Hong Kong Life現在篇

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2009年03月22日(日) ■

美麗連繋(2)

先週に引き続き二回目見に行ってきました。
今回はさすがに結末を知っているので、各キャラクターの動きとかセリフの意味がちゃんと分かり、細部まで楽しむことが出来ました。そして改めてホントに良く出来たストーリーだなぁと思いました。達明すごいっ!

初日と一部、特に後半で変わっているところがありましたね。セリフや流れはそのままですが、小道具や俳優の立ち位置が違ったりした。
マチネの後、今日は監督と出演俳優二人による座談会があったので、興味深く聞きました。
先週の脚本の達明と監督による座談会の模様と合わせてまとめたいと思います。

まず私がちょっとホッとしたのは監督や俳優さんが「みんな見ているときに一体何が起こっているのかわからないと思う。実はやっている僕達も最初は良く分からなかった。」と言っていたこと。
ホントに一回目の特に前半は色んなキャラクターが出てきて、それぞれ関係のあるような無いようなシーンの連続で、全然話がつかめなかった。そう思ったのは私の理解力の問題でなく、みんなも同じように感じていたのだということ。
脚本の達明は「人と人の関係はサークル(手で輪を描きながら)のようなもので、自分はこのサークルやあのサークルに属してて、それぞれのサークルが微妙に関わりあっている。そして1人、一つのサークルでは出来ないことが、別のサークルと関わることで化学作用が起こり、すばらしいことが出来るかもしれない。そういう人の色んなサークルが描きたかった。」そうです(意訳です、大体こんなことを言っていたと思う。)
そして「自分が今のサークルにいられることをとても感謝しているし、僕の人生の最も大切な人の1人である監督のRoyに会えたことも感謝している。この感謝をお芝居にしたかった。」
「このお芝居の結末はエンディングではない、人生の中の一つのモーメントである。それぞれの人生はこれからも続きがあるのだから。」お芝居のキャラがこれからどうなるのかとかも考えられそうです。
監督によるとこのような抽象的なお芝居を手がけるのは非常に珍しく、普段とは違うアプローチでリハーサルを重ねて行ったそうです。
観客のコメントでも「香港話劇団のお芝居は好きでよく見るけど、こういうお芝居は初めて見た。」というのがありました。
前に見た香港話劇団のお芝居「黐孖戯班」とか、別の舞台劇「留住百味情」等のストーリーがハッキリしてて分かりやすかったのとは正反対な感じ。
でもこの「美麗連繋」は途中???が続くけど見た後にホンワカ優しい気持ちになれて、それぞれのキャラのその後を想像したりして後々まで楽しめるのでした(^^)また違う角度から(別キャラを主にした)脚本で再演とかしてほしいかも!

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初日