内容に合わせて考えると、胸の致命傷で死んだジョンを見て、マーカスがスカイネットのあの設備を使って、自分の顔だけジョンに変えて、一生をジョンのフリをして、その遺志を受け継いでいく、という感じ? それか、マーカスのターミネーターボディに、ジョンの脳を移植、かな。もちろんマーカスの意思で。 どちらにせよ、二人がもっと心を通わせてないと、効いてこないと思うけどね。実際のオチですら、「え? なんで?」と思ったんだから。「T2」の醍醐味は、私的にはやっぱり「人と心を通わせる、学ぶ機械」ってドラマだったからさ。
あと、ラストの戦いですけど。「彼」の登場には、ほんと心躍るよなあ。技術万歳。進歩万歳。役者いらねえのかよ! と思うけど、それでもいい。これに限ってはそれでもいい。 しかしT-800型を目の当たりにして、あれほど慕っていたジョンに心の動揺がまったくないようにそのまま話が進行していってしまうのはどうか、とどっかで批評を読んだけど。 そうやなーでもそこはリーダー=ジョン・コナー。父ともしたT-800を前にもクールであって欲しいとも思う。自分がT-800型といずれ出会うことはわかってるわけだし。でもなんか一言あってもよかったよね。気のきいたたった一言が。
の割には敵ターミネーターの声真似につられてノコノコでてっちゃうのは、お前8歳当時(T2)から進歩してねえなww と思って可愛かった。ありえないけど、元の映画へのオマージュだと思うからさ。 本当は、ひっかかって出てったフリをして、出し抜いて、前と同じ手が通用するかよ、的ななんか気のきいたセリフ(Hasta la vista,Baby! が適当じゃないっすかね)でも吐いて銃ぶっぱなすってのが「T2」的だと思うのな。(そこは「3」は踏襲してた。踏襲しただけで成功はしてなかったけど)
「T2的」である必要をあまり感じないように作っているんじゃないかとは思うんだけど、だからこそ、続編じゃなくて、やっぱなんか、スピンオフ的な感じがするんだよ。潔いような気が一瞬するけど、続編なんだぜこれ、と。
なんというか、結局T2を超えるターミネーターシリーズがあるわけがないのですin私。でも3は激怒したけど4はまだなんか丁寧だったから、これはこれでいい。3が好きな人ごめんなさいね。
2009年06月26日(金)
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