雲間の朝日に想うこと


< 何時か一緒に歩けるでしょうか >


見回しても、
他人ばかりの空間に。

幾日も、
幾日も、
閉じ籠もる事は。


時に。

想いを、
想いで無くして終うから。




互いの日々の一瞬を。

擬似的に、
重ね逢わせて。


其の想いを、
再認する作業だろうか。







其れとも。






見回しても、
壁ばかりの空間に。

幾日も、
幾日も、
閉じ籠もる事が。


時に。

人を、
人で無くして終うから。




自身の手には出来ぬ、
其の風景を。

擬似的に、
此の眼に入れては。


人で在る事を、
想い出して居るのだろうか。




















 「小坊主が散歩して。」
 「散歩画像を贈ってくれれば良いんだよ。」


あの子は。

一つ、
希望を口にした。





















 「散歩に行きたい。」


嘗て。

俺が零した言の葉と同じ、
あの子の想いに。



 「何時か一緒に行こうね。」


嘗て、
あの子が返した画と、
同じ様に。


一つ、
一つ。

眼前の画を贈り返す。









あの子が。

何度も散歩に出ては、
方々の画を、
贈ってくれた事を。



想い出しながら。





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References
 Apr.10 2011, 「逆向けの春風でしょうか」







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2014年06月18日(水)


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History
2006年06月18日(日) 四年目の初心は如何でしょうか
2005年06月18日(土) 二人で治す事は不可能ですか
2003年06月18日(水) 必要な秘密でしょうか
2001年06月18日(月) 逃げているだけじゃないですか





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