雲間の朝日に想うこと


< 唯送り出せば良いのでしょうか >


其の、
上流の鋭敏性は。

抑々、
御して扱う事など、
困難だけれど。






極僅かに過ぎない、
其の間隙が。


自身の隣で、
途方も無い差異へと育ち。

其の流れを堰き止め、
変えて終う様に。





何を想えるのだろう。












闘う気力を失くした自身が、
救い拾われ。

闘う気力を失くした戦友は、
時を消耗し尽くして、
前線から去る。




唯、
袂を分かつ刻とは異なる、
理不尽と諦めに。

其処に至る迄の、
葛藤と、
奮闘と、
孤立とを重ね。



溜息にして吐き捨てた。
























何が違ったのだろうか。

何か出来たのだろうか。

























 「急なことですが30日に旅立ちます。」
 「もう一度逢えるかどうかですが」
 「ありがとうございました。」


最前線からの退却と、
別離とを、
告げる電信が震え。

此の期に、
何も贈れぬ自身に気付いた。





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References
 Feb.14 2011, 「壁が在るから逢わさるのでしょうか」







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2011年07月19日(火)


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History
2005年07月19日(火) 此の祭は想いに刻まれて居ませんか
2004年07月19日(月) 誰を想って触れたのでしょうか





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