雲間の朝日に想うこと


< 違うと拒絶出来ませんか >


幾つかの類似した要素を、
重ね逢わせる事で。

想いは、
容易に誤作動するから。



眼前の実像を、
別の、
虚像へ移し替える事など。

頻繁に、
起こり得る。






其れ故に。





生じた想いは。

決して、
固定された要素に由来するとは、
限らず。


自身の手を、
介在せずとも。


容易に、
誘発されるのだ。

















 「知らなかった。」
 「犬ってあんなに舐めるんだ。」



打ち合わせに同席した、
小型犬の、
其の振る舞いに。

戸惑い。







同時に。







 「いつも舐められたあと。」
 「小坊主を想いだしてる・・・。」


自身の飼い猫とは違う、
其の、
舌の感触へ。

坂の街の人は、
俺の舌を重ね逢わせて、
再び惑う。




















そんな舌と、
決定的に違う感覚が。

俺には、
在る筈なのに。




如何して。

想いは、
其の差異を補間して了うのかな。





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References
 May.20 2008, 「垣間見えますか」







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2008年06月06日(金)


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History
2004年06月06日(日) 隠さぬ傷痕は想いの代わりですか
2003年06月06日(金) 如何受け取るのでしょうか





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小坊主
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