雲間の朝日に想うこと


< 代わりに壊れたのでしょうか >


其処に宿る、
想いの強さに比例して、
揺れが、
大きく成るのだろうか。


其処に在る想いの強さが、
大きい程に、
強く、
想いが折れるからか。


其れとも。

其処に宿り在る意思が、
賺した罰として、
記念を奪って了ったのか。


或いは暗示か。

逆に、
身代わりで、
其の姿を差し出したのか。














倒れ壊れた数々の家具を、
一つ、
一つ、
整理しながら。



互いを一にした日の、
其の記念の、
三鞭酒用の硝子杯が。

真っ先に、
下敷きに成った事を知る。





















 「高価な物から壊れるよなぁ。」
 「此の食器も粉々だ。」


其の一つ一つを。

姫は、
値踏みしながら。




 「余程嫌だったんじゃないの?」
 「此れで柵が一つ無くなったね♪」


瞳を爛々と輝かせ。

想いへの、
踏み絵を迫った。























形さえ無ければ。

壊れる事も、
割れぬ様にと護る事も、
不要だけれど。




其れは。

何も望まぬ事と同義では、
無いのかな。






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References
 Mar.11 2011, 「浮かんだ命が真実でしょうか」
 Dec.07 2010, 「一つの幹に為り損ねましたか」
 Dec.07 2009, 「想いの封は難しいですか」







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2011年03月16日(水)


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History
2006年03月16日(木) 何処で流れが絶てるでしょうか
2005年03月16日(水) 何処まで話して居るのでしょうか





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